冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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まずは傷の確認を

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全く動けないように拘束してやろうだなんて考えてはいたけれど、結局使った拘束具は腕と足の分の二つだけ。まぁ、四肢を固定出来れば十分だけれど。

「……紅葉って縄好きなんだっけ」

「そうだね、好きだよ。今日は使っていないけれど」

「…………俺でもさ、手足動かせないように縛るとか出来んの? 手首とか足首同士縛って固定するんだよな、俺じゃ無理?」

「出来るよ、胴に固定してしまってもいいし……多少のアレンジを加えれば胴に繋がず四肢を拘束することも可能だ。水月くんにはまだ無理だろうね、ようやく菱形縛りや亀甲縛りを覚えたところだろうから。興味があるなら今度やってあげるよ」

「あ……いや、鳴雷が……もし俺にしたくなった時、出来なかったらダメだなって思って、聞いてみただけだから……別に、興味とかは」

「そうかい? 君は緊縛が好きそうな雰囲気があるよ」

「……どんな雰囲気だよ」

完全に仰向けにしてしまったら背中に回した腕が痛いだろうか、久しぶりのセックスなのにうつ伏せでは顔が見えなくて寂しくはないだろうか、やはり対面座位が安牌か。そんなことを考えている俺の後ろでセイカとネザメは話し込み、レイは玩具を物色していた。

《兄貴ー、足伸ばせないのはいいけどパカパカは出来るぜパカパカは。これはいいのか?》

アキは足を開いたり閉じたりして俺を誘っている。早くしろと言いたいのだろう。でも念の為、セイカに聞いておこうかな。

「セイカ、通訳頼めるか?」

「あっ、うん。秋風もっかい……еще раз, пожалуйста………………鳴雷、足曲げられなくしたくせに、閉じられるのはいいのかって」

「…………ネザメさ~ん」

「開脚固定もしたいのかい? ふふっ……なら、それ。足の拘束ベルトに一つ使っていないベルトがあるだろう?」

「はい。足首に巻かないのかなーって思ってました」

ネザメはふふんっと自信ありげな顔をして、アームバインダーに付いている謎の輪を指した。服のタグのような形のそれにベルトを通し、締めると、太腿と繋がれた足首が手首とも繋がれ、四肢が全く動かなくなる。

《おぉー、すっげぇ! 動けねぇ! 面白ぇ!》

「動けなくて面白いって」

「雰囲気出ないなぁ。もっとこう……動けない、何されちゃうんだろ、抵抗出来ない……! みたいな不安と期待入り交じりのドキドキ感とかさぁ……ふふっ、そんなんいらないなぁ、アキは楽しそうにセックスしてくれるとこが魅力だもんなぁ~?」

「一人で話してる……」

「水月くんも楽しそうだよね。兄弟だねぇ」

ローションボトルを軽く振りながら、右手でアキの頬を撫でる。アキは片目を閉じて幸福そうに微笑みながら俺の手に頬を擦り付けてくる、その仕草からは全幅の信頼を感じた。

「にーにぃ、早くするです」

「……うん」

アキは俺に傷付けられる可能性など、完全なるゼロだと考えている。でなければここまで拘束されてくれない。アキに信頼されていることが嬉しくて、アキが嫌がることなんてするつもりはないのに何故か胸が苦しくて、涙が溢れそうになった。

「……にーに? 何ー、見るする、するです?」

「アキのお尻だよ」

膝を曲げたまま開脚した状態で拘束されたアキの陰茎や後孔は丸見えだ。ローションを垂らす前に傷が完治したかどうか調べなければ。

《兄貴ぃ、焦れったい……早く突っ込めってば……》

俺は秋風の筋肉質な尻の肉を掴んで後孔を広げ、皺の一本一本までしっかりと目で確認した。目に見えるような傷はなさそうだ。

《流石に恥ずかしいぜ……》

「ここ、怪我したって言ってたよな。ホントにちゃんと治ったんだな? ローション染みたりしないか? セイカ、通訳頼むよ」

《兄貴なんて?》

《あー、怪我治ったかって。ほら、ケツ怪我したって嘘ついたろ? だから心配してるし、ダメそうならヤらないつもりだぞコイツ》

《ここまで来て!? マジか兄貴……我慢強ぇなぁ、何ともねぇって言ってくれ。元から何ともねぇけどな、それは言わないで……腹、これアザ残ってねぇよな? 俺色の見分け苦手なんだよ》

《もう完全に消えてるよ、旅行終わったら病院行って綺麗に治す方法教えてもらおうかとか話してたのにな……丈夫なヤツ》

長々と話しているなぁ。

「怪我治ったから大丈夫だってさ」

明らかに文章量が少な過ぎる、ハルが反感を持つ気持ちも分からなくはない。

「大丈夫なんだな? 本当に? アキ嘘ついてないよな?」

「確認したんだろ? してやれよ……今日めちゃくちゃ楽しみにしてたんだ、今日は絶対してもらうって昨日から言ってたんだぞ」

「……そっか。うん……しようか、アキ」

ローションを垂らし、会陰を撫で下ろして後孔の縁を捏ねる。くちゅくちゅと鳴るローションの音が卑猥だ。

「んっ……んぅ……にーにぃ、はやくぅ……えっちするです」

「今してるだろ?」

「んぁっ……!」

ローションにまみれた中指をそっと挿入する。キツい。しばらく触っていなかったからだろう。

「んっ、ぅうぅ……にーにぃっ、お腹ずくずくするですぅっ。手、する、嫌ですっ……手、いるするしないですぅっ」

「……さっさと本番しようって言いたいんすかね?」

「指では物足りないようだねぇ」

慣らさなければまた切ってしまう。どうせ抵抗は出来ないのだから、いい機会だし我慢を覚えて焦れてもらおうか? いや、でも、今日は誕生日だ、あまりアキの望まないことばかりするのもなぁ……

「ローター奥に押し込んどくっすか?」

「あ、それいいな。ローターの太さなら慣らしてなくても大丈夫そうだし」

レイにローターを借りてローションに浸し、そっと後孔に押し込む。甘えた喘ぎ声に微かに困惑が混じる。

《んっ……? これ、何?》

《玩具。お前が焦れったがるから奥に刺激やっとくってさ。お優しいことで》

《こんなのっ、余計に焦れるっ……兄貴のバカぁ、欲しいのちんぽだって。あっ、震えっ? ぅあっ、ぁ、あぁっ……!》

ローターのスイッチを入れると白い肢体が僅かに反った。満足とまではいかなくても、少しは喜んでくれただろう。
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