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郊外の一軒家

しょじょがえり、じゅうさん

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俺の胸筋の僅かな谷間を強引に深め、顔をうずめる。そんな雪兎の吐息は熱く、表情はとろんとしている。

「もちもち……ふわふわ……」

鞭を振るっていた時の嗜虐的な表情も好きだが、今の恍惚とした表情もイイ。

「はぁ……たまんない」

このうっとりとした顔は根元までの挿入直後、俺のナカの具合を堪能している際などにたまに見ることが出来る。こんなにも長い時間していてくれる表情じゃない、激レアだ。

「……っ、ん……ぅ……ん、んん……!」

「弾力もいい……ほんと最高」

出来るだけ長くこの顔を見るため、俺は雪兎を刺激しないようにしようと決めた。声も抑えて──

「んっ……ぁあっ!?」

──抑えられなかった。それまで避けられていた乳首を爪で弾かれたのだ。

「声も聞きたいな」

俺を見上げた雪兎はイタズラっ子のような可愛らしい表情に変わっていた。残念に思いつつ、この顔も楽しむ。

「お薬どう? 普段と感じ方違う?」

「なんか……熱い、です。じんじんって言うか、ずくずくって言うか……なんか」

「……敏感には?」

雪兎の指が乳輪に掠る。それだけでビリッと電流のような快感が胸全体に広がった。

「ひぁんっ! んっ……なってる、と、思います」

「ふぅん……サイズは小さくなってるんだよね、感度はそのままなの不思議だよ」

「んっ、んん……ふっ、ぅっ……!」

胸の感度を確かめるように雪兎は乳輪と肌の境目を指で優しく擦る。雪兎の指から逃げたくても、逆に胸を突き出して媚びたくても、身体に力が入らない。

「直径、もう少し……んー、この1.2倍くらい? はあったはずなんだよね。乳首の長さももう少し……1.3倍くらい?」

「よくっ、覚えて……らっしゃい、ますね」

「だってポチのことだもん。会えなくなってからずっと考えてた、全部覚えてる……髪も少し伸びたね」

そう言う雪兎の髪はほとんど変わっていないように思える、細かく散髪しているのだろうか。

「ひぁんっ! んっ、あぁあっ……!」

乳首をつままれ、指の間でくりくりと転がされる。しかし雪兎の指はすぐに離れ、媚薬による疼きが増してより苦しくなる。

「うん、ちっちゃい乳首も可愛い。しばらくは玩具使わずに素手で遊ぼうかな、薬とかもある程度サイズが元に戻ってくるまで使わないようにするよ」

そう言いながら雪兎は白い手触りのいいハンカチを持ち、俺の乳首に塗った媚薬を拭き取った。もちろん媚薬はとっくに浸透しているので疼きが治まることはないし、ハンカチで擦れてより疼きが酷くなった。

「……っ、あぁあぁぁ……ユキ様ぁっ、乳首もっとしてくださいっ、うずうずしてっ、辛いですぅ……!」

「だーめ。ふふふ……君は明日には僕に抱かれなきゃいけないんだよ? 乳首で遊んでる暇なんてないでしょ」

雪兎の手は俺の後孔を拡げっぱなしのクスコに移る。嗜虐的な光を瞳に宿らせ、クスコの持ち手を握り、閉じることなく引き抜いた。

「あっ、ぁああああっ!? さっ、裂け、さ……けっ……」

「裂けてないよ、やだなぁ……同じ失敗は二度もしないよ。ふふふ……すごいね、すっごくえっち、ぽっかり開いて……ヒクヒクして、しかも──」

天井から吊るされている俺の前に屈み、俺の穴を覗き、拡げられたそこに指を三本挿入する。

「──ぐしょ濡れ。ふふっ、ローションの感触だけじゃないね、これ」

「ぁ、んっ! ああぁっ! あっ、ユキ様、ユキさまぁっ……かき、混ぜてっ! もっと、ぐちゅぐちゅぅう……! して、くださいっ!」

「すごいなぁポチ、男の子なのに濡れちゃうんだ。ふふ……こういうのは治ってないんだね、ひいおじいちゃんの能力も意味分かんないなぁ……ま、僕のよりよっぽど使いやすいけどね」

もしも雪兎が曾祖父のような人の傷を癒す力を持っていたなら、今より過激なプレイを行ってくれただろうか? いや、雪兎は俺を大事にしてくれているから、いくら治るといっても流血するほどの怪我を負わせたりはしないだろうか。

「ユキ様っ、ユキ様ぁあっ……ぁ、んっ、んんっ! ゆきっ、しゃまの……ゆびぃっ、気持ちぃ、ですっ!」

「僕もポチの中触ってるの気持ちいいよ。柔らかくて、吸い付いきて……すっごく触り心地いい。いつまでもこうしていたいな」

また雪兎の恍惚とした表情が見られた。今日はいい日だ。
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