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目の前でほぐして
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俺の隣に腰を下ろした歌見はズボンと下着を脱いでタンクトップ一枚の姿となり、ローションボトルを握り締めた。
「わたくしは特等席で見させていただきますかな」
俺はベッドを降りて先程脱いだ服の上に座った。歌見は顔を真っ赤にし、軽度の三白眼を潤ませて俺を睨む。背後からのアキとセイカの楽しげな喘ぎ声をBGMに、俺は歌見を目で犯した。
「……手は、出すなよ」
「えぇもちろん、愚息を慰める程度にしか使いませぬ」
歌見は覚悟を決めたように深く息を吐くと膝立ちになり、股間を隠したいのかタンクトップを強く引っ張った。最近ハルとショッピングデートをしたから記憶に新しいのだが、レディースの服はただのシャツでも尻が隠れる丈の物が多く、反対にメンズは骨盤の最上部辺りまでの丈の物が多い。
(つまりパイセンのメンズタンクトップでは股間隠しなんて絶対無理でそ)
そりゃ引っ張っている間は隠れるかもしれないけれど、手を離したら反動で臍まで見せることになるぞ。と無駄な努力をする歌見を可愛らしく思いながら見ていた。しかし歌見は無駄な努力では終わらせなかった、タンクトップの裾を陰茎に引っ掛けたのだ。勃ったそれになら十分引っ掛かるし、股間も隠れる。なるほど考えたな。
(……いやめっちゃエロいしみっともないですぞ!? 根元とタマは丸見えですし、もう全部丸出しの方がまだマシでわ!?)
なるほど考えたな、じゃねぇよ俺。歌見はそれでいいのか? よさそうだ、にんまり笑ってフンっと鼻を鳴らしている。可愛い。
(ま、まぁ、自分がどういうカッコしてるかなんて、ハッキリとは分かりませんものな。仕方ありませんぞ)
突っ張った白い布が陰茎の形を浮き上がらせているのも、先走りの汁が小さなシミを作っているのも、俺としては萌えポイントなので少しでもこの光景が長く続くよう黙っていよう。
「ん……? ちょいちょいちょい、ちょっと待ってくだされパイセン」
ローションで濡らした手を後ろに回した歌見を慌てて止める。
「何だよ、恥ずかしいんだからさっさと済まさせろ」
彼はベッドの上で膝立ちになって、俺と向かい合わせで、手を後ろに回して後孔をほぐそうとしている。由々しき事態だ。
「その体勢は確かにティンティン周りなどが特に魅力的に見える素晴らしいポージングですが! 肝心のおちりが見えねぇでしょうが! パイセンがパイセンの指でパイセンの穴をほじくる素晴らしい光景が、見えねぇでしょうが!」
「……いや、見せたくないからこの体勢でしようと」
「見しぇろぉー! ほぐほぐタイム見しぇてよぉぱいちぇ~ん!」
「だ、駄々をこねるな! お前全裸でひっくり返って手足バタつかせるとかっ、お前……顔でカバー出来る奇行にも限界ってもんがあるんだぞ!」
そんなに酷い奇行だっただろうか。
「フル勃起だしもう……怖いんだが。はぁ……分かった、見せればいいんだろ見せれば」
「やったぁ! パイセンの顔も見たいので後ろ向くとかもやめて欲しいでそ」
「ワガママ……」
呆れたようにため息をつきながら歌見はベッドに座り直し、肩甲骨から上だけで壁にもたれて、筋の浮いたたくましい足をM字に開脚した。俺の目の前にはきゅっとすぼまった上品な後孔と、パンパンに張って下品に涎を垂らす陰茎がある。
「んっ……」
濡れた中指が後孔を探り当て、皺にローションを塗り込むように動く。歌見は左手で握っていたローションボトルを尻の隣に置くと、左手で豊満な尻肉を鷲掴みにし、割れ目を開いた。
「ふぉお……!」
当然後孔も引っ張られて僅かに開く。歌見はその僅かな隙間にローションを押し込むように中指の腹で何度も後孔の縁を擦った。
「くぱぁからのすりすりオナニーからわたくしの眼球まで三十センチないとかヤバ過ぎでわ? パイセンの吐息はもちろんくちゅくちゅ音も臨場感たっぷりでそ、臨場なんですから当然ですが。あ~股間から漂う蒸れた雄の匂いもたまりませんな、汗とはまた少し違った饐えた感じ……五感のうち三つがもうパイセンにメロメロメロリン、残り二感も惚れ込みたいでそ。パイセンのモロ感あにゅすジュルジュル啜ってその後指でパイセンが鼻水垂らしてちんぽオネダリするまで焦らしほじくりどぅふふふふふふ」
「……水月、それは全部口に出していいヤツなのか?」
「キモ……」
「口に出す意識はしていませんでしたがパイセンへの愛を語っているので口に出して悪い訳はありませんぞ! 他人の愛情表現をキモいと評するのは悪いことですぞセイカ様……セイカ様ァ!?」
俺の独り言に対して辛辣な意見を寄せたセイカの方を振り向き、俺は声を裏返らせた。
「セイカ様、陽キャに誕生日パーティ祝われたみたいになってまそ!」
「パイ投げか。俺はバラエティ番組のイメージがあるな」
セイカの髪、顔、胸元はたっぷりの白濁液でデコレーションされていた。さながらパイ投げを受けたような見た目になっている。
「だいぶクリームがしゃばしゃばなパイ投げですが……うぅむ、アキきゅんも絶倫ですからなぁ。量がえぐい…………あっ、セイカ様。射精量バトルしたいのでアキきゅんがやめてもすぐにシャワー浴びずに自撮りするとかしといてくだされ」
「タマの重さでも測っとけよ……んっ、何秋風……太腿使いたいの? いいよ。下も脱がすの? ん……どうぞ」
「聞きましたかパイセン! わたくしには辛辣なのにアキきゅんに対しては語尾ハートでそぉ!」
「知らん……んっ、ぅ……」
「でもこの格差がクセになっ、あぁ!? 指が、パイセンの指がパイセンに!」
つぷ、と歌見の中指の先端が彼の後孔に沈んでいく。セックスをお預けされていた穴は拗ねて閉じてはいたが、来客を歓迎している。ずぶずぶと指が沈んでいく。
「んっ、ぁ……ぅあっ! んっ、んん……」
指をたった一本第二関節まで挿入しただけで歌見はピクピクと足を跳ねさせている。俺のモノを咥えさせればどんなふうによがってくれるのか、楽しみで楽しみで仕方ない。先走りの汁だけで床にシミを作れそうだ。
「わたくしは特等席で見させていただきますかな」
俺はベッドを降りて先程脱いだ服の上に座った。歌見は顔を真っ赤にし、軽度の三白眼を潤ませて俺を睨む。背後からのアキとセイカの楽しげな喘ぎ声をBGMに、俺は歌見を目で犯した。
「……手は、出すなよ」
「えぇもちろん、愚息を慰める程度にしか使いませぬ」
歌見は覚悟を決めたように深く息を吐くと膝立ちになり、股間を隠したいのかタンクトップを強く引っ張った。最近ハルとショッピングデートをしたから記憶に新しいのだが、レディースの服はただのシャツでも尻が隠れる丈の物が多く、反対にメンズは骨盤の最上部辺りまでの丈の物が多い。
(つまりパイセンのメンズタンクトップでは股間隠しなんて絶対無理でそ)
そりゃ引っ張っている間は隠れるかもしれないけれど、手を離したら反動で臍まで見せることになるぞ。と無駄な努力をする歌見を可愛らしく思いながら見ていた。しかし歌見は無駄な努力では終わらせなかった、タンクトップの裾を陰茎に引っ掛けたのだ。勃ったそれになら十分引っ掛かるし、股間も隠れる。なるほど考えたな。
(……いやめっちゃエロいしみっともないですぞ!? 根元とタマは丸見えですし、もう全部丸出しの方がまだマシでわ!?)
なるほど考えたな、じゃねぇよ俺。歌見はそれでいいのか? よさそうだ、にんまり笑ってフンっと鼻を鳴らしている。可愛い。
(ま、まぁ、自分がどういうカッコしてるかなんて、ハッキリとは分かりませんものな。仕方ありませんぞ)
突っ張った白い布が陰茎の形を浮き上がらせているのも、先走りの汁が小さなシミを作っているのも、俺としては萌えポイントなので少しでもこの光景が長く続くよう黙っていよう。
「ん……? ちょいちょいちょい、ちょっと待ってくだされパイセン」
ローションで濡らした手を後ろに回した歌見を慌てて止める。
「何だよ、恥ずかしいんだからさっさと済まさせろ」
彼はベッドの上で膝立ちになって、俺と向かい合わせで、手を後ろに回して後孔をほぐそうとしている。由々しき事態だ。
「その体勢は確かにティンティン周りなどが特に魅力的に見える素晴らしいポージングですが! 肝心のおちりが見えねぇでしょうが! パイセンがパイセンの指でパイセンの穴をほじくる素晴らしい光景が、見えねぇでしょうが!」
「……いや、見せたくないからこの体勢でしようと」
「見しぇろぉー! ほぐほぐタイム見しぇてよぉぱいちぇ~ん!」
「だ、駄々をこねるな! お前全裸でひっくり返って手足バタつかせるとかっ、お前……顔でカバー出来る奇行にも限界ってもんがあるんだぞ!」
そんなに酷い奇行だっただろうか。
「フル勃起だしもう……怖いんだが。はぁ……分かった、見せればいいんだろ見せれば」
「やったぁ! パイセンの顔も見たいので後ろ向くとかもやめて欲しいでそ」
「ワガママ……」
呆れたようにため息をつきながら歌見はベッドに座り直し、肩甲骨から上だけで壁にもたれて、筋の浮いたたくましい足をM字に開脚した。俺の目の前にはきゅっとすぼまった上品な後孔と、パンパンに張って下品に涎を垂らす陰茎がある。
「んっ……」
濡れた中指が後孔を探り当て、皺にローションを塗り込むように動く。歌見は左手で握っていたローションボトルを尻の隣に置くと、左手で豊満な尻肉を鷲掴みにし、割れ目を開いた。
「ふぉお……!」
当然後孔も引っ張られて僅かに開く。歌見はその僅かな隙間にローションを押し込むように中指の腹で何度も後孔の縁を擦った。
「くぱぁからのすりすりオナニーからわたくしの眼球まで三十センチないとかヤバ過ぎでわ? パイセンの吐息はもちろんくちゅくちゅ音も臨場感たっぷりでそ、臨場なんですから当然ですが。あ~股間から漂う蒸れた雄の匂いもたまりませんな、汗とはまた少し違った饐えた感じ……五感のうち三つがもうパイセンにメロメロメロリン、残り二感も惚れ込みたいでそ。パイセンのモロ感あにゅすジュルジュル啜ってその後指でパイセンが鼻水垂らしてちんぽオネダリするまで焦らしほじくりどぅふふふふふふ」
「……水月、それは全部口に出していいヤツなのか?」
「キモ……」
「口に出す意識はしていませんでしたがパイセンへの愛を語っているので口に出して悪い訳はありませんぞ! 他人の愛情表現をキモいと評するのは悪いことですぞセイカ様……セイカ様ァ!?」
俺の独り言に対して辛辣な意見を寄せたセイカの方を振り向き、俺は声を裏返らせた。
「セイカ様、陽キャに誕生日パーティ祝われたみたいになってまそ!」
「パイ投げか。俺はバラエティ番組のイメージがあるな」
セイカの髪、顔、胸元はたっぷりの白濁液でデコレーションされていた。さながらパイ投げを受けたような見た目になっている。
「だいぶクリームがしゃばしゃばなパイ投げですが……うぅむ、アキきゅんも絶倫ですからなぁ。量がえぐい…………あっ、セイカ様。射精量バトルしたいのでアキきゅんがやめてもすぐにシャワー浴びずに自撮りするとかしといてくだされ」
「タマの重さでも測っとけよ……んっ、何秋風……太腿使いたいの? いいよ。下も脱がすの? ん……どうぞ」
「聞きましたかパイセン! わたくしには辛辣なのにアキきゅんに対しては語尾ハートでそぉ!」
「知らん……んっ、ぅ……」
「でもこの格差がクセになっ、あぁ!? 指が、パイセンの指がパイセンに!」
つぷ、と歌見の中指の先端が彼の後孔に沈んでいく。セックスをお預けされていた穴は拗ねて閉じてはいたが、来客を歓迎している。ずぶずぶと指が沈んでいく。
「んっ、ぁ……ぅあっ! んっ、んん……」
指をたった一本第二関節まで挿入しただけで歌見はピクピクと足を跳ねさせている。俺のモノを咥えさせればどんなふうによがってくれるのか、楽しみで楽しみで仕方ない。先走りの汁だけで床にシミを作れそうだ。
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