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留学後の性活
ひとりあそびのどうが、はち
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雪兎とビデオ通話中のタブレットを持った使用人に案内され、辿り着いたのは拷問部屋などではなかった。
「え……? ポ、ポチ様?」
「うわ、ペット様、本物だ」
「ぁ、坊っちゃまの……」
使用人が大勢居る。休憩室のようなものなのだろう、部屋の中心の机には籠に山盛りのお菓子が入っている。
『みんなー、ごめんね休憩中に』
俺の後から入ってきた使用人が持っているタブレット、その画面越しの雪兎を見つけた使用人達は慌ててその場に跪いた。
『この中にさ、さっきポチにバカって言われた人居るでしょ?』
しっかりと頭を下げた使用人達は雪兎に頭頂部しか見せていなかったが、雪兎の質問に答えるように一人の使用人が手を挙げた。
『あ、君? じゃあポチの前に来て、ポチが謝りたいみたいだから……ねぇ? ポチ、謝れるよね?』
「…………はい」
今は頭を下げていて視線は感じないとはいえ、何人かも咄嗟に数えられない多くの使用人に犬らしく飾り立てた裸を見られるのはとてつもない恥辱だ。
『あ、みんなー、顔上げて。っていうか立って、ポチが謝るとこちゃんと見てあげてよ』
雪兎の命令を聞いて使用人達が俺の周りに集まり、俺を見下ろす。
「そんなっ……ユキ様ぁ……!」
筋骨隆々の男のくせに犬耳カチューシャを着けた俺を、乳首をクリップで挟み全裸で四つん這いになっている俺を、見られている恥ずかしさから後孔に力が入って収縮させ尻尾を揺らしている俺を、大勢が見ている。
「ぃ、やっ……やだぁ……恥ずかしい……嫌だ……」
あまりの羞恥心に俺はその場に亀のように丸まってしまう。頭を腕で隠したって張形を咥えている後孔は晒したままなのに、俺は頭だけを隠してすすり泣いた。
「ごめんなさい……許してください、勘弁してくださいユキ様ぁ……」
泣きながら謝る俺を見下ろし、使用人達がヒソヒソと俺には聞こえない大きさの声で話し始める。何の話だろう、俺のことだろう、俺の何のことだろう。
「嫌や、もぉ嫌やぁっ……嫌や、こんなん嫌やぁ……」
褐色なのに赤く染まった顔のことだろうか。大きく育ってクリップに挟まれた乳首のことだろうか。大きな張形を咥えて尻尾を生やした後孔のことだろうか。厚い皮膚の下を動く筋肉のことだろうか、肉体的には勝てる相手に逆らえない俺の情けなさについてだろうか。
『ポチ、ほら、しっかり謝って、謝れば許してくれるかもしれないでしょ? ね?』
「い、いえ私は、そんな……私の不手際ですし」
『……空気読め』
「ひっ……! は、はいっ、ポチ様には謝っていただければ! それで……!」
身体を起こして正座をし、バカと言ってしまった使用人を泣きながら見上げる。
「バカと、罵ってしまって……本当に申し訳ありませんでした……」
両手を膝の前につき、その上に頭を下ろす。土下座だ、俺は全裸で大勢の前で土下座をしている。
『……これで許してあげてくれるかな?』
「は、はい! 今後気を付けてください……」
プレイの道具にされて雪兎の機嫌を伺う使用人が気の毒だ、そのことについて謝りたい。
『ありがとう。じゃあポチ、部屋に帰って。もう道覚えたよね? 案内いいよ、君もありがとうね』
タブレットの画面が暗くなる。タブレットを持っていた使用人も休憩室に残るようで、俺は一人で廊下に出された。
恥辱に耐えるのに精一杯で道を覚えていない、そう休憩室に居る使用人に言っても彼らは雪兎の命令を優先して俺を案内してはくれないだろう。俺は全裸で館を歩き回り、自室を見つけなければならないのだ。
「え……? ポ、ポチ様?」
「うわ、ペット様、本物だ」
「ぁ、坊っちゃまの……」
使用人が大勢居る。休憩室のようなものなのだろう、部屋の中心の机には籠に山盛りのお菓子が入っている。
『みんなー、ごめんね休憩中に』
俺の後から入ってきた使用人が持っているタブレット、その画面越しの雪兎を見つけた使用人達は慌ててその場に跪いた。
『この中にさ、さっきポチにバカって言われた人居るでしょ?』
しっかりと頭を下げた使用人達は雪兎に頭頂部しか見せていなかったが、雪兎の質問に答えるように一人の使用人が手を挙げた。
『あ、君? じゃあポチの前に来て、ポチが謝りたいみたいだから……ねぇ? ポチ、謝れるよね?』
「…………はい」
今は頭を下げていて視線は感じないとはいえ、何人かも咄嗟に数えられない多くの使用人に犬らしく飾り立てた裸を見られるのはとてつもない恥辱だ。
『あ、みんなー、顔上げて。っていうか立って、ポチが謝るとこちゃんと見てあげてよ』
雪兎の命令を聞いて使用人達が俺の周りに集まり、俺を見下ろす。
「そんなっ……ユキ様ぁ……!」
筋骨隆々の男のくせに犬耳カチューシャを着けた俺を、乳首をクリップで挟み全裸で四つん這いになっている俺を、見られている恥ずかしさから後孔に力が入って収縮させ尻尾を揺らしている俺を、大勢が見ている。
「ぃ、やっ……やだぁ……恥ずかしい……嫌だ……」
あまりの羞恥心に俺はその場に亀のように丸まってしまう。頭を腕で隠したって張形を咥えている後孔は晒したままなのに、俺は頭だけを隠してすすり泣いた。
「ごめんなさい……許してください、勘弁してくださいユキ様ぁ……」
泣きながら謝る俺を見下ろし、使用人達がヒソヒソと俺には聞こえない大きさの声で話し始める。何の話だろう、俺のことだろう、俺の何のことだろう。
「嫌や、もぉ嫌やぁっ……嫌や、こんなん嫌やぁ……」
褐色なのに赤く染まった顔のことだろうか。大きく育ってクリップに挟まれた乳首のことだろうか。大きな張形を咥えて尻尾を生やした後孔のことだろうか。厚い皮膚の下を動く筋肉のことだろうか、肉体的には勝てる相手に逆らえない俺の情けなさについてだろうか。
『ポチ、ほら、しっかり謝って、謝れば許してくれるかもしれないでしょ? ね?』
「い、いえ私は、そんな……私の不手際ですし」
『……空気読め』
「ひっ……! は、はいっ、ポチ様には謝っていただければ! それで……!」
身体を起こして正座をし、バカと言ってしまった使用人を泣きながら見上げる。
「バカと、罵ってしまって……本当に申し訳ありませんでした……」
両手を膝の前につき、その上に頭を下ろす。土下座だ、俺は全裸で大勢の前で土下座をしている。
『……これで許してあげてくれるかな?』
「は、はい! 今後気を付けてください……」
プレイの道具にされて雪兎の機嫌を伺う使用人が気の毒だ、そのことについて謝りたい。
『ありがとう。じゃあポチ、部屋に帰って。もう道覚えたよね? 案内いいよ、君もありがとうね』
タブレットの画面が暗くなる。タブレットを持っていた使用人も休憩室に残るようで、俺は一人で廊下に出された。
恥辱に耐えるのに精一杯で道を覚えていない、そう休憩室に居る使用人に言っても彼らは雪兎の命令を優先して俺を案内してはくれないだろう。俺は全裸で館を歩き回り、自室を見つけなければならないのだ。
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