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郊外の一軒家

はっぴーはろうぃん、じゅうに

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雪兎に腹を押されて絶頂し、着ぐるみの内側に仕込まれた玩具により至るところを責め立てられ絶頂の熱が引かないうちに、雪兎は俺に被り物を被せてパーティ会場へ連れ戻した。

『僕の恋人は少し気分が悪くなってしまったようでね、座らせて休ませておくよ』

『大丈夫かい? その被り物も脱がせておいた方がいいんじゃないかな』

『いや、彼は人があまり得意ではなくてね……それ由来の不調だから人の顔や視線が分かりにくいこの被り物を被ったままの方がいいんだ』

『おや……そうだったのか』

『僕が傍に居ないと落ち着かないようだから、僕も少し隅の方に行くよ』

トイレを出てしばらく歩いたところで雪兎はご学友と二、三言葉を交わし、俺の腕をぎゅっと抱いて俺をパーティ会場の隅へと案内した。

「ん、うぃ、ぁまっ……」

「ユキ様って言ってる?」

「んぅ……ゔっ、ふ、ぅゔ……」

「ほら、ここ椅子。座って」

会場の隅に置かれていた椅子を雪兎が引きずって傍に寄せてくれたようだ、よく見えないが膝辺りに何か硬いものが当たった。手を漂わせると背もたれらしきものを掴んだ。

「座れそう?」

「ん、ぅ……」

足は震えていて上手く力が入らず、ゆっくりと座れるような状態ではない。俺は仕方なく椅子の位置をしっかりと確認し、一気に膝を曲げて勢いよく腰を下ろした。

「んぐぅっ! ゔ、ぐっ……んん、ゔ」

どぢゅっ、と鈍い音が体内で鳴った気がする。バイブに最奥を突かれ、電流が脊椎をかけ登り、脳が痺れる。

「……っ!?」

深い絶頂を迎え、反射的に仰け反って喉奥をディルドで抉られ、苦痛と共に声を封じられる。腰を中心として全身がガクガクと痙攣する。

「ポチ? イっちゃった?」

「ん、んっ……」

絶頂を迎えた直後の腸壁は酷く敏感になり、収縮し、痙攣する。バイブで自ら快感を得てしまうのだ。

「ゆっくりしててね、僕はもう少しみんなと話しておかなきゃ」

「……っ! ゅ、いっ……ぁ、まっ、ぇ」

「…………なぁに? 待ってって言った? どうしたの?」

「ぅゔ……ぉ、え、ゆぃ、さぁ……の、ぉうぃ、ぁーお……ひな、ひゃ」

とても狭い視界だが、雪兎が首を傾げているのが辛うじて見えた。俺には雪兎のボディガードとしての役割もあると伝えたいだけなのに、喉深くまで挿さったディルドが言葉を奪う。

「ん、ぅ、ふぅゔっ……」

声を出せば喉が震え、ディルドに粘膜が擦れて快感を得る。言葉を使おうと口や舌を動かせばディルドが揺れ、喉が抉られ苦痛由来の快楽が膨らむ。

「んぅ……」

伝えたいことは伝えられないけれど、役割を放棄する訳にはいかない。俺は雪兎の腕を両で挟むようにして掴んだ。

「……もしかして僕がどこかに行っちゃうと思ってる? 離れないよ、大丈夫。僕がイきまくって可愛くなってるポチをこんな人の多いところで一人にする訳ないだろ? 襲われちゃうよ」

被り物越しだが頭を撫でられた。ディルドが喉をゴツっと叩き、嘔吐き、快感で頭がぼやけた。

『若神子さーん』

「それに、僕には輪に入っていく必要はないんだよ。みんな僕のところに集まるから」

涙で歪んだ狭い視界に、雪兎に群がる男女が入る。俺は快楽で心身を嬲られながらも彼らが雪兎に危害を加えないか彼らの動きに最新の注意を払った。
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