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使用人体験

うらのおしごと、よん

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白い肌に白く濁った液体が零れる。

「……っ、ふぅ……」

「…………マジかよお前、俺の腹で出したのか」

雪風の臍に挿入するつもりというフリをして雪風の腹に陰茎を擦り付け、射精した。臍に溜まるのはもちろん、うっすらと見えるだけの腹筋の溝を精液が通るのは面白い。

「とりあえずこれでしばらく我慢できる……」

手で軽く精液などを拭い、下着とスラックスを戻す。

「まだ勃ってるぞ、すげぇなお前」

「張ってる感はマシになった」

浮いていた血管は見えなくなった。それだけでも苦しさがかなりマシになる。

「絶倫体質ほんと好き。抜かずにいっぱい出して欲しいなぁー?」

「まだ入れない」

「けち……つーかお前我慢強いよなぁ、ところ構わず発情して道端でヤってそうな見た目してんのに」

雪風の目に俺はどういう姿で映っているんだ? 性欲旺盛そうな見た目なのは否定しないし、実際旺盛だが、コックリングを付けられて調教されてきたんだ、我慢強くて当然だ。

「……なるほど」

「便利だな、読心。今まで使ってる感じしなかったけど、何でだ?」

「…………心読めるなんて嫌だろうなって」

「雪風に嫌な思いさせるようなこと考えてないから、別に読まれたって困らないよ」

まぁ、叔父殺害計画がバレるのは困るのだが。

「ふふっ……本気じゃないだろ? ならいいよ。大好きだ真尋……俺を心の中で罵って、恨みながら愛してるって言ってたお兄ちゃんとは違う……真尋、真尋……裏表のないお前が好きだよ」

伸ばされた手の誘いに乗って唇を重ね、舌を絡めながら精液まみれの腹を撫でる。まだ温かい自分の精液に触れるのは不快だったが、にちゃにちゃと鳴る淫らな音に雪風は興奮しているようなので耐えた。

「ん、ん……すき、まひろ、すき……ぁっ」

先程と同じように拡げた臍に中指を挿入し、今度は臍の中にたっぷり溜まった精液でくちゅくちゅと音を立ててやった。後孔を指で愛撫している時と似た音だ、擬似的な快感を覚えるだろう。

「ぁ、ん……んっ、んん……ぁ」

臍をほじくられて甘い声を漏らした口を舌で犯す。大人しい舌を撫で回し、上顎を擦り、くぐもった声を漏らしたら一旦抜いた。

「…………上顎の柔らかくなる境の真ん中の方、性感帯だろ」

「……正解。他は?」

もう一度舌を挿し、今度は全体を舐め回した。声を漏らした箇所や身体が跳ねた箇所を覚え、口を離す。

「……右頬の奥。上奥歯の歯茎の裏。下唇の裏。喉彦。舌の腹……こんなもんだろ」

「正解。でも大事なこと忘れてるぜ。お前に触れられるところ全部、性感帯にされるんだよ」

「……じゃあ、まだ性感帯じゃないところは?」

「外科手術でもしないと触れないとこだけ。お前の手が触れてない場所なんかねぇよ、全身性感帯だ」

それでもやはりここが一番、とまた足で締め付けて挿入をねだる。淫らな義父に根負けし、挿入してやると呆れて言う。

「マジで!? ねばるもんだな、真尋だーいすき!」

淫猥な内容のくせに無邪気な笑顔を浮かべる雪風を見ていると、どうにも毒気を抜かれてしまう。叔父の殺害計画も頭のどこかへ消えてしまった。
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