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本格的な放置 (水月×フタ・ミタマ)
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洗面器に薄くローションを張り、五百円玉より少し大きいサイズのガーゼを浸す。二つだ。
「フタさん」
「みつきぃ……? なに~?」
「ここ、少しは開発出来ましたかね? ぁー、つまり、ここ気持ちいいですか?」
タンクトップの腕を通す穴から無理矢理露出させた胸を指す。乳輪をスリスリと撫で、乳首をピンッと弾く。
「ひゃうっ……!」
「どうですか?」
親指と曲げた人差し指で乳首を挟み、親指を左右に揺らしてクリクリと乳首を押し潰していく。
「んっ……ぅう……なんか、なんか変な感じぃ……なんだろ、なんかぁ……」
右手で乳首を弄り回しながら、左手でフタの頬を撫でる。色んなものにまみれて乾いてフタの頬はカピカピだ、スベスベだったはずなのに。
「はっ、ぁ……ぅ……なんか、なんか好きかもぉ……これ。みつきの手ぇ、好きぃ……」
「乳首触られるの気持ちいいですか?」
「ぅん……? 多分……」
俺は両手をフタから離し、フタの目の前で広げた後、フタの胸のすぐ前で握り拳を作った。不思議そうに俺の手を見つめるフタの視線が外れないうちに人差し指をピンと立て、何かを引っ掻くように動かす。
「…………?」
今胸を思い切り突き出せば、両手で乳首をカリカリと引っ掻いてもらえるんだよ。そう無言でアピールしてみるもフタは不思議そうに首を傾げるばかりだ。身体の方が聡く淫らなようで、乳首をどんどんと尖らせていく。
「……っ、みつき?」
吐息を歪めて俺の名前を呼ぶ。笑顔を返すとフタは身体の訴えに従って胸を突き出し、俺に乳首を引っ掻かせた。
「んっ!? ぅあぁっ……!? ぁ、ひっ……んんん……!」
胸を引くことなく張り続け、俺の指にぷるぷると揺らさせて、フタは素直に快楽を貪った。
「フタさんの乳首すっかり性感帯になったみたい。コンちゃんのおかげだね」
「そりゃよかったのぅ」
「……ちなみにコンちゃんっていつ抱かせてくれるの?」
「…………不躾な質問じゃの。0点。ワシとまぐわう日は遠のいたと思え」
「そんなっ!?」
「その気にさせてくれたらいつでもええんじゃ。ひんとをやろうか、雰囲気を作って下品過ぎない直接的でない誘い方……が一番じゃな」
「な、なるほど……」
ミタマに欲情はいつもしているのだが、彼の一歩引いたような態度が俺の決断を鈍らせる。しかし行っていいと分かればもう、行くしかない。誘うのだ。明日の金曜はバイトがあるし、土曜はネザメの誕生日だし、日曜はお祭りがあるから……アレ? いつヤればいいんだ?
「ちなみにさっちゃんは言われりゃいつでもヤる言うとったが、古臭い子じゃから誘い方には気ぃ付けぇよ。ワシと同じで下品だったり直接的だったりは、あうと! じゃ。多分怒られる」
「そんな感じはするよ。考えとくから楽しみにしといて、二人とも」
姿を現していないサキヒコにも呼びかける。どこに居るか分からないのでぐるりと辺りを見回してみた。
「……そろそろいいかな? 乳首真っ赤ですね、フタさん」
「これすきぃ……みつき、もっと」
「ごめんなさいフタさん、俺もう寝なきゃいけない時間なんです」
「えー……そっかぁ」
「玩具でしてあげますからね」
たっぷりとローションを吸ったガーゼをフタの乳首にペタリと貼り付ける。米の字を書くようにサージカルテープを使って固定する。
「冷た~い」
乳首を覆うそれが何かフタは分かっていない。
「こっちも……」
両方の乳首にローション滴るガーゼを貼り付けた。ローション越しに乳首をスリっと一撫で。
「……? 何……ひぁああぁあっ!?」
「おぉ……やっぱりローションガーゼってやばいんだ……コンちゃん、ローター取って。二個。あと、フタさん押さえてくれる?」
「えげつないこと考えとるんじゃなかろうな」
そう言いつつミタマは俺の手にローターを二つ落とし、フタの背後に回って彼を押さえ付けた。しかも、ご丁寧なことにミタマはフタに胸を張らせてくれている。
「はっ、はぁ……ぇ? みつきぃ……? んっ、そこもうあんま触んないでぇ……」
ガーゼ越しにローターで乳首を潰すように押し付けて、ローターもまたサージカルテープで固定する。もちろん両方ともだ。
「OK! コンちゃん、イラママスク取って」
「おー……これかの?」
以前リュウ用に購入したディルド付きマスク。ディルドが内側に付いた、革製のマスクだ。
「フタさん、アーン」
「あ~ん」
フタは疑いもせず口を開ける。何も考えていないと言った方が正しいか。
「ん……ゔぐっ! ぅ……ん…………ゔ、ぅ」
喉の奥まで突っ込めば声を発することも難しくなる。フタの目からは抗議や不安が感じられるが、彼がそれを俺に伝える術はもうない。俺が目を合わせるのをやめてしまえばそれまでだ。
「……おやすみなさい、フタさん」
さぁ、俺はもう寝よう。明日になったら縄もガーゼもローターもマスクも外し、解放してやろう。
「フタさん」
「みつきぃ……? なに~?」
「ここ、少しは開発出来ましたかね? ぁー、つまり、ここ気持ちいいですか?」
タンクトップの腕を通す穴から無理矢理露出させた胸を指す。乳輪をスリスリと撫で、乳首をピンッと弾く。
「ひゃうっ……!」
「どうですか?」
親指と曲げた人差し指で乳首を挟み、親指を左右に揺らしてクリクリと乳首を押し潰していく。
「んっ……ぅう……なんか、なんか変な感じぃ……なんだろ、なんかぁ……」
右手で乳首を弄り回しながら、左手でフタの頬を撫でる。色んなものにまみれて乾いてフタの頬はカピカピだ、スベスベだったはずなのに。
「はっ、ぁ……ぅ……なんか、なんか好きかもぉ……これ。みつきの手ぇ、好きぃ……」
「乳首触られるの気持ちいいですか?」
「ぅん……? 多分……」
俺は両手をフタから離し、フタの目の前で広げた後、フタの胸のすぐ前で握り拳を作った。不思議そうに俺の手を見つめるフタの視線が外れないうちに人差し指をピンと立て、何かを引っ掻くように動かす。
「…………?」
今胸を思い切り突き出せば、両手で乳首をカリカリと引っ掻いてもらえるんだよ。そう無言でアピールしてみるもフタは不思議そうに首を傾げるばかりだ。身体の方が聡く淫らなようで、乳首をどんどんと尖らせていく。
「……っ、みつき?」
吐息を歪めて俺の名前を呼ぶ。笑顔を返すとフタは身体の訴えに従って胸を突き出し、俺に乳首を引っ掻かせた。
「んっ!? ぅあぁっ……!? ぁ、ひっ……んんん……!」
胸を引くことなく張り続け、俺の指にぷるぷると揺らさせて、フタは素直に快楽を貪った。
「フタさんの乳首すっかり性感帯になったみたい。コンちゃんのおかげだね」
「そりゃよかったのぅ」
「……ちなみにコンちゃんっていつ抱かせてくれるの?」
「…………不躾な質問じゃの。0点。ワシとまぐわう日は遠のいたと思え」
「そんなっ!?」
「その気にさせてくれたらいつでもええんじゃ。ひんとをやろうか、雰囲気を作って下品過ぎない直接的でない誘い方……が一番じゃな」
「な、なるほど……」
ミタマに欲情はいつもしているのだが、彼の一歩引いたような態度が俺の決断を鈍らせる。しかし行っていいと分かればもう、行くしかない。誘うのだ。明日の金曜はバイトがあるし、土曜はネザメの誕生日だし、日曜はお祭りがあるから……アレ? いつヤればいいんだ?
「ちなみにさっちゃんは言われりゃいつでもヤる言うとったが、古臭い子じゃから誘い方には気ぃ付けぇよ。ワシと同じで下品だったり直接的だったりは、あうと! じゃ。多分怒られる」
「そんな感じはするよ。考えとくから楽しみにしといて、二人とも」
姿を現していないサキヒコにも呼びかける。どこに居るか分からないのでぐるりと辺りを見回してみた。
「……そろそろいいかな? 乳首真っ赤ですね、フタさん」
「これすきぃ……みつき、もっと」
「ごめんなさいフタさん、俺もう寝なきゃいけない時間なんです」
「えー……そっかぁ」
「玩具でしてあげますからね」
たっぷりとローションを吸ったガーゼをフタの乳首にペタリと貼り付ける。米の字を書くようにサージカルテープを使って固定する。
「冷た~い」
乳首を覆うそれが何かフタは分かっていない。
「こっちも……」
両方の乳首にローション滴るガーゼを貼り付けた。ローション越しに乳首をスリっと一撫で。
「……? 何……ひぁああぁあっ!?」
「おぉ……やっぱりローションガーゼってやばいんだ……コンちゃん、ローター取って。二個。あと、フタさん押さえてくれる?」
「えげつないこと考えとるんじゃなかろうな」
そう言いつつミタマは俺の手にローターを二つ落とし、フタの背後に回って彼を押さえ付けた。しかも、ご丁寧なことにミタマはフタに胸を張らせてくれている。
「はっ、はぁ……ぇ? みつきぃ……? んっ、そこもうあんま触んないでぇ……」
ガーゼ越しにローターで乳首を潰すように押し付けて、ローターもまたサージカルテープで固定する。もちろん両方ともだ。
「OK! コンちゃん、イラママスク取って」
「おー……これかの?」
以前リュウ用に購入したディルド付きマスク。ディルドが内側に付いた、革製のマスクだ。
「フタさん、アーン」
「あ~ん」
フタは疑いもせず口を開ける。何も考えていないと言った方が正しいか。
「ん……ゔぐっ! ぅ……ん…………ゔ、ぅ」
喉の奥まで突っ込めば声を発することも難しくなる。フタの目からは抗議や不安が感じられるが、彼がそれを俺に伝える術はもうない。俺が目を合わせるのをやめてしまえばそれまでだ。
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さぁ、俺はもう寝よう。明日になったら縄もガーゼもローターもマスクも外し、解放してやろう。
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