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金魚のおもちゃ (水月+歌見・サキヒコ・荒凪)
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嘘をついたら別れると脅されているので真実を話したら、嘘つき扱いされた。このままでは別れ話が始まってしまうと焦った俺は「本当なんです」と泣き喚いた。
「本当に魚の鱗で怪我したんでそ~! 信じてくだされっ、フラないでぇ!」
「ま、待て、一回落ち着け!」
「ヤダーッ! 落ち着いたら負けるっ、フラれるぅっ! わたくしはこのまま号泣しながらのデュエルを申し込みまそ!」
「何の勝負もしてないだろ俺達は!」
「デュエルスタンバイッ! カードバウトッ!」
「落ち着け! 引っ叩くぞ!」
歌見が右手を高く振り上げたその瞬間、俺の前に小さな少年が現れる。
「待ってください歌見殿! ミツキは本当のことを話しているのです、どうか拳を収めて聞いてやってください!」
「俺も話して欲しいよ!? 殴るつもりはないし……こ、これはただの脅しというか、最悪平手で頭ぺちっとくらいはするかもだけどだな」
「どうしても気が収まらぬというのならこのサキヒコめを……!」
「ダメーッ!? やめてパイセン!」
「一回落ち着いてくれ二人とも! なんで俺が悪いみたいになってるんだ……!? 一回水飲め水、ほら飲め、バカ、落ち着け」
キャップが外されたペットボトルが口に押し付けられる。
「んむ……」
「本当のことなのです歌見殿、本当にミツキは鱗で手を切ったのです。荒唐無稽な話ですから信用されぬかと学び舎では粥を零したことにしておりましたが……ミツキはあなたにだけは嘘はつかぬと決めているようでして、真実を話したのでございます」
「あー……まぁ、付き合い始めの頃に結構脅したからなぁ」
「んっくんっく…………ぷはっ! パイセン、今日ちょっとウチに寄られませぬか? 証拠をお見せ致しまする」
「んー、まぁいいぞ。結構近いし」
駅近物件を買ってくれた十余年前の母に感謝しつつ、涙を拭い、歌見を連れて帰宅。玄関をくぐることなく家と塀の隙間を抜けてアキの部屋に向かった。
「アキくん居ないな、セイカもか」
「多分もうあっちでご飯待ちでそ」
部屋とプールを隔てる扉を開けるとドライヤーの音が聞こえてきた。
「こっちこっち」
「プールに何が…………えっ?」
プールサイドに横たわる人魚の姿を見て歌見は硬直した。
「……! 水月、おかえり!」
水から上がったばかりなのだろう、まだ全身びしょ濡れだ。荒凪は満面の笑顔と長い尾を揺らすことで俺を出迎えた。
「ナナ居る」
「君の顔見に来てくれたんだよ」
「ナナ!」
ぽかんとしている歌見の足元まで荒凪が四本の腕を使って這いずる。顔を青ざめさせ、唇を震わせ、後ずさりしかけた彼の口と足を止めたのは、荒凪が差し出したプラスチック製の金魚だった。
「ナナの魚、いつも一緒」
脇腹辺りから生えた腕で上体を支えながら、両手で持った金魚を歌見に見せている。その仕草は幼い子供のようだ。
「…………荒凪くん?」
「……? うん」
「すまない、ちょっと外すよ。また後で話そう」
その場に屈んで目線を合わせて微笑んだ歌見は、立ち上がった直後俺の首に腕を巻き「ちょっと来い」とドスの効いた声で言い、俺を連れてアキの部屋に戻った。
「先に言えバカ! びっっ……くりした、なんか、こう、よくないこと口走るとこだった!」
「すいません……見てもらった方が早いかと思って」
「どういうことなんだ!?」
「私がコンちゃんとサキヒコくんを侍らせていることに希望を見出したとある方が、ちょっと危険ながら今のうちに人間の尊さ的なことに目覚めさせれば人類の味方になってくれそうな人外……荒凪くんを寄越したのでそ。あの祭りの日の昼に……」
「当日だったのかアレ」
「当日でした。マジヤバかった」
「とある方がめちゃくちゃ気になるんだが」
「……すいません、言っていいのかどうか分かんなくて。先輩の口の硬さ信用してないとかじゃなくて……本当、言っていいのか分かんなくて」
ネイは大人だし、公安だ。重要な秘密の扱いには慣れているだろう。歌見が誰かに漏らすとは思えないが、ここで大事なのはあの秘書からの印象だ。ただの大学生に裏の顔であるオカルト業の仔細を話したとなれば、俺も歌見も警戒される。
「……お前結構ヤバいことに首突っ込んでるのか? 気を付けろよ、一人で抱えるの辛かったらすぐ俺に相談するんだぞ」
「ありがとうございます……そう言っていただけるだけで安心感すごいですよ」
「はぁ、しかし……まさか荒凪くんまで妖怪だったとは」
「サキヒコくんは幽霊でコンちゃんは神様なので「まで」は違いますよ」
「…………そうか」
細かい分類なんて知るかよオタク野郎、とでも言いたげな目を向けられた。
「ふふ、さて歌見先輩、あの姿を見ればなんて言う妖怪か分かりますよね? ズバリ何でしょう!」
「姦姦蛇螺の雄」
「んなもん居るかァ! あっでも……似てるかも。なんでリョウメンスクナ説とか立ててたんでしょう、見た目だけならどっちかっつーとそっちですね。あ、答えは人魚です」
「……それもあんまり雄居るイメージないな」
「正確には見た目だけで人魚と予想したけれど生態が全く違うため調査を重ねたところ、何者かが人工的に作り出した生きた呪具であることがついこないだ判明したモノ。です」
「完全正答不可能センター試験なら炎上不回避問題」
「すいません……まぁ人魚って答えればマルにしてたんで」
「……呪具? って言ったか? それって……アレか? バズビーズチェア的な?」
「藁人形的なと聞きました」
それ自体が呪われていて触れると厄災をもたらす物品と言うよりは、それを用いて厄災を起こす道具といった具合だ。
「よく分からんが……お前は荒凪くんの鱗にっ、むぐっ!?」
「シーッ! ちょっとあっちでお話しませう」
歌見の口を塞ぎ、アキの部屋まで押していく。不満そうな目つきと籠った声に色気を感じる。
「……っ、はぁ、何なんだ」
「俺が自分の鱗で怪我したの知ったら荒凪くん落ち込んじゃうんで……内緒でお願いします」
「…………そういうことか。分かったよ。気を付けてれば大丈夫なんだな?」
「はい、不用意に握ったりしなければ」
「そうか、じゃあ次から気を付けろよ。それが出来るなら黙ってていい。気を付けてダメなら……あるいは気を付けられないなら、荒凪くんにちゃんと話して気を付けてもらえ」
気を付け……がゲシュタルト崩壊しそう。
「はい」
「よし。俺はまだだいぶ混乱しているんだが」
そりゃそうだろうな、ちょっと申し訳ない。まずは写真とかで知らせた方がよかったかな。
「俺があげた金魚大事に持ってるんだな……水月、荒凪くんくれ。弟にする」
これは混乱した言動なのか、ボケなのか、どっちだ?
「本当に魚の鱗で怪我したんでそ~! 信じてくだされっ、フラないでぇ!」
「ま、待て、一回落ち着け!」
「ヤダーッ! 落ち着いたら負けるっ、フラれるぅっ! わたくしはこのまま号泣しながらのデュエルを申し込みまそ!」
「何の勝負もしてないだろ俺達は!」
「デュエルスタンバイッ! カードバウトッ!」
「落ち着け! 引っ叩くぞ!」
歌見が右手を高く振り上げたその瞬間、俺の前に小さな少年が現れる。
「待ってください歌見殿! ミツキは本当のことを話しているのです、どうか拳を収めて聞いてやってください!」
「俺も話して欲しいよ!? 殴るつもりはないし……こ、これはただの脅しというか、最悪平手で頭ぺちっとくらいはするかもだけどだな」
「どうしても気が収まらぬというのならこのサキヒコめを……!」
「ダメーッ!? やめてパイセン!」
「一回落ち着いてくれ二人とも! なんで俺が悪いみたいになってるんだ……!? 一回水飲め水、ほら飲め、バカ、落ち着け」
キャップが外されたペットボトルが口に押し付けられる。
「んむ……」
「本当のことなのです歌見殿、本当にミツキは鱗で手を切ったのです。荒唐無稽な話ですから信用されぬかと学び舎では粥を零したことにしておりましたが……ミツキはあなたにだけは嘘はつかぬと決めているようでして、真実を話したのでございます」
「あー……まぁ、付き合い始めの頃に結構脅したからなぁ」
「んっくんっく…………ぷはっ! パイセン、今日ちょっとウチに寄られませぬか? 証拠をお見せ致しまする」
「んー、まぁいいぞ。結構近いし」
駅近物件を買ってくれた十余年前の母に感謝しつつ、涙を拭い、歌見を連れて帰宅。玄関をくぐることなく家と塀の隙間を抜けてアキの部屋に向かった。
「アキくん居ないな、セイカもか」
「多分もうあっちでご飯待ちでそ」
部屋とプールを隔てる扉を開けるとドライヤーの音が聞こえてきた。
「こっちこっち」
「プールに何が…………えっ?」
プールサイドに横たわる人魚の姿を見て歌見は硬直した。
「……! 水月、おかえり!」
水から上がったばかりなのだろう、まだ全身びしょ濡れだ。荒凪は満面の笑顔と長い尾を揺らすことで俺を出迎えた。
「ナナ居る」
「君の顔見に来てくれたんだよ」
「ナナ!」
ぽかんとしている歌見の足元まで荒凪が四本の腕を使って這いずる。顔を青ざめさせ、唇を震わせ、後ずさりしかけた彼の口と足を止めたのは、荒凪が差し出したプラスチック製の金魚だった。
「ナナの魚、いつも一緒」
脇腹辺りから生えた腕で上体を支えながら、両手で持った金魚を歌見に見せている。その仕草は幼い子供のようだ。
「…………荒凪くん?」
「……? うん」
「すまない、ちょっと外すよ。また後で話そう」
その場に屈んで目線を合わせて微笑んだ歌見は、立ち上がった直後俺の首に腕を巻き「ちょっと来い」とドスの効いた声で言い、俺を連れてアキの部屋に戻った。
「先に言えバカ! びっっ……くりした、なんか、こう、よくないこと口走るとこだった!」
「すいません……見てもらった方が早いかと思って」
「どういうことなんだ!?」
「私がコンちゃんとサキヒコくんを侍らせていることに希望を見出したとある方が、ちょっと危険ながら今のうちに人間の尊さ的なことに目覚めさせれば人類の味方になってくれそうな人外……荒凪くんを寄越したのでそ。あの祭りの日の昼に……」
「当日だったのかアレ」
「当日でした。マジヤバかった」
「とある方がめちゃくちゃ気になるんだが」
「……すいません、言っていいのかどうか分かんなくて。先輩の口の硬さ信用してないとかじゃなくて……本当、言っていいのか分かんなくて」
ネイは大人だし、公安だ。重要な秘密の扱いには慣れているだろう。歌見が誰かに漏らすとは思えないが、ここで大事なのはあの秘書からの印象だ。ただの大学生に裏の顔であるオカルト業の仔細を話したとなれば、俺も歌見も警戒される。
「……お前結構ヤバいことに首突っ込んでるのか? 気を付けろよ、一人で抱えるの辛かったらすぐ俺に相談するんだぞ」
「ありがとうございます……そう言っていただけるだけで安心感すごいですよ」
「はぁ、しかし……まさか荒凪くんまで妖怪だったとは」
「サキヒコくんは幽霊でコンちゃんは神様なので「まで」は違いますよ」
「…………そうか」
細かい分類なんて知るかよオタク野郎、とでも言いたげな目を向けられた。
「ふふ、さて歌見先輩、あの姿を見ればなんて言う妖怪か分かりますよね? ズバリ何でしょう!」
「姦姦蛇螺の雄」
「んなもん居るかァ! あっでも……似てるかも。なんでリョウメンスクナ説とか立ててたんでしょう、見た目だけならどっちかっつーとそっちですね。あ、答えは人魚です」
「……それもあんまり雄居るイメージないな」
「正確には見た目だけで人魚と予想したけれど生態が全く違うため調査を重ねたところ、何者かが人工的に作り出した生きた呪具であることがついこないだ判明したモノ。です」
「完全正答不可能センター試験なら炎上不回避問題」
「すいません……まぁ人魚って答えればマルにしてたんで」
「……呪具? って言ったか? それって……アレか? バズビーズチェア的な?」
「藁人形的なと聞きました」
それ自体が呪われていて触れると厄災をもたらす物品と言うよりは、それを用いて厄災を起こす道具といった具合だ。
「よく分からんが……お前は荒凪くんの鱗にっ、むぐっ!?」
「シーッ! ちょっとあっちでお話しませう」
歌見の口を塞ぎ、アキの部屋まで押していく。不満そうな目つきと籠った声に色気を感じる。
「……っ、はぁ、何なんだ」
「俺が自分の鱗で怪我したの知ったら荒凪くん落ち込んじゃうんで……内緒でお願いします」
「…………そういうことか。分かったよ。気を付けてれば大丈夫なんだな?」
「はい、不用意に握ったりしなければ」
「そうか、じゃあ次から気を付けろよ。それが出来るなら黙ってていい。気を付けてダメなら……あるいは気を付けられないなら、荒凪くんにちゃんと話して気を付けてもらえ」
気を付け……がゲシュタルト崩壊しそう。
「はい」
「よし。俺はまだだいぶ混乱しているんだが」
そりゃそうだろうな、ちょっと申し訳ない。まずは写真とかで知らせた方がよかったかな。
「俺があげた金魚大事に持ってるんだな……水月、荒凪くんくれ。弟にする」
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