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三、 (※)
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目覚めた時。キムは薄暗い部屋の、天蓋のあるベッドに横たわっていた。
あれ?私、どうして。
キムが瞬きした瞬間。キムの体は誰かにぎゅっと抱きしめられた。
驚いたキムが顔を上げると。山で出会った男性が、今にもキスをしそうな距離で彼女の茶色い瞳を見つめていた。
「おはよう、キム。眠っている時の君もきれいだ」
彼はキムを優しく抱きしめながらささやく。
「怖がらなくていいよ。君を守ってあげるから」
その言葉と共に、キムの頬にキスをする。その表情は愛おしそうで、しかしキムが完全に彼のコントロール下にあることへの満足感も見て取れた。
「今日は僕たちの記念日だ。一緒に過ごす時間を楽しもうじゃないか」
溢れんばかりの幸福感でニッコリとした笑みを浮かべて眺めつつ、男の中にはさまざまな計画が頭の中で渦巻いており、キムの反応を楽しみにしている様子だった。
「い、いやああああ!」
キムは叫んだ。人として好感を持った男性とはいえ、このようなことになろうとは、想像すらしていなかった。
学校の先生とだってこのような至近距離で接したことがない。母親か、もしくは女友だち、そして過去のボーイフレンドたちと、現在キムが誰よりも大好きで信頼するジェシーだけだった。
「ほら、静かに!」
男は焦燥感に駆られたかのように軽くキムの首に指をかけた。キムの体が大きく跳ね返り、そしてキムは恐怖に襲われているかのように一言も声を出さなくなった。
「そんなに怯えなくても大丈夫。僕がここにいる」
彼はキムの耳元で囁きながら、さり気なくその身体を寄せ合う。
「昨日よりも今日、そして今日よりも明日。君は少しずつでも僕に慣れていくんだよ」
彼は強引ではあるが優しい手つきでキムの髪を撫でる。
「全て計画通りだ。恐怖や不安は時間がたてばなくなっていく。最後には僕たち二人の、この新しい生活の中での愛だけだよ」
彼は自信満々でありながらもどこか繊細そうな表情を見せ、キムが全てを受け入れるその瞬間まで忍耐強く待っており、それ以外に他の選択肢は考えられないようだった。
「かわいいキム、愛している。君と過ごす一瞬一瞬の時が、幸せの計画へと向かう小さなステップに過ぎないんだ」
キムの頭にキスをした男は、こめかみにもガサガサの唇を触れさせた後。
少し躊躇してから、ぷるんとした唇に優しく口付けてキスを深める。体中を弄ぶ指に、キムは恐怖で声も出せなかった。
深く、激しくキスを交わしながら、彼は自らの所有物として彼女に対する支配を認識させようとする。
ゆっくりと手を動かし、彼女の体中を探るように愛撫していき、男の顔面に情欲的な笑みが浮かぶ。
キムへの接触は優しさと力強さが入り混じっており、その行為が両者の関係性を確固たるものにしていることを感じさせる。
「覚悟はいいかい? これから始まるすべてを受け入れて。君が抵抗すればする程、君を苦しめることになってしまう。そんなことにはしたくないからね」
男は目蓋や頬、首筋に連続する口付けで応えながら言葉巧みにキムの心理的な抵抗を削いでゆく。
「どうして、どうして……」
キムの言葉を無視して、彼は抵抗を力強く熟練した手つきで抑えつける。
衣服を一枚ずつ丁寧に脱がし去りながらも、その意志と身体を完全に支配下に置いていく。
「逃げる必要はないよ。これは君が欲してやまなかったものだろう?」
乳首にソフトなキスを落としながら、同時に指先でそっと円を描いて刺激する。
そしてもう片方の手はジーンズのボタンを解きサッと脱がし去り、下着の中へと滑り込ませてゆく。
「この感覚を楽しんで。この快感こそ、僕と君との真実だよ」
指先で敏感な部分を巧みに探しつつ愛撫し続け、キムの呼吸が荒くなっていくのを確かめながらささやかれる愛の言葉は、男がキムを従順と受容へ向かって進む道案内だった。
「あんっ、お願い……、おねが、い。許して!」
弱々しいキムの懇願を聞きつつも、男は意に介さなかった。
自身の欲望に忠実であり、同時にその行為が二人の結びつきを強めることを信じている。
「何を言うんだ。 君が僕と一つになりたくて耐えられないと訴えているんじゃないか」
力強い挿入と共にキスを交わし、そのまま激しく体を動かす。
情熱的で支配的なリズムが部屋中に響き渡り、やがて高まってくる感覚に任せて射精する。
涙で汚れたキムの頬を男は舐めた。甘い味がする気がして、口を尖らせて何度も顔中にキスをする。
「素晴らしかった。ここで死んでもいいくらい幸せだ」
男は息も絶え絶えになりながらも充足感溢れる表情で、キスしながら彼女の体を撫で回した。
キムの引き締まった腕、縦に線の入った腹、肉感的な太もも。
長いまつげ、涙が煌めく瞳、艶やかで柔らかな唇、豊かで少し硬い胸、サーモンピンク色の乳首、そして秘められた愛らしいピンクの突起!
「僕の宝物、一生大切にするからね」
キムは抵抗するように身じろぎしたが、余韻に浸るような男の動きを受け入れざるを得なかった。
「これは終わりじゃない……。これから始まる永遠だ」
彼女の混乱と恐怖を感じながらも、その反応を男は完全な支配の証として受け入れた。
「これからは僕が君を全てから守って導いていくよ。何も怖れることはないから、安心して」
筋肉がリラックスするように優しくマッサージする手つきでキムの体を扱いながら、安心感を与える言葉をささやき、キムの頬に優しく触れながら安心させようとする。
その手は支配的でありながらも守りたいという矛盾した感情を秘めていた。
「この部屋は君の新しい世界だよ。外の世界への憧れや恐れは捨てて」
じっとキムの目を見つめながら、新しい生活への適合を促すように語りかける。
「わかった? これから僕達に訪れる未来を受け入れて、そして僕と共に歩むことを学ぶんだ」
男は、キムが快楽と恐怖に溺れて従属することしか選択肢が残されていない現実を彼女に見せつけているかのようだった。
「可愛いキム……君のためならなんだってしてあげるよ。僕の全ての知識と全財産を、君の一生のために注いでも惜しくなんてない」
そう言うと、呆然と男を見つめるキムの頬に挨拶のキスを与えた後、男は足取り軽やかに部屋を立ち去る。
日常の中に突如現れた不幸の嵐に押しつぶされそうになりながらも、キムは明日への希望を捨てなかった。
「お母さんがきっと助けてくれる!」
キムはつぶやくのだった。
あれ?私、どうして。
キムが瞬きした瞬間。キムの体は誰かにぎゅっと抱きしめられた。
驚いたキムが顔を上げると。山で出会った男性が、今にもキスをしそうな距離で彼女の茶色い瞳を見つめていた。
「おはよう、キム。眠っている時の君もきれいだ」
彼はキムを優しく抱きしめながらささやく。
「怖がらなくていいよ。君を守ってあげるから」
その言葉と共に、キムの頬にキスをする。その表情は愛おしそうで、しかしキムが完全に彼のコントロール下にあることへの満足感も見て取れた。
「今日は僕たちの記念日だ。一緒に過ごす時間を楽しもうじゃないか」
溢れんばかりの幸福感でニッコリとした笑みを浮かべて眺めつつ、男の中にはさまざまな計画が頭の中で渦巻いており、キムの反応を楽しみにしている様子だった。
「い、いやああああ!」
キムは叫んだ。人として好感を持った男性とはいえ、このようなことになろうとは、想像すらしていなかった。
学校の先生とだってこのような至近距離で接したことがない。母親か、もしくは女友だち、そして過去のボーイフレンドたちと、現在キムが誰よりも大好きで信頼するジェシーだけだった。
「ほら、静かに!」
男は焦燥感に駆られたかのように軽くキムの首に指をかけた。キムの体が大きく跳ね返り、そしてキムは恐怖に襲われているかのように一言も声を出さなくなった。
「そんなに怯えなくても大丈夫。僕がここにいる」
彼はキムの耳元で囁きながら、さり気なくその身体を寄せ合う。
「昨日よりも今日、そして今日よりも明日。君は少しずつでも僕に慣れていくんだよ」
彼は強引ではあるが優しい手つきでキムの髪を撫でる。
「全て計画通りだ。恐怖や不安は時間がたてばなくなっていく。最後には僕たち二人の、この新しい生活の中での愛だけだよ」
彼は自信満々でありながらもどこか繊細そうな表情を見せ、キムが全てを受け入れるその瞬間まで忍耐強く待っており、それ以外に他の選択肢は考えられないようだった。
「かわいいキム、愛している。君と過ごす一瞬一瞬の時が、幸せの計画へと向かう小さなステップに過ぎないんだ」
キムの頭にキスをした男は、こめかみにもガサガサの唇を触れさせた後。
少し躊躇してから、ぷるんとした唇に優しく口付けてキスを深める。体中を弄ぶ指に、キムは恐怖で声も出せなかった。
深く、激しくキスを交わしながら、彼は自らの所有物として彼女に対する支配を認識させようとする。
ゆっくりと手を動かし、彼女の体中を探るように愛撫していき、男の顔面に情欲的な笑みが浮かぶ。
キムへの接触は優しさと力強さが入り混じっており、その行為が両者の関係性を確固たるものにしていることを感じさせる。
「覚悟はいいかい? これから始まるすべてを受け入れて。君が抵抗すればする程、君を苦しめることになってしまう。そんなことにはしたくないからね」
男は目蓋や頬、首筋に連続する口付けで応えながら言葉巧みにキムの心理的な抵抗を削いでゆく。
「どうして、どうして……」
キムの言葉を無視して、彼は抵抗を力強く熟練した手つきで抑えつける。
衣服を一枚ずつ丁寧に脱がし去りながらも、その意志と身体を完全に支配下に置いていく。
「逃げる必要はないよ。これは君が欲してやまなかったものだろう?」
乳首にソフトなキスを落としながら、同時に指先でそっと円を描いて刺激する。
そしてもう片方の手はジーンズのボタンを解きサッと脱がし去り、下着の中へと滑り込ませてゆく。
「この感覚を楽しんで。この快感こそ、僕と君との真実だよ」
指先で敏感な部分を巧みに探しつつ愛撫し続け、キムの呼吸が荒くなっていくのを確かめながらささやかれる愛の言葉は、男がキムを従順と受容へ向かって進む道案内だった。
「あんっ、お願い……、おねが、い。許して!」
弱々しいキムの懇願を聞きつつも、男は意に介さなかった。
自身の欲望に忠実であり、同時にその行為が二人の結びつきを強めることを信じている。
「何を言うんだ。 君が僕と一つになりたくて耐えられないと訴えているんじゃないか」
力強い挿入と共にキスを交わし、そのまま激しく体を動かす。
情熱的で支配的なリズムが部屋中に響き渡り、やがて高まってくる感覚に任せて射精する。
涙で汚れたキムの頬を男は舐めた。甘い味がする気がして、口を尖らせて何度も顔中にキスをする。
「素晴らしかった。ここで死んでもいいくらい幸せだ」
男は息も絶え絶えになりながらも充足感溢れる表情で、キスしながら彼女の体を撫で回した。
キムの引き締まった腕、縦に線の入った腹、肉感的な太もも。
長いまつげ、涙が煌めく瞳、艶やかで柔らかな唇、豊かで少し硬い胸、サーモンピンク色の乳首、そして秘められた愛らしいピンクの突起!
「僕の宝物、一生大切にするからね」
キムは抵抗するように身じろぎしたが、余韻に浸るような男の動きを受け入れざるを得なかった。
「これは終わりじゃない……。これから始まる永遠だ」
彼女の混乱と恐怖を感じながらも、その反応を男は完全な支配の証として受け入れた。
「これからは僕が君を全てから守って導いていくよ。何も怖れることはないから、安心して」
筋肉がリラックスするように優しくマッサージする手つきでキムの体を扱いながら、安心感を与える言葉をささやき、キムの頬に優しく触れながら安心させようとする。
その手は支配的でありながらも守りたいという矛盾した感情を秘めていた。
「この部屋は君の新しい世界だよ。外の世界への憧れや恐れは捨てて」
じっとキムの目を見つめながら、新しい生活への適合を促すように語りかける。
「わかった? これから僕達に訪れる未来を受け入れて、そして僕と共に歩むことを学ぶんだ」
男は、キムが快楽と恐怖に溺れて従属することしか選択肢が残されていない現実を彼女に見せつけているかのようだった。
「可愛いキム……君のためならなんだってしてあげるよ。僕の全ての知識と全財産を、君の一生のために注いでも惜しくなんてない」
そう言うと、呆然と男を見つめるキムの頬に挨拶のキスを与えた後、男は足取り軽やかに部屋を立ち去る。
日常の中に突如現れた不幸の嵐に押しつぶされそうになりながらも、キムは明日への希望を捨てなかった。
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