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郊外の一軒家

しょじょがえり、じゅうご

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縄で天井から吊られて身体を弄ばれる幸せな時間が終わった。身体の凝りをほぐし、雪兎が新たに取り出した開発調教用の道具を観察する。

「これは……パンツ系ですか?」

「ま、そういう言い方もありだよね。貞操帯だよ」

腰に巻く部分と、股を通す部分がある、ベルト製の下着のような形状だ。これまでもよく使われてきた物だ。

「勃起の禁止とディルド固定……いつも通りのヤツだよ。貞操帯着けたいから勃ってるの何とかしてくれる? まだ勃つなんてすごいよね、ほんと絶倫」

「く、薬の効き目切れた反動ですよ、きっと……すぐ抜きます」

「これ使う?」

雪兎は貞操帯に付ける予定のディルドを揺らした。これと言った特徴のない、今の俺に合った小さめのディルドだ。

「はい、ありがとうございます」

ありがたく受け取り、床に膝をついて尻肉をかき分け、後孔にディルドを押し当てる。ほぐされ切った後孔は易々とディルドを受け入れた。

「ひうっ……!」

早速突起に前立腺を小突かれた。意識的に締め付けなくても、ディルドをぐっと押し込まなくても前立腺が刺激されるなんて、小ささでつい舐めてしまっていたがこのディルドはかなりの曲者だ。

「ぅ、んっ……んぁっ! はっ、入り……ましたっ」

立ち上がり、挿入を報告する。意識して後孔の力を抜いてもディルドはコツコツと前立腺を緩く刺激し、俺の声を上擦らせる。

「それ、先っぽの方のゴム柔らかめになってるでしょ。中に入ってる機械が伸び縮みしてもお肉挟んじゃわないようになってるんだよね」

「ピストンっ……あるって、ことですか……既に、結構来てるのにっ」

「前立腺くい込んでるでしょ、伸び縮みするのは先っぽだけだからそこはそのままだよ」

「そんな……!」

抑え切れない期待が声に表れてしまう。スイッチを入れられる時のことを想像しつつ陰茎を扱き、後孔をきゅっと締めてディルドに前立腺を刺激させた。

「ぁうっ……んっ! ん、ぁっ、あ、ぁ……すごいっ、これぇっ、後ろもっ、とんとんって……きもちぃっ、ですっ!」

「ふふっ……」

「ぁんっ、ん、あっ、イくっ、イきます、イくぅっ……!」

ついさっきまで縛られて吊るされて責められていたのもあり、あっさりと絶頂してしまった。射精の余韻に浸る俺をよそに雪兎は俺の萎えた陰茎を軽く拭い、コックリングを取り付けた。

「冷たっ……」

「金属製だもん」

根元を締め付けて射精を阻害するタイプではなく、亀頭に被せたカバーと根元に取り付けたリングを繋ぎ、勃起自体を禁止するタイプだ。

「……これ勃ちかけたらやばいヤツですね」

「そうだね、せいぜい興奮しないことだよ」

「後ろ入れててそれはちょっと……今もっ、ん……気持ちいい、ですし」

「いいものが見れそうだね。ほら、これ着けて」

ディルドと貞操帯をまとめて固定する黒革のベルトのような物を着けさせられる。これでいくら踏ん張ってもディルドは抜けないし、貞操帯の鍵を持っている雪兎の許可がなければ勃起すら出来ない。

「……よし! これで完成」

「ありがとうございます……本格的に犬に戻ったなって感じします」

「ポチは僕と離れてたって僕の犬だろ?」

「……はい、もちろん」

雪兎に全てを握られ、被支配欲を満たされる。多幸感が膨らんで身体が火照った。
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