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顔を真っ赤にして床に寝転がったネザメのズボンと下着をズリ下ろし、アキは舌なめずりをする。
「はぁ……はぁ…………ひぁっ!?」
勃っていた陰茎をぱくっと咥え、躊躇なく頭を振って喉で扱く。当然俺もアキにフェラをしてもらったことがあるのでネザメが今感じている快感がどんなものなのか想像出来る。硬化中の熱が記憶の中のアキの口腔の体温と重なり、じゅぷじゅぷと鳴る水音が記憶を鮮明に蘇らせ、俺の勃起を不動のものとする。
「あっ、ぁ、待って、待ってぇっ、はやいっ、だめ、そんな喉締めちゃ僕っ……ぅ、あっ、ぁあっ……!」
一瞬ネザメの腰が浮き、アキが顔を上げる。ごくんと喉仏を動かし、はぁっと艶っぽく吐息を漏らし、唇を舐める。
《御奉仕するんじゃなかったのか? お坊ちゃま。やっぱりアンタは虐められてんのがお似合いだぜ》
ネザメに一声かけ、レイとセイカの方へ。
「わ、こっち来たっ……な、何すか? アキくっ、ん……!?」
密着しているだけで何も出来ていない二人を品定めするようにジロジロと眺めたかと思えば、獲物に飛びかかる獣のようにレイにキスをした。
「んっ、んぅ……ほん、と……積極的っ、なんすからぁ……ぁ、やっ、アキくんっ!」
キスを終えるとアキはレイのズボンの中に手を突っ込む。いや、下着の中か? どっちなのかは分からない。よく見えない。
《アンタは確かケツのがイイんだよな》
「ちょ、ちょっとぉ、ほんと積極的……今脱いでるのはアキくんなんすから、俺がアキくんに……ひゃんっ!?」
アキの手が布の下でレイの尻をまさぐっている、尻を揉んでいる手をただ見るよりも布を一枚隔てた方がエロく見えるのは何故だろう。
《やーらかいケツしてんなぁ。揉み心地いいわ。っと、今はここだな》
「んっ、ぁあんっ! んっ、ひっ……やっ!? だめっ、アキくん俺そこ弱っ、ぁ、あぁっ……!」
《前立腺コリッコリ、キスだけで興奮してたか? ナカもやわこいし……さぞかし具合イイんだろうなぁ? 兄貴が毎日アンタを抱かねぇ理由が分かんねぇぜ》
布越しに見える手の動きが小さくなった。どうやら後孔に指を入れたようだ。腕の中で悶えるレイをアキは楽しそうに眺めている。何かを話しているようだが、俺にもレイにも分からない。
《おーぉービクビク感じ散らかして気持ちよさそうだな、俺も兄貴に後でしてもらお》
「待っ、あぁっ!? はげしっ、ぐちゅぐちゅはげひぃっ! あっ、ぁあっ! 待って、待ってぇっ! イくっ、イっちゃう、イっちゃうっすぅっ! ちょっと止めっ、ぁ、あっ、あぁあっ……!」
《意外とイかねぇなぁ、兄貴のんで奥突かれ過ぎたんじゃねぇのか? 手前じゃ物足りねぇのか? オナニー大変そうだなアンタ》
レイの腰がガクガクと震えている。俺はゆっくりと焦らしたり会話したりすることが多いけれど、アキは一切手を休めず責め立てる方針のようだ。
《イイ声だな。そろそろイけよ、ほら、強めに抉ってやるから》
「んっ……くっ、ゔぅうんっ!」
目と口をぎゅっと閉じて足をビクンッと跳ねさせ、それからアキの腕の中でくったりと脱力する。絶頂したようだ、下着の中はぐちゃぐちゃだろう。
「……ふ…………はぁ、はぁ……もぉ、パンツん中に出しちゃったっすぅ……アキくんのばかぁ……んっ、ぅ……」
レイの服の中から手を抜いたアキはレイの後頭部を支えながらキスをした。レイをそっと解放したアキの視線はセイカに移り、セイカは怯えたように身体を跳ねさせた。
《さーて、メインディッシュだぜ》
《……鳴雷は?》
《っと、そうそう。あっちがメインだったな。まぁ気にすんなよ、ほら力抜け》
やはり今度も最初はキスのようだ。慣れた様子で唇を重ねた二人はそのままクッションの上に倒れ込む。
《スェカーチカ、どっちでイきたい? ボンボンはまだヤられてねぇみたいだからしゃぶってやって、このめはヤりまくってるみたいだからケツにしてやったんだけど、スェカーチカはどっちがいい?》
《……どっちもやだ。疲れるからイきたくない……今日はお前の誕生日なんだから、俺が何かしなきゃだろ。これだけじゃ……足りない》
セイカはアキの手首に巻かれたミサンガを指でなぞり、ため息をついた。
《まぁ確かに疲れるし、眠くなるし……イきたくねぇならそれでいいけど、遠慮とかじゃねぇよな? 俺兄貴と違って察する力とかねぇから正直に言えよ?》
《……正直に言ってる》
《そっか、OK。んじゃセイカ、シてくれ》
アキは押し倒したセイカを抱き締めて身体を起こし、クッションの上に座るとセイカを自身の太腿の上に乗せた。
《あんまり、大したこと出来ないけど》
セイカはアキの太腿の片方に身体を寄せると、右腕を首に絡ませ左手で陰茎を握った。
(……? セイカ様に対してはアキきゅん受け身なんですな)
ネザメとレイのことは積極的にイかせていたのにな、とまだぐったりしている二人を眺める。
《素っ気ないのもたまんねぇが、もうちょい甘い言葉や態度ってもんが欲しいぜ。いいだろ? 誕生日なんだからさ》
《甘い言葉って……無茶言うなよ。これで我慢してくれ》
事務的に陰茎を扱いているだけだったセイカはアキに何かを言われた直後、アキの頬にキスをした。続けて何度かちゅっちゅっと音を立てた後、頬を擦り寄せる。まるで仔猫のようなスキンシップにアキの陰茎から溢れる先走りの汁が増える。
《……っ、はぁ……もうちょい強く握ってくれ。んっ、そうそう……ほっぺへのキスも忘れないでくれよ? ん、ありがとよ。可愛いぜスェカーチカ。そろそろイっちまいそうだ、次は口に頼めるか?》
アキがセイカの頭を抱き、キスをねだるように口を前に出す。今までは強引に唇を奪ってきたのにと意外に思いつつ、セイカが震えながら唇を触れ合わせるだけのキスをするのを眺める。
(っくぅーっ! 薔薇で作った百合たまりませんな、アキきゅんが雄々しくってあんまり百合感ないけど。しかもこの、なんか、NTR感の強いイチャつきっぷり。くぅう……! アキセイ最高!)
これで彼氏達のパフォーマンスも終わりだろう。さて硬化は……終わっている。筒からはみ出た部分は石のようにカチカチに硬くなっている。型取り完了だ。
「はぁ……はぁ…………ひぁっ!?」
勃っていた陰茎をぱくっと咥え、躊躇なく頭を振って喉で扱く。当然俺もアキにフェラをしてもらったことがあるのでネザメが今感じている快感がどんなものなのか想像出来る。硬化中の熱が記憶の中のアキの口腔の体温と重なり、じゅぷじゅぷと鳴る水音が記憶を鮮明に蘇らせ、俺の勃起を不動のものとする。
「あっ、ぁ、待って、待ってぇっ、はやいっ、だめ、そんな喉締めちゃ僕っ……ぅ、あっ、ぁあっ……!」
一瞬ネザメの腰が浮き、アキが顔を上げる。ごくんと喉仏を動かし、はぁっと艶っぽく吐息を漏らし、唇を舐める。
《御奉仕するんじゃなかったのか? お坊ちゃま。やっぱりアンタは虐められてんのがお似合いだぜ》
ネザメに一声かけ、レイとセイカの方へ。
「わ、こっち来たっ……な、何すか? アキくっ、ん……!?」
密着しているだけで何も出来ていない二人を品定めするようにジロジロと眺めたかと思えば、獲物に飛びかかる獣のようにレイにキスをした。
「んっ、んぅ……ほん、と……積極的っ、なんすからぁ……ぁ、やっ、アキくんっ!」
キスを終えるとアキはレイのズボンの中に手を突っ込む。いや、下着の中か? どっちなのかは分からない。よく見えない。
《アンタは確かケツのがイイんだよな》
「ちょ、ちょっとぉ、ほんと積極的……今脱いでるのはアキくんなんすから、俺がアキくんに……ひゃんっ!?」
アキの手が布の下でレイの尻をまさぐっている、尻を揉んでいる手をただ見るよりも布を一枚隔てた方がエロく見えるのは何故だろう。
《やーらかいケツしてんなぁ。揉み心地いいわ。っと、今はここだな》
「んっ、ぁあんっ! んっ、ひっ……やっ!? だめっ、アキくん俺そこ弱っ、ぁ、あぁっ……!」
《前立腺コリッコリ、キスだけで興奮してたか? ナカもやわこいし……さぞかし具合イイんだろうなぁ? 兄貴が毎日アンタを抱かねぇ理由が分かんねぇぜ》
布越しに見える手の動きが小さくなった。どうやら後孔に指を入れたようだ。腕の中で悶えるレイをアキは楽しそうに眺めている。何かを話しているようだが、俺にもレイにも分からない。
《おーぉービクビク感じ散らかして気持ちよさそうだな、俺も兄貴に後でしてもらお》
「待っ、あぁっ!? はげしっ、ぐちゅぐちゅはげひぃっ! あっ、ぁあっ! 待って、待ってぇっ! イくっ、イっちゃう、イっちゃうっすぅっ! ちょっと止めっ、ぁ、あっ、あぁあっ……!」
《意外とイかねぇなぁ、兄貴のんで奥突かれ過ぎたんじゃねぇのか? 手前じゃ物足りねぇのか? オナニー大変そうだなアンタ》
レイの腰がガクガクと震えている。俺はゆっくりと焦らしたり会話したりすることが多いけれど、アキは一切手を休めず責め立てる方針のようだ。
《イイ声だな。そろそろイけよ、ほら、強めに抉ってやるから》
「んっ……くっ、ゔぅうんっ!」
目と口をぎゅっと閉じて足をビクンッと跳ねさせ、それからアキの腕の中でくったりと脱力する。絶頂したようだ、下着の中はぐちゃぐちゃだろう。
「……ふ…………はぁ、はぁ……もぉ、パンツん中に出しちゃったっすぅ……アキくんのばかぁ……んっ、ぅ……」
レイの服の中から手を抜いたアキはレイの後頭部を支えながらキスをした。レイをそっと解放したアキの視線はセイカに移り、セイカは怯えたように身体を跳ねさせた。
《さーて、メインディッシュだぜ》
《……鳴雷は?》
《っと、そうそう。あっちがメインだったな。まぁ気にすんなよ、ほら力抜け》
やはり今度も最初はキスのようだ。慣れた様子で唇を重ねた二人はそのままクッションの上に倒れ込む。
《スェカーチカ、どっちでイきたい? ボンボンはまだヤられてねぇみたいだからしゃぶってやって、このめはヤりまくってるみたいだからケツにしてやったんだけど、スェカーチカはどっちがいい?》
《……どっちもやだ。疲れるからイきたくない……今日はお前の誕生日なんだから、俺が何かしなきゃだろ。これだけじゃ……足りない》
セイカはアキの手首に巻かれたミサンガを指でなぞり、ため息をついた。
《まぁ確かに疲れるし、眠くなるし……イきたくねぇならそれでいいけど、遠慮とかじゃねぇよな? 俺兄貴と違って察する力とかねぇから正直に言えよ?》
《……正直に言ってる》
《そっか、OK。んじゃセイカ、シてくれ》
アキは押し倒したセイカを抱き締めて身体を起こし、クッションの上に座るとセイカを自身の太腿の上に乗せた。
《あんまり、大したこと出来ないけど》
セイカはアキの太腿の片方に身体を寄せると、右腕を首に絡ませ左手で陰茎を握った。
(……? セイカ様に対してはアキきゅん受け身なんですな)
ネザメとレイのことは積極的にイかせていたのにな、とまだぐったりしている二人を眺める。
《素っ気ないのもたまんねぇが、もうちょい甘い言葉や態度ってもんが欲しいぜ。いいだろ? 誕生日なんだからさ》
《甘い言葉って……無茶言うなよ。これで我慢してくれ》
事務的に陰茎を扱いているだけだったセイカはアキに何かを言われた直後、アキの頬にキスをした。続けて何度かちゅっちゅっと音を立てた後、頬を擦り寄せる。まるで仔猫のようなスキンシップにアキの陰茎から溢れる先走りの汁が増える。
《……っ、はぁ……もうちょい強く握ってくれ。んっ、そうそう……ほっぺへのキスも忘れないでくれよ? ん、ありがとよ。可愛いぜスェカーチカ。そろそろイっちまいそうだ、次は口に頼めるか?》
アキがセイカの頭を抱き、キスをねだるように口を前に出す。今までは強引に唇を奪ってきたのにと意外に思いつつ、セイカが震えながら唇を触れ合わせるだけのキスをするのを眺める。
(っくぅーっ! 薔薇で作った百合たまりませんな、アキきゅんが雄々しくってあんまり百合感ないけど。しかもこの、なんか、NTR感の強いイチャつきっぷり。くぅう……! アキセイ最高!)
これで彼氏達のパフォーマンスも終わりだろう。さて硬化は……終わっている。筒からはみ出た部分は石のようにカチカチに硬くなっている。型取り完了だ。
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