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使用人体験
ことばかん、さん
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人間の思い込みの力というのは案外バカに出来ないものらしい。結局、言葉でも俺への暴力はしてくれなくなった。
「殴ってくださいよぉ……けちぃ……」
『…………ここまでのMに調教する気なかったんだけどなー』
「……期待外れですいませんね」
『期待超えだよ。それよりポチ、ちょっと後ろ下がって』
言われた通りに床を蹴り、少し下がる。
『うん、これなら内腿まで見える……ふふっ、可愛いよポチ。ポチの太腿は太腿って感じするよ、太くってさ、僕とは違うね、可愛いよ』
雪兎が内腿を見たがっているようなので足をパカッと開く。百八十度とまではいかないが、百六十くらいはいったのではないだろうか。
『ふふふ……ありがとうねポチ、ポチは太腿にも筋肉浮かせたいんだよね? 今も筋はちょっと見えるけど……ふふ、ムチッとしてるもんね。僕好みにしてくれてる』
「……この身体はユキ様のものですから、ユキ様のご要望通りに整えるのは当然のことです」
『あはっ、その通りだね。ポチは完璧に僕好み……ムチッとした内腿、揉まなきゃ損だよね』
雪兎の小さな手が内腿を揉みしだく感覚を思い出し、再現し、雪兎の言葉を真実にすり替えていく。
『ふふ、ちょっと触るだけでもピクピクしちゃって……足揉まれるの気持ちいい?』
「は、いっ……」
『内腿は特にすべすべだね、足の付け根の方も触らなきゃ』
「んっ……!」
雪兎はきっと、足の付け根の皮を前の方へ引っ張るように揉む。後孔を開くような揉み方をする。
「んっ……ふぅ、ふぅっ……」
後孔がヒクヒクと震え、肉棒を欲しがる。
『付け根の方が気持ちいいんだね、もう少しで触ってもらえそうだからかな?』
きっと、雪兎は亀頭に息を吹きかける。
『ふふっ……じゃあ、前を触ってあげると見せかけて、もう後ろにずんって突っ込んじゃおっ』
「ひぅっ……!」
きゅうっと下腹を締め上げられるような感覚に襲われる。
『ポチは可愛いからたくさん突いてあげるね、ずんっずんって。気持ちいいところばっかり押して、擦って、僕のことしか考えられなくなるんだよ』
「は、いっ……ユキ様、ユキ様のことしか、俺は……!」
『はぁ……くねくねしちゃうポチ、すっごくえっちで可愛くて……もうっ、最高!』
雪兎に言われただけのことを真実として誤認し、快楽を覚え、絶頂する。やはり後孔に挿入されての絶頂が一際深く、俺はしばらく背もたれに体を預けたまま動けなかった。
『ポチー、ポチー? 失神しちゃった……とか? ないよね。大丈夫?』
「は、いっ……」
冷静に考えれば絶頂する訳がない。しかし、俺の下腹は現に痙攣している。主人の言う通りに感じたのだから犬としての誇りが高まったと思おう、あまり深く考えない方がいい。どうせ理解なんて出来ないだろうし。
『すごいねぇポチ、どこも触ってないのにいっぱいイっちゃったね』
「はい……本当、不思議ですよね。本当はイってなくて、イったってのも勘違いかも……」
『あははっ、どっちでもいいよ。感じてるポチ可愛かった』
今日は特に「可愛い」と言われるな、機嫌がいいからだろうか。
『じゃあポチ、前からの約束。コックリング外させてあげるね。でその前に準備があるよ』
「あ……! はいっ! ありがとうございます!」
ヘッドホンから聞こえてくる雪兎の指示に従って器具を集めた。タイマー式の手枷はそのまま、陰茎全体を包んで刺激する搾乳器もとい搾精器、そして貼るカイロのような下腹の奥に電気刺激を送るもの、雪兎に言われるがままにそれらを身体に取り付けた。
「殴ってくださいよぉ……けちぃ……」
『…………ここまでのMに調教する気なかったんだけどなー』
「……期待外れですいませんね」
『期待超えだよ。それよりポチ、ちょっと後ろ下がって』
言われた通りに床を蹴り、少し下がる。
『うん、これなら内腿まで見える……ふふっ、可愛いよポチ。ポチの太腿は太腿って感じするよ、太くってさ、僕とは違うね、可愛いよ』
雪兎が内腿を見たがっているようなので足をパカッと開く。百八十度とまではいかないが、百六十くらいはいったのではないだろうか。
『ふふふ……ありがとうねポチ、ポチは太腿にも筋肉浮かせたいんだよね? 今も筋はちょっと見えるけど……ふふ、ムチッとしてるもんね。僕好みにしてくれてる』
「……この身体はユキ様のものですから、ユキ様のご要望通りに整えるのは当然のことです」
『あはっ、その通りだね。ポチは完璧に僕好み……ムチッとした内腿、揉まなきゃ損だよね』
雪兎の小さな手が内腿を揉みしだく感覚を思い出し、再現し、雪兎の言葉を真実にすり替えていく。
『ふふ、ちょっと触るだけでもピクピクしちゃって……足揉まれるの気持ちいい?』
「は、いっ……」
『内腿は特にすべすべだね、足の付け根の方も触らなきゃ』
「んっ……!」
雪兎はきっと、足の付け根の皮を前の方へ引っ張るように揉む。後孔を開くような揉み方をする。
「んっ……ふぅ、ふぅっ……」
後孔がヒクヒクと震え、肉棒を欲しがる。
『付け根の方が気持ちいいんだね、もう少しで触ってもらえそうだからかな?』
きっと、雪兎は亀頭に息を吹きかける。
『ふふっ……じゃあ、前を触ってあげると見せかけて、もう後ろにずんって突っ込んじゃおっ』
「ひぅっ……!」
きゅうっと下腹を締め上げられるような感覚に襲われる。
『ポチは可愛いからたくさん突いてあげるね、ずんっずんって。気持ちいいところばっかり押して、擦って、僕のことしか考えられなくなるんだよ』
「は、いっ……ユキ様、ユキ様のことしか、俺は……!」
『はぁ……くねくねしちゃうポチ、すっごくえっちで可愛くて……もうっ、最高!』
雪兎に言われただけのことを真実として誤認し、快楽を覚え、絶頂する。やはり後孔に挿入されての絶頂が一際深く、俺はしばらく背もたれに体を預けたまま動けなかった。
『ポチー、ポチー? 失神しちゃった……とか? ないよね。大丈夫?』
「は、いっ……」
冷静に考えれば絶頂する訳がない。しかし、俺の下腹は現に痙攣している。主人の言う通りに感じたのだから犬としての誇りが高まったと思おう、あまり深く考えない方がいい。どうせ理解なんて出来ないだろうし。
『すごいねぇポチ、どこも触ってないのにいっぱいイっちゃったね』
「はい……本当、不思議ですよね。本当はイってなくて、イったってのも勘違いかも……」
『あははっ、どっちでもいいよ。感じてるポチ可愛かった』
今日は特に「可愛い」と言われるな、機嫌がいいからだろうか。
『じゃあポチ、前からの約束。コックリング外させてあげるね。でその前に準備があるよ』
「あ……! はいっ! ありがとうございます!」
ヘッドホンから聞こえてくる雪兎の指示に従って器具を集めた。タイマー式の手枷はそのまま、陰茎全体を包んで刺激する搾乳器もとい搾精器、そして貼るカイロのような下腹の奥に電気刺激を送るもの、雪兎に言われるがままにそれらを身体に取り付けた。
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