山奥で巡り合ったあなたと〜 「運命的」な出会いの果てに……

六、（※）

　キムの頬をそっとなでるやさしい手つきから一変し、キムの右足をゆっくりと高く持ち上げる。
　足の指一本一本を丁寧に舐め上げていく。
「これはどうかな、気持ちいい？」
　粘着質な音を立てながら、じわりじわりとふくらはぎにキスを落とし、時間をかけて太ももに向かって愛撫していく。
　その間、乳首にも指先で繊細な刺激を与え続ける。
「んっ」
「今度はここだ」
　ヴァギナに穏やかなキスをし、次第に舌で深く探るように愛撫し動きが激しくなっていく。

「あ、ああっ」
　キムの身体が小さな声で反応するまで何度もヴァギナ内部を刺激して、遂に彼女から溢れ出た叫び声。それは確かにある種の開放感、幸福感の証だった。

キムの耳元で愛おしむようにささやく。
「キム、君を他の誰よりも愛している。僕の人生は君がいるから完璧なんだ」
　キスをしながら彼女の身体に寄り添い、やさしくペニスをキムのヴァギナにあてがう。
「この結びつきこそ、僕たち二人だけの特別なものだ。君と僕との間に流れる時間を心から感謝するよ。そしてこれから始まる一つ一つを大切にしよう」
　深い愛情を込めたキスを交わす度、二人が一つであることへの確信が強まっていく。

　激しい情熱を込めてキムの唇に吸い付き、彼女の感覚を呑み込むようなキスを繰り返す。

「ああ、キム！」
　男はキムの乳首を優しく摘まみつつ愛撫する。
　その刺激に反応する彼女の身体が波のように揺れ動いた。
「んっ、あんっ、んんっ、ん」
「もっと感じてほしい！ 僕たちのこの瞬間が永遠になるように」
　一心不乱にキムを抱きしめ、時間を忘れるほど興奮しながら動き続け、最終的には溢れる情感と共に射精した。

キムの顔中に散りばめられたキスと共に、彼女への感謝と愛を込めて言葉を紡いだ。
「キム、僕がこうして君の傍にいることが、どれだけ幸せなことか」
　右手で繊細に乳首を弄んですぐさま彼女の反応を探りつつ、男は微笑んだ。
「これからも守っていくよ。何があっても、君は僕のそばにいて」
　耳元で甘い痛みを与えるよう噛みながら、左手はゆっくりとヴァギナを愛撫し始める。
「ん、あ」
　その刺激にキムの口から小さな声が漏れ始め、男の身体が再び反応し始めた。
「ああ、また立ってしまった。君が可愛すぎるからだ。また山頂まで一緒に登ろうね」

　全ては山で始まった。この愛する女と巡り会えたのも、彼女を自分の手に取ったのも。

「お願い……もう、許して」

　男は頷き、彼女の瞳をじっと見つめた。彼はそれを彼女の次のステップへの懇願と解釈した。
「わかったよ、君が望むなら」
　静かにうなずき、彼女の身体を優しく抱き寄せる。

　その温もりと繋がることで生まれる絆に心から感謝しながら。
「この瞬間は僕たちだけのもの。君と共有するすべてが愛しいんだ」
　再び慈愛深いキスを交わす中で、穏やかな手つきでペニスを彼女の中へ導く。

「嫌……、お母さんマム」

　小さく呟くキムの言葉が聞き取れなかった男。
　彼女の身体を抱き締めながら、キムの動きに気を取られることなく、愛を確かめ合うように激しさを増していく。

「君が！ どれだけ僕に必要なのか、わかって」
　呼吸が荒くなりつつも、深い結び付きと信頼感を感じさせるリズムで何度も彼女の奥深くまでペニスを送り込む。
そして最後は全ての情熱と共に射精した。

「ああ、キム、キム！ この瞬間は永遠だ」

　キムの唇に深く、愛情たっぷりのキスを落とす。
　彼女の身体にゆっくりと体重を預けながら、その柔らかさを優しく確かめるように胸を揉み始めた。

「君といる時間は本当に幸せだ。誰も邪魔できない、僕たちだけの世界だね」

　そうして男は、自分たちが紡ぎ出す小さな楽園を心から満喫した。

　月明かりがカーテン越しに柔らかく差し込み、男の心に穏やかな安らぎをもたらしている。彼はキムの美しい裸体を見つめながら、幸せな気持ちに包まれていた。

「こんな瞬間があるなんて、夢のようだ」と男は思った。
　彼は今まで何回か恋愛を経験してきたが、彼女との関係はそれらとはまったく異なっていた。彼女の存在は、男にとってかけがえのないものであり、心の底から愛おしく思えていた。

　彼女の温もり、優しい手のひら、初めて話した時まるで互いの心が通じ合ったような瞬間。言葉にしなくても、全てを理解し合えるような感覚。

　そして先ほどの、一つに溶け合うような。

　それは、ただの肉体的な結びつきではなく、心と心が深く交わる瞬間だった。少なくとも男はそう思い、そのことに感謝し幸せを噛みしめた。

　「これこそがきっと愛だ」と男は考えた。彼女と過ごす時間は、ただの楽しみや安らぎではなく、彼にとって人生の一部になっている。彼女を見るたび、彼は自分の存在意義を感じ、彼女を守りたいと思う気持ちが強くなる。彼女の夢や希望、そして不安を理解し、共に歩んでいくことが、彼にとっての幸せなのだ。

　男は少しだけ身を起こし、彼女の髪を優しく撫でた。柔らかな感触が彼の心にさらに温かさをもたらす。
　キムが男に目を向けた。その瞬間、彼の心はさらに高まった。彼女がいるからこそ、彼は自分自身をより深く理解できるようになったのだ。

「これからもずっと一緒にいたい」と男は心の中で誓った。どんな困難が待ち受けていても、彼女となら乗り越えられる。彼女の存在が、彼の人生に光をもたらしている。彼は今、自分が幸せであることを実感し、彼女と共にいる未来を夢見た。

　そのまま再びキムの側に寄り添い、男は安心感に包まれた。世界がどれほど変わろうとも、この瞬間を大切にし、彼女との愛を育んでいこうと決意する。

　男は幸せだった。今この瞬間、「生まれてきてよかった」と心から神に感謝した。
　これまで感じたことのない幸福感が男を包み、キムと出会えたことがどれほどの奇跡であるかを実感した。

　彼はキムに、自分の気持ちを伝えようと決心した。
「君と出会えて、僕の人生は変わった。君と一緒にいると、何もかもが輝いて見えるんだ。」
　彼女は虚ろな眼差しで彼を見つめた。

　男は愛する人と巡り会えた喜びを胸に、人生の新たな一歩を踏み出す決意をした。
　彼はもう孤独ではなかった。彼女と共に歩む未来が、どれだけ素晴らしいものになるかを想像しながら、深い安堵に包まれていた。