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遺伝する悪癖
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遊園地デートの土産であるラプトルのぬいぐるみをプレゼントしてやると、ノヴェムは嬉しそうに笑って俺にキスをした。この不意打ちのキス癖はあまりよくない、俺だからいいものの同級生だとかにしだしたら大変だ。ちゃんと教育してやらなければ。
「あー……ノヴェムくん、あのね……」
ダメだ、俺には英語が分からない。セイカに頼もう。そう考えていたのにセイカを呼びに行く前にネイが迎えに来てしまった。
「は~いっ!」
義母がウッキウキで玄関に走っていった。
「ノヴェムくん、お父さん来たみたいだよ……えー、だでぃ?」
「だでぃ!」
片手でぬいぐるみを抱えたノヴェムと手を繋ぎ、玄関へ向かう。玄関ではネイが困ったように眉尻を下げて微笑み、義母と話していた。
「あ、水月くん」
《お父さん! こんなに早く来なくていいのに……》
《これ以上遅くに帰ったら早寝早起き出来ないよ》
ノヴェムは俺の手を離し、ネイの元へ走った。どれだけ俺に懐いていても実の親には勝てないものだなと少し寂しく思っていると、昭和の芸人かとツッコミたくなるような下手なメイクをした義母に肩をつつかれた。
「呼ぶまで来なくていいのに~……」
「え……す、すいません」
「今度からそうしてね、もっとネイさんと話したいから」
「はぁ……分かりました」
「……なんで目逸らすの?」
面白いからだよ! 一体そのメイクは何なんだ、まともに見たら吹き出してしまう、目を逸らし続けるしかない。
「あの、顔」
「メイク? 唯乃がやってくれたの。さっきパパッと。出来は見てないけど、唯乃がしたんだから間違いないよね。どう? 綺麗? すぐ気付くなんて水月くんすご~い! きっと女の子にモテ……ぁ、彼氏居たんだっけ……」
母さん……
「水月くん、これもらってしまって本当にいいデスカ?」
「へっ? ぁ、はい、どうぞ……」
「何? 恐竜……? あ、そういえばデート行ってたんだっけ」
……今気付いた、母と義母へのお土産買うの忘れてた。
「は、い……あの、テンション上がって買っちゃったんですけど、よく考えたら俺ぬいぐるみとか持ってても仕方ないし……」
「そうねぇ」
お土産として買った訳じゃないことにしよう。普通デートで行った先でお土産なんて買わないし、誤魔化されてくれるだろう。
「本当にありがとうございマス」
「いえいえ……」
「……水月くん、こちらへ」
「はい?」
手招きをされて近寄ると、ネイは俺の前髪をかき上げて額にキスをした。
「ありがとうございマシタ。さようなら」
《お父さんのバカぁ! お兄ちゃんノヴェムの! ノヴェムのお嫁さんなのぉ!》
何故か突然喚き出したノヴェムを連れてネイは自宅へと帰って行った。キス魔は遺伝かとため息をつきつつ熱くなった頬を冷やそうと手のひらを当てていると、義母に前髪をかき上げられ、頭突きをされた。
「痛っ!?」
「……よし!」
間接キス的なことなのだろうか。痛いんですけど。
「じゃあ水月くん鍵かけといてね、私メイク落としてくる~」
「はぁ……」
鍵をかけ、アキの部屋に行こうか先に風呂に入ってしまおうか迷う俺の耳に義母の絶叫が聞こえてきた。どうやら酷い出来のメイクが施された顔をようやく見たらしい。騒ぎに巻き込まれたくないのでリビングに走っていく義母を横目にアキの部屋へと急いだ。
「はぁー……落ち着く。やっぱり俺の好きな人しか居ない空間って最高だよな。この空間がイイって思うのは俺だけか?」
「いや、俺も最高だとは思うけど」
「…………しっかし羨ましいなぁ、俺そんなことしてもらったことないんだけど」
ベッドに横たわったセイカはアキの膝を枕にし、耳掃除をしてもらっている。なんて羨ましい、俺も耳掃除したいしされたい。
「正気か? 怖くて仕方ねぇぞ、秋風の耳掃除……雑な性格で力が強いんだぞ秋風は」
「うーん、まぁ、鼓膜って再生するらしいし。しっかしなんで耳掃除なんてしだしたんだ? 前からやってたっけ?」
「再生するとかいう問題かよ……えっとな、ジャパニーズ萌えシチュエーションデース! みたいな感じだ」
「……ネイさんのモノマネか? はは……似てる」
「日本人男性は可愛い子に耳掃除をされたがるって何かで見たみたいだ。もちろんジャパニーズ何とかなんて秋風は言ってねぇぞ。俺は別にそういう憧れなかったんだけど、鳴雷は?」
あるに決まっているだろう。
「ありそうな顔だなっ、ひゃんっ!?」
アキがふーっとセイカの耳に息を吹きかけ、セイカが驚いて身体を跳ねさせた。
《っにすんだよ急にぃっ!》
《な、なんだよ……一段落したらふーってするだろ?》
《え……そ、そうなのか?》
跳ね起きたセイカはおそらくアキに文句を言ったかと思えば、何故か不安げな顔で俺の方を見た。
「鳴雷……耳掃除、ふーってするもんか?」
「え? さぁ……耳掃除なんか他人にされたことないし。自分でする時はやろうと思っても出来ないし……耳責めボイスとかは参考にしていい感じか? 舐めたりもするんだけど、アレ」
「よく分かんねぇけどするな」
アキはイタズラのつもりで息を吹きかけた訳ではないから、怒鳴ってしまったのを後悔しているのかセイカは気まずそうにアキの方を振り返る。
《……ふーってすんのはどこ情報?》
《え、ババアだけど……何年か前までババアがやってくれてたから、耳掃除》
「…………葉子さんにそうされてたんだってさ」
「うっわー……微妙に信用しにくいとこ来たなぁ。あの人、耳掃除してやるような愛情あるんだな……いや、まぁ、あるのか……? あるか……うん……」
「よく分かんねぇよなコイツら親子の仲……鳴雷は母親と仲良いだろ、どうだったんだ?」
「…………してもらった覚えはないな」
ここでセイカは? と聞くほど俺はバカじゃない。親の話はセイカに振らないのが正解だ。
「お前可愛がられてんのか可愛がられてないのかどっちなんだよ」
「可愛がられてるはずだけど……ちっちゃい頃にあんまり構ってもらった記憶ないんだよな~……むしろ邪険にされてたような……? よく分かんない、俺ちっちゃい頃のこと覚えてないタイプなんだ」
「そっか……ちっちゃい頃…………俺、ちっちゃい頃さぁ、習い事だったかのプールで溺れて……お母さん、コーチの人にすごく怒ってくれたんだ。あの時はちゃんと、俺のこと……大事に」
「……お母さんが引き上げてくれたのか?」
「え? いや、お母さん水着着てなかったし、コーチに溺れてるって知らせて、上げさせたんだと思うけど」
「コーチより先に気付いたくせに自分は飛び込まなかったのか?」
「いや、だって……水着着てなかったし、自分まで溺れたらミイラ取りだろ」
「幼い子供の習い事用のプールなんか足つくだろ? 濡れるの嫌だっただけなんじゃないのか? っていうか大事な子供が溺れてたんなら咄嗟に飛び込んじゃうもんだろ」
「…………な、なんだよっ、なんでそんなに……俺の唯一のいい思い出壊しにかかってくるんだよっ」
「セイカが自分は愛されてたと勘違いしようとしてるから訂正してやろうとしてるんだよ」
「……っ、なんっ……な、んで………………お前には! 分からないだろうよ! 大事にされた思い出山ほどあるお前には! 俺の思い出の貴重さなんか!」
「間違った思い出だ。セイカの母親はセイカのこと愛してなんかなかった! 今聞いて確信したよ、愛想が尽きたとか教育が行き過ぎたとかじゃなくて本気で愛してなくて自分の育てた子供の出来がいいと自慢したかっただけの! 自分の老後の面倒見させるためだけの! 愛情なんかない育児だったって……!」
言葉を紡ぐのに夢中になって、セイカの拳が顔に当たって痛むまでセイカがベッドを飛び降りたことに気付かなかった。
《……っぶねぇっ!》
セイカがベッドから落ちることはなかった、アキがギリギリでセイカの服を掴んで止めてくれた。
「る、さい……うるさい、うるさいうるさいうるさいっ! 黙れよちくしょうっ! 喋んなバカっ、クソっ! 俺の、俺の大事な思い出……! 壊しやがってぇっ!」
《落ち着けよスェカーチカ、暴れんなって……》
「あき、かぜ……あきかぜぇっ、あきかぜ…………ぅああああぁああんっ!」
《うぉ…………何言ったんだよ、兄貴……》
大泣きするセイカに抱きつかれたアキは不安そうに、訝しむように、頼るように、俺を見つめる。
「……………………ごめん。セイカ、任せる……」
俺はその視線を振り切るように立ち上がり、アキの部屋から逃げ出した。
「あー……ノヴェムくん、あのね……」
ダメだ、俺には英語が分からない。セイカに頼もう。そう考えていたのにセイカを呼びに行く前にネイが迎えに来てしまった。
「は~いっ!」
義母がウッキウキで玄関に走っていった。
「ノヴェムくん、お父さん来たみたいだよ……えー、だでぃ?」
「だでぃ!」
片手でぬいぐるみを抱えたノヴェムと手を繋ぎ、玄関へ向かう。玄関ではネイが困ったように眉尻を下げて微笑み、義母と話していた。
「あ、水月くん」
《お父さん! こんなに早く来なくていいのに……》
《これ以上遅くに帰ったら早寝早起き出来ないよ》
ノヴェムは俺の手を離し、ネイの元へ走った。どれだけ俺に懐いていても実の親には勝てないものだなと少し寂しく思っていると、昭和の芸人かとツッコミたくなるような下手なメイクをした義母に肩をつつかれた。
「呼ぶまで来なくていいのに~……」
「え……す、すいません」
「今度からそうしてね、もっとネイさんと話したいから」
「はぁ……分かりました」
「……なんで目逸らすの?」
面白いからだよ! 一体そのメイクは何なんだ、まともに見たら吹き出してしまう、目を逸らし続けるしかない。
「あの、顔」
「メイク? 唯乃がやってくれたの。さっきパパッと。出来は見てないけど、唯乃がしたんだから間違いないよね。どう? 綺麗? すぐ気付くなんて水月くんすご~い! きっと女の子にモテ……ぁ、彼氏居たんだっけ……」
母さん……
「水月くん、これもらってしまって本当にいいデスカ?」
「へっ? ぁ、はい、どうぞ……」
「何? 恐竜……? あ、そういえばデート行ってたんだっけ」
……今気付いた、母と義母へのお土産買うの忘れてた。
「は、い……あの、テンション上がって買っちゃったんですけど、よく考えたら俺ぬいぐるみとか持ってても仕方ないし……」
「そうねぇ」
お土産として買った訳じゃないことにしよう。普通デートで行った先でお土産なんて買わないし、誤魔化されてくれるだろう。
「本当にありがとうございマス」
「いえいえ……」
「……水月くん、こちらへ」
「はい?」
手招きをされて近寄ると、ネイは俺の前髪をかき上げて額にキスをした。
「ありがとうございマシタ。さようなら」
《お父さんのバカぁ! お兄ちゃんノヴェムの! ノヴェムのお嫁さんなのぉ!》
何故か突然喚き出したノヴェムを連れてネイは自宅へと帰って行った。キス魔は遺伝かとため息をつきつつ熱くなった頬を冷やそうと手のひらを当てていると、義母に前髪をかき上げられ、頭突きをされた。
「痛っ!?」
「……よし!」
間接キス的なことなのだろうか。痛いんですけど。
「じゃあ水月くん鍵かけといてね、私メイク落としてくる~」
「はぁ……」
鍵をかけ、アキの部屋に行こうか先に風呂に入ってしまおうか迷う俺の耳に義母の絶叫が聞こえてきた。どうやら酷い出来のメイクが施された顔をようやく見たらしい。騒ぎに巻き込まれたくないのでリビングに走っていく義母を横目にアキの部屋へと急いだ。
「はぁー……落ち着く。やっぱり俺の好きな人しか居ない空間って最高だよな。この空間がイイって思うのは俺だけか?」
「いや、俺も最高だとは思うけど」
「…………しっかし羨ましいなぁ、俺そんなことしてもらったことないんだけど」
ベッドに横たわったセイカはアキの膝を枕にし、耳掃除をしてもらっている。なんて羨ましい、俺も耳掃除したいしされたい。
「正気か? 怖くて仕方ねぇぞ、秋風の耳掃除……雑な性格で力が強いんだぞ秋風は」
「うーん、まぁ、鼓膜って再生するらしいし。しっかしなんで耳掃除なんてしだしたんだ? 前からやってたっけ?」
「再生するとかいう問題かよ……えっとな、ジャパニーズ萌えシチュエーションデース! みたいな感じだ」
「……ネイさんのモノマネか? はは……似てる」
「日本人男性は可愛い子に耳掃除をされたがるって何かで見たみたいだ。もちろんジャパニーズ何とかなんて秋風は言ってねぇぞ。俺は別にそういう憧れなかったんだけど、鳴雷は?」
あるに決まっているだろう。
「ありそうな顔だなっ、ひゃんっ!?」
アキがふーっとセイカの耳に息を吹きかけ、セイカが驚いて身体を跳ねさせた。
《っにすんだよ急にぃっ!》
《な、なんだよ……一段落したらふーってするだろ?》
《え……そ、そうなのか?》
跳ね起きたセイカはおそらくアキに文句を言ったかと思えば、何故か不安げな顔で俺の方を見た。
「鳴雷……耳掃除、ふーってするもんか?」
「え? さぁ……耳掃除なんか他人にされたことないし。自分でする時はやろうと思っても出来ないし……耳責めボイスとかは参考にしていい感じか? 舐めたりもするんだけど、アレ」
「よく分かんねぇけどするな」
アキはイタズラのつもりで息を吹きかけた訳ではないから、怒鳴ってしまったのを後悔しているのかセイカは気まずそうにアキの方を振り返る。
《……ふーってすんのはどこ情報?》
《え、ババアだけど……何年か前までババアがやってくれてたから、耳掃除》
「…………葉子さんにそうされてたんだってさ」
「うっわー……微妙に信用しにくいとこ来たなぁ。あの人、耳掃除してやるような愛情あるんだな……いや、まぁ、あるのか……? あるか……うん……」
「よく分かんねぇよなコイツら親子の仲……鳴雷は母親と仲良いだろ、どうだったんだ?」
「…………してもらった覚えはないな」
ここでセイカは? と聞くほど俺はバカじゃない。親の話はセイカに振らないのが正解だ。
「お前可愛がられてんのか可愛がられてないのかどっちなんだよ」
「可愛がられてるはずだけど……ちっちゃい頃にあんまり構ってもらった記憶ないんだよな~……むしろ邪険にされてたような……? よく分かんない、俺ちっちゃい頃のこと覚えてないタイプなんだ」
「そっか……ちっちゃい頃…………俺、ちっちゃい頃さぁ、習い事だったかのプールで溺れて……お母さん、コーチの人にすごく怒ってくれたんだ。あの時はちゃんと、俺のこと……大事に」
「……お母さんが引き上げてくれたのか?」
「え? いや、お母さん水着着てなかったし、コーチに溺れてるって知らせて、上げさせたんだと思うけど」
「コーチより先に気付いたくせに自分は飛び込まなかったのか?」
「いや、だって……水着着てなかったし、自分まで溺れたらミイラ取りだろ」
「幼い子供の習い事用のプールなんか足つくだろ? 濡れるの嫌だっただけなんじゃないのか? っていうか大事な子供が溺れてたんなら咄嗟に飛び込んじゃうもんだろ」
「…………な、なんだよっ、なんでそんなに……俺の唯一のいい思い出壊しにかかってくるんだよっ」
「セイカが自分は愛されてたと勘違いしようとしてるから訂正してやろうとしてるんだよ」
「……っ、なんっ……な、んで………………お前には! 分からないだろうよ! 大事にされた思い出山ほどあるお前には! 俺の思い出の貴重さなんか!」
「間違った思い出だ。セイカの母親はセイカのこと愛してなんかなかった! 今聞いて確信したよ、愛想が尽きたとか教育が行き過ぎたとかじゃなくて本気で愛してなくて自分の育てた子供の出来がいいと自慢したかっただけの! 自分の老後の面倒見させるためだけの! 愛情なんかない育児だったって……!」
言葉を紡ぐのに夢中になって、セイカの拳が顔に当たって痛むまでセイカがベッドを飛び降りたことに気付かなかった。
《……っぶねぇっ!》
セイカがベッドから落ちることはなかった、アキがギリギリでセイカの服を掴んで止めてくれた。
「る、さい……うるさい、うるさいうるさいうるさいっ! 黙れよちくしょうっ! 喋んなバカっ、クソっ! 俺の、俺の大事な思い出……! 壊しやがってぇっ!」
《落ち着けよスェカーチカ、暴れんなって……》
「あき、かぜ……あきかぜぇっ、あきかぜ…………ぅああああぁああんっ!」
《うぉ…………何言ったんだよ、兄貴……》
大泣きするセイカに抱きつかれたアキは不安そうに、訝しむように、頼るように、俺を見つめる。
「……………………ごめん。セイカ、任せる……」
俺はその視線を振り切るように立ち上がり、アキの部屋から逃げ出した。
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