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タイミングの悪い来客 (水月×荒凪+サキヒコ・アキ・セイカ・ミタマ)
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荒凪の下半身の布を取り去った。以前、人魚の姿をしている際にスリットから出させた細長い陰茎とはやはり違う、人間の形だ。ちゃんと陰嚢もある。
「きゅるるる……みつき、はずかしい」
ベッドに座って足を開いた荒凪の性器を観察するため、俺は床に膝立ちになっていた。そんな俺を見下ろし、荒凪はか弱く喉を鳴らす。
「それは流石にどうかと思うぞ、ミツキ」
「荒凪くんは普通の人間とはちょっと違うから、観察は必須なんだよ」
「ああ言えばこう言う……」
サキヒコには呆れた視線を向けられている。
「ちょっと小さめかな、人魚の方は比べるものないからアレだけど……皮被ってるし可愛い感じ。食べちゃいたいってヤツだね」
欲望のままに口に含めば俺の口は溶け爛れることになるのだが。
「きゅー……」
「荒凪くん、ほら、手」
手を差し伸べると荒凪はその上に手を乗せた。少しの迷いもない動きからは、荒凪からの信頼を感じる。
「そっと握ってみて」
荒凪に自身の陰茎を握らせ、荒凪の手の上からきゅっと握る。ぎゅ、ぎゅ、と何度か強く握り、まだ柔らかいそれに刺激を与えていく。
「……っ、ん……きゅうぅ、きゅっ!?」
床に座るのをやめ、再びベッドに移る。荒凪の隣に座って右手を彼の手に重ね、彼の陰茎を握る。左腕で荒凪の頭を抱き、彼の耳の縁を舐めた。
「ん……おっきくなってきたね。ある程度大きくなって、硬くなったら……前したみたいに手を上下に、そうそう……扱いて」
荒凪の耳たぶが下唇に弾かれるように、口を彼に近付けて囁く。
「みつきぃ……」
「気持ちいい?」
荒凪は何度も頷き、俺に頭を擦り寄せてきた。
「よしよし……サキヒコくん、ゴム取ってくれない? そろそろ着けないと」
先走りの汁が溢れてきた。まぁそれくらいなら手についたら薄皮が溶ける程度だろうが、傷に染みたらきっと痛い。
「ゴムのつけ方も教えておくね。こう被せて、こう……くるくるー。はい、分かった?」
「うん……」
「じゃあシコシコ再開ね。裏筋強めに擦ったり、カリ首引っ掻いてみたり……亀頭虐めてみたり玉の方揉んでみたり、自分の好きなやり方探してみてね」
「きゅっ……!? きゅるるる……きゅうぅ……」
亀頭を責めてみてから鳴き声しか上げなくなった。荒凪にはまだ刺激が強かったかな。
「そういえば荒凪くん、人魚の時のおちんちんには亀頭ないよね……先細りでさ、とぅるんとしてて。入れやすそうな形してて、ぁ、何にも入れさせないけどね? 荒凪くんは俺のだもんね~……ふふ」
「……っ、ん……みつき、の? 僕達。みつきの、もの?」
「ものって……物って意味じゃないよ、でも、うん……君は俺の。サキヒコくんもコンちゃんも、アキもセイカもみんなみーんな俺のモノ。他に好きな子作っちゃダメだよ、俺の彼氏となら仲良くしていいけど他に友達作っちゃダメ」
「当代ではミツキのような者のことを束縛系と呼ぶのだと以前ミタマどのが教えてくれた」
「どっちかって言うと俺は箱庭系だよ、まだまだ現代の理解が薄いねって言っといて」
荒凪の手を挟んでいては彼の陰茎の触り心地が分からない。硬さ、弾力、脈動、その他諸々彼氏の全ては味わっておきたい。まぁ、その機会はいくらでもあるだろう。
「そろそろ覚えたかな? 一人で出来そう? 出せるまでやってみようか」
「……? みつきが、いい」
「後でしてあげるよ。でも一人で出来るようになっておかないと、ほら、俺に一人で出来るところ見せて」
「きゅるるる……んっ、ん…………きもちいい……さみしい、みつき……」
「俺ここで見てるし後でしてあげるから。寂しくないよ、ね?」
不満げに鳴く声は甘く、陰茎を扱く手も激しさを増していく。同種の生物なんて居ないのに、生き物を溶かしてしまう体液を持っているのに、雄の本能は備わっているのか荒凪は腰を突き出して射精を遂げた。ゴムの先端に溜まった精液はそれほど多くはない、人魚の姿の時はこれの倍以上あったと記憶している。
「……っ、ふ……ふぅっ…………みつき、みつき、おしり、まるいっぱい、みつきして」
「俺にアナルパールで遊んで欲しいの? すぐ用意するよ」
体液に触れないよう慎重に荒凪の陰茎に被せたゴムを外し、口を縛りながら答える。
《魚野郎の相手は終わったかよ兄貴、じゃあさっさとヤろうぜ。あの襟巻き、ほぐし終わったら前立腺ごりっごり責めてきてさぁ……スェカーチカもちんぽ咥えて離さねぇし。イキ狂っちまった、俺のみっともねぇ声聞いてたよな兄貴、勃ったろ? なぁ、ぶち込んでくれよ、なぁ、なぁ兄貴ぃ~、聞いてんのか?》
ティッシュに包んだそれをゴミ箱に捨てるため立ち上がると、アキが絡み付いた。顔は真っ赤に、全身はほんのりと赤く染めた彼が話す言葉は俺には理解出来ない。
「誰が襟巻きじゃ!」
「けほっ、けほ……秋風がヤりたがってるぞ、鳴雷。荒凪の相手は手だけで出来るだろ、下半身は秋風にくれてやれよ。あと水くれ、喉イガイガする」
「翻訳ありがとなセイカ。なぁセイカ、アキだけなんて不公平だと思わないか? 俺のもしゃぶって欲しいな~、なんて……ダメ?」
「……分かった。秋風と終わったら呼べよ、ドロッドロのもん掃除してやる」
だいぶ開き直ってるな。
「しゃぶるの、ヤった後でいいのか?」
「俺に入れた後ならやだけど……俺じゃないなら、別に」
自分を卑下しているということなのか? それとも俺が彼氏の精液は飲めるが自分の精液は飲みたくないのと同じ感覚なのか?
「にーに、えっちするです、はやくー……にーにぃ」
「みつき、僕達、きもちいい、したい」
拙い言葉で二人からねだられる。なんて幸せなんだ、さぁすぐにローションの準備をしなくては──扉がノックされた。
「……っ!? な、何、母さんっ? いや母さんならノックしない……葉子さん!? ヤバいヤバい服着て服着て!」
「落ち着け、ワシが見てやろう」
ミタマが壁をすり抜けて身体を半分だけ外に出し、来客を確かめる。
「ねい親子じゃ」
「…………みんな服着て!」
「たいみんぐの悪い男よのぅ……仕方ない、ワシが時間を稼いでおく。はよう身なりを整えるんじゃぞ」
本当にタイミングが悪い。こっちはフル勃起中なんだぞ、分かっているのか? 思わず舌打ちまでしてしまった、ネイ達を出迎えるまでに表情に出ないくらいに苛立ちを抑えないとな。
「きゅるるる……みつき、はずかしい」
ベッドに座って足を開いた荒凪の性器を観察するため、俺は床に膝立ちになっていた。そんな俺を見下ろし、荒凪はか弱く喉を鳴らす。
「それは流石にどうかと思うぞ、ミツキ」
「荒凪くんは普通の人間とはちょっと違うから、観察は必須なんだよ」
「ああ言えばこう言う……」
サキヒコには呆れた視線を向けられている。
「ちょっと小さめかな、人魚の方は比べるものないからアレだけど……皮被ってるし可愛い感じ。食べちゃいたいってヤツだね」
欲望のままに口に含めば俺の口は溶け爛れることになるのだが。
「きゅー……」
「荒凪くん、ほら、手」
手を差し伸べると荒凪はその上に手を乗せた。少しの迷いもない動きからは、荒凪からの信頼を感じる。
「そっと握ってみて」
荒凪に自身の陰茎を握らせ、荒凪の手の上からきゅっと握る。ぎゅ、ぎゅ、と何度か強く握り、まだ柔らかいそれに刺激を与えていく。
「……っ、ん……きゅうぅ、きゅっ!?」
床に座るのをやめ、再びベッドに移る。荒凪の隣に座って右手を彼の手に重ね、彼の陰茎を握る。左腕で荒凪の頭を抱き、彼の耳の縁を舐めた。
「ん……おっきくなってきたね。ある程度大きくなって、硬くなったら……前したみたいに手を上下に、そうそう……扱いて」
荒凪の耳たぶが下唇に弾かれるように、口を彼に近付けて囁く。
「みつきぃ……」
「気持ちいい?」
荒凪は何度も頷き、俺に頭を擦り寄せてきた。
「よしよし……サキヒコくん、ゴム取ってくれない? そろそろ着けないと」
先走りの汁が溢れてきた。まぁそれくらいなら手についたら薄皮が溶ける程度だろうが、傷に染みたらきっと痛い。
「ゴムのつけ方も教えておくね。こう被せて、こう……くるくるー。はい、分かった?」
「うん……」
「じゃあシコシコ再開ね。裏筋強めに擦ったり、カリ首引っ掻いてみたり……亀頭虐めてみたり玉の方揉んでみたり、自分の好きなやり方探してみてね」
「きゅっ……!? きゅるるる……きゅうぅ……」
亀頭を責めてみてから鳴き声しか上げなくなった。荒凪にはまだ刺激が強かったかな。
「そういえば荒凪くん、人魚の時のおちんちんには亀頭ないよね……先細りでさ、とぅるんとしてて。入れやすそうな形してて、ぁ、何にも入れさせないけどね? 荒凪くんは俺のだもんね~……ふふ」
「……っ、ん……みつき、の? 僕達。みつきの、もの?」
「ものって……物って意味じゃないよ、でも、うん……君は俺の。サキヒコくんもコンちゃんも、アキもセイカもみんなみーんな俺のモノ。他に好きな子作っちゃダメだよ、俺の彼氏となら仲良くしていいけど他に友達作っちゃダメ」
「当代ではミツキのような者のことを束縛系と呼ぶのだと以前ミタマどのが教えてくれた」
「どっちかって言うと俺は箱庭系だよ、まだまだ現代の理解が薄いねって言っといて」
荒凪の手を挟んでいては彼の陰茎の触り心地が分からない。硬さ、弾力、脈動、その他諸々彼氏の全ては味わっておきたい。まぁ、その機会はいくらでもあるだろう。
「そろそろ覚えたかな? 一人で出来そう? 出せるまでやってみようか」
「……? みつきが、いい」
「後でしてあげるよ。でも一人で出来るようになっておかないと、ほら、俺に一人で出来るところ見せて」
「きゅるるる……んっ、ん…………きもちいい……さみしい、みつき……」
「俺ここで見てるし後でしてあげるから。寂しくないよ、ね?」
不満げに鳴く声は甘く、陰茎を扱く手も激しさを増していく。同種の生物なんて居ないのに、生き物を溶かしてしまう体液を持っているのに、雄の本能は備わっているのか荒凪は腰を突き出して射精を遂げた。ゴムの先端に溜まった精液はそれほど多くはない、人魚の姿の時はこれの倍以上あったと記憶している。
「……っ、ふ……ふぅっ…………みつき、みつき、おしり、まるいっぱい、みつきして」
「俺にアナルパールで遊んで欲しいの? すぐ用意するよ」
体液に触れないよう慎重に荒凪の陰茎に被せたゴムを外し、口を縛りながら答える。
《魚野郎の相手は終わったかよ兄貴、じゃあさっさとヤろうぜ。あの襟巻き、ほぐし終わったら前立腺ごりっごり責めてきてさぁ……スェカーチカもちんぽ咥えて離さねぇし。イキ狂っちまった、俺のみっともねぇ声聞いてたよな兄貴、勃ったろ? なぁ、ぶち込んでくれよ、なぁ、なぁ兄貴ぃ~、聞いてんのか?》
ティッシュに包んだそれをゴミ箱に捨てるため立ち上がると、アキが絡み付いた。顔は真っ赤に、全身はほんのりと赤く染めた彼が話す言葉は俺には理解出来ない。
「誰が襟巻きじゃ!」
「けほっ、けほ……秋風がヤりたがってるぞ、鳴雷。荒凪の相手は手だけで出来るだろ、下半身は秋風にくれてやれよ。あと水くれ、喉イガイガする」
「翻訳ありがとなセイカ。なぁセイカ、アキだけなんて不公平だと思わないか? 俺のもしゃぶって欲しいな~、なんて……ダメ?」
「……分かった。秋風と終わったら呼べよ、ドロッドロのもん掃除してやる」
だいぶ開き直ってるな。
「しゃぶるの、ヤった後でいいのか?」
「俺に入れた後ならやだけど……俺じゃないなら、別に」
自分を卑下しているということなのか? それとも俺が彼氏の精液は飲めるが自分の精液は飲みたくないのと同じ感覚なのか?
「にーに、えっちするです、はやくー……にーにぃ」
「みつき、僕達、きもちいい、したい」
拙い言葉で二人からねだられる。なんて幸せなんだ、さぁすぐにローションの準備をしなくては──扉がノックされた。
「……っ!? な、何、母さんっ? いや母さんならノックしない……葉子さん!? ヤバいヤバい服着て服着て!」
「落ち着け、ワシが見てやろう」
ミタマが壁をすり抜けて身体を半分だけ外に出し、来客を確かめる。
「ねい親子じゃ」
「…………みんな服着て!」
「たいみんぐの悪い男よのぅ……仕方ない、ワシが時間を稼いでおく。はよう身なりを整えるんじゃぞ」
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