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幼い子供と遊ぶ彼氏の良さ
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精液がたっぷりとかかったリュウの胸の写真を撮り、改めてじっと見つめて呟く。
「……あんまり搾乳された感ないな」
「当たり前やんけ」
「うーんやっぱりつい谷間にかけちゃったのが悪かったんだろうなぁ、もっと乳首の周りに、こう……」
「ひぁっ……! ぁ、んっ、ややぁ……こねんといてぇっ」
「……あー、ダメだな、薄く広がると牛乳感更になくなる」
「もぉー……何拘っとんねん……胸洗てきてええ?」
しばらく搾乳風写真撮影に凝ったが、いい加減にエアコンをつけていない部屋に居るのも限界なのでリュウの胸を清めた後、俺の服を着させてリビングに戻った。
「あ、せや。アイスキャンデー食べよ。アキくんらにも持ってったらな」
リュウは途中で冷蔵庫に引き返し、五本のアイスを持ってリビングへと駆けた。
「アキくん、せーか、ノヴェムくん、アイスキャンデーどれがええ? えっとなぁ、ぶどう、イチゴ、クリームチーズ、ソーダ、メロン、やったかなぁ」
俺は余ったものでいいや。
「виноград, grapes, клубника, strawberries, сыр, cheese, сода, soda, дыня, melon」
「сыр!」
「strawberries」
「秋風はチーズ、ノヴェムはイチゴ」
「ほい。せーかはどれがええ?」
「……先に選んでいいのか?」
俺とリュウは揃って頷く。セイカは眉尻を下げながらも微笑み、アイスに視線を移した。
《美味い! 濃厚~! 濃厚だぜスェカーチカ!》
「виноград……」
「……俺には日本語で言うてもらえる?」
「えっ? あ、ごめん、秋風に話しかけられた後でちょっと混乱してて……ぶどう、ください」
ぶどう味のアイスを受け取ったセイカは恥ずかしそうに顔を赤らめたままアイスを齧り、目を見開いた。
「美味し……! すごい、ジュースに入ってるのと全然違う」
そういえば氷食べるタイプだったな、セイカ。食事中は流石にしないみたいだけれど、おやつの後にはよく隣からガリガリと氷を齧る音が聞こえてくる。
「水月はどっちがええ?」
「リュウから選んでいいよ」
「ええのん? ほな水月メロンな」
元は一番高級なのに残るとは、と封を切って中身を出してみると何と果肉が入っていた。ノヴェムのイチゴ、セイカのぶどうも果肉入りのようだ。
「マジか……ん、美味っ」
「ええやろここのアイスキャンデー」
「うん、最高。後で店の場所教えてくれ」
「ええよ~」
「…………なぁ、リュウ。アイスキャンディ」
「……? うん、今食うとるんがアイスキャンデーやで?」
「アイスキャンディ」
「アイスキャンデー……?」
「キャンディ」
「キャンデー」
同じこと言ってるはずなのに、なんか違うんだよなぁ。ただの東西のイントネーションの差かなぁ?
《おいノヴェム、このアイスは天正が買ってきたんだ、後で礼言っとけよ。さっき顔見せもしなかった詫びもな》
《……! わかった!》
とても美味しいアイスだった。袋と棒を回収し、ゴミ箱に捨てて戻るとノヴェムがアキの膝を降りてリュウを見上げていた。
《りゅーお兄ちゃん、あいすありがとう! さっき、こわがって……ごめんね? いっぱいおはなししてくれるから、よくわかんなくなって……こわくなっちゃった》
「アイスありがとう、さっきは怖がってごめん。いっぱい話すからよく分かんなくなって怖くなった」
「ほんほん……そうやったんかぁ、あんま話したら怖いん? ごめんなぁ」
その場にしゃがんだリュウはノヴェムの頭に手を伸ばし、ピタリと止めて俺の方を振り返った。
「……この子しぐと似たような髪型しとるけど、しぐタイプ?」
「触っても大丈夫だぞ、地毛だし。オッドアイなの気にしてるのか前髪で隠してるみたいだけど、捲っても泣いたりはしなかった」
「オッドアイ? 猫みたいなん?」
「多分」
「病気とかじゃなさそうだし、視力に問題はないはずだぞ。秋風と違って」
《呼んだか? スェカーチカ》
リュウは遠慮なしにノヴェムの頭を撫で回し、ノヴェムは「きゃー」なんて言いながら楽しそうに笑っていた。途中前髪が捲れてくりくりっとした愛らしい瞳が見えていたが、気付いていないのか気にした様子はなかった。
「……ん? ごめん、ちょっと電話」
画面に表示されているのはサンの名前。四人から離れ、スマホを耳に当てる。
『もしもし水月? 明日兄貴とデートだろ? 兄貴用の上着渡すから、兄貴との約束の時間より前にこっち来てね』
「あぁ、うん。分かってる。ありがとう、サン」
『兄貴、車で行くつもりみたい。歩き方とか教えても意味なかったね』
「園内は歩くし、今後歩きのデートも出来るかもしれないからそんなことないよ」
『……そ? ならよかった。じゃあね』
「あっ、サン……切れちゃった」
包丁が返ってきた話をしたかったのにな。まぁ、明日持っていって直接言えばいいか。
「ノヴェムくんの髪は真っ金金でカッコええねぇ。俺染めてるけど、やっぱり天然もんは綺麗でええわ。生え際も黒なれへんしなぁ」
《りゅーお兄ちゃん、かみの色かえたの? せーかお兄ちゃん赤くて、お父さんが見てたアニメかみ色んな色だったから、にほんじんカラフルだとおもってた》
深夜アニメでも見てたのかな、ネイさん。
「髪染めてるもんくらいアメリカにも居ったやろうに。金髪やったら黒髪よりよぉ色入るやろうし、向こうのがファッション派手やし、もっと奇抜なん居ったんちゃうのん?」
「アメリカ人全員金髪な訳じゃないぞ……ほら、ノヴェムはまだ子供だし……子供で染めてる子ってのはあんまり居ないんじゃないか? 向こうはスクールバスあるから登下校の道で街を通るってこともないだろうし」
「そもそもあんま人知らんのか。せやなぁ、こないに怖がりで甘えたやったら外遊び連れてったってもあんまりフラフラせんやろうしなぁ」
「……シングルファーザーらしいから遊びに連れてくとかもあんまりなかったんじゃないか?」
「そーなんかなぁ、せやったら今度俺が…………こんなちっこい子ぉどこで遊ばせたええんかよぉ分からんわ……」
リュウとノヴェムはすっかり仲良くなったようだ、流石リュウ。
「どっか行きたいとこあるー?」
しかし、彼氏が幼い子供と遊んでいる光景は素晴らしいな。癒される。彼氏同士でイチャついているのとはまた違った美しさがある。他の彼氏もノヴェムを預かった日に呼んでみようかな……セックスなんて出来ないから、シュカ辺りは来てくれなさそうだけど。
「……あんまり搾乳された感ないな」
「当たり前やんけ」
「うーんやっぱりつい谷間にかけちゃったのが悪かったんだろうなぁ、もっと乳首の周りに、こう……」
「ひぁっ……! ぁ、んっ、ややぁ……こねんといてぇっ」
「……あー、ダメだな、薄く広がると牛乳感更になくなる」
「もぉー……何拘っとんねん……胸洗てきてええ?」
しばらく搾乳風写真撮影に凝ったが、いい加減にエアコンをつけていない部屋に居るのも限界なのでリュウの胸を清めた後、俺の服を着させてリビングに戻った。
「あ、せや。アイスキャンデー食べよ。アキくんらにも持ってったらな」
リュウは途中で冷蔵庫に引き返し、五本のアイスを持ってリビングへと駆けた。
「アキくん、せーか、ノヴェムくん、アイスキャンデーどれがええ? えっとなぁ、ぶどう、イチゴ、クリームチーズ、ソーダ、メロン、やったかなぁ」
俺は余ったものでいいや。
「виноград, grapes, клубника, strawberries, сыр, cheese, сода, soda, дыня, melon」
「сыр!」
「strawberries」
「秋風はチーズ、ノヴェムはイチゴ」
「ほい。せーかはどれがええ?」
「……先に選んでいいのか?」
俺とリュウは揃って頷く。セイカは眉尻を下げながらも微笑み、アイスに視線を移した。
《美味い! 濃厚~! 濃厚だぜスェカーチカ!》
「виноград……」
「……俺には日本語で言うてもらえる?」
「えっ? あ、ごめん、秋風に話しかけられた後でちょっと混乱してて……ぶどう、ください」
ぶどう味のアイスを受け取ったセイカは恥ずかしそうに顔を赤らめたままアイスを齧り、目を見開いた。
「美味し……! すごい、ジュースに入ってるのと全然違う」
そういえば氷食べるタイプだったな、セイカ。食事中は流石にしないみたいだけれど、おやつの後にはよく隣からガリガリと氷を齧る音が聞こえてくる。
「水月はどっちがええ?」
「リュウから選んでいいよ」
「ええのん? ほな水月メロンな」
元は一番高級なのに残るとは、と封を切って中身を出してみると何と果肉が入っていた。ノヴェムのイチゴ、セイカのぶどうも果肉入りのようだ。
「マジか……ん、美味っ」
「ええやろここのアイスキャンデー」
「うん、最高。後で店の場所教えてくれ」
「ええよ~」
「…………なぁ、リュウ。アイスキャンディ」
「……? うん、今食うとるんがアイスキャンデーやで?」
「アイスキャンディ」
「アイスキャンデー……?」
「キャンディ」
「キャンデー」
同じこと言ってるはずなのに、なんか違うんだよなぁ。ただの東西のイントネーションの差かなぁ?
《おいノヴェム、このアイスは天正が買ってきたんだ、後で礼言っとけよ。さっき顔見せもしなかった詫びもな》
《……! わかった!》
とても美味しいアイスだった。袋と棒を回収し、ゴミ箱に捨てて戻るとノヴェムがアキの膝を降りてリュウを見上げていた。
《りゅーお兄ちゃん、あいすありがとう! さっき、こわがって……ごめんね? いっぱいおはなししてくれるから、よくわかんなくなって……こわくなっちゃった》
「アイスありがとう、さっきは怖がってごめん。いっぱい話すからよく分かんなくなって怖くなった」
「ほんほん……そうやったんかぁ、あんま話したら怖いん? ごめんなぁ」
その場にしゃがんだリュウはノヴェムの頭に手を伸ばし、ピタリと止めて俺の方を振り返った。
「……この子しぐと似たような髪型しとるけど、しぐタイプ?」
「触っても大丈夫だぞ、地毛だし。オッドアイなの気にしてるのか前髪で隠してるみたいだけど、捲っても泣いたりはしなかった」
「オッドアイ? 猫みたいなん?」
「多分」
「病気とかじゃなさそうだし、視力に問題はないはずだぞ。秋風と違って」
《呼んだか? スェカーチカ》
リュウは遠慮なしにノヴェムの頭を撫で回し、ノヴェムは「きゃー」なんて言いながら楽しそうに笑っていた。途中前髪が捲れてくりくりっとした愛らしい瞳が見えていたが、気付いていないのか気にした様子はなかった。
「……ん? ごめん、ちょっと電話」
画面に表示されているのはサンの名前。四人から離れ、スマホを耳に当てる。
『もしもし水月? 明日兄貴とデートだろ? 兄貴用の上着渡すから、兄貴との約束の時間より前にこっち来てね』
「あぁ、うん。分かってる。ありがとう、サン」
『兄貴、車で行くつもりみたい。歩き方とか教えても意味なかったね』
「園内は歩くし、今後歩きのデートも出来るかもしれないからそんなことないよ」
『……そ? ならよかった。じゃあね』
「あっ、サン……切れちゃった」
包丁が返ってきた話をしたかったのにな。まぁ、明日持っていって直接言えばいいか。
「ノヴェムくんの髪は真っ金金でカッコええねぇ。俺染めてるけど、やっぱり天然もんは綺麗でええわ。生え際も黒なれへんしなぁ」
《りゅーお兄ちゃん、かみの色かえたの? せーかお兄ちゃん赤くて、お父さんが見てたアニメかみ色んな色だったから、にほんじんカラフルだとおもってた》
深夜アニメでも見てたのかな、ネイさん。
「髪染めてるもんくらいアメリカにも居ったやろうに。金髪やったら黒髪よりよぉ色入るやろうし、向こうのがファッション派手やし、もっと奇抜なん居ったんちゃうのん?」
「アメリカ人全員金髪な訳じゃないぞ……ほら、ノヴェムはまだ子供だし……子供で染めてる子ってのはあんまり居ないんじゃないか? 向こうはスクールバスあるから登下校の道で街を通るってこともないだろうし」
「そもそもあんま人知らんのか。せやなぁ、こないに怖がりで甘えたやったら外遊び連れてったってもあんまりフラフラせんやろうしなぁ」
「……シングルファーザーらしいから遊びに連れてくとかもあんまりなかったんじゃないか?」
「そーなんかなぁ、せやったら今度俺が…………こんなちっこい子ぉどこで遊ばせたええんかよぉ分からんわ……」
リュウとノヴェムはすっかり仲良くなったようだ、流石リュウ。
「どっか行きたいとこあるー?」
しかし、彼氏が幼い子供と遊んでいる光景は素晴らしいな。癒される。彼氏同士でイチャついているのとはまた違った美しさがある。他の彼氏もノヴェムを預かった日に呼んでみようかな……セックスなんて出来ないから、シュカ辺りは来てくれなさそうだけど。
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