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郊外の一軒家

すりっぷ、じゅうはち

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焦れた後孔に硬いものが押し付けられた。その肉の棒も同じく焦れており、熱い。

「……っ、あ」

意地汚い後孔は亀頭と幹の違いも分からず、裏筋に吸い付いては離され、ちゅぱ、ちゅぱっ……と淫らさを自覚させられる音を聞かされる。

「は、やくぅっ……くだ、さいっ」

下腹の奥深くがじくじくと痛む。俺は膝をベッドについたまま出来る限界まで腰を高く上げ、ねだった。自分の荒い呼吸音が気に入らなくて息を止めると、雪兎の息が乱れているのが分かった。

「…………」

真後ろに居るのは白ウサギのように可愛らしくか弱い主人? それとも、獲物を捕らえる寸前の猛獣? 気配からは後者のように感じてしまう。

「……っ、あぁああっ!?」

何の警告もなく愛おしい雪兎の陰茎が挿入された。処女に戻ってしまったばかりの尻はまだまだウブで、みちみちと裂けていくような感覚があった。

「あっ、は、ぁあっ! ゆきっ、さま、ぁっ、んっ、んんんっ!」

「んっ……キッツい……」

女でなければ初体験でもない、曽祖父の超能力で身体を治してもらってから数えても初体験ではなく、その上先程までバイブを突っ込まれていた穴なのに、破瓜の痛みを味わった気分になり、主人に身を捧げている実感に酔う。

「キツい、けど……流石にトロットロだね、散々待った甲斐はあったかな」

「んっ、んっ、くぅゔっ……! ゔ、あっ!? そこっ、ぉっ!」

雪兎は半分ほど挿入するとそれ以上は奥へと進まず、腰をよじって腸壁をぐにぐにと押して弄んだ。

「ん? ここ?」

「おっ!? ひぃっ!?」

腰に添えられた小さな手に力が入り、雪兎は更に腸壁を深く抉る。少し角度を変えれば難なく飲み込んでしまえるのに、穴の奥ではなく壁ばかり突かれている。

「ひっ、ゔぅっ! んっ、ぁ、ゆきさまっ、ゆきしゃまぁっ! ぁ、んんんぅっ……そこっ、ばっかりぃっ」

前立腺の少し奥に亀頭がぐりぐりと押し付けられている。前立腺そのものを強く刺激してくれたら絶頂出来るのに、すぐ傍のそこではギリギリ絶頂に至らない。

「んっ、ぁああっ……! はっ、ゔ……もう少しっ、手前をっ……してくださいぃっ!」

「ご主人様に指図しないの」

「ひゃんっ!」

パンっ、と軽い音。皮膚表面だけに痛みを与える平手打ちは俺の気分を高める。後孔がきゅうっと締まり、雪兎の陰茎の形をより鮮明に感じる。

「あっ、は、ぁあぁあああっ……! きもっ、ちぃ……もっとぉっ」

「指図しないのって言ったでしょ。怒ってもご褒美になるんだから……全くもう」

まだヒリヒリと痛む尻を小さな手に鷲掴みにされ、胸と下腹がときめく。雪兎は再び俺を叩くことはなく、腰を激しく振った。

「ゔあっ!? ぁっ、あぁあっ! んっ、ふぅっ、ん、ぁあっ! ひっ、ぁ、はぁあっ!」

ごちゅ、ごぢゅっ、と前立腺をあえて外して後孔の浅い部分を突きたくられる。絶頂出来ない、前立腺と陰茎と陰嚢がパンパンに膨れて破裂しそうだ、結腸辺りも酷く疼いて痛いくらいだ。

「ぁゔっ、んんっ! んひっ、ひぃっ、イけっ、にゃっ、あぁっ!」

絶頂の寸前で焦らされ続けるのは、ただ刺激を与えられず放置されるよりも辛いことだ。シーツを引っ掻いて疼きに耐え、喘ぎながらねだる。

「イきたいっ、イかせてくださいぃっ……! ユキ様っ、ぁんっ! イぎだっ、ぁあっ、ひっ、んんっ!」

「ん~……まだダメ、先っぽ柔らかいとこにぶつけたり、そこだけ吸われてるの今気に入ってるんだよね。僕だって奥まで入れてたっぷり擦りたいんだけど、もう少しこれ堪能したいなぁって」

「そんっ、にゃ、イきたっ、ぃいっ! イきたいっ、ですぅっ! イかしぇてぇくらさいっ!」

「そんなにイきたい? じゃあ、その可愛いおねだり続けてみなよ。イかせてあげたくさせてみて」

俺には雪兎が語る俺の可愛さが分からない、けれど雪兎の気分が変わるまではねだり続けるしかない。

「……っ、ゔ、ぁっ、お願いしましゅっ、ユキ様ぁっ、イかせてっ、くらしゃっ、ぁ、ひっ!? んんんゔぅっ……!」

雪兎の気分が早く変わってくれることを祈るばかりだ。
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