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郊外の一軒家

はっぴーはろうぃん、じゅうさん

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ほぼ全ての性感帯を玩具などに嬲られながら、雪兎の安全を守るため必死に意識を保つ。

「んっ、ぐ……ぅゔ」

全身を放つ電気信号は全て快楽の情報を運んでいる、涙で狭い視界が余計にぼやける。快楽地獄に耐える中、雪兎に伸びる手が見えた。

『若神子さん、肩にゴミが……』

「……っ!」

左腕で雪兎を抱き寄せながら右手でその手を払う。

「ポチ!?」

素早く動いたせいかバイブが後孔深くを抉り、ディルドが喉奥を抉り、オナホールが陰茎を搾った。

『ゴミを取ろうとしただけなんだけどな。優秀なボディガードだね』

『ごめんね? 視界悪いし言葉が分からないから……』

「ん、ぅ、ゔっ?」

「ダメだよポチ、乱暴」

被り物のマズルをポンっと叩かれ、喉の粘膜が今までと違った角度で抉られる。今叱られた? 雪兎に手を上げようとした者が居た気がしたのは俺の勘違いだったのか?

「ゔゔぅ……」

「威嚇しないの。唸っちゃダメ。このパーティ会場は危なくないの、分かった?」

「んぐっ、ん、ゔっ……!」

ポン、ポン、と被り物を叩かれて喉が痛む、嗚咽が止まらない、苦しい……気持ちいい、雪兎に与えられる苦痛は何より心地いい。

「よしよし……」

意識が飛びそうだ、普段ならきっともうとっくに飛んでいる、ボディガードの役目が俺の意識を何とか繋ぎ止めている。



それから数時間後、苦痛と快楽に嬲られる天国とも地獄ともつかない時間がようやく終わりを告げた。

「立てる? ポチ」

「ん……ぅっ」

暴力的な快楽に晒され続けた俺の足腰は力を込めてもガクガクと震えるばかりで自重を支えようという気がない。我が足ながら情けない話だ。

「よしよし、迎えに来てもらおっか」

「んっ、んん……」

ほどなくしてサングラスをかけたスーツ姿の男が──若神子家の使用人が数人やってきた。

「んぐっ、んっ……ゔぅゔっ!?」

「丁寧に運んであげてよね」

二人がかりで支えられて立たされ、全身を苛む玩具がまた違ったくい込み方で俺を責める。意識が朦朧としてどんな道順で車まで戻ったのかは分からないが、車の後部座席に座らされ下腹深くをバイブに抉られた瞬間俺は悲鳴を上げて仰け反った。

「お腹空いたねぇ、パーティであんまり食べられなかったし……お家帰ったら何か食べよっか」

「ん、んぅ……」

「ねぇ、帰ったら急ぎで晩ご飯作ってくれる?」

「承知しました」

俺の頭を撫でた後、雪兎は運転手に話しかけた。運転手は運転に集中させなければならない、話しかけるのは事故の元だ。

「ぅ、い……ぁまっ」

「ん? うん、ユキ様だよ~。なんて……ふふふっ、どうしたの、そんな格好してても車怖い? 大丈夫だよ、手握っててあげるからね」

厚い手袋越しに雪兎の弱い握力が伝わる。

「ゔ、ぅ……」

このか弱い主人を俺はどんな格好どんな状況になろうとも守り抜かなければならない、そう決意を固め、エンジンの振動やブレーキによる揺れを敏感に感じる車中でも俺は何とか意識を保った。
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