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アイドルとナマナカ
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浴室に移動し、まずはカミアの後孔にローションを足す。
「さて……どうするかな。立ってヤるのは滑りそうだし危ないかな? どう思う?」
「んー、確かに滑りそうな床かも。でも寝転べないよね? 流石に狭いよ」
「座位はどうだ? 俺が膝立ちで低めの駅弁ってのもアリだけど……あ、それじゃ口塞げないか。口塞ぎやすい体位はやっぱバックなのかな?」
「向き合ってじゃ口塞げないの?」
「手、押し付けることになるからな。バックだと引き寄せて自分の胸辺りに頭押し付けさせるって感じだろ? 対面だったら壁か床にカミアの後頭部がごりごり行く。ベッドなら正常位でも問題ないんだけどな……壁も床も硬いし、んなことしちゃ痛いだろ」
コンコン、と軽く壁を叩く。
「膝立ちも長時間は膝痛くなりそうだし、胡座かな~……胡座じゃ奥まで入りにくいかな? 足開けばイケるか」
胡座は胡座でくるぶしが痛くなりそうだが、カミアには痛い思いをさせずに済むだろう。その考えは口には出さず、俺は湿った床に胡座をかいた。
「カミア、おいで」
「うん……後ろ向きだよね? し、失礼しまーす……」
俺に背を向けて俺の足に浅く座ったカミアの腰を掴む。彼の身体が固くなったのが分かる、緊張が伝わってくる。
「少し腰浮かせて……おいで、ゆっくり。そうそう……」
三度も抱いた後だ、挿入は易々と進む。鳥肌の立った背中に口付け、うなじを舐め後ろ髪をしゃぶり、後頭部に頬擦りをする。
「んっ、ぅ……くっ、ぅゔぅっ! ふっ……ひぁっ!? ゃ、なにっ、髪っ……」
「もう声出ちゃったな、相変わらずいい声量してるよ」
挿入がある程度進むまでは両手で腰を掴んでいたかったけれど、カミアが自力で声を抑えていられないなら仕方ない。
「むぐっ……んっ、んん」
右手でカミアの口を塞ぐ。片手で顔の下半分を掴んでしまえるなんて、小顔だな。流石芸能人。
「痛かったり何かあったら俺のどこでも二回くらい叩いてくれ」
「んっ、ん」
こくこくと頷いている。
「よし。じゃ、始めるぞ。上手く息しろよ」
左腕を腰に巻く。結腸口に亀頭が触れた、まだ硬く閉じたそこをぐりぐりと責める。
「んっ、ゔぐっ、んんん、ふっ、んん……!」
「……っ、は、生の感触はやっぱ違うな。まともなゴムの中では一番薄いの買ってるんだけど、吸い付きとか、温もりっ? はぁ……ヤバい、すぐイきそう」
「んんぅっ……!」
右の手のひらの下でカミアの口が動いている、唇は閉じたままだけれどその下で口が開いたり閉じたりしている。でも、声はあまり出ていない。俺の手は枕よりも優秀らしい。
「ふっ、うぅゔっ……」
人差し指に激しい鼻息がかかっている。浴室の鏡は湯を使っていない今、曇りひとつない。カミアの顔がよく見える。
「鼻の穴広がってるぞ、千年に一度の美少年様っ」
体位の問題で、腰を激しく振ることは出来ない。両手が使えればカミアを持ち上げて揺さぶってもよかったが、片手じゃ難しい。腕力の問題じゃない、バランスとかそういう方面だ。だから、座ったまま腰を少し揺らすのでやっと。
「ま、それでも全然可愛さ減ってないけどな」
激しくは出来ない分、腰に巻いた左腕で腹を強く締め付けてカミアが感じる快楽を増やしてみる。耳のすぐ傍で囁いたり、首筋を唇で愛撫したり、雰囲気を高める工夫も忘れない。
「んっ……んーっ……! んっ、ん……!」
唇の隙間から染み出した唾液で手が滑る。カミアにスキャンダルを作る訳にはいかない、彼の喘ぎ声を誰にも聞かせないようこの手は離さない。
「んっ、ふ、んんっ……!」
左手に生温いものがかかる。カミアの精液だ。
「イったの? カミア……可愛いな、よしよし。でも止めないからな?」
「……っ、ゔぅっ! んっ、ん……!? んんっ……んーっ!」
絶頂しても変わらず腸壁を抉り続ける。カミアの身体の跳ねが大きくなってきた、首も振っている、押さえるのが大変だ。
「はーっ……気持ちいい。カミア、俺もイきそう。いいな?」
「んっ……んっ、んんっ」
「中出しは初だな、初ナカっ……イくぞっ」
カミアを強く抱き締めて精液を注いだ。カミアの腸内で射精していることに変わりはないのに、ゴムの中に留めた先程までとは解放感や達成感が段違いだ。
「ふーっ…………んっ、ぁ、ちょっと、出したての締めるのダメだって、イきたてはつらい……」
萎えたばかりの陰茎がまだまだ熟れていない腸壁のうねりに揉みしだかれる。とても気持ちいいのだが、俺が声を上げて喘ぐのはみっともないし、辛い部類の気持ちよさだ。
「んっ、んっ……」
カミアがぱんぱんと俺の手を叩く。
「大丈夫か?」
事前の約束通り手を離した。
「……っ、はぁ! はぁ……息しにくいの、きもちよかった」
「結構なMだな」
「…………中出しってあんまり感覚ないんだね?」
「……今日結構出してるし、ゆったりめのセックスだったから……激しくヤってその日初出しなら「あぁんどどどってお腹叩いてるぅ」くらいの出せるから俺!」
「何ムキになってるの……奥には結局入んなかったね」
「……今なら精液ローション代わりになってイケるかも。すぐ勃たせるからちょっと待っててくれよ」
「入れっぱでいいの? このまま、おっきくするとかっ、ぁ、待って、ほんとにおっきくなって、ゃ、変な感じっ……んんっ! みぃくんっ、口、くちぃ……!」
勃ち始めた陰茎に弱点を抉られたカミアは愛らしく喘ぎ、自らの手で俺の手に口を押さえさせた。
「さて……どうするかな。立ってヤるのは滑りそうだし危ないかな? どう思う?」
「んー、確かに滑りそうな床かも。でも寝転べないよね? 流石に狭いよ」
「座位はどうだ? 俺が膝立ちで低めの駅弁ってのもアリだけど……あ、それじゃ口塞げないか。口塞ぎやすい体位はやっぱバックなのかな?」
「向き合ってじゃ口塞げないの?」
「手、押し付けることになるからな。バックだと引き寄せて自分の胸辺りに頭押し付けさせるって感じだろ? 対面だったら壁か床にカミアの後頭部がごりごり行く。ベッドなら正常位でも問題ないんだけどな……壁も床も硬いし、んなことしちゃ痛いだろ」
コンコン、と軽く壁を叩く。
「膝立ちも長時間は膝痛くなりそうだし、胡座かな~……胡座じゃ奥まで入りにくいかな? 足開けばイケるか」
胡座は胡座でくるぶしが痛くなりそうだが、カミアには痛い思いをさせずに済むだろう。その考えは口には出さず、俺は湿った床に胡座をかいた。
「カミア、おいで」
「うん……後ろ向きだよね? し、失礼しまーす……」
俺に背を向けて俺の足に浅く座ったカミアの腰を掴む。彼の身体が固くなったのが分かる、緊張が伝わってくる。
「少し腰浮かせて……おいで、ゆっくり。そうそう……」
三度も抱いた後だ、挿入は易々と進む。鳥肌の立った背中に口付け、うなじを舐め後ろ髪をしゃぶり、後頭部に頬擦りをする。
「んっ、ぅ……くっ、ぅゔぅっ! ふっ……ひぁっ!? ゃ、なにっ、髪っ……」
「もう声出ちゃったな、相変わらずいい声量してるよ」
挿入がある程度進むまでは両手で腰を掴んでいたかったけれど、カミアが自力で声を抑えていられないなら仕方ない。
「むぐっ……んっ、んん」
右手でカミアの口を塞ぐ。片手で顔の下半分を掴んでしまえるなんて、小顔だな。流石芸能人。
「痛かったり何かあったら俺のどこでも二回くらい叩いてくれ」
「んっ、ん」
こくこくと頷いている。
「よし。じゃ、始めるぞ。上手く息しろよ」
左腕を腰に巻く。結腸口に亀頭が触れた、まだ硬く閉じたそこをぐりぐりと責める。
「んっ、ゔぐっ、んんん、ふっ、んん……!」
「……っ、は、生の感触はやっぱ違うな。まともなゴムの中では一番薄いの買ってるんだけど、吸い付きとか、温もりっ? はぁ……ヤバい、すぐイきそう」
「んんぅっ……!」
右の手のひらの下でカミアの口が動いている、唇は閉じたままだけれどその下で口が開いたり閉じたりしている。でも、声はあまり出ていない。俺の手は枕よりも優秀らしい。
「ふっ、うぅゔっ……」
人差し指に激しい鼻息がかかっている。浴室の鏡は湯を使っていない今、曇りひとつない。カミアの顔がよく見える。
「鼻の穴広がってるぞ、千年に一度の美少年様っ」
体位の問題で、腰を激しく振ることは出来ない。両手が使えればカミアを持ち上げて揺さぶってもよかったが、片手じゃ難しい。腕力の問題じゃない、バランスとかそういう方面だ。だから、座ったまま腰を少し揺らすのでやっと。
「ま、それでも全然可愛さ減ってないけどな」
激しくは出来ない分、腰に巻いた左腕で腹を強く締め付けてカミアが感じる快楽を増やしてみる。耳のすぐ傍で囁いたり、首筋を唇で愛撫したり、雰囲気を高める工夫も忘れない。
「んっ……んーっ……! んっ、ん……!」
唇の隙間から染み出した唾液で手が滑る。カミアにスキャンダルを作る訳にはいかない、彼の喘ぎ声を誰にも聞かせないようこの手は離さない。
「んっ、ふ、んんっ……!」
左手に生温いものがかかる。カミアの精液だ。
「イったの? カミア……可愛いな、よしよし。でも止めないからな?」
「……っ、ゔぅっ! んっ、ん……!? んんっ……んーっ!」
絶頂しても変わらず腸壁を抉り続ける。カミアの身体の跳ねが大きくなってきた、首も振っている、押さえるのが大変だ。
「はーっ……気持ちいい。カミア、俺もイきそう。いいな?」
「んっ……んっ、んんっ」
「中出しは初だな、初ナカっ……イくぞっ」
カミアを強く抱き締めて精液を注いだ。カミアの腸内で射精していることに変わりはないのに、ゴムの中に留めた先程までとは解放感や達成感が段違いだ。
「ふーっ…………んっ、ぁ、ちょっと、出したての締めるのダメだって、イきたてはつらい……」
萎えたばかりの陰茎がまだまだ熟れていない腸壁のうねりに揉みしだかれる。とても気持ちいいのだが、俺が声を上げて喘ぐのはみっともないし、辛い部類の気持ちよさだ。
「んっ、んっ……」
カミアがぱんぱんと俺の手を叩く。
「大丈夫か?」
事前の約束通り手を離した。
「……っ、はぁ! はぁ……息しにくいの、きもちよかった」
「結構なMだな」
「…………中出しってあんまり感覚ないんだね?」
「……今日結構出してるし、ゆったりめのセックスだったから……激しくヤってその日初出しなら「あぁんどどどってお腹叩いてるぅ」くらいの出せるから俺!」
「何ムキになってるの……奥には結局入んなかったね」
「……今なら精液ローション代わりになってイケるかも。すぐ勃たせるからちょっと待っててくれよ」
「入れっぱでいいの? このまま、おっきくするとかっ、ぁ、待って、ほんとにおっきくなって、ゃ、変な感じっ……んんっ! みぃくんっ、口、くちぃ……!」
勃ち始めた陰茎に弱点を抉られたカミアは愛らしく喘ぎ、自らの手で俺の手に口を押さえさせた。
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