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雪の降らない日々
おとーさんと、ご
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雪風と勝負することになった。雪風は俺にフェラを、俺は雪風の乳首を弄り、先に絶頂した方が負けというシンプルなルールだ。相手に与えられる快感に耐える忍耐力と、相手に快感を与える集中力が勝利の鍵だ。
「じゃ、始めるぜ」
不敵な笑みを浮かべていた雪風が早速亀頭を咥えた。溜めていたらしい唾液をたっぷりと絡めて唇でカリ首を扱きつつ、亀頭全体を舐め回した。
「……相変わらず、むちゃくちゃ上手いな」
フェラチオの技術対決なら負けていたなと思いつつ、雪風のシャツの中で手を蠢かせる。五本の指を胸に触れさせ、乳首の遠くから近くへと絞るように手を動かし、指先で皮膚をつぅっと撫でる。
「ん、ぅ……んだよ、焦らすのか? ん、んんっ……知らねぇぞ、負けても」
雪風は亀頭だけをしゃぶるのをやめ、根元近くから先端へと舐め上げる責めを何度か繰り返す。カリ首を舌先でなぞったり、鈴口を舌先でほじくったり、裏筋を舌先でくすぐったり、雪風の舌は器用に動いた。
「…………エロい舌しやがって」
ほのかに色付いた白い頬と、ぷるんとした薄桃色の唇、長く尖った赤い舌、それらの色の差異からなる魅力に目を奪われる。
「んんっ! んっ、ん、ふ……んんっ」
右手は二本の指で乳輪を挟んで転がし、左手は指の腹で乳輪を擦る。乳首には触れない責めが効いてきたのか雪風は声を上げて呼吸を乱すようになった。
「んっ……はぁ……焦らす、なよっ、乳首触れ」
「触っていいのか? 勝負に不利になると思うぞ」
焦れったさによる集中力の乱れと、強い快感による集中力の乱れでは、どちらの方が影響が大きいのだろう。
「百戦錬磨のこの俺がっ、はぁ……んんっ! 俺しか経験ねぇヤツに、負けるかよ、ぉっ、ひっ……ん、ぁむっ、んんんっ! れったいっ、ぁけねぇっ……!」
焦らされてビンビンに尖った乳首を軽く引っ掻いてやっただけで雪風は目を見開き、慌てて俺の陰茎を咥えた。舌の動きが先程までより早い、焦っているのだろう。
「勝った方が、一発目の体位決めるで……どうだ?」
ぬるぬると絡みつく舌からの快感に耐えつつ、声のブレを抑えて余裕さを演出する。
「わか、たっ……ん、んんっ、んんんーっ!」
ぎゅうぅっ……と両乳首を強くつまんでみたが、絶頂とまではいかなかったようだ。
「ん、ふっ……ん、ぁ、おっ……んんっ!」
雪風は喉を使って俺の陰茎を根元まで咥え込む。後孔に勝るとも劣らない名器である彼の喉は温かく、ほどよい締め付けがあり、雪風が頭を上下させれば喉の粘膜壁に陰茎が擦られて幸せな快感が与えられる。
「はぁっ……ぁ、やば、いっ……はやく、イけよっ、雪風ぇ……」
陰嚢が張るような、精液が上っていくような感覚がある。射精が近い。俺は雪風の扇情的な顔を見ないよう目を閉じ、雪風の乳首を親指と中指で強くつまんだまま先端を人差し指でカリカリと引っ掻いた。
「ぅお、ひゃえがっ、んぃけぇっ」
「咥えたまんま喋るなぁっ……!」
思わず開けた目に潤んだ赤い瞳で俺を睨みつける極上の美顔が映る。単純に美し過ぎる顔へのときめきが引き金となり、俺は雪風の喉に精液を吐き出しながら仰け反り、雪風の乳首を強くつまんでいた手が滑ってしまった。
「んんぅううっ!?」
クリップを開かずに引っ張って外したような、バチンっという痛みに近い快感を雪風に与えてしまった。計算外のその愛撫が雪風の引き金となったようで、彼は俺の陰茎を咥えたまま達した。
「…………はぁ、はぁ……ゆき、かぜ? 雪風、悪い……引っ掻いたかも」
射精の瞬間に少し仰け反ってしまった。つまんでいた乳首を離してしまっていたことに気付いた俺は、敏感なそこを爪で傷付けてはいないだろうかと心配になった。
「雪風……顔、上げろ。ほら」
「ん、ぅうっ、ん、おっ……ぉおおっ……!」
雪風の頭を持ち上げさせてフェラをやめさせ、勃ったままの陰茎が唾液まみれなのを見下げて萌える。
「大丈夫か?」
「けほっ……ん、あぁ……平気、だ」
噎せていた雪風の背を軽くさすり、彼の呼吸が落ち着いたら「俺の勝ちだ」と告げた。
「……はぁ?」
俺の太腿に頭を乗せてくつろごうとしていた雪風の眉間に皺が寄る。
「なんだよ、雪風イっただろ?」
「イったけどさ、お前のが先だったろ」
「いや……雪風が先だった」
証明する手段のない、不毛な言い争いが始まりそうだ。
「じゃ、始めるぜ」
不敵な笑みを浮かべていた雪風が早速亀頭を咥えた。溜めていたらしい唾液をたっぷりと絡めて唇でカリ首を扱きつつ、亀頭全体を舐め回した。
「……相変わらず、むちゃくちゃ上手いな」
フェラチオの技術対決なら負けていたなと思いつつ、雪風のシャツの中で手を蠢かせる。五本の指を胸に触れさせ、乳首の遠くから近くへと絞るように手を動かし、指先で皮膚をつぅっと撫でる。
「ん、ぅ……んだよ、焦らすのか? ん、んんっ……知らねぇぞ、負けても」
雪風は亀頭だけをしゃぶるのをやめ、根元近くから先端へと舐め上げる責めを何度か繰り返す。カリ首を舌先でなぞったり、鈴口を舌先でほじくったり、裏筋を舌先でくすぐったり、雪風の舌は器用に動いた。
「…………エロい舌しやがって」
ほのかに色付いた白い頬と、ぷるんとした薄桃色の唇、長く尖った赤い舌、それらの色の差異からなる魅力に目を奪われる。
「んんっ! んっ、ん、ふ……んんっ」
右手は二本の指で乳輪を挟んで転がし、左手は指の腹で乳輪を擦る。乳首には触れない責めが効いてきたのか雪風は声を上げて呼吸を乱すようになった。
「んっ……はぁ……焦らす、なよっ、乳首触れ」
「触っていいのか? 勝負に不利になると思うぞ」
焦れったさによる集中力の乱れと、強い快感による集中力の乱れでは、どちらの方が影響が大きいのだろう。
「百戦錬磨のこの俺がっ、はぁ……んんっ! 俺しか経験ねぇヤツに、負けるかよ、ぉっ、ひっ……ん、ぁむっ、んんんっ! れったいっ、ぁけねぇっ……!」
焦らされてビンビンに尖った乳首を軽く引っ掻いてやっただけで雪風は目を見開き、慌てて俺の陰茎を咥えた。舌の動きが先程までより早い、焦っているのだろう。
「勝った方が、一発目の体位決めるで……どうだ?」
ぬるぬると絡みつく舌からの快感に耐えつつ、声のブレを抑えて余裕さを演出する。
「わか、たっ……ん、んんっ、んんんーっ!」
ぎゅうぅっ……と両乳首を強くつまんでみたが、絶頂とまではいかなかったようだ。
「ん、ふっ……ん、ぁ、おっ……んんっ!」
雪風は喉を使って俺の陰茎を根元まで咥え込む。後孔に勝るとも劣らない名器である彼の喉は温かく、ほどよい締め付けがあり、雪風が頭を上下させれば喉の粘膜壁に陰茎が擦られて幸せな快感が与えられる。
「はぁっ……ぁ、やば、いっ……はやく、イけよっ、雪風ぇ……」
陰嚢が張るような、精液が上っていくような感覚がある。射精が近い。俺は雪風の扇情的な顔を見ないよう目を閉じ、雪風の乳首を親指と中指で強くつまんだまま先端を人差し指でカリカリと引っ掻いた。
「ぅお、ひゃえがっ、んぃけぇっ」
「咥えたまんま喋るなぁっ……!」
思わず開けた目に潤んだ赤い瞳で俺を睨みつける極上の美顔が映る。単純に美し過ぎる顔へのときめきが引き金となり、俺は雪風の喉に精液を吐き出しながら仰け反り、雪風の乳首を強くつまんでいた手が滑ってしまった。
「んんぅううっ!?」
クリップを開かずに引っ張って外したような、バチンっという痛みに近い快感を雪風に与えてしまった。計算外のその愛撫が雪風の引き金となったようで、彼は俺の陰茎を咥えたまま達した。
「…………はぁ、はぁ……ゆき、かぜ? 雪風、悪い……引っ掻いたかも」
射精の瞬間に少し仰け反ってしまった。つまんでいた乳首を離してしまっていたことに気付いた俺は、敏感なそこを爪で傷付けてはいないだろうかと心配になった。
「雪風……顔、上げろ。ほら」
「ん、ぅうっ、ん、おっ……ぉおおっ……!」
雪風の頭を持ち上げさせてフェラをやめさせ、勃ったままの陰茎が唾液まみれなのを見下げて萌える。
「大丈夫か?」
「けほっ……ん、あぁ……平気、だ」
噎せていた雪風の背を軽くさすり、彼の呼吸が落ち着いたら「俺の勝ちだ」と告げた。
「……はぁ?」
俺の太腿に頭を乗せてくつろごうとしていた雪風の眉間に皺が寄る。
「なんだよ、雪風イっただろ?」
「イったけどさ、お前のが先だったろ」
「いや……雪風が先だった」
証明する手段のない、不毛な言い争いが始まりそうだ。
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