冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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下品な言葉は知らないから

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尿道ブジーによって射精出来ない状態での強制絶頂を繰り返したかと思えば、今度は放置。そして別の男とイチャつく……リュウとしては納得がいかない状況だろう。

「なんれぇ……水月、水月ぃいっ! ひっ……ぁあ、大声出したあかん……んっ、ぅう……」

「水月くん、早く、早くっ」

リュウを差し置いて俺の愛撫を受けられることにネザメは優越感を覚えているようだ。元Sとしてのサービス精神からかリュウを煽ったりもしてくれた。ありがたいが、調子に乗った雌を躾けてハーレム内の平和を保つのはハーレム主の役目だ……なんちゃって。

「もう、ネザメさんったら……リュウにさりげなく自慢したでしょう?」

伸ばした右足の太腿にネザメを座らせ、膝を立てた左足にもたれさせる。ローションを絡めた中指を少し柔らかくなってきた後孔に挿入する。

「ひっ、ぁ……んんっ! んっ……自慢、してしまうよ……こんなにも美しい君からの寵愛を、受けられるのだから……ぁ、んっ……水月くん、水月くん……」

俺の顔をじっと見つめて元から赤らんでいた顔を更に赤くして、ネザメは俺の首に腕を絡めた。

「水月くん……んっ、あぁんっ!」

指をゆっくりと奥へと進め、柔らかいばかりの腸壁の中にただ一つあるしこりに触れる。

「んっ、く、ぅゔっ……はっ、ぁ、水月くんっ、僕……そこ好きなんだ。たくさん可愛がっておくれ」

「素直になりましたねぇ、ネザメさん。少し前まであんなに俺に抱かれるの嫌がってたくせに」

「……プライドが邪魔をしていたんだよ。君が僕を紅葉家当主ではなく単なるネザメとして見てくれるから僕は……僕は、君が好きなんだ」

リュウへの挑発は俺の得にもなる行為だったが、それはそれとして、ハーレム主として、奢りを許してはいけない。ネザメにはちょっとした仕置きをしたいと考えていたのに、ネザメが俺の首に抱きついて俺の顔に頬擦りをするから、あんまりにも可愛くて可愛過ぎて彼が少しでも嫌がることなんて何もしたくなくなってくる。

「水月くん……君は、美しい。こんなにも整った顔を……完璧な造形を、僕は君の他に見たことがない。君の顔を数学で表現出来たなら、白銀比よりも黄金比よりも美しい比率がまた見つかると僕は思うな……ふふふっ。銀や金に勝るとなれば金剛比とでも名付けられるのかな、金の字が被ってしまうね」

「……俺が一番好きな石は燐葉石ですね、持ってる訳じゃありませんけど」

「ふふっ、君は確かに稀少な美しさを持っているけれど、儚くはない。似合わないね」

「ありゃ……」

そこまでハッキリ言われるとちょっと傷付く。

「……っ、ふぅ……君に似合う宝石を思い描くのも楽しいけれど、んっ……水月くん、そろそろ……んっ、あ……絶頂を、させてもらいたいね」

前立腺の縁をすりすりと指で撫でる。たまに前立腺全体を触れるか触れないかも曖昧にくすぐり、弄ぶ。

「うーん……でも、リュウに自慢したり、俺の好きな石俺に似合わないって言ったり、ネザメさんちょっと悪い子だからなぁ~……」

「……そんなっ、そんなの両方とも君が強く美しいせいじゃないか。君が美しいから君からの寵愛を先に受けられるとなれば自慢してしまうし、君が強いから繊細な色や脆い性質を持つ石は似合わないと事実を述べたまでで……んひゃんっ!? んっ、あぁっ、そのまま押してっ、んっ、ぁ……なんで離しちゃうのぉ……」

前立腺をぐっと押し、絶頂させないようすぐに離す。そしてネザメの耳に口を近付けて囁く。

「そんなに難しく考えないでくださいネザメさん。意地悪したくて屁理屈捏ねてるだけなんですから……ね? ふふ……あなたは何にも悪くないんです」

トン、トン、と前立腺の手前で俺の中指は一定のリズムを刻む。

「んっ、んぅっ、んんっ……! 水月くぅんっ、もう少し奥っ、奥にぃ……」

今日はリュウとの約束の日、リュウが主役。ドMのリュウを悦ばせるためネザメを優先するような態度を取っているだけだ。それでネザメが優越感に浸るのはいけない、しかしそれを言葉で素直に説明するのは趣と優しさがない。

「別に身に付けたいとかじゃなく、存在が好きなんですから似合う似合わないはどうでもいいんです。ネザメさんとリュウは対等に俺の彼氏なんですから、あんまり下に見ちゃいけませんよ」

「下に見てなんていないよ……」

「分かってますとも。でも聞かせてくださいネザメさん、反省しますか?」

「んっ、くぅっ……するっ、するよぉ。似合ってなくてもこれからは言葉を選ぶしっ、先に選ばれたのが嬉しくても驕ったりしないからぁっ……お願い、早くっ……!」

今日の主役はリュウだ。そろそろリュウの方に戻りたい、ネザメを軽く扱う訳ではないけれど、焦らすのはもう十分だろう。

「じゃあ、ネザメさん、おねだりしてください。とびきり恥ずかしい言葉で、リュウにも聞こえる声で、ね」

「ひゃうっ! ぅう……耳はダメ……意地悪だねぇ、水月くんは」

「ホント耳弱くて可愛いですねぇネザメさんは。さ、ほら、言ってください」

ネザメが考えるとびきり恥ずかしい言葉はどんなセリフになるだろう。思い付いても言えないこともあるだろう、言える範囲で俺が納得するとネザメが考えたものが出てくるはずだ、さてどんなものだろう。

「……水月くん」

「はい」

「僕はどんどんと君の深みに堕ちて行く……家も何も関係ない、君と僕の愛と幸福のためだけに君のための穴へと変わっていくここを、その白魚のような指でどうか可愛がってやって欲しい。お願いだよ、水月くん」

俺の足の上で小さく丸まって、俺の首に回していない方の手で尻肉を引っ張って、後孔を俺に見えやすくしながら、そうねだる。

「……よく出来ました」

あまり下品な言葉はそもそも思い付かないのだろう。物足りなさもあるが、愛と幸福のためという言葉にはクるものがあるし、何より絶頂をねだらせたという事実が大切だ。
俺は優しく微笑んでネザメの額にキスをして、それまで優しく触れるだけだったネザメの前立腺を強く押し潰した。
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