冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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擬似交尾を楽しもう! (〃)

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ゴム越しに陰茎を擦り付け合う。俺は荒凪に跨って前後に腰を振り、荒凪は腰をくねらせている。荒凪の人間的でない腰の揺らし方のおかげで予期しない快感が現れ、単純な動きの兜合わせなのにいつまでも飽きない。

「んっ、んぅ……んっ、んん……く…………水月っ」

「……っ、は……イきそう。荒凪、くん……荒凪くんっ」

荒凪が射精するまで耐えたかったが、先に射精してしまった。何度も出して出にくくなっている彼より早くなるのは仕方ないことだ、俺が早漏という訳ではない、そう自分を励ました。

「ふーっ……」

コンドームを外し、中に溜まった自身の精液を眺める。あまり愉快なものではないな。

「水月、少ない」

「荒凪くんが多過ぎるの!」

セイカやシュカに「どれだけ出せば気が済むんだ」と睨まれた実績多数のこの俺の射精量が少ないなどありえない。

「これをね……」

精液が溜まったゴムをひっくり返し、荒凪の腹の上に置いておいた黒いアナルパールに俺の精液をかける。マットな黒と白濁液のコントラストが何とも唆る。

「……ふへっ」

数珠状に連なったそれを魚の卵に見立てた。どうせならぶっかけたかったところだが、まぁ、これでもいい。

「水月? ひ、あっ……!?」

俺の精液が絡んだアナルパールを荒凪の後孔に挿入していく。まだまだ狭いが異物を受け入れ慣れてきた荒凪の後孔は歓迎するようにそれを飲み込んでいく。

「ぁ、んっ……んぅっ! ぉ……んんっ! きゅっ……ぅゔっ、ふ……みつ、きぃっ」

全て挿入し終えた時、俺は言いようのない満足感を得た。擬似的な行為のはずなのに、交尾の完了の実感がある。

「受精するまで……安定するまで、入れてじっとしておこうね。ふふっ、じゃあ出させたげる」

後孔に入れたアナルパールはそのままに陰茎を握る。左手では下腹を圧迫し、後孔の刺激と陰茎の快感のリンクを進めていく。

「ぁ、あっ? 水月っ、みつ、きっ……お腹、変っ」

「痛くない? じゃあ気持ちいいってことだよ。その変な感じは」

濡れた身体に覆い被さって耳元で囁き、言い聞かせていく。こういうことは気持ちが大切だ。

「んっ、ん……気持ち、いい? 気持ちいいっ……ぁ、う、水月っ、水月……はぁっ、あっ、出ちゃ、う」

「イきそう?」

「……? どこ?」

「あぁ、どっか行くって意味じゃなくてさ……んー、なんて言うのかな…………あぁ、気持ちいいのがてっぺんまで行くことを、イくって言ったりするんだ」

荒凪はこくこくと頷き、熱い吐息と共に声を零した。

「イ、くっ……」

俺が教えた言葉、覚えたての言葉と共に、白濁液が吐き出される。この精液が女の胎に放たれたなら受精するのだろうか、体内から溶かして終わりだろうか。荒凪の精子が求めるのは人間の卵子ではなく魚卵の方だろうか。

「いっぱい出たね。えらいえらい」

荒凪の精液について小難しく考えつつ、射精の余韻に浸る荒凪の後孔から飛び出た輪っか状の取っ手に指をかけ、アナルパールを一気に引き抜いた。

「……っ!? ぉ、んっ! おぉっ、ぉおおっ!? ぉ……ふっ、ふゔっ、んっ、んん……? ん、ぉっ……」

ぬぽぽぽぽんっ、と扇情的な音を立てて抜けたアナルパールには荒凪の腸液もしくはローションと思われる透明の粘液が絡んでいた。何とも唆る光景だが、一つ疑問がある。

(わたくしの子種ちゃんはいずこ?)

俺の精液が一滴も付着していない。アナルパールは黒いから白い精液は目立つはずだ、あれば見つかるはずだ、何故ない? ピンク色のひだに全て絡め取られてしまったのだろうか、と、ヒクヒク震える荒凪の後孔を覗く。見えてもせいぜい縁から数センチ、その上ひだや凹凸が多く中はよく見えない。俺の精液を溜めているかどうかなんて分からない。

「み、ひゅきっ……抜く、なんでっ、言わない……急に、全部ぅ……ひど、い。ひどいっ……」

「ごめんごめん、一気に抜くのが気持ちいいってみんな言うからさぁ……荒凪くんにも味わって欲しかったんだ。荒凪くんは気持ちよくなかった?」

「……気持ちいい。よ、過ぎるっ! 腰、もう……変、なった。なっちゃった……立てない。泳げない。水月、せい」

俺のせいで立てないし泳げない? あぁなんて可愛いことを言ってくれるんだ。

「荒凪くん……」

勃ってしまった陰茎を荒凪の下腹にぐっと押し付ける。

「もう一回兜合わせしよっか」

ぐんにゃりと垂れているが、幸い荒凪の陰茎はまだスリットに戻ってはいない。精液を溜めて水風船のようになったコンドームを処理し、新たなゴムをつけて、兜合わせを始めた。

「ひっ……ん、水月ぃ……」

荒凪の陰茎は絶頂したばかりで敏感なのだろう。一擦りする度に荒凪は甲高い声をあげ、腰を跳ねさせる。

「ぁ、あっ、あっ! や……! ひっ、ぁん……みつきぃ……ィ、くっ…………きゅうぅっ……イくっ」

情けなく精液を吐き出す荒凪をオカズに俺は自らの手で自身の陰茎を扱き、小さく拡がったままヒクヒクと震えている荒凪の後孔に直接精液を注いだ。
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