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4Pどうする?

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ベッドに座っている歌見と唇を重ねる。舌を絡め、肩にかけたタオルケットを取り去って彼を裸に戻す。

「んんっ、ん、ふっ……ん、んん」

歌見を味わうため俺は彼の舌を口内に招き入れ、ぢゅうぅっと吸ってやった。元から動きが鈍かった舌が更に鈍ったので、一旦舌を無視して歌見の上顎を舐め回すことにした。

《熱烈ぅ、俺らもキスするか?》

《……それより早く脱がせろよ》

布が擦れる音が背後から聞こえてくる。アキとセイカが服を脱いでいるようだ。

「んっ……ん、はぁっ……水月、相変わらずねちっこいなお前」

「恋人とキスを終えた直後のセリフがそれですか」

「ん、アキくん……? アキくんもしたいか? おいで」

俺の真似をするようにアキが歌見にキスをねだる。歌見は幼子を愛でるようにアキを受け入れ、舌を絡め合った。

「んっ……!」

俺の視界の外で裸になっていたアキは、その真っ白な腕を歌見の首に絡める。褐色の肌とのコントラストが背徳感を煽る。

「竿役ってなんか浅黒かったりしますよな……キモデブと恵体の二パターンって感じでそ、パイセンは後者ですな。竿役のキモさ汚さに画力を割いてる本も結構あって、まぁ綺麗なものが穢されるのが抜けるというのも分かりますが……」

「んっ、はぁっ……おい! 人を竿役に見立てて話すな! ったく失礼なヤツだな……あぁアキくん、アキくんに怒ったんじゃないぞ。アキくんもキス上手だな、気持ちよかったよ」

俺への怒声が自分に向けられたものと勘違いしたのか、キスを終えてから不安そうな顔になっていたアキに歌見は頬へのキスを贈った。

「……ナナ~」

「ん、どうした? ふふ……可愛いなぁ」

セイカからの翻訳もあり、誤解が解けたらしいアキは歌見に抱きつき、頬擦りをした。アキの真っ直ぐで愛らしい振る舞いは俺達の癒しだ。

「さっ……セイカ、次はお前だな」

「えっ」

「……ぁ、いや……嫌ならいいんだ」

「あっ、やじゃない! 嫌じゃ、ない……」

緊張した様子のセイカは目と口を固く閉じたまま歌見にキスをした。

「…………ふふふふふ」

俺とアキの慣れたキスを受けたばかりの歌見は、セイカの不慣れさに癒されたのか彼の頭をくしゃくしゃと撫でた。

「わ……」

《……スェカーチカ、俺にもキスしてくれよ》

アキがセイカを抱き寄せる。セイカはアキには緊張した様子はなく首に腕を絡めて唇を重ねた。

「可愛いなぁ本当……俺も妹じゃなくて弟が欲しかった」

「パイセンはわたくしの彼氏なんですから、アキきゅんはパイセンの義弟ですぞ」

「なるほど! いいなそれ…………セイカの方も弟に欲しいんだが」

「セイカ様はわたくしの弟じゃありませんからな……兄弟盃とか個人で交わしてくだされ」

《くっちゃべってないで早くヤろうぜ兄貴ぃ》

「うわっ、何だアキぃ、急に抱きついちゃ危ないぞ」

「……早く始めようって」

「あぁ、そうだな。じゃあ……パイセン、玩具使っていいですかな?」

「嫌な予感がするが……仕方ないな、いいぞ」

呆れたような、諦めたような表情と口調。だが確かに瞳の奥には期待の光が瞬いていた。

「こちらなんですが」

俺は少し前に購入しておいた大人の玩具を歌見に渡した。彼は訝しげな目で玩具を見つめている、玩具を観察しているということそのものが俺を興奮させる。

「……細いな、何だこれ。尿道プレイは俺は嫌だぞ」

「これはスティックバイブ、俗称をクリバイブなんて言いまして……女性の陰核を的確に責める凶悪なモノ、らしいでそ」

「ク……そ、そうか……それで? そんなもの、俺にはないが」

女性向けの玩具と聞いて顔を赤くした歌見はベッドにそれを置き、平静を装った。

「この細さなら突っ込めるのではないかと思いまして」

「突っ込む……?」

首を傾げた歌見は俺の視線が自分の胸に向いているのを見て、バッと胸を両手で隠して身体をひねり俺に背を向けた。

「や、やめろよっ!? そんなもの突っ込まれたらっ……!」

「お詫びに何でもしてくれるって言ったじゃないですかぁ! あぁーっ! パイセンに痛め付けられた腰がぁあぁ~……」

「嘘つけ! 今までピンピンしてただろ! ったく……はぁ、あぁもう……ちくしょう、分かった、使えよちくしょう……蹴ったり殴ったりしても謝らないからな」

「それもまたご褒美でそ!」

「鳴雷……嫌がってるならやめた方が……」

「……パイセン実はちょっとM入ってるので、ヤダヤダ言ってることあえてやると悦ぶんでそ」

「へー……」

「おい聞こえてるぞ、そんな訳ないだろ! 俺は変態じゃない、嫌だけど水月がやりたいって言うからさせてやるだけだ!」

セイカは困惑した表情で俺と歌見を交互に見る。俺が嘘をついているのか歌見が照れ隠しをしているのか分からないのだろう。可愛い。

「あ、秋風ぇ……」

《ん?》

《もうよく分かんない……鳴雷がやりたがってるから、秋風、歌見押さえてやってくれ》

《はいよ》

アキが素早く歌見の背後に回り、彼を羽交い締めにする。

「なっ……ア、アキくん離せ! はな……強っ!? 強くないかお前! 嘘だろ!? パワー負けっていうか、なんかっ、力が入らない固め方されてる!」

「でしょう、わたくしの弟すごいんですよ」

弟自慢をしながら俺は歌見の胸にローションをかける。スティックバイブにもローションを絡める。

「先端は柔らかくなってはいますが、危なくないとは限らないので一応動かないでくだされ」

羽交い締めにされベッドに座っている歌見の隣にセイカが腰を下ろす。不安げな顔で俺と歌見を交互に見ている。

「馴染ませますぞ~」

陥没乳首にしっかりローションが馴染むよう、乳輪ごとそこをつまんで揉む。

「ひぅっ!? きゅ、急に触るな! ぁっ、やめっ、いきなり激しっ、や、ぁあっ……! んっ、ひ、ぁああっ!」

仰け反る歌見にアキは一瞬顔を顰め、すぐさま足を使って歌見の太腿まで押さえ付けた。俺は歌見に蹴られる心配もなく、彼の足の間に膝をつき、ローションをまぶすという大義名分の元歌見の乳首をこねくり回した。
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