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お口対決
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数珠状に玉が繋がった玩具、アナルパール。それも持ち手に近付くほど玉が大きくなっているタイプだ、レイがローションを塗ってくれたそれをアキの後孔にそっと押し当てる。
「んっ……?」
中指よりも少し太いかという程度の、一番小さな玉をつぷんっと押し入れる。
「んぅっ……にーにぃっ?」
「玩具使うからな~」
「んぁっ、にゃっ……ひぅっ! んん……」
玉を一つ二つと入れる度、紅潮した白い四肢がビクビクと跳ね、甘えるような甲高い声が俺の耳をくすぐる。
「可愛らしい声だねぇ、声変わりはまだなのかい? ずっと来なければいいと思ってしまうよ……ミフユと同じならありがたいね」
「ミフユさんまだなんです?」
「いや、声変わりしてアレなんだよ。ほとんど変わらなかった。本人は気にしていたけど、可愛くって僕は好きだよ」
高くて可愛らしい声をしているから声変わりはまだなんだと思っていた。
「俺も好きです」
「ふふ、だよねぇ。秋風くんはどうなるかな……水月くんに似た声になるのかな? だったら変わってもいいかもしれないねぇ。低くて、甘くて……蕩けるような、水月くんの声……ふふ、愛を囁かれたらそれだけでもう、ね……」
俺はそんなにイイ声をしているのか? 自分ではよく分からない、親の欲目ならぬ恋人の欲目じゃなかろうか。
「おっ、アキくんまたおっきしてるっすね。パール、裏にゴリゴリ当たってるんすかね?」
次第に玉が大きくなっていくタイプのアナルパールを途中まで挿入し、抜き、またそこまで挿入する。慣れてきたら玉を一つ増やす。それを繰り返しているのだが、今挿入している長さから考えるとおそらくレイの考え通り前立腺をアナルパールに撫でられているはずだ。締まりのいいアキの後孔なら抜き挿しするだけで玉がごりっ、こりゅっと前立腺を強く擦っていくだろう。
「この長さなら多分当たってると思うぞ」
「っすよね、もっかいしゃぶってあげちゃうっすよアキくん」
口を開けてちろちろと舌を揺らす、下品な誘いを受けたアキは僅かに口角を持ち上げて頷いた。
「ま、待て! 木芽っ……俺、俺がやる。次は俺の番だ」
「せーかくんフェラしたいんすか?」
「し、したいって言うか……その…………お、俺はぁ! 鳴雷が相手出来ない日、秋風の発散手伝ってやってんだ。鳴雷レベルの絶倫のコイツの手伝いをっ……く、口でも今まで何回もしてやった、いくらお前が上手くてもなっ、対秋風なら負けるわけないんだ!」
「……なんで俺対抗心燃やされてるんすか?」
俺に聞かれても困る、俺に分かるわけが──いや、待てよ? 分かるかもしれない。先程レイにフェラをされながらアキはセイカと話していた、セイカは不愉快そうに顔を顰めていた。あの時アキはレイのフェラテクを褒めたのでは? だから対抗心を……燃やすかなぁ。セイカってそんなに負けず嫌いだったっけ。
「秋風がさっきより早く出したら俺の勝ちだからな」
「まぁいいっすけど……ってよくないっす! どう考えても後の方が有利っすよこういうのって! お尻の刺激も増してるっすし!」
「いや、レイ、連続で出すのはキツいぞ? お前はケツでイってばっかりだからイけばイくほどいやきやすくなると思ってるのかもしれないけど、射精となればそんなことはない」
「せんぱいもアキくんも絶倫っしょ!」
「そういやそうだな!」
じゃあセイカの方が有利なのか? いやいやいくら俺でもさっき言った法則は適応されるぞ?
「……秋風くんにどっちがよかったか聞けばいいだけではないのかい?」
「それっす! 紅葉さんもやりましょーっす」
「え、いや……僕は」
「せんぱいにやったげないんすか?」
「……水月くん、喜ぶかい?」
そりゃ喜ぶ。無理はして欲しくないけれど。興奮しつつそう伝えると、ネザメは真面目な顔をして頷いた。
「参加するよ、その争い」
「争いってほどのもんじゃないっすけど」
「いや、争いだ」
どうしたんだよセイカ、そんなに闘争心のある性格じゃなかっただろ。
(わたくしの一番を争うならまだしも、いや、争って欲しくはないけれど、平和が一番だけれども、アキきゅんの一番を争うって……)
複雑な気分だ。
「じゃあ三人の中でフェラテク一番をアキくんに決めてもらうっすよ、二番手はせーかくんっすね。紅葉さんはイメトレをしとくといいっす」
「イメトレかぁ……」
アキにとって一番ではなく、フェラのテクニックの一番を決めるのなら、俺が疎外感を覚える必要はない。そう思っておこう。
「俺が勝つからな」
レイに向かってそう宣言した、若干キャラ崩壊気味のセイカがアキの陰茎をそっと握る。アナルパールを抜き挿しする度にビクビクと震えているそれを口に含む。
《あっ、んんっ! んぁっ、はぁ……は、ぁ……? スェカーチカ? ちょっ……アンタまでっ、あっ、吸うのヤバ……》
「なんか言ってるっすね」
「僕の時に何か言っていたら通訳しておくれよ、狭雲くん」
つぷ、つぷっ、ぬぽぽっ……と、アナルパールは淫らな音を鳴らす。セイカの口が立てる音はそれにすっかり負けてしまっていて聞こえない。
《ぁ、はっ……んんっ……! ははっ、イイな、スェカーチカっ……ジト目で睨み上げてくんの、すっげぇクる……! たまんねぇ、ぁ、んっ……ケツもやべぇな、ぁー……そろそろっ、出そ……んっ、く……》
「んっ……!」
セイカはゆっくりと身体を起こし、放たれた精液を飲み干すとレイの方を向いた。
「俺の方が早かった!」
「そうっすかね~……アキくんに聞いてみて欲しいっす」
《秋風、俺と木芽どっちが上手かった?》
《ぁ? だからっ、んっ、ふ……コノメのが、テクは上だって……痛っ!?》
セイカがアキの太腿を叩いた。何を言われたんだ?
《もう二度としゃぶってやんねぇ!》
《何拗ねてんだよ! 見上げてくる目つきめっちゃよかったし一人で飲んでたのも俺的にはポイント高かったって! 総合的にはスェカーチカが上だから!》
《…………なら、いい。叩いてごめん》
先程叩いた箇所を今度は撫で始めた。なんなんだ一体。
「俺の勝ち」
「えぇ……? なんか納得行かないんすけど。脅して取ったんじゃないんすかその勝ち」
「……僕は勝ち目がないと思われているのかな」
二人ともネザメが最下位だと決め付けているようだ、いや、俺もだから三人だな。
「んっ……?」
中指よりも少し太いかという程度の、一番小さな玉をつぷんっと押し入れる。
「んぅっ……にーにぃっ?」
「玩具使うからな~」
「んぁっ、にゃっ……ひぅっ! んん……」
玉を一つ二つと入れる度、紅潮した白い四肢がビクビクと跳ね、甘えるような甲高い声が俺の耳をくすぐる。
「可愛らしい声だねぇ、声変わりはまだなのかい? ずっと来なければいいと思ってしまうよ……ミフユと同じならありがたいね」
「ミフユさんまだなんです?」
「いや、声変わりしてアレなんだよ。ほとんど変わらなかった。本人は気にしていたけど、可愛くって僕は好きだよ」
高くて可愛らしい声をしているから声変わりはまだなんだと思っていた。
「俺も好きです」
「ふふ、だよねぇ。秋風くんはどうなるかな……水月くんに似た声になるのかな? だったら変わってもいいかもしれないねぇ。低くて、甘くて……蕩けるような、水月くんの声……ふふ、愛を囁かれたらそれだけでもう、ね……」
俺はそんなにイイ声をしているのか? 自分ではよく分からない、親の欲目ならぬ恋人の欲目じゃなかろうか。
「おっ、アキくんまたおっきしてるっすね。パール、裏にゴリゴリ当たってるんすかね?」
次第に玉が大きくなっていくタイプのアナルパールを途中まで挿入し、抜き、またそこまで挿入する。慣れてきたら玉を一つ増やす。それを繰り返しているのだが、今挿入している長さから考えるとおそらくレイの考え通り前立腺をアナルパールに撫でられているはずだ。締まりのいいアキの後孔なら抜き挿しするだけで玉がごりっ、こりゅっと前立腺を強く擦っていくだろう。
「この長さなら多分当たってると思うぞ」
「っすよね、もっかいしゃぶってあげちゃうっすよアキくん」
口を開けてちろちろと舌を揺らす、下品な誘いを受けたアキは僅かに口角を持ち上げて頷いた。
「ま、待て! 木芽っ……俺、俺がやる。次は俺の番だ」
「せーかくんフェラしたいんすか?」
「し、したいって言うか……その…………お、俺はぁ! 鳴雷が相手出来ない日、秋風の発散手伝ってやってんだ。鳴雷レベルの絶倫のコイツの手伝いをっ……く、口でも今まで何回もしてやった、いくらお前が上手くてもなっ、対秋風なら負けるわけないんだ!」
「……なんで俺対抗心燃やされてるんすか?」
俺に聞かれても困る、俺に分かるわけが──いや、待てよ? 分かるかもしれない。先程レイにフェラをされながらアキはセイカと話していた、セイカは不愉快そうに顔を顰めていた。あの時アキはレイのフェラテクを褒めたのでは? だから対抗心を……燃やすかなぁ。セイカってそんなに負けず嫌いだったっけ。
「秋風がさっきより早く出したら俺の勝ちだからな」
「まぁいいっすけど……ってよくないっす! どう考えても後の方が有利っすよこういうのって! お尻の刺激も増してるっすし!」
「いや、レイ、連続で出すのはキツいぞ? お前はケツでイってばっかりだからイけばイくほどいやきやすくなると思ってるのかもしれないけど、射精となればそんなことはない」
「せんぱいもアキくんも絶倫っしょ!」
「そういやそうだな!」
じゃあセイカの方が有利なのか? いやいやいくら俺でもさっき言った法則は適応されるぞ?
「……秋風くんにどっちがよかったか聞けばいいだけではないのかい?」
「それっす! 紅葉さんもやりましょーっす」
「え、いや……僕は」
「せんぱいにやったげないんすか?」
「……水月くん、喜ぶかい?」
そりゃ喜ぶ。無理はして欲しくないけれど。興奮しつつそう伝えると、ネザメは真面目な顔をして頷いた。
「参加するよ、その争い」
「争いってほどのもんじゃないっすけど」
「いや、争いだ」
どうしたんだよセイカ、そんなに闘争心のある性格じゃなかっただろ。
(わたくしの一番を争うならまだしも、いや、争って欲しくはないけれど、平和が一番だけれども、アキきゅんの一番を争うって……)
複雑な気分だ。
「じゃあ三人の中でフェラテク一番をアキくんに決めてもらうっすよ、二番手はせーかくんっすね。紅葉さんはイメトレをしとくといいっす」
「イメトレかぁ……」
アキにとって一番ではなく、フェラのテクニックの一番を決めるのなら、俺が疎外感を覚える必要はない。そう思っておこう。
「俺が勝つからな」
レイに向かってそう宣言した、若干キャラ崩壊気味のセイカがアキの陰茎をそっと握る。アナルパールを抜き挿しする度にビクビクと震えているそれを口に含む。
《あっ、んんっ! んぁっ、はぁ……は、ぁ……? スェカーチカ? ちょっ……アンタまでっ、あっ、吸うのヤバ……》
「なんか言ってるっすね」
「僕の時に何か言っていたら通訳しておくれよ、狭雲くん」
つぷ、つぷっ、ぬぽぽっ……と、アナルパールは淫らな音を鳴らす。セイカの口が立てる音はそれにすっかり負けてしまっていて聞こえない。
《ぁ、はっ……んんっ……! ははっ、イイな、スェカーチカっ……ジト目で睨み上げてくんの、すっげぇクる……! たまんねぇ、ぁ、んっ……ケツもやべぇな、ぁー……そろそろっ、出そ……んっ、く……》
「んっ……!」
セイカはゆっくりと身体を起こし、放たれた精液を飲み干すとレイの方を向いた。
「俺の方が早かった!」
「そうっすかね~……アキくんに聞いてみて欲しいっす」
《秋風、俺と木芽どっちが上手かった?》
《ぁ? だからっ、んっ、ふ……コノメのが、テクは上だって……痛っ!?》
セイカがアキの太腿を叩いた。何を言われたんだ?
《もう二度としゃぶってやんねぇ!》
《何拗ねてんだよ! 見上げてくる目つきめっちゃよかったし一人で飲んでたのも俺的にはポイント高かったって! 総合的にはスェカーチカが上だから!》
《…………なら、いい。叩いてごめん》
先程叩いた箇所を今度は撫で始めた。なんなんだ一体。
「俺の勝ち」
「えぇ……? なんか納得行かないんすけど。脅して取ったんじゃないんすかその勝ち」
「……僕は勝ち目がないと思われているのかな」
二人ともネザメが最下位だと決め付けているようだ、いや、俺もだから三人だな。
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