33 / 83
33.ブランの浮気!
しおりを挟む
信子の執拗な説得にも折れなかったドライに彼女は奥の手を出した。
「ねえ、ドライ。どうやって私が今まであなたたちの追跡から逃げられたのか知りたくない。」
「・・・。」
結果、ドライは好奇心に負けた。
ドライは信子を連れてエレベータではなく徒歩で階段を降りると何度もセンサースキャンをされながら長い廊下を歩いた。
そしてその先にある護衛の人間だけが滞在している建屋に彼女を案内した。
「いいですか、奥様。危ないと思ったら今度こそ逃げて下さい。約束ですよ。」
「それくらいわかっているわ。ただ彼女と話すだけよ。どうせ全身スキャンしてから拘束してるんでしょ。」
「今回は全身スキャンに加え、ボディーチェックもしてから拘束しました。ですが奥様はなぜそのようなことに詳しいのでしょうか?」
「あら言ってなかったかしら。私、副業で傭兵やってたのよ。」
「はっ、傭兵と聞こえたのですが?」
「ええ、傭兵よ。」
「なんでまた副業で傭兵を?」
「たまたま就職した商店の店主が祖父の弟子で頼まれたのよ。」
「奥様の御爺様は確か神社の宮司だったはずですよね?」
「まあそれも調べられなかったのね。本職は御庭番よ。」
「御庭番って、何ですか?」
「この国で言うスパイね。あら、ここね。」
信子の衝撃の告白に目を白黒させているうちに二人は女を拘束している部屋の前に来ていた。
「いいですか。絶対に無茶はダメですよ。」
「大丈夫よ。私だって元プロよ。弁えてるわ。」
ドライは何度もブツブツと注意すると部屋の扉を開けた。
その部屋には両手に魔法封じの魔具をはめられ、椅子の後ろに両手を拘束された女がいたが信子が部屋に入って来た途端に喚き始めた。
「このド庶民。今すぐ私の拘束を解きなさい。庶民が貴族を拘束するなんてありえないわ。」
「庶民でも貴族でも人を傷つければ拘束されるわよ。」
信子は彼女を尋問していた護衛の隣に立った。
「何の用?」
「ちょっとあなたに聞きたいことがあるの。なんで私を狙ったのかしら?」
「まあ白々しい。あなたがブラン様を脅して彼を拘束しているからよ。いますぐ解放しなさい。それすれば今度こそ私があの方の妻になれるわ。」
この女が誰にその話を聞いてその発想になったのか是非とも教えて貰わなければ。
「私がブランを脅せるなんて誰に言われたの?」
「あなたが生んだ子供がたまたま魔力が高かったからそれ盾に脅したんでしょ。知っているわよ。でも魔力なしのあなたがそんなに高魔力な子供を生めるのなら私とブラン様なら・・・。」
急にうっとりする様な表情でブツブツと気味悪い思考に耽る彼女に信子は鳥肌がたった。
ダメだ。
何かの魔法にかかったようにウットリとブランとの将来設計を延々と語る女に信子はどうやってこの女にブランの事を吹き込んだ人物を言わせようか頭を抱えた。
そのうち女は信子が悩んでいる傍で勝手にブランの過去の話を始めた。
「あなたなんて過去にブラン様が腹いせに遊んだリサやアンリ、ナオミ・・・たちの一人に過ぎな・・・。」
バン。
そこに物凄い勢いでブランが部屋に入って来た。
「信子。ケガはないか?」
ブランは部屋に入って来るなり女の肩に手を置いていた信子を抱き締めた。
「ブラン・・・く・・・苦しい。」
「私の心臓を止めるのをやめてくれ、信子。」
ブランは抱きしめながら何度も信子の無事を確認しては口づけた。
それを見た女がさらに喚きだした。
「ブラン様。そろそろ奥様とお部屋の方にお戻りください。」
後から入って来たアインがブランに声を掛けた。
「ああ、そうだな。」
ブランは腕の中にいる信子を抱き上げるとその部屋を出た。
部屋を出るまでそこに拘束されていた女はブランの名を叫び続けていた。
「ブラン。降ろして頂戴。歩けるわ。」
「ダメだよ。疲れてるだろ。」
ブランはそう言って信子を抱いたまま長い通路を抜け階段を彼女を抱えたまま上がった。
やっと応接間のソファーの上に着いたブランは彼女を抱きしめたまま座った。
「ブラン。一人で座れるわ。」
「何を怒っているんだい。」
「別に何も怒っていないわ。」
ブランは何かを隠している信子を黙って見つめた。
信子は結局根負けして彼の顔を見ないまま先程の女が喚いた女性の名前を列挙した。
「まさかその女性全員と私が寝たとは思っていないよね。」
「・・・。」
はあぁー。
ブランは自分への信用のなさに大きな溜息を吐きながらも当時のことを話し出した。
「上の兄二人が亡くなって、ルービック家を守るためだと実母と当時兄が亡くなって未亡人になってしまったアンジェリーナに説得されて私は彼女と期限付きの契約結婚をしたんだ。」
「期限付きの契約結婚?」
「ああ。子供つまりルービック家を継げる子供が出来たら別れるって約束で彼女と結婚した。その後すぐに彼女との間にブラウンが生まれたんで私は契約通り彼女と離婚して信子、君と結婚しようとした。それなのにいつの間にか君はどこかに行方をくらましてしまって・・・。最後は君の死亡報告が私に届いたんだ。それで数年ほどちょっとやけになって数人の女と付き合った。」
「・・・。」
ブランは不安そうな顔で信子を見た。
「その中の何人かは妊娠して私の子供を生んでいる。」
「・・・。」
信子は何も言わずにブランを見ていた。
「すまない。君を失ったと思ったら何もかも嫌になって確かにあの時は色々な女と関係を持った。でも本当に愛しているのは信子。君だけなんだ。だから・・・。」
ブランはそう叫ぶとそのまま腕の中にいる信子を強く強く抱きしめた。
「だから・・・頼む。私の元から去らないでくれ。」
「ブラン。」
信子はいつも自信満々でいるブランが震えるほど自分が去ってしまうのを恐れていると知ってつい彼を抱締め返してしまった。
「信子!」
ブランは自分を抱締めてくれた信子をソファーの上で押し倒した。
「ブラン!ダメよ。ここ・・・うっ・・・あ・・・あっ・・・。」
パッタン。
花子は部屋で単位について悶々と考えていたが気分転換にお茶でも飲もうとして応接間の扉を開けた瞬間固まった。
ソファーの上でナニをしようとしている両親に出くわしてしまったのだ。
前世合わせたらかなりの年だけれど今は見かけは普通の年頃の娘だ。
そんな年齢の娘が傍にいるのに応接間でこの夫婦は一体何してくれちゃってるのか。
ハッキリ言おう。
そういうのは夫婦の部屋でやれ。
もしくはナニする前にきちんと鍵を閉めろ!
花子は締めた扉の前でブツブツと悪態を吐いてから仕方なく台所に向かった。
「ねえ、ドライ。どうやって私が今まであなたたちの追跡から逃げられたのか知りたくない。」
「・・・。」
結果、ドライは好奇心に負けた。
ドライは信子を連れてエレベータではなく徒歩で階段を降りると何度もセンサースキャンをされながら長い廊下を歩いた。
そしてその先にある護衛の人間だけが滞在している建屋に彼女を案内した。
「いいですか、奥様。危ないと思ったら今度こそ逃げて下さい。約束ですよ。」
「それくらいわかっているわ。ただ彼女と話すだけよ。どうせ全身スキャンしてから拘束してるんでしょ。」
「今回は全身スキャンに加え、ボディーチェックもしてから拘束しました。ですが奥様はなぜそのようなことに詳しいのでしょうか?」
「あら言ってなかったかしら。私、副業で傭兵やってたのよ。」
「はっ、傭兵と聞こえたのですが?」
「ええ、傭兵よ。」
「なんでまた副業で傭兵を?」
「たまたま就職した商店の店主が祖父の弟子で頼まれたのよ。」
「奥様の御爺様は確か神社の宮司だったはずですよね?」
「まあそれも調べられなかったのね。本職は御庭番よ。」
「御庭番って、何ですか?」
「この国で言うスパイね。あら、ここね。」
信子の衝撃の告白に目を白黒させているうちに二人は女を拘束している部屋の前に来ていた。
「いいですか。絶対に無茶はダメですよ。」
「大丈夫よ。私だって元プロよ。弁えてるわ。」
ドライは何度もブツブツと注意すると部屋の扉を開けた。
その部屋には両手に魔法封じの魔具をはめられ、椅子の後ろに両手を拘束された女がいたが信子が部屋に入って来た途端に喚き始めた。
「このド庶民。今すぐ私の拘束を解きなさい。庶民が貴族を拘束するなんてありえないわ。」
「庶民でも貴族でも人を傷つければ拘束されるわよ。」
信子は彼女を尋問していた護衛の隣に立った。
「何の用?」
「ちょっとあなたに聞きたいことがあるの。なんで私を狙ったのかしら?」
「まあ白々しい。あなたがブラン様を脅して彼を拘束しているからよ。いますぐ解放しなさい。それすれば今度こそ私があの方の妻になれるわ。」
この女が誰にその話を聞いてその発想になったのか是非とも教えて貰わなければ。
「私がブランを脅せるなんて誰に言われたの?」
「あなたが生んだ子供がたまたま魔力が高かったからそれ盾に脅したんでしょ。知っているわよ。でも魔力なしのあなたがそんなに高魔力な子供を生めるのなら私とブラン様なら・・・。」
急にうっとりする様な表情でブツブツと気味悪い思考に耽る彼女に信子は鳥肌がたった。
ダメだ。
何かの魔法にかかったようにウットリとブランとの将来設計を延々と語る女に信子はどうやってこの女にブランの事を吹き込んだ人物を言わせようか頭を抱えた。
そのうち女は信子が悩んでいる傍で勝手にブランの過去の話を始めた。
「あなたなんて過去にブラン様が腹いせに遊んだリサやアンリ、ナオミ・・・たちの一人に過ぎな・・・。」
バン。
そこに物凄い勢いでブランが部屋に入って来た。
「信子。ケガはないか?」
ブランは部屋に入って来るなり女の肩に手を置いていた信子を抱き締めた。
「ブラン・・・く・・・苦しい。」
「私の心臓を止めるのをやめてくれ、信子。」
ブランは抱きしめながら何度も信子の無事を確認しては口づけた。
それを見た女がさらに喚きだした。
「ブラン様。そろそろ奥様とお部屋の方にお戻りください。」
後から入って来たアインがブランに声を掛けた。
「ああ、そうだな。」
ブランは腕の中にいる信子を抱き上げるとその部屋を出た。
部屋を出るまでそこに拘束されていた女はブランの名を叫び続けていた。
「ブラン。降ろして頂戴。歩けるわ。」
「ダメだよ。疲れてるだろ。」
ブランはそう言って信子を抱いたまま長い通路を抜け階段を彼女を抱えたまま上がった。
やっと応接間のソファーの上に着いたブランは彼女を抱きしめたまま座った。
「ブラン。一人で座れるわ。」
「何を怒っているんだい。」
「別に何も怒っていないわ。」
ブランは何かを隠している信子を黙って見つめた。
信子は結局根負けして彼の顔を見ないまま先程の女が喚いた女性の名前を列挙した。
「まさかその女性全員と私が寝たとは思っていないよね。」
「・・・。」
はあぁー。
ブランは自分への信用のなさに大きな溜息を吐きながらも当時のことを話し出した。
「上の兄二人が亡くなって、ルービック家を守るためだと実母と当時兄が亡くなって未亡人になってしまったアンジェリーナに説得されて私は彼女と期限付きの契約結婚をしたんだ。」
「期限付きの契約結婚?」
「ああ。子供つまりルービック家を継げる子供が出来たら別れるって約束で彼女と結婚した。その後すぐに彼女との間にブラウンが生まれたんで私は契約通り彼女と離婚して信子、君と結婚しようとした。それなのにいつの間にか君はどこかに行方をくらましてしまって・・・。最後は君の死亡報告が私に届いたんだ。それで数年ほどちょっとやけになって数人の女と付き合った。」
「・・・。」
ブランは不安そうな顔で信子を見た。
「その中の何人かは妊娠して私の子供を生んでいる。」
「・・・。」
信子は何も言わずにブランを見ていた。
「すまない。君を失ったと思ったら何もかも嫌になって確かにあの時は色々な女と関係を持った。でも本当に愛しているのは信子。君だけなんだ。だから・・・。」
ブランはそう叫ぶとそのまま腕の中にいる信子を強く強く抱きしめた。
「だから・・・頼む。私の元から去らないでくれ。」
「ブラン。」
信子はいつも自信満々でいるブランが震えるほど自分が去ってしまうのを恐れていると知ってつい彼を抱締め返してしまった。
「信子!」
ブランは自分を抱締めてくれた信子をソファーの上で押し倒した。
「ブラン!ダメよ。ここ・・・うっ・・・あ・・・あっ・・・。」
パッタン。
花子は部屋で単位について悶々と考えていたが気分転換にお茶でも飲もうとして応接間の扉を開けた瞬間固まった。
ソファーの上でナニをしようとしている両親に出くわしてしまったのだ。
前世合わせたらかなりの年だけれど今は見かけは普通の年頃の娘だ。
そんな年齢の娘が傍にいるのに応接間でこの夫婦は一体何してくれちゃってるのか。
ハッキリ言おう。
そういうのは夫婦の部屋でやれ。
もしくはナニする前にきちんと鍵を閉めろ!
花子は締めた扉の前でブツブツと悪態を吐いてから仕方なく台所に向かった。
0
お気に入りに追加
776
あなたにおすすめの小説
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】悪役令嬢は婚約者を差し上げたい
三谷朱花
恋愛
アリス・デッセ侯爵令嬢と婚約者であるハース・マーヴィン侯爵令息の出会いは最悪だった。
そして、学園の食堂で、アリスは、「ハース様を解放して欲しい」というメルル・アーディン侯爵令嬢の言葉に、頷こうとした。
【完結】異世界転生した先は断罪イベント五秒前!
春風悠里
恋愛
乙女ゲームの世界に転生したと思ったら、まさかの悪役令嬢で断罪イベント直前!
さて、どうやって切り抜けようか?
(全6話で完結)
※一般的なざまぁではありません
※他サイト様にも掲載中
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる