上 下
111 / 561
使用人体験

さくせーき、に

しおりを挟む
十五分後に外れるように設定した手枷。内臓に直接触れるような電気刺激。カリ首などの弱点ばかり擦るブラシが内蔵された、陰茎全体を吸い上げるシリンダー。

「ぁ、あっ、ぁああっ……! すっご、吸われ、てっ……やばいぃっ……ひっ、んんっ」

コックリングに根元を締められて精液は出せないのに、陰茎を挿入したシリンダー内部の気圧が下がり、陰茎全体に座れるような感覚が与えられる。

「はっ、ぁ、あっ、あぁーっ……! そ、こっ、そこっ、擦っちゃ、ぁああっ!」

血管が浮いて見えるほどに勃起し、吸われる刺激のせいで余計に敏感になった陰茎をブラシが擦り上げる。

「い、たっ、ぁああっ! ひっ、ううぅっ……」

痛痒い絶妙な硬さのブラシは亀頭やカリ首、裏筋などの弱点にちょうど当たる位置に設置されており、コックリングがなければ数秒で射精に至るような快楽を与えてくる。

『ふふふっ……可愛い。気持ちいい?』

「気持ちぃっ、めちゃくちゃっ、吸われてぇっ、こしゅ、られてぇっ、ぁ、あぁあっ、搾られっ、てっ……く、ぅっ……!」

拘束された腕は肘置きに置いたまま、腰だけをカクカクと揺らして絶頂を迎えるが、当然射精は出来ない。

「ぁ、あぁあっ! んぁっ、あぁっ、イった、イったばっかのらめっ……んぁあっ! ひぅううぅっ……!」

『涙目になっちゃって、大の男が情けないの』

「ぁうっ、ふぅうっ……ご、めっ、なひゃいぃっ、機械にイかしゃれまひたっ、またっ、イかしゃれまひゅぅっ!」

『可愛い……ん? ポチ、お腹は?』

「ひぁああっ!? 今らめっ、らめぇっ! イったのぉおっ……だめっ、イくっ、しょこイくぅぅっ!」

絶頂している最中から亀頭やカリ首をブラシに擦られ、痛痒い快感を注がれ、連続絶頂にハマってしまった。雪兎が何か言っていることを分かっていながらも返事が出来なかった。

『ポチ、ポーチっ、ポチってば』

「イくっ、イくぅぅっ! またイくっ、止めっ、もぉ止めへっ、やらぁっ、まらイくぅうっ!」

『もぉ……飼い主に返事出来ないなんて、このダメ犬』

返事は出来なかったが雪兎の言葉が聞こえていないわけではない。ダメ犬と罵られて興奮し、足をピンと伸ばして情けなく絶頂した。

『…………ポチ、お腹の電気ちょっと弱いんじゃない? 出力上げてごらん?』

確かに腹に与えられている電気刺激は腹筋が勝手に震える程度のものだ。

「イくっ、うぅぅっ……! ふ、ぅうぅっ……んっ、んんんっ……」

調教された俺の身体はほとんど無意識に雪兎の命令を達成するための努力をする。呼吸を止めて集中し、震える足で電気刺激装置の本体をいじった。

「……っ、あぁあああっ!?」

ツマミになっている出力調整の部分を震える足の指で正確に操作出来る訳もなく、俺は一気に出力が上昇した電流に腹の中を揉みしだかれた。

「イぐっ! んゃあぁああっ!? イぐっ、イぐぅぅっ! ひぁあっ!? あぁあっ、ぃやあっ! 腹ん中っ、なんか、はいって……ぇ、うぅっ、んゔぅうっ!」

体内をまさぐる電流の快感は異常に強く、また異質で、俺は混乱と共に絶頂を重ね、涙と唾液で顔を汚して雪兎を喜ばせた。
しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

上司と俺のSM関係

雫@3日更新予定あり
BL
タイトルの通りです。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

捜査員達は木馬の上で過敏な反応を見せる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

モルモットの生活

麒麟
BL
ある施設でモルモットとして飼われている僕。 日々あらゆる実験が行われている僕の生活の話です。 痛い実験から気持ち良くなる実験、いろんな実験をしています。

処理中です...