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ご主人様の留学
かいいぬ
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──それは数年前、雪兎が中学を卒業した日のこと──
鏡を見る。
もう少ししたら髪を切りたいけれど、それは主人の気分次第。前髪が邪魔だなんて思考は捨て置いて、首に巻かれた真っ赤な首輪に指を這わせる。
「……うん、今日もしっかり犬だな」
髪の色に合わせた犬耳付きカチューシャをつつき、自分が犬であることを再確認する。
俺は交通事故で両親を失った。引き取ってくれた叔父は経営する工場への寄付に目が眩み、俺を大企業の社長に養子に出した。
「あとは尻尾……あれ? 尻尾どこ置いたっけ」
社長が俺を引き取ったのは一人息子がペットを欲しがったから。あの日以来俺は人間ではなく犬として、御曹司のペットのポチとして過ごしている。
「尻尾……あった! 危ねぇ……もうちょいで帰ってくるってのに」
悲惨な話と思うだろう? 両親を亡くし親類に売られてガキの性奴隷なんて。
ご心配なく、俺は幸せの絶頂にいる。御曹司様とは良好な主従関係を、その父親とは濃密な恋愛関係を築いている。
「……んっ、ぅ……」
今日はご主人様が中学を卒業するおめでたい日。正装で出迎えなければならない。
首輪、犬耳カチューシャ、犬の尻尾飾りがついたバッドジュエル……バッドジュエルとは後孔に挿入して飾りをぶら下げる物、玩具でありアクセサリーでもある犬の必需品だ。
「あっ、つめ、たっ……ひぁっ……ん、んぅっ……」
性器として躾けられた後孔に冷たい張形を挿入し、ローションだけでも温めておくべきだったなと後悔する。しかし冷たいのもこれはこれで……
「ただいまー! あれ……ポチー? どこー?」
「やべっ……」
俺のご主人様である雪兎が帰ってきた。慌てて洗面所から飛び出し、制服姿の彼を出迎える。
「おかえりなさいませご主人様!」
じっと俺を見つめる赤紫の瞳、照明を反射して輝く白髪に、透き通るような白い肌──いつ見ても芸術品のような美しさだ。
「……あの、ユキ様?」
帰ってきた直後の幼すぎる声からは考えられない冷たい視線にゾクゾクとした快感を覚えつつ、恐る恐る首輪に繋がる紐を差し出す。
「お兄さん、だぁれ? 僕のポチどこ?」
「え……? お、俺がポチですけど」
中学を卒業してもまだまだあどけない童顔、その笑顔は愛らしい。
「やだなぁ……変なこと言わないで? 僕のポチは二本足で立たないし、人間の言葉なんか話せないよ? 人間じゃなくて犬だもん……お兄さん、犬のコスプレした変態でしょ。僕のポチどこやっちゃったの? ポチ隠さないでよ、怒るよ?」
犬がおすわりをするように開脚して腰を落とす。勃起した陰茎が雪兎から丸見えだろう。手を床について雪兎を見上げ、ワンと鳴いた。
「……ポチなの?」
「わんっ……わん、わん……くぅん」
犬の鳴き真似をしながら雪兎の腹に頭を押し付ける。犬がされるように頭をくしゃくしゃと撫でられ、幸せな快感が背筋を伝う。
「ただいま、ポチ。いい子で待ってた?」
「わんっ!」
「ふふ、いい子いい子……ポチは可愛いわんちゃんだね」
「わ、ふっ……」
耳の縁をつぅっと撫でられると挿入している張形を締め付けてしまう。微かに揺れる尻尾に気付いた雪兎はほのかに笑った。
「尻尾まで振って……僕が帰ってきたのそんなに嬉しい? そっかそっか、可愛い可愛い……」
顎の下や首筋などの焦れったい性感帯をくすぐられて我慢が効かなくなり、俺は透明の蜜を垂らす陰茎を雪兎の足に擦りつけ始める。
「くぅん……わんっ、わん……」
「わ……ふふ、いい子で我慢してたんだね。でも、ご主人様の足にそんなことしちゃダメでしょ?」
ぐんっと首輪を強く引っ張られて呼吸が制限される。陰茎を擦り付けていた雪兎の足が持ち上がり、俺の陰茎を踏みつけにする。
「ひぁっ……!」
ぺたんと座ってしまうと陰茎は俺自身の太腿と雪兎の足に挟まれ、ぐりぐりと踏み躙られる。
「ぁ、くっ……ん、ぅんんっ……!」
雪兎は左腕に首輪に繋がる紐をぐるぐると巻き、腕を真上に持ち上げて俺の首を絞めている。右手は優しく俺の頬を撫でており、その表情は穏やかだ。
「首輪引っ張られて敏感なところ踏まれてるのに、とろとろの可愛い顔しちゃって……ふふ、イってもいいよ」
雪兎は許可を与えると同時に陰茎を踏む力を強め、俺は雪兎の足の下で惨めな射精を果たした。
俺は今日も快楽を享受して幸せに生きている。
鏡を見る。
もう少ししたら髪を切りたいけれど、それは主人の気分次第。前髪が邪魔だなんて思考は捨て置いて、首に巻かれた真っ赤な首輪に指を這わせる。
「……うん、今日もしっかり犬だな」
髪の色に合わせた犬耳付きカチューシャをつつき、自分が犬であることを再確認する。
俺は交通事故で両親を失った。引き取ってくれた叔父は経営する工場への寄付に目が眩み、俺を大企業の社長に養子に出した。
「あとは尻尾……あれ? 尻尾どこ置いたっけ」
社長が俺を引き取ったのは一人息子がペットを欲しがったから。あの日以来俺は人間ではなく犬として、御曹司のペットのポチとして過ごしている。
「尻尾……あった! 危ねぇ……もうちょいで帰ってくるってのに」
悲惨な話と思うだろう? 両親を亡くし親類に売られてガキの性奴隷なんて。
ご心配なく、俺は幸せの絶頂にいる。御曹司様とは良好な主従関係を、その父親とは濃密な恋愛関係を築いている。
「……んっ、ぅ……」
今日はご主人様が中学を卒業するおめでたい日。正装で出迎えなければならない。
首輪、犬耳カチューシャ、犬の尻尾飾りがついたバッドジュエル……バッドジュエルとは後孔に挿入して飾りをぶら下げる物、玩具でありアクセサリーでもある犬の必需品だ。
「あっ、つめ、たっ……ひぁっ……ん、んぅっ……」
性器として躾けられた後孔に冷たい張形を挿入し、ローションだけでも温めておくべきだったなと後悔する。しかし冷たいのもこれはこれで……
「ただいまー! あれ……ポチー? どこー?」
「やべっ……」
俺のご主人様である雪兎が帰ってきた。慌てて洗面所から飛び出し、制服姿の彼を出迎える。
「おかえりなさいませご主人様!」
じっと俺を見つめる赤紫の瞳、照明を反射して輝く白髪に、透き通るような白い肌──いつ見ても芸術品のような美しさだ。
「……あの、ユキ様?」
帰ってきた直後の幼すぎる声からは考えられない冷たい視線にゾクゾクとした快感を覚えつつ、恐る恐る首輪に繋がる紐を差し出す。
「お兄さん、だぁれ? 僕のポチどこ?」
「え……? お、俺がポチですけど」
中学を卒業してもまだまだあどけない童顔、その笑顔は愛らしい。
「やだなぁ……変なこと言わないで? 僕のポチは二本足で立たないし、人間の言葉なんか話せないよ? 人間じゃなくて犬だもん……お兄さん、犬のコスプレした変態でしょ。僕のポチどこやっちゃったの? ポチ隠さないでよ、怒るよ?」
犬がおすわりをするように開脚して腰を落とす。勃起した陰茎が雪兎から丸見えだろう。手を床について雪兎を見上げ、ワンと鳴いた。
「……ポチなの?」
「わんっ……わん、わん……くぅん」
犬の鳴き真似をしながら雪兎の腹に頭を押し付ける。犬がされるように頭をくしゃくしゃと撫でられ、幸せな快感が背筋を伝う。
「ただいま、ポチ。いい子で待ってた?」
「わんっ!」
「ふふ、いい子いい子……ポチは可愛いわんちゃんだね」
「わ、ふっ……」
耳の縁をつぅっと撫でられると挿入している張形を締め付けてしまう。微かに揺れる尻尾に気付いた雪兎はほのかに笑った。
「尻尾まで振って……僕が帰ってきたのそんなに嬉しい? そっかそっか、可愛い可愛い……」
顎の下や首筋などの焦れったい性感帯をくすぐられて我慢が効かなくなり、俺は透明の蜜を垂らす陰茎を雪兎の足に擦りつけ始める。
「くぅん……わんっ、わん……」
「わ……ふふ、いい子で我慢してたんだね。でも、ご主人様の足にそんなことしちゃダメでしょ?」
ぐんっと首輪を強く引っ張られて呼吸が制限される。陰茎を擦り付けていた雪兎の足が持ち上がり、俺の陰茎を踏みつけにする。
「ひぁっ……!」
ぺたんと座ってしまうと陰茎は俺自身の太腿と雪兎の足に挟まれ、ぐりぐりと踏み躙られる。
「ぁ、くっ……ん、ぅんんっ……!」
雪兎は左腕に首輪に繋がる紐をぐるぐると巻き、腕を真上に持ち上げて俺の首を絞めている。右手は優しく俺の頬を撫でており、その表情は穏やかだ。
「首輪引っ張られて敏感なところ踏まれてるのに、とろとろの可愛い顔しちゃって……ふふ、イってもいいよ」
雪兎は許可を与えると同時に陰茎を踏む力を強め、俺は雪兎の足の下で惨めな射精を果たした。
俺は今日も快楽を享受して幸せに生きている。
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