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使用人体験

ほんばんはだめ、ご

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鈴口にねじ込むように固定したローターの振動は最強まで上げている。ローターを押さえる手のひらにも振動が伝わってくすぐったい。

「ひぁああっ! イくっ、イくぅぅうっ……出なぃいっ! ぁあっ、ぅぁ、はぁっ……出ないっ、出したいぃっ、イきたいっ、射精したいぃっ!」

ローターを押さえるため左手に力が入り、左手の指がくい込むカリ首が自然と責められる。普通に扱いているだけの右手からの刺激すらも射精出来ない今は辛すぎる。

『はぁっ……可愛い、ポチ可愛いよぉ……出したいよね? パンパンに膨らんでるもんね、出せないんだね……あぁ、可愛い、可愛いよ、可愛い』

俺の痴態に興奮した雪兎は自慰を行う手を早めた。雪兎の真似をするよう命令されている俺の右手の動きも早くなる。

「あっ、ぁ、ああぁあーっ! だめっ、やぁあっ! ユキ様っ、ゆき、さまぁっ! 手ぇ止めてっ、止めてぇえっ!」

『やだよ、僕は自分を焦らす趣味なんかないもん。それよりポチ、ローターの振動上げて』

「ぁ、あぁっ……ぁ? ろーた……もぉっ、上がりませんんっ……」

『……え? 今、最強? 自分でそうしたの?』

ローターのリモコンを映して証拠を見せると雪兎はぱぁっと笑顔になった。

『何それ! もう、可愛いなぁ……辛いでしょ? 苦しいよね? 出せないのにぶるぶる強いの嫌だよね? なのに自分で最強にするなんて……もぉっ、可愛すぎるよぉ! 反則!』

「はん、しょ……く? ごめ、なさいぃっ……ゆきしゃまぁっ」

『あぁ違う違う、ごめんね、褒めてるんだよ。ポチ可愛い……はぁ、ほんとっ……可愛い、もう……出ちゃうっ』

自身の陰茎から迸った精液を左手で受け止めた雪兎は満足そうな顔を俺に見せた。艶やかで愛おしいその顔は射精を禁止されている俺にはとても羨ましいものだった。

「ぁ、あぁ……ユキしゃまっ、ユキさま俺もぉっ! 俺もイきたいっ、出したいですっ、リング外させてくらしゃいっ!」

『だーめ。ふふ……そんなに羨ましい?』

白濁液に汚れた手が画面いっぱいに映し出される。

「……舐めさせてっ、ゆきさまのせーえき飲みたいですっ! 上からもっ、下からもぉっ、いっぱい注いで欲しいですっ! あ、ぁあっ……やだっ、ティッシュなんかより俺にぃ!」

『羨ましいのは僕じゃなくてティッシュ? 心の底からペットだね、ポチってば可愛すぎるよぉ』

亀頭にローターを押し付けて刺激としては連続絶頂に陥っているはずなのに、射精出来ないからいつまでも快感を欲しがってしまう。だから雪兎が自慰の後片付けを始めても陰茎を扱く右手を止められない。

「イきたいっ、しゃせーしたぃいっ……ユキ様、ゆきさまぁっ、たすけてっ、イかせてぇっ! ぶるぶるっ、ぶるぶるつらいぃっ! おねがいゆきさまもぉ許してぇ!」

『ふー……いっぱい出して僕は満足だよ。そろそろ眠いし、通話切るね。ぁ、ローターも手も止めていいよ。でもコックリングは外しちゃダメ。明日ちゃんと出させてあげるから、いい子で待ってるんだよ。いいね? ばいばい』

一方的に別れの挨拶をされて画面が暗くなる。黒い画面に自分の顔が映り、射精を求めるだらしない顔が嫌になる。

「ふ、ぅうっ……ユキ様、ユキ様ぁ……出したいよ……」

ローターを落とし、右手を離し、情けない自分の顔を見て俺にこんな顔をさせてくれた雪兎への愛おしさが増す。

「明日……明日まで、このまま……」

振動で責められた亀頭はまだ痺れているし、パンパンに膨れた陰茎はもはや痛い。根元を圧迫しているコックリングの先の丸いトゲが陰茎にくい込む痛みには叫んでしまいそうだ。

「ユキ様……ふふ、へへっ……ありがとうございます……」

リモートでここまで俺を痛めつけてくれた雪兎に感謝し、改めて尊敬の念を送り、明日に訪れる解放の時を夢想して震えた。
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