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85話: ベルティーユ伯爵令嬢が来た。
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早朝から修行に行き、昼になって戻ったコウタが開口一番に報告。
「カナデの描いた薙刀の絵を鍛冶屋に渡しておいたぞ。予備も含めて一応三本依頼しておいた」
「ありがとう、コウタ」
「おーい!」
「あ! お客さん! はいはーい!」
「俺だ。指名依頼を受けて来た。内容はお前達の護衛だったな」
「ラウルさん! どうも! そうです! しばらくよろしくお願いします!」
母屋の方の玄関前に来ていたのはラウルさんだった。
彼は鑑定眼で見るとレベルが72も有る。
──ところで、幼女のクリスが何故か私の背後に張り付いている。
よく私がご飯を作って食べさせているので、ママのような存在だと思ってるのかもしれない。
そして仕事に来たラウルさんに早速余計な事を言うコウタ。
「ラウルさん、こいつ貴族に拉致られないかとか心配してるらしいんですよ」
コウタは私を指差している。
「五月蝿いわね、コウタ。拉致られて一番困るの自分にくせに」
「うっ」
コウタは図星をさされて何も言えなくなった。愚かな。
「とにかく中にどうぞ、荷物は離れの二段ベッドの好きな場所に置いて下さってかまいません」
「分かった」
玄関からリビングに誘導する。
クリスちゃんは私の背後にくっついて動く。幼女かわいい。
「食事は三食出ますし、おやつも出ますんでお腹が空いたら言ってください」
「ありがとう、リックがこの仕事を羨ましいって言ってた」
ラウルさんは笑いながらそう言った。
「リックさんは狩猟大会でも審査員として食べてたんですけどね」
「食うのが好きなんだろう」
「今朝の甘いパン……おいしかった……」
私の背後にくっついているクリスがそっと声を出して言った。
「あれは、甘いバニラ味の牛乳で作ったフレンチトーストよ、クリスちゃん。
フレンチトースト」
「ふれんちとーすと」
とりあえず名前を覚えてれば、また食べたい時に自分でリクエストが出来るだろう。
「そうそう。──あ、ラウルさんもお昼に同じ物を出せますが、どうしますか?
辛い物や塩味の方が良ければそちらにしますが」
「うーん、出来れば塩味? の何かだと助かる」
私はスキルショップで買い置きしていた袋ラーメンがあるのを思い出した。
「では、塩ラーメンでもいいでしょうか」
「分からないが、塩味ならそれでいい」
私はにこりと笑って頷いた。
「ラーメン! サヤは味噌味がいい!」
食堂の方で飾り付けをしていた紗耶香ちゃんが母屋のリビングに戻って来た。
「俺はとんこつ、ライも男だし、とんこつでいいだろう」
「主と同じでいいデス」
ライ君のラーメンを自分の好みで決めてしまうコウタ。
何故そんなに自信満々なのか?
本人も一緒で良いと言ったから、まあいいけど。
「塩と味噌と、コウタとライ君がとんこつね、私はゴマ醤油味にするけど、クリスちゃんは……無難に塩味にしておきましょ」
「もやしやキクラゲ、チャーシューも追加すれば袋メンでもそれなりだろう」
「サヤの味噌ラーメンはバターだけでいいよ。具はいらない」
「はいはい、今から昼食の用意をするわ」
お昼はただの袋ラーメンだけど、トッピングをご自由にと、テーブルの真ん中にもやしやキクラゲ、チャーシュー、紅生姜を置いた。
箸が無理なこちらの世界の人にはカトラリーはフォークにし、そしてラーメンは竹カップに入れた。
「なんで棒で食べるの?」
クリスが私達と異世界組でカトラリーが違うことを疑問に思ったらしい。
「私達にはこちらの方が食べやすいから……」
「なんでお皿が違うの?」
私や日本人組がお椀、クリスやライ君、ラウルさん達、異世界組は竹筒なのである。
だって外人さんはマグカップでラーメンを食ってたし、筒っぽい方が食べやすいのかな? って。
「箸が使えない人は器が狭い方が、フォークにぐるぐると巻きつけて食べやすいと思うけど、箸だと、こう、普通に掴めるから幅の広い器で大丈夫なの。
クリスちゃんも今度、お箸を使う練習しましょうね」
「はーい」
よく分からないみたいな顔をしていたが、一応納得したらしい。
「初めて食べる味だが、美味しいな」
ラウルさんはチャーシューとキクラゲをトッピングして食べている。
もやしも入れて食べるのは私とコウタだけだった。
「でしょう? 俺のとんこつもひと口食ってみます?」
「いいのか?」
「どうぞ」
コウタがラウルさんの前に自分の器を押し出した。
コウタがとんこつファンを増やそうとしている……。
コウタのとんこつラーメンを食べてみたラウルさんに、コウタはワクワク顔で問いかける。
「どうですか? とんこつ美味しいでしょう?」
「ああ」
「塩味とどちらが美味しいですか?」
「どちらも美味しいが、どちらかと言えば……塩かな」
「くっ! 塩に負けた」
「そのうち全味食えば一番のお気に入りが見つかるっしょ」
そう言う紗耶香ちゃんは味噌ラーメンにバターを追加して、美味しく食べていた。
「私も気分で食べるラーメンは変えるからさ。ところでライ君とクリスちゃんはどう? ラーメン美味しい?」
「うん」
「ハイ」
「でも朝のパンのふわふわの方が美味しい」
「幼女だもんね、そら甘いフレンチトーストが好きだわ!」
紗耶香ちゃんはそう言って、ケタケタと笑った。
夕方には一人目の貴族のお客様が来るから、万が一にも粗相の無いようにクリスちゃんは近所の子守りおばさんの所にお弁当を持たせて外出してて貰う。
*
空が茜色に染まり、夕刻を迎えた。
貴族の令嬢がお付きの人と少数の護衛騎士とやって来た。
令嬢五人に一斉に店に来られると貴族のご立派な馬車の停める場所に困るから、別の日にバラバラに来て貰う事にしてる。
「あら、外側はいかにも平民の店なのに、中の飾り付けは可愛いわね」
窓際や壁際、そして写真映えスポットのようにコーナーの一角に集中的に飾られた可愛いお花のスワッグ達を目にした金髪立てロールのベルティーユ伯爵令嬢がそう評価した。
内装を褒められたので紗耶香ちゃんが嬉しそうに笑う。
私は綺麗なエンジ色のベロアの上にレースを三種ほどテーブルに並べた。
令嬢がうっとりとした瞳でほう……とため息を吐いた。
「全部綺麗……でも、この前と違うレースね」
「双方、全く同じレースはお嫌かと思いました」
作るドレスの形状が違っても、レースだけでも真似っこ呼ばわりなどされたら嫌だろうし。
「そうね、いい判断よ。このレースは全種いただくわ」
「ありがとうございます」
コウタがテーブル上からレースを片付けて梱包する。
代わりに私が令嬢に紅茶を出す。
うっかり貴重なレースを汚さないように、あえて後に出した。
お茶はダージリン。
「あら、このお砂糖、驚くほど形が揃っているわ。それと入れ物も綺麗なガラスね。
表面に模様の加工が……」
白い角砂糖が綺麗で目を惹いたらしい。
これからギャル語を封印した紗耶香ちゃんがテーブルに座して接客する。
「はい、店内に置いてある雑貨、複数ある物は買える物もございますよ。
あ、胡椒もございます」
「この砂糖とガラスの砂糖入れと、胡椒も買うわ。
壁の……あの帽子は一つしか無いけれど、羽根と花に何かキラキラした物がついてて綺麗ね。
買えるの?」
紗耶香ちゃんが自分用に作ったはずの帽子が、いつの間にか飾り付けに使われていた。
「お気にめしたなら、どうぞ、購入できます」
良いのか。まあ、また作れば良いのかな?
紗耶香ちゃんは作るの自体が楽しそうだったし。
今もニコニコと上機嫌っぽい。
ベルティーユ伯爵令嬢は紅茶を飲んで、ふと、思い出したように言った。
「そう言えば、あなた達はもう知っているかしら? 異界から招いた勇者一行の事」
クラスメイトの!?
「……勇者と聖女と魔法使いがいると言う事くらいならば……」
紗耶香ちゃんは言葉を選んだ。
「ついに魔王領に入ったそうよ」
ザワリと鳥肌が立った瞬間だった。
展開が早い、クラスメイトはもうそんな所まで!!
「カナデの描いた薙刀の絵を鍛冶屋に渡しておいたぞ。予備も含めて一応三本依頼しておいた」
「ありがとう、コウタ」
「おーい!」
「あ! お客さん! はいはーい!」
「俺だ。指名依頼を受けて来た。内容はお前達の護衛だったな」
「ラウルさん! どうも! そうです! しばらくよろしくお願いします!」
母屋の方の玄関前に来ていたのはラウルさんだった。
彼は鑑定眼で見るとレベルが72も有る。
──ところで、幼女のクリスが何故か私の背後に張り付いている。
よく私がご飯を作って食べさせているので、ママのような存在だと思ってるのかもしれない。
そして仕事に来たラウルさんに早速余計な事を言うコウタ。
「ラウルさん、こいつ貴族に拉致られないかとか心配してるらしいんですよ」
コウタは私を指差している。
「五月蝿いわね、コウタ。拉致られて一番困るの自分にくせに」
「うっ」
コウタは図星をさされて何も言えなくなった。愚かな。
「とにかく中にどうぞ、荷物は離れの二段ベッドの好きな場所に置いて下さってかまいません」
「分かった」
玄関からリビングに誘導する。
クリスちゃんは私の背後にくっついて動く。幼女かわいい。
「食事は三食出ますし、おやつも出ますんでお腹が空いたら言ってください」
「ありがとう、リックがこの仕事を羨ましいって言ってた」
ラウルさんは笑いながらそう言った。
「リックさんは狩猟大会でも審査員として食べてたんですけどね」
「食うのが好きなんだろう」
「今朝の甘いパン……おいしかった……」
私の背後にくっついているクリスがそっと声を出して言った。
「あれは、甘いバニラ味の牛乳で作ったフレンチトーストよ、クリスちゃん。
フレンチトースト」
「ふれんちとーすと」
とりあえず名前を覚えてれば、また食べたい時に自分でリクエストが出来るだろう。
「そうそう。──あ、ラウルさんもお昼に同じ物を出せますが、どうしますか?
辛い物や塩味の方が良ければそちらにしますが」
「うーん、出来れば塩味? の何かだと助かる」
私はスキルショップで買い置きしていた袋ラーメンがあるのを思い出した。
「では、塩ラーメンでもいいでしょうか」
「分からないが、塩味ならそれでいい」
私はにこりと笑って頷いた。
「ラーメン! サヤは味噌味がいい!」
食堂の方で飾り付けをしていた紗耶香ちゃんが母屋のリビングに戻って来た。
「俺はとんこつ、ライも男だし、とんこつでいいだろう」
「主と同じでいいデス」
ライ君のラーメンを自分の好みで決めてしまうコウタ。
何故そんなに自信満々なのか?
本人も一緒で良いと言ったから、まあいいけど。
「塩と味噌と、コウタとライ君がとんこつね、私はゴマ醤油味にするけど、クリスちゃんは……無難に塩味にしておきましょ」
「もやしやキクラゲ、チャーシューも追加すれば袋メンでもそれなりだろう」
「サヤの味噌ラーメンはバターだけでいいよ。具はいらない」
「はいはい、今から昼食の用意をするわ」
お昼はただの袋ラーメンだけど、トッピングをご自由にと、テーブルの真ん中にもやしやキクラゲ、チャーシュー、紅生姜を置いた。
箸が無理なこちらの世界の人にはカトラリーはフォークにし、そしてラーメンは竹カップに入れた。
「なんで棒で食べるの?」
クリスが私達と異世界組でカトラリーが違うことを疑問に思ったらしい。
「私達にはこちらの方が食べやすいから……」
「なんでお皿が違うの?」
私や日本人組がお椀、クリスやライ君、ラウルさん達、異世界組は竹筒なのである。
だって外人さんはマグカップでラーメンを食ってたし、筒っぽい方が食べやすいのかな? って。
「箸が使えない人は器が狭い方が、フォークにぐるぐると巻きつけて食べやすいと思うけど、箸だと、こう、普通に掴めるから幅の広い器で大丈夫なの。
クリスちゃんも今度、お箸を使う練習しましょうね」
「はーい」
よく分からないみたいな顔をしていたが、一応納得したらしい。
「初めて食べる味だが、美味しいな」
ラウルさんはチャーシューとキクラゲをトッピングして食べている。
もやしも入れて食べるのは私とコウタだけだった。
「でしょう? 俺のとんこつもひと口食ってみます?」
「いいのか?」
「どうぞ」
コウタがラウルさんの前に自分の器を押し出した。
コウタがとんこつファンを増やそうとしている……。
コウタのとんこつラーメンを食べてみたラウルさんに、コウタはワクワク顔で問いかける。
「どうですか? とんこつ美味しいでしょう?」
「ああ」
「塩味とどちらが美味しいですか?」
「どちらも美味しいが、どちらかと言えば……塩かな」
「くっ! 塩に負けた」
「そのうち全味食えば一番のお気に入りが見つかるっしょ」
そう言う紗耶香ちゃんは味噌ラーメンにバターを追加して、美味しく食べていた。
「私も気分で食べるラーメンは変えるからさ。ところでライ君とクリスちゃんはどう? ラーメン美味しい?」
「うん」
「ハイ」
「でも朝のパンのふわふわの方が美味しい」
「幼女だもんね、そら甘いフレンチトーストが好きだわ!」
紗耶香ちゃんはそう言って、ケタケタと笑った。
夕方には一人目の貴族のお客様が来るから、万が一にも粗相の無いようにクリスちゃんは近所の子守りおばさんの所にお弁当を持たせて外出してて貰う。
*
空が茜色に染まり、夕刻を迎えた。
貴族の令嬢がお付きの人と少数の護衛騎士とやって来た。
令嬢五人に一斉に店に来られると貴族のご立派な馬車の停める場所に困るから、別の日にバラバラに来て貰う事にしてる。
「あら、外側はいかにも平民の店なのに、中の飾り付けは可愛いわね」
窓際や壁際、そして写真映えスポットのようにコーナーの一角に集中的に飾られた可愛いお花のスワッグ達を目にした金髪立てロールのベルティーユ伯爵令嬢がそう評価した。
内装を褒められたので紗耶香ちゃんが嬉しそうに笑う。
私は綺麗なエンジ色のベロアの上にレースを三種ほどテーブルに並べた。
令嬢がうっとりとした瞳でほう……とため息を吐いた。
「全部綺麗……でも、この前と違うレースね」
「双方、全く同じレースはお嫌かと思いました」
作るドレスの形状が違っても、レースだけでも真似っこ呼ばわりなどされたら嫌だろうし。
「そうね、いい判断よ。このレースは全種いただくわ」
「ありがとうございます」
コウタがテーブル上からレースを片付けて梱包する。
代わりに私が令嬢に紅茶を出す。
うっかり貴重なレースを汚さないように、あえて後に出した。
お茶はダージリン。
「あら、このお砂糖、驚くほど形が揃っているわ。それと入れ物も綺麗なガラスね。
表面に模様の加工が……」
白い角砂糖が綺麗で目を惹いたらしい。
これからギャル語を封印した紗耶香ちゃんがテーブルに座して接客する。
「はい、店内に置いてある雑貨、複数ある物は買える物もございますよ。
あ、胡椒もございます」
「この砂糖とガラスの砂糖入れと、胡椒も買うわ。
壁の……あの帽子は一つしか無いけれど、羽根と花に何かキラキラした物がついてて綺麗ね。
買えるの?」
紗耶香ちゃんが自分用に作ったはずの帽子が、いつの間にか飾り付けに使われていた。
「お気にめしたなら、どうぞ、購入できます」
良いのか。まあ、また作れば良いのかな?
紗耶香ちゃんは作るの自体が楽しそうだったし。
今もニコニコと上機嫌っぽい。
ベルティーユ伯爵令嬢は紅茶を飲んで、ふと、思い出したように言った。
「そう言えば、あなた達はもう知っているかしら? 異界から招いた勇者一行の事」
クラスメイトの!?
「……勇者と聖女と魔法使いがいると言う事くらいならば……」
紗耶香ちゃんは言葉を選んだ。
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