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お盆

おはかまいり、じゅうに

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松の木にもたれさせた雪風と対面立位を試みている。まだ亀頭しか挿入出来ていないが、ローションガーゼで責め立てられた記憶が新しい亀頭は雪風の腸壁の凹凸や動きを敏感に拾う。

「締め過ぎだろっ……」

「だって、まひろの気持ちぃからぁっ……! もっと、まひろぉっ、もっとぉ」

俺が左腕で持ち上げて支えてやっていたはずの雪風の右足がぎゅっと俺の腰を抱く。蕩けた声でねだられて断れるはずも理由もなく、俺は雪風の腰に回した右手で彼を強く抱き寄せた。

「んっ、あぁああんっ! きたっ、きたぁ……! まひろのっ、まひろのきたっ」

陰茎を根元まで一気に突っ込んでやると雪風は腰をくねらせて喜び、うねる腸壁で俺の陰茎を揉みしだいた。

「……っ、はしゃぎやがって」

雪風は唯一地面に接している左足をガクガクと震わせている、倒れてしまわないよう彼を抱く腕に力を込め直し、ほぐれていない腸壁が俺の陰茎の形を思い出すのを待った。

「は、ぁんっ……んぁ、あっ、んんんっ……! まひろ、なぁまひろぉっ、いつもよりきもちぃっ」

「あぁ、よさそうだな」

先祖が眠る霊廟の庭で抱かれているという背徳感のせいじゃないかと俺は睨んでいる。

「んっ、んんんっ……! イイとこささってるぅ……ふっ、ぅ、動いてっ、動いてまひろぉ」

「あぁ、しっかり立てよ」

「んっ……! これでいいだろ?」

雪風は俺の首に抱きつく腕の力と、俺の腰に絡めた右足の力を強めた。

「……可愛いけどさ、腰振れないだろ。木にもたれろってことだよ」

「んだよ、真尋にひっつきたいのに……」

「後で駅弁してやるってば」

納得してくれたらしい雪風は松の木にもたれ、右足の力も抜いた。俺は雪風の腰だけを強く支えて残りの上半身は木に任せ、腰を振った。

「んっ、あぁあっ……はっ、ぁんっ!」

しばらく挿入したまま止まっていたことで雪風の腸壁は俺の陰茎にぴったりと吸い付いていた。俺の形になった穴から陰茎を引き抜いていく快感、カリで柔らかい肉を削ぐような感覚……相変わらず雪風の抱き心地は最高だ。他に人を抱いた経験はないし、経験を増やそうとも思えないけれど。

「んっ、んぁ、あっ、あぁんっ! まひろっ、まひろぉっ……もっと、もっとぉっ、突いてっ、んぁんっ!」

「もっとって言われてもなっ……これくらいしか、工夫の仕方もないぞっ!」

俺の陰茎はこれ以上膨らまないので、前立腺の手前まで亀頭を引く程度に押さえていたのを後孔の縁まで引くようにした。

「んゃっ、抜けちゃ、ひぁああんっ! んぁっ、あ、ぁあんっ! これっ、これ好きっ、深いのぉっ、すきっ! イくっ、ィ……くぅうっ!」

穴の浅くまで抜くと突き入れる際に角度がブレやすくなる。その突き方のランダム性が気になったようで雪風は仰け反って悦んだ。

「ぁひっ、ひんっ! んぁあっ! あっ、はぁあっ……! ぁ、またイくぅっ! んゃっ、まひろぉっ、俺今イった、イったってぇっ!」

「……っ、そうか、奇遇だな」

いつもより締め付けが強い雪風のナカを浅くから深くまで堪能し、いつもより早い絶頂を迎えて雪風の後孔を奥深くから白濁液で汚した。

「俺も今イった……ばっかり、だっ!」

「ひぁああんっ!? このっ、絶倫っ、んぁあっ!」

「お前にだけは言われたくねぇよ」

射精しても勃ったままの陰茎で雪風の後孔を犯し続けてやると、次第に彼は左足一本で立ち続けることが出来なくなり、ほとんど俺が抱えている状態へと移っていった。
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