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電車内でささっと処理 (水月×リュウ・セイカ)
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羞恥で顔を赤くし、心の内を吐露して涙を零す。そんなセイカの頬を丹念に愛撫してから、ゆっくりと彼を抱き締めた。
「……誘っても俺とシたくなさそうにするくせに、そんなこと心配してたのか?」
「…………ん」
「やれやれ仕方ないなぁって感じでさせてくれる日も、実はやったーしたかったんだぁーって思ってたりした?」
「…………ぅん」
俺の胸に顔をうずめたセイカは素直に頷いている。
「嬉しい」
「……ごめんなさい。嫌がる……ふりして」
「いいんだよ、恥ずかしいんだもんな。どんな態度も可愛いから別にいいんだ。でも俺察し悪いから、セイカの本心に気付けなくて傷付けちゃったこともあったかも。ごめんな?」
「んーん……」
「……うん。あのな、セイカ。確かにしばらくは荒凪くんに付きっきりになっちゃうし、いつもより頻度減っちゃうかもだけど……必ず埋め合わせはするし、セイカが寂しがるならセイカを優先するよ。だから、出来れば……シたいってのは厳しいかもだけど、寂しいとか、デートしたいとか、他にも何かして欲しいことがあれば、言って欲しい。からかったり、無下にしたり、無視したりなんて絶対しないから」
声はなく、ただ感触でセイカが頷くのが分かった。頭を撫で、立ち上がり、また車椅子を押し始めた。
「……遅刻するかな。ごめん、話長くて」
「大丈夫だよ、多分まだ間に合う。それに話長かったのは俺だよ、頭悪いから要点まとめて話すとか出来なくてさぁ……ごめんな?」
「…………鳴雷が話すの好きだから、話長くていい」
「ふふっ、そういえばセイカは俺の話聞くの好きなんだったな、変わってるよホント。顔とか身体が好きなら分かるんだけど、話って……そんなに面白い話出来る訳でもないのにさぁ?」
「……鳴雷が、好きだから……いっぱい話してくれると、嬉しい」
「………………セイカ?」
「……ん?」
「何でも言って欲しいとか言っといてアレなんだけど、急に素直にデレられると血が全部海綿体にいっちゃう。路上デレはよくない……車椅子押してるから隠せてるけど、ヤバい。このまま電車乗ったら俺捕まる」
「…………俺のぽかぽかした気持ち返してもらっていいか。天正にでも押し付けてろバカ」
「絶対今日中に抱いてやるからなこの野郎……!」
勃った陰茎を車椅子で隠し、駅にてリュウと合流。後五分遅れていれば先に行くところだったと苦言を呈する彼にセイカを任せ、トイレに駆け込みコンドームを陰茎に被せ、下着に染みた先走りの汁をトイレットペーパーで軽く拭った。
「お待たせ~」
「セーフや水月、はよ乗ろ」
ちょうど来ていた電車に乗車、上手くリュウの後ろに立てた。
「遅れるわトイレ行くわ、俺やなかったら置いてってんでホンマ。あーほら、しぐ先行くてメッセ入っとるわ。とりりんはどないすんねやろ、戸鳴町からやったら次の駅で合流出来そやけどそない殊勝な真似するヤツとちゃうし、普段通りやろか」
スマホを確認しながら話す彼の腰をそっと掴む。
「ん? 何ぃ水月……て、ちょっ、水月、なんで勃っとるんな」
俺もリュウもスラックスを履いたままだが、尻の割れ目に挟ませるように陰茎を押し付ける。玩具を挿入しっぱなしにしろと命令し続けているから、裏筋にゴリゴリと硬いものが擦れて気持ちいい。
「ちょっと色々あってな……このまま抜かせろ、さっきゴムつけてきたんだよ。ほらもっと尻突き出せ」
「んっ……! ちょ、ちょお待ってぇな水月ぃ、入れとるんコツコツしたアカンっ……ひっ、待っ、ぁっ、バイブ小突いて揺らさんといてぇ……!」
「黙ってろ、角オナみたいで気持ちいいんだよ」
カンナは俺達を待ち切れず先に行ったらしい。なら、途中下車の必要はない。このままリュウに擦り付け続けよう。学校最寄り駅に到着するまでには射精出来るだろう。
「はぁ……この硬さ、丸み……ちょうどイイ」
リュウが漏らす声、赤くなっている耳、何よりスラックス越しでも確かに感じるリュウの尻の感触。俺を興奮させている大きな要因には言及せず、単なるアクセントであるバイブの持ち手のことだけを褒める。
「……っ、ふぅ……んっ、うぅ……! 酷いわぁっ、水月ぃ……んっ、こんな、ぐりぐりしといてぇ……俺、無視して、バイブばっかぁっ、んんっ……!」
蕩けた声色。思った通りリュウは興奮している。
「はぁっ……ぁ、んっ……せめてオナホ扱いしてぇなぁ、いけずぅっ……ん、くぅうっ……!」
俺が擦り付けるままに揺れていたバイブの揺れが小さくなった。リュウがバイブを強く締め付けているのだろう。絶頂したのかな? 俺もそろそろ……
「……っ、く…………ふぅっ」
射精を果たし、リュウの腰を掴む手から自然に力が抜ける。俺よりもリュウの方が脱力感が強いだろう、支えてやらなくては。
「んっ……? 水月ぃ……?」
リュウの胴に腕を回す。とろんとした瞳が俺を見上げる。
「……へへ。なり切られへんなぁ水月は」
ドSなご主人様に、という意味か? リュウは俺に支えられて幸せそうな顔をしている、意地悪で苛烈な扱いだけを求めていた頃の彼とは違う。
「好きやわぁほんま……だぁいすき、水月ぃ。バイブじゃ足りへんわ、水月のん欲しい……今度はあんまり何日も焦らさんとってな、早めに抱いたってや」
無理な演技はもう必要ないんだ。そう確信した俺はリュウの腰や頭を優しく愛撫してやった。
「……へへ、水月ぃ~……ふふふ」
嬉しそうだ。電車内ではリュウに構っていよう、その後はジトーっと羨望の眼差しで俺を見上げている彼を愛でる番かな。
「……誘っても俺とシたくなさそうにするくせに、そんなこと心配してたのか?」
「…………ん」
「やれやれ仕方ないなぁって感じでさせてくれる日も、実はやったーしたかったんだぁーって思ってたりした?」
「…………ぅん」
俺の胸に顔をうずめたセイカは素直に頷いている。
「嬉しい」
「……ごめんなさい。嫌がる……ふりして」
「いいんだよ、恥ずかしいんだもんな。どんな態度も可愛いから別にいいんだ。でも俺察し悪いから、セイカの本心に気付けなくて傷付けちゃったこともあったかも。ごめんな?」
「んーん……」
「……うん。あのな、セイカ。確かにしばらくは荒凪くんに付きっきりになっちゃうし、いつもより頻度減っちゃうかもだけど……必ず埋め合わせはするし、セイカが寂しがるならセイカを優先するよ。だから、出来れば……シたいってのは厳しいかもだけど、寂しいとか、デートしたいとか、他にも何かして欲しいことがあれば、言って欲しい。からかったり、無下にしたり、無視したりなんて絶対しないから」
声はなく、ただ感触でセイカが頷くのが分かった。頭を撫で、立ち上がり、また車椅子を押し始めた。
「……遅刻するかな。ごめん、話長くて」
「大丈夫だよ、多分まだ間に合う。それに話長かったのは俺だよ、頭悪いから要点まとめて話すとか出来なくてさぁ……ごめんな?」
「…………鳴雷が話すの好きだから、話長くていい」
「ふふっ、そういえばセイカは俺の話聞くの好きなんだったな、変わってるよホント。顔とか身体が好きなら分かるんだけど、話って……そんなに面白い話出来る訳でもないのにさぁ?」
「……鳴雷が、好きだから……いっぱい話してくれると、嬉しい」
「………………セイカ?」
「……ん?」
「何でも言って欲しいとか言っといてアレなんだけど、急に素直にデレられると血が全部海綿体にいっちゃう。路上デレはよくない……車椅子押してるから隠せてるけど、ヤバい。このまま電車乗ったら俺捕まる」
「…………俺のぽかぽかした気持ち返してもらっていいか。天正にでも押し付けてろバカ」
「絶対今日中に抱いてやるからなこの野郎……!」
勃った陰茎を車椅子で隠し、駅にてリュウと合流。後五分遅れていれば先に行くところだったと苦言を呈する彼にセイカを任せ、トイレに駆け込みコンドームを陰茎に被せ、下着に染みた先走りの汁をトイレットペーパーで軽く拭った。
「お待たせ~」
「セーフや水月、はよ乗ろ」
ちょうど来ていた電車に乗車、上手くリュウの後ろに立てた。
「遅れるわトイレ行くわ、俺やなかったら置いてってんでホンマ。あーほら、しぐ先行くてメッセ入っとるわ。とりりんはどないすんねやろ、戸鳴町からやったら次の駅で合流出来そやけどそない殊勝な真似するヤツとちゃうし、普段通りやろか」
スマホを確認しながら話す彼の腰をそっと掴む。
「ん? 何ぃ水月……て、ちょっ、水月、なんで勃っとるんな」
俺もリュウもスラックスを履いたままだが、尻の割れ目に挟ませるように陰茎を押し付ける。玩具を挿入しっぱなしにしろと命令し続けているから、裏筋にゴリゴリと硬いものが擦れて気持ちいい。
「ちょっと色々あってな……このまま抜かせろ、さっきゴムつけてきたんだよ。ほらもっと尻突き出せ」
「んっ……! ちょ、ちょお待ってぇな水月ぃ、入れとるんコツコツしたアカンっ……ひっ、待っ、ぁっ、バイブ小突いて揺らさんといてぇ……!」
「黙ってろ、角オナみたいで気持ちいいんだよ」
カンナは俺達を待ち切れず先に行ったらしい。なら、途中下車の必要はない。このままリュウに擦り付け続けよう。学校最寄り駅に到着するまでには射精出来るだろう。
「はぁ……この硬さ、丸み……ちょうどイイ」
リュウが漏らす声、赤くなっている耳、何よりスラックス越しでも確かに感じるリュウの尻の感触。俺を興奮させている大きな要因には言及せず、単なるアクセントであるバイブの持ち手のことだけを褒める。
「……っ、ふぅ……んっ、うぅ……! 酷いわぁっ、水月ぃ……んっ、こんな、ぐりぐりしといてぇ……俺、無視して、バイブばっかぁっ、んんっ……!」
蕩けた声色。思った通りリュウは興奮している。
「はぁっ……ぁ、んっ……せめてオナホ扱いしてぇなぁ、いけずぅっ……ん、くぅうっ……!」
俺が擦り付けるままに揺れていたバイブの揺れが小さくなった。リュウがバイブを強く締め付けているのだろう。絶頂したのかな? 俺もそろそろ……
「……っ、く…………ふぅっ」
射精を果たし、リュウの腰を掴む手から自然に力が抜ける。俺よりもリュウの方が脱力感が強いだろう、支えてやらなくては。
「んっ……? 水月ぃ……?」
リュウの胴に腕を回す。とろんとした瞳が俺を見上げる。
「……へへ。なり切られへんなぁ水月は」
ドSなご主人様に、という意味か? リュウは俺に支えられて幸せそうな顔をしている、意地悪で苛烈な扱いだけを求めていた頃の彼とは違う。
「好きやわぁほんま……だぁいすき、水月ぃ。バイブじゃ足りへんわ、水月のん欲しい……今度はあんまり何日も焦らさんとってな、早めに抱いたってや」
無理な演技はもう必要ないんだ。そう確信した俺はリュウの腰や頭を優しく愛撫してやった。
「……へへ、水月ぃ~……ふふふ」
嬉しそうだ。電車内ではリュウに構っていよう、その後はジトーっと羨望の眼差しで俺を見上げている彼を愛でる番かな。
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