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起きれば当然積極的に (水月×レイ)
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でっぷりと膨れたコンドームの口を縛り、ティッシュに包んでゴミ箱に投げた。
「ふー……」
レイを気遣って妙な姿勢の自慰を行ったせいか、一度の射精への満足感よりも身体の疲れの方が大きい。俺の愚息はもう一、二発抜かないと寝られないと言っているのに、身体はもう寝たいと喚いている。
「…………」
こういう時は誰かに手か口で抜いてもらうのが最善なのだが、アキ達もそろそろ寝る頃だろうし、アキに手を出したら騎乗位で数時間搾られる。セイカなら俺の望む通りの抜き方をしてくれそうだけれど、アキが黙っているとは思えない。体液が劇物の荒凪にはフェラなんて頼めないし、人間体なら不器用で怪力、人魚体なら鋭い爪……ちょっと怖いよな。
「……寝るか」
今日余った精力は次に回そう。俺は喚き続ける性欲から顔を背けてレイの隣に戻った。
悶々としたまま眠ったからだろうか、極上のフェラチオを受ける夢を見た。真っ暗闇の中、生温かいモノに包まれ、吸われ、上顎だろう硬いもので擦ってもらえて、裏筋をなぞる舌には何か金属のようなものが……?
「んっ、ぅう……? ぁ……?」
見慣れた自室の天井、ちゅぷちゅぷと控えめな水音、股間に集まっている熱、それらから寝起きの頭で事態を察した俺はタオルケットを勢いよく捲った。
「……! おふぁよぉごらいます、ふぇんぱい」
「レイ、お前……」
「ぷぁ……はぁっ、ねぇせんぱい、昨日俺お風呂で寝ちゃったっすよね。よく覚えてないんすけど自分でベッドまで来れたんすか?」
「……いや、俺が運んだ」
「やっぱり……ご迷惑おかけしましたっす。ごめんなさいっす。それで、その……せんぱい昨日、アキくん辺りとヤったんすか? せんぱいの……一回出した味がするっす」
「えっ嘘、ちゃんと拭いたんだけどな」
「もちろん嘘っす! へへっ、分かんないすよそんなこと」
カマをかけたのか。
「アキ抱いてたらそんな元気に朝勃ちしないよ。でも一発抜いたのは当たりだ、何があったかはクマのカメラでも確認してくれ」
「クマ持ち歩いてくれたんすか?」
「……ゴミ箱見てみな」
「真新しいシコティ……ま、まさかせんぱいっ、俺を……? でもお尻に違和感ないっすし、流石に起きると思うっすから……見抜きっすか? 控えめっすねぇ、睡眠姦ジャンルには造詣深くないんすか」
「カメラ見るまでもなくだいたい理解しやがって……睡姦は流石にダメかと思ってやめといたんだよ」
「俺いつでもウェルカムっすよー、言わなかたっすっけ」
「はいはい今度試すよ。それよりレイ……早く抜いてくれよ、パンパンで辛いし遅刻しちゃう」
「ふふっ、はーい……ぁむ、んっ、んん……へへ、しぇんぱいの好きっす、匂いも味も……」
昨晩眠っているレイの顔の前に陰茎を近付けたら熱心に嗅いでいたな、と思い返しながら俺の陰茎をしゃぶっているレイの蕩けた顔を眺める。
「臭くて不味いだけじゃないか?」
「んっ……はぁ、んなことないっすよぉ、せんぱいだってみんなの美味しいってしゃぶってるじゃないすか」
「それは美人のだからだよ」
臭いのは臭いけれど嫌な匂いじゃないし、匂いが濃い方が興奮する。苦くてしょっぱくて不味いのは事実だけれど、それがイイんだ。苦味のあるモノこそ好む、大人の味ってヤツだな。
「同じっすよ」
「……そうか? まぁ、そうか。でもほら、みんなのは未使用品だからなぁ」
上体を起こし、ゆるゆると俺の陰茎をしゃぶっているレイの頭を撫でる。ピンク色の髪を耳にかけてやり、蕩けた瞳に微笑みかける。
「可愛い可愛い、俺だけの彼氏……その未使用の淡~い色のなんて、美味くて当然だろ? でも俺のはちょっとグロいしさ」
ぽんと頭の上に手を乗せる。力を込めてはいないし、重くもないはずだ。無理に喉で扱かせるイラマチオとは全く違う。肉体的な負担は一切変わっていないのだ、けれど、レイの感じ方は変わっただろう。
「んっ……」
顔の赤らみが増した、瞳の濡れ具合も増した、レイは興奮しているのだ。緩やかに行っていたフェラチオも激しいものへと変わっていく。
「……っ、ふ……でもさ、海産物とかグロい方が美味いのあるよな。はっ……だから何だって感じ? 俺のとは関係ないもんな。でもレイは俺の好きなんだよなぁ? ふふ……一生懸命しゃぶって、ほんと可愛い。可愛いな……はぁ、はっ、ぅ……も、イきそ……レイ、レイ、飲んでくれるのか? 出す……ぞっ」
「んんっ……! んっ、ん……は…………けほっ」
ちゅうっと吸いながら陰茎から口を離したレイは一つ咳をすると、満面の笑顔を俺に見せた。
「せんぱい、ごちそうさまっす!」
台詞だけなら勤め先の先輩に食事を奢ってもらった懐っこい後輩のようだ。快活なワンシーンを想起させる台詞が、精飲を遂げた後に出たものだと意識すればするほど興奮が高まる。
「さ、そろそろせんぱいがいつも起きてる時間っす。登校の準備しちゃいましょ……って、あーぁせんぱい、また勃たせちゃって、しょうがないっすねぇ」
明るい笑顔が淫靡なものへと変わる。レイは人差し指と親指で円を作り、その内に精液臭い舌を通した。
「もう一回して欲しいっすか?」
二つ返事以外の選択肢なんてない。ムードを壊すように鳴り出したスマホのアラームをすぐさま止め、返事を出した。
「ふー……」
レイを気遣って妙な姿勢の自慰を行ったせいか、一度の射精への満足感よりも身体の疲れの方が大きい。俺の愚息はもう一、二発抜かないと寝られないと言っているのに、身体はもう寝たいと喚いている。
「…………」
こういう時は誰かに手か口で抜いてもらうのが最善なのだが、アキ達もそろそろ寝る頃だろうし、アキに手を出したら騎乗位で数時間搾られる。セイカなら俺の望む通りの抜き方をしてくれそうだけれど、アキが黙っているとは思えない。体液が劇物の荒凪にはフェラなんて頼めないし、人間体なら不器用で怪力、人魚体なら鋭い爪……ちょっと怖いよな。
「……寝るか」
今日余った精力は次に回そう。俺は喚き続ける性欲から顔を背けてレイの隣に戻った。
悶々としたまま眠ったからだろうか、極上のフェラチオを受ける夢を見た。真っ暗闇の中、生温かいモノに包まれ、吸われ、上顎だろう硬いもので擦ってもらえて、裏筋をなぞる舌には何か金属のようなものが……?
「んっ、ぅう……? ぁ……?」
見慣れた自室の天井、ちゅぷちゅぷと控えめな水音、股間に集まっている熱、それらから寝起きの頭で事態を察した俺はタオルケットを勢いよく捲った。
「……! おふぁよぉごらいます、ふぇんぱい」
「レイ、お前……」
「ぷぁ……はぁっ、ねぇせんぱい、昨日俺お風呂で寝ちゃったっすよね。よく覚えてないんすけど自分でベッドまで来れたんすか?」
「……いや、俺が運んだ」
「やっぱり……ご迷惑おかけしましたっす。ごめんなさいっす。それで、その……せんぱい昨日、アキくん辺りとヤったんすか? せんぱいの……一回出した味がするっす」
「えっ嘘、ちゃんと拭いたんだけどな」
「もちろん嘘っす! へへっ、分かんないすよそんなこと」
カマをかけたのか。
「アキ抱いてたらそんな元気に朝勃ちしないよ。でも一発抜いたのは当たりだ、何があったかはクマのカメラでも確認してくれ」
「クマ持ち歩いてくれたんすか?」
「……ゴミ箱見てみな」
「真新しいシコティ……ま、まさかせんぱいっ、俺を……? でもお尻に違和感ないっすし、流石に起きると思うっすから……見抜きっすか? 控えめっすねぇ、睡眠姦ジャンルには造詣深くないんすか」
「カメラ見るまでもなくだいたい理解しやがって……睡姦は流石にダメかと思ってやめといたんだよ」
「俺いつでもウェルカムっすよー、言わなかたっすっけ」
「はいはい今度試すよ。それよりレイ……早く抜いてくれよ、パンパンで辛いし遅刻しちゃう」
「ふふっ、はーい……ぁむ、んっ、んん……へへ、しぇんぱいの好きっす、匂いも味も……」
昨晩眠っているレイの顔の前に陰茎を近付けたら熱心に嗅いでいたな、と思い返しながら俺の陰茎をしゃぶっているレイの蕩けた顔を眺める。
「臭くて不味いだけじゃないか?」
「んっ……はぁ、んなことないっすよぉ、せんぱいだってみんなの美味しいってしゃぶってるじゃないすか」
「それは美人のだからだよ」
臭いのは臭いけれど嫌な匂いじゃないし、匂いが濃い方が興奮する。苦くてしょっぱくて不味いのは事実だけれど、それがイイんだ。苦味のあるモノこそ好む、大人の味ってヤツだな。
「同じっすよ」
「……そうか? まぁ、そうか。でもほら、みんなのは未使用品だからなぁ」
上体を起こし、ゆるゆると俺の陰茎をしゃぶっているレイの頭を撫でる。ピンク色の髪を耳にかけてやり、蕩けた瞳に微笑みかける。
「可愛い可愛い、俺だけの彼氏……その未使用の淡~い色のなんて、美味くて当然だろ? でも俺のはちょっとグロいしさ」
ぽんと頭の上に手を乗せる。力を込めてはいないし、重くもないはずだ。無理に喉で扱かせるイラマチオとは全く違う。肉体的な負担は一切変わっていないのだ、けれど、レイの感じ方は変わっただろう。
「んっ……」
顔の赤らみが増した、瞳の濡れ具合も増した、レイは興奮しているのだ。緩やかに行っていたフェラチオも激しいものへと変わっていく。
「……っ、ふ……でもさ、海産物とかグロい方が美味いのあるよな。はっ……だから何だって感じ? 俺のとは関係ないもんな。でもレイは俺の好きなんだよなぁ? ふふ……一生懸命しゃぶって、ほんと可愛い。可愛いな……はぁ、はっ、ぅ……も、イきそ……レイ、レイ、飲んでくれるのか? 出す……ぞっ」
「んんっ……! んっ、ん……は…………けほっ」
ちゅうっと吸いながら陰茎から口を離したレイは一つ咳をすると、満面の笑顔を俺に見せた。
「せんぱい、ごちそうさまっす!」
台詞だけなら勤め先の先輩に食事を奢ってもらった懐っこい後輩のようだ。快活なワンシーンを想起させる台詞が、精飲を遂げた後に出たものだと意識すればするほど興奮が高まる。
「さ、そろそろせんぱいがいつも起きてる時間っす。登校の準備しちゃいましょ……って、あーぁせんぱい、また勃たせちゃって、しょうがないっすねぇ」
明るい笑顔が淫靡なものへと変わる。レイは人差し指と親指で円を作り、その内に精液臭い舌を通した。
「もう一回して欲しいっすか?」
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