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フッ軽な約束 (水月×リュウ・カサネ・カンナ・レイ)
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満員電車の中、俺はレイにセイカの車椅子を任せた。これで手が空いた。
「ゴム付けるぞ、リュウ」
「……はぁい、ご主人様」
ホームで出会ったばかりのリュウに声をかける。彼は既に顔をとろんとさせており、素直にシャツのボタンを外して肌着を捲った。
「そのまま壁作っててくれよ、レイ」
「はいっす、せーかくんもお任せ下さいっす」
俺に強要されるならリュウは露出も好む。しかし俺は大事な彼氏の肌を他人の目に晒したくない。なので小声でレイに頼んでおいた。
「……あぁ、しっかり勃たせてるな。よしよし、いい子だ……すぐ付けてやる」
「んっ……! ぅ……ん、んんっ……」
スポイトで乳首を吸い、スポイトの口にはめておいた輪ゴムを乳首へ移す。左右どちらにもそれをほどこし、肌着を下げてやる。
「……っ、は……」
「終わったぞ。声も抑えられてたな、ようやく躾が効いてきたか? 大人しくしてられた褒美にボタンは俺が留めてやるよ」
「ん……おおきに、みつきぃ」
ふにゃっとした笑顔、何よりこの方言! たまらないっ……! リュウ最高!
「あ、着いたなぁ……へへ、しぐ迎えに行かんと」
一旦電車を降り、ホームの物陰に隠れたカンナを見つけ出す。手の甲にキスをし、顔を真っ赤にした彼と共に再び電車に乗った。
「ぁ……この、くん」
「お久しぶりっすカンナせんぱい!」
「ぅ、ん。おしご、と……いーの?」
「一段落ついたんで」
カンナはレイと話し始めた。彼氏の中でも癒し系ワンツーの彼らの絡みを眺めているだけで心身の疲労が取れていく。
「水月っ……水月ぃ、乳首、擦れてもぉて……も、あかん」
「メッシュ素材の着てきたくせして何言ってんだよ。ゴムはつけてるんだろ? はめて締めて留める方じゃなくて、ハメるのに使う被せる方な。ま、お前はこの先一生オナホくらいにしかハメらんねぇ訳だけど」
話しながら俺はリュウの腰をぐっと膝で押した。
「んんっ……!」
「替えも持ってきてるな? あんまりほっといちゃ外れて零れたり匂いでバレたりと事故の元だ、ちょくちょくトイレにでも行って替えてこい」
「はっ、ぃ……分かりましたっ、分かりましたから、もぉぐりぐりせんといてぇ……出てまうっ、出てまうからぁつ」
「……豚がいっちょ前に場所選んでんじゃねぇよ、さっさと出せ」
「ひゃ、いぃっ……!」
膝に微かにだが脈打ちが伝わってきた。リュウが射精したのだ。
「イったか、今日は本当に従順だなぁ」
「ふっ……ふ、ぅ……」
反抗してこないということは、今日は虐められるより褒められたい気分ということだろう。俺はフラつくリュウが立っていられるよう彼を優しく抱き締め、時折上から目線で褒めつつ頭を撫でてやった。
シュカと合流し、レイと別れ、学校へ。教室でハルと会い、軽く挨拶。
「てん、くん……へろ、へ……だね」
「だな。上下は流石にキツいか。次から下は抜くか。んっ……?」
ポケットの中でスマホが震えた。俺は自分の身体の影にスマホを隠し、通知バナーを確認した。
「だ、れ?」
「繰言先輩。昨日一緒にお昼食べた人居たろ?」
「髪、白と黒の、派手な人」
「そうそう」
十二薔薇高校に髪型、髪色に関する校則はない。だがその偏差値と授業料から入学してくるのは名家の聡明なお坊ちゃまばかり、地毛のままという子が多い。そんな中、染髪は目立つ。ハルのようなワンポイントや、リュウやセイカのような全染めならともかく、半分だけ染めている繰言は相当目立つだろう。
「目立つの嫌そうなのに、なんであんな髪してるのかな。余計学校来にくいだろうに……」
「……あんな、髪の……お医者、さ……の、アニメ。おと、さ……に、昔、見せて、もら……た」
「ふふ、名作だよな」
さて、返信の内容を確認しなければ。
『エッ……それって、放課後一緒に遊ぼ、ってコト!? それって最高じゃん! そんな学生の友達同士っぽいこと俺なんかがやってもいいんでしょうか落雷とか当たりそう』
なんで学生が学生と遊んだだけで罰当たりという発想が出るんだ?
『なんで雷落ちるんですか。ちょっと返信遅かったんで馴れ馴れしかったかなって思ったんですけど、乗り気ってことは考え過ぎだったんですね。よかった』
『俺なんかが放課後遊びに誘ってもらえるとかありえな過ぎて何回も確認してますた!!!!』
『また空いてる日とか、乗り気な日教えてください。一緒に遊びましょう。それじゃ、そろそろ授業なので返信出来ませんので、また一時間程後で』
チャイムが鳴り響く中机の中で送信し、スマホをスリープモードにして黒板に視線を移した。
授業を受け、休み時間にまた繰言からの返信を見る。何件か来ていた。いつでも空けられるだとか、俺と遊ぶのならいつでも乗り気だとか、そんな内容だ。思わず口角が上がる。
『鳴雷くんがバイトしてるんだったらそっちに合わせるべきだと思いますので!!! 本音を言うなら日付時間指定するような偉そうな真似俺には出来ません!!!! 責任を投げさせてくださいごめんなさい!!!』
一度にビックリマークを三つ以上付けないと気が済まないのか?
『分かりました。日付と時間の指定はそんなに大層なことじゃありませんよ。明日、水曜日の放課後はどうですか?』
『明日!!?!?? フッ軽!!!! 圧倒的陽!!!!! 流石イケメン!!!』
『嫌でしたか……? 近過ぎました?』
『大丈夫!!!! 遊ぼ!!! 水曜日OK!!!!』
『大丈夫なんかい』
おっと、つい関西弁でツッコんでしまった。
「水曜日……か」
少なくともハルはデート、リュウはプレイを望むだろう。彼氏達には早めに水曜日に用事が出来たことを伝えなければ。
「ゴム付けるぞ、リュウ」
「……はぁい、ご主人様」
ホームで出会ったばかりのリュウに声をかける。彼は既に顔をとろんとさせており、素直にシャツのボタンを外して肌着を捲った。
「そのまま壁作っててくれよ、レイ」
「はいっす、せーかくんもお任せ下さいっす」
俺に強要されるならリュウは露出も好む。しかし俺は大事な彼氏の肌を他人の目に晒したくない。なので小声でレイに頼んでおいた。
「……あぁ、しっかり勃たせてるな。よしよし、いい子だ……すぐ付けてやる」
「んっ……! ぅ……ん、んんっ……」
スポイトで乳首を吸い、スポイトの口にはめておいた輪ゴムを乳首へ移す。左右どちらにもそれをほどこし、肌着を下げてやる。
「……っ、は……」
「終わったぞ。声も抑えられてたな、ようやく躾が効いてきたか? 大人しくしてられた褒美にボタンは俺が留めてやるよ」
「ん……おおきに、みつきぃ」
ふにゃっとした笑顔、何よりこの方言! たまらないっ……! リュウ最高!
「あ、着いたなぁ……へへ、しぐ迎えに行かんと」
一旦電車を降り、ホームの物陰に隠れたカンナを見つけ出す。手の甲にキスをし、顔を真っ赤にした彼と共に再び電車に乗った。
「ぁ……この、くん」
「お久しぶりっすカンナせんぱい!」
「ぅ、ん。おしご、と……いーの?」
「一段落ついたんで」
カンナはレイと話し始めた。彼氏の中でも癒し系ワンツーの彼らの絡みを眺めているだけで心身の疲労が取れていく。
「水月っ……水月ぃ、乳首、擦れてもぉて……も、あかん」
「メッシュ素材の着てきたくせして何言ってんだよ。ゴムはつけてるんだろ? はめて締めて留める方じゃなくて、ハメるのに使う被せる方な。ま、お前はこの先一生オナホくらいにしかハメらんねぇ訳だけど」
話しながら俺はリュウの腰をぐっと膝で押した。
「んんっ……!」
「替えも持ってきてるな? あんまりほっといちゃ外れて零れたり匂いでバレたりと事故の元だ、ちょくちょくトイレにでも行って替えてこい」
「はっ、ぃ……分かりましたっ、分かりましたから、もぉぐりぐりせんといてぇ……出てまうっ、出てまうからぁつ」
「……豚がいっちょ前に場所選んでんじゃねぇよ、さっさと出せ」
「ひゃ、いぃっ……!」
膝に微かにだが脈打ちが伝わってきた。リュウが射精したのだ。
「イったか、今日は本当に従順だなぁ」
「ふっ……ふ、ぅ……」
反抗してこないということは、今日は虐められるより褒められたい気分ということだろう。俺はフラつくリュウが立っていられるよう彼を優しく抱き締め、時折上から目線で褒めつつ頭を撫でてやった。
シュカと合流し、レイと別れ、学校へ。教室でハルと会い、軽く挨拶。
「てん、くん……へろ、へ……だね」
「だな。上下は流石にキツいか。次から下は抜くか。んっ……?」
ポケットの中でスマホが震えた。俺は自分の身体の影にスマホを隠し、通知バナーを確認した。
「だ、れ?」
「繰言先輩。昨日一緒にお昼食べた人居たろ?」
「髪、白と黒の、派手な人」
「そうそう」
十二薔薇高校に髪型、髪色に関する校則はない。だがその偏差値と授業料から入学してくるのは名家の聡明なお坊ちゃまばかり、地毛のままという子が多い。そんな中、染髪は目立つ。ハルのようなワンポイントや、リュウやセイカのような全染めならともかく、半分だけ染めている繰言は相当目立つだろう。
「目立つの嫌そうなのに、なんであんな髪してるのかな。余計学校来にくいだろうに……」
「……あんな、髪の……お医者、さ……の、アニメ。おと、さ……に、昔、見せて、もら……た」
「ふふ、名作だよな」
さて、返信の内容を確認しなければ。
『エッ……それって、放課後一緒に遊ぼ、ってコト!? それって最高じゃん! そんな学生の友達同士っぽいこと俺なんかがやってもいいんでしょうか落雷とか当たりそう』
なんで学生が学生と遊んだだけで罰当たりという発想が出るんだ?
『なんで雷落ちるんですか。ちょっと返信遅かったんで馴れ馴れしかったかなって思ったんですけど、乗り気ってことは考え過ぎだったんですね。よかった』
『俺なんかが放課後遊びに誘ってもらえるとかありえな過ぎて何回も確認してますた!!!!』
『また空いてる日とか、乗り気な日教えてください。一緒に遊びましょう。それじゃ、そろそろ授業なので返信出来ませんので、また一時間程後で』
チャイムが鳴り響く中机の中で送信し、スマホをスリープモードにして黒板に視線を移した。
授業を受け、休み時間にまた繰言からの返信を見る。何件か来ていた。いつでも空けられるだとか、俺と遊ぶのならいつでも乗り気だとか、そんな内容だ。思わず口角が上がる。
『鳴雷くんがバイトしてるんだったらそっちに合わせるべきだと思いますので!!! 本音を言うなら日付時間指定するような偉そうな真似俺には出来ません!!!! 責任を投げさせてくださいごめんなさい!!!』
一度にビックリマークを三つ以上付けないと気が済まないのか?
『分かりました。日付と時間の指定はそんなに大層なことじゃありませんよ。明日、水曜日の放課後はどうですか?』
『明日!!?!?? フッ軽!!!! 圧倒的陽!!!!! 流石イケメン!!!』
『嫌でしたか……? 近過ぎました?』
『大丈夫!!!! 遊ぼ!!! 水曜日OK!!!!』
『大丈夫なんかい』
おっと、つい関西弁でツッコんでしまった。
「水曜日……か」
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