冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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眠りに就くのは四時前で (水月×アキ×荒凪)

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アキを突きまくって、荒凪の後孔を舐めしゃぶって、夢のような時間を過ごした。

「はぁ、はぁっ……イ、くっ…………ふぅっ、もう無理、腰動かない。アキ、抜くぞ、いいな? アキー?」

「……ん、おっ…………ぉっ!? ぉっ、ふ……ふにゃっ、ぁあっ……にゃあぁあぁああっ……!」

ゴムが外れないように陰茎の根元を掴み、ぐったりとしたアキから陰茎を引き抜く。

「ぁんっ! ん……ひにゃっ!?」

陰茎を抜き終えた後、ぬっぽんっと抜けた数発分の精液を溜めたゴムの刺激にアキは甲高い声を漏らしていた。

「舌、びりびりする……」

荒凪の体液が持つ、生き物を溶かしてしまう恐ろしい特性。血や精液などが特にその効能が強いらしく、逆に腸液はそうでもないと秘書に聞いた。腸液は大量に分泌されるものではないしローションで薄まっているから大丈夫だろうと荒凪の後孔を舐め回したのがよくなかったのだろうか。

「根元ダルいし……」

舌を火傷したような、激辛料理を食べたような、そんな痛みに加え、舌を動かし続けたことによる筋肉痛のようなものまであった。

「荒凪くん、抜くよー?」

「きゅ……? きゅあっ!? きゅんっ、んんっ! きゅるるっ……ぅゔっ! んっ、んぅっ、くっ、ふゔんっ!」

ぬぽん、ぬぽっ、ぬぽぽんっ、とアナルパールを抜いていく。玉が一つ抜ける度に後孔がきゅっと締まり、二つ目が抜ける時にまた拡がる……というのを繰り返す。それがこの数珠状の玩具最大の特徴だ。俺には分からない感覚だが、穴を強制的に開閉させられるのは拡がりっぱなしになる他の玩具や俺の陰茎とは違った味わいがあるらしい。

「きゅうぅ~…………きゅ? みつき、ちょーだい」

アナルパールを抜き終えて、アキに覆い被さる形で余韻に浸り始めた荒凪だったが、すぐに身体を起こした。俺の手にある俺の使用済みゴムを見つけたからだ。

「……これも飲むの? まぁ、俺としちゃ興奮するからいいんだけどさ」

荒凪が人肉食に目覚める可能性があるから、生の肉や魚は与えるなと秘書に言われている。俺は野菜すらも生では与えないよう気遣ってきた。精液って、生判定かなぁ。

「んっ、んっ……」

扇情的な声を漏らしながら俺の精液を飲んでいる荒凪をボーッと眺めて、もしこれで荒凪が人を食べたがったら一番に食われるのは俺の陰茎なのかなぁなんて呑気に考えたりした。

「……ぷは」

「おいしい?」

「まずい」

俺も彼氏に付けさせたゴムの中身を少し飲むことはあるけれど、舌を伸ばしてゴムの中を舐め回したりまではしない。不味く感じるのに一滴も残さず舐め取ろうとする様は、そういう性癖だというだけでは説明が付かないほどの狂気を感じた。

「……アキのもいる?」

「いらない。僕達、みつきのもの」

「なんで不味いのにそんな念入りに飲むの?」

「僕達、みつきのもの、なりたい。だからのむ」

「その俺の精液飲めば俺のものって理論よく分かんないんだけど」

まぁ、人肉食に目覚め始めている訳ではなさそうだから、別にいいか。精飲趣味があるんだろう。

「お風呂入ろうか。アキ、立てるな?」

《ん、何、風呂?》

あれだけ突いてやったのに何でもなかったかのようにすっくと立ち上がる姿を見ると、ちょっと自信を失いそうになる。

「荒凪くんはそのままプールで寝る?」

「きゅ~……みつき、いしょがいい」

「じゃあウェットティッシュで拭くくらいにしとこうか、完全に戻っちゃったら人間に変身し直すの面倒臭いもんね。ウェットティッシュくらいならワンチャン何ともないんじゃない? せいぜいちょっと鱗生えるくらいだろ」

「きゅ」

「自分で出来る?」

「できる」

「遠慮せず何枚でも使ってね」

ウェットティッシュを荒凪に渡し、俺とアキはプール脇のシャワーブースに向かった。

《なぁ兄貴、立バしねぇ?》

「あぁ、早く洗っちゃって寝ないとな。今何時だろ」

「……三時半を越している、馬鹿者め。明日からまた学び舎へ行く日だと言うに、獣のように盛って……全く嘆かわしい」

「獣のようにってよく言うけど、獣の交尾って割と淡白じゃない? 割とキョロキョロしてて一心不乱って感じでもないし……」

「えぇいうるさいミツキはいつもいつもそんな細かくどうでもいいことばかり気にして!」

《立ちバしねぇの~?》

サキヒコの説教を受け始めた俺の首にアキが腕を絡める。俺はアキをダシにして、早く身体洗って寝なきゃだよね、時間教えてくれてありがとう、なんて言ってサキヒコの説教を切り上げさせた。

「ふぃ~ただいまぁ、荒凪くん拭き終わった?」

「みつき、うろこ」

さっぱりとした身体で部屋に戻ると荒凪が両手を差し出してきた。何かをすくうように器型に丸められた手の中には、光の加減によっては虹色に輝く美しい白い鱗があった。

「ウェットティッシュでも鱗生えちゃうのかぁ……コップの結露でも変わってたのかな?」

手のひらには鱗は生えない、皮膚の色と質感が変わる程度だ。コップの結露で変身が解けていたとしても気付かないだろう。

「拾ってたのえらいね。服着て寝よっか」

セイカは俺達がセックスに興じている間に寝てしまっていたらしい、タブレットを持ったまま床で寝息を立てている。硬い床でタオルケットを掛けることすらなく眠らせてしまったのは失敗だった。

「風邪引いてなきゃいいけど……よっと」

セイカを抱え、アキのベッドへ下ろす。既にベッドに寝転がっていたアキはお気に入りの抱き枕が戻ってきたとでも言うように、嬉々としてセイカを抱き締めた。

「アキ、お兄ちゃん達あっちの部屋で寝るからな」

「にーに一緒寝るするしないです?」

「しない。出来ないよ、場所的にさ」

アキのベッドは俺よりも少し大きめだが、流石に四人寝るのは無茶だ。

「ごめんな、また今度な」

不満げなアキの頭を撫で、額にキスをし、精一杯機嫌を取ってから荒凪と共にアキの部屋を後にした。
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