1,036 / 2,013
骨と短刀
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暗い洞窟を屈んで進んでいく。夢の記憶が鮮明に思い出され、自然と腹を強く押えた。
「待て! 待て鳴雷一年生! 真っ暗な中をそんなっ……待て!」
ミフユは防水ケースに入れたスマホをストラップで首から下げている。俺を呼び止めながら彼はスマホのライトを点け、洞窟内を照らした。その瞬間足元をザザザザッとフナムシらしきモノが走り抜けていった。
「ンヒャアァアッ!? 虫、虫っ、ひ、おぇえ……」
「貴様本当に虫が苦手なのだな」
「……昔食わされかけたからかデカめの虫見ると吐きそうに……ぅぷっ」
追いついてきたミフユと共にゆっくりと洞窟を進む。段差を乗り越え、もう四つん這いでしか進めなくなった洞窟をなおも進んでいく。
「鳴雷一年生……そろそろ戻らないか? 肝試しとしては十分だろう」
「……這いずってたから気付かなかったけど、結構狭い……でも、もうすぐ、もう少しのはず……ぁ」
「む……? これは…………ひっ!? ひ、ひと……人の……ほ、ね? 骨……なのか?」
骨だ。人間の白骨死体が目の前にある。動揺し声を震わせているミフユに反し、俺は何故か酷く冷静で、白骨とよく言う割に実物は黒っぽいんだなと汚れや苔により本来の白さを見せてくれない骨をしげしげと眺めた。
「これは……」
「お、おい鳴雷一年生っ、触るな! すぐに戻るぞ、通報しなければ……!」
骨の中にボロボロの短刀が埋まっている。錆びて刃物の輝きを失ったそれはおそらく、夢の中で腹に刺されたもので、俺の前に現れたミサキの腹に刺さっていたものだ。
「…………ミサキくん。ううん……年積 沙季彦さん。見つけたよ。これで、どうか……天国に」
俺は骨を目の前にして身体を小さく丸めて一心にミサキの魂の冥福を祈った。ミフユに引っ張られて洞窟を出て、ミフユが警察を呼び、骨が回収され、俺達は彼らに話を聞かれることとなった。
死後数十年が経過していると素人が見て分かる朽ち具合のため、探検をしていたら偶然見つけたという俺の証言が疑われることはなく、その日のうちに解放された。しかし今後また改めて話を聞くかもしれないからそのつもりで居てくれとは言われた。
「母さんにも連絡行ったんだろうなぁ~……着信すごい……旅行終わるまで着拒しようかな」
別荘への帰路、スマホの通知を確認しながら俺はため息をついた。
「ちゃんと事情を話せバカ者!」
「たった今警察にめっちゃ話したばっかりですし、やる気出ません」
「全く……ミフユにも詳しく事情を説明して欲しいと言うのに。貴様は真っ直ぐにあの洞窟を目指し、中を進み、あの死体を見つけた。そして……その前、我が一族の手本たる沙季彦の存在を言い当てた。何なのだ、一体」
「…………信じてもらえるとは思えませんけど、会ったんですよその人に。昨日保護した子供……ミサキくんが、多分その人で……」
「幽霊に死体を見つけてくれと場所を頼まれでもしたというのか? 便利な話だな、もしそんなことが出来るのならこの世に未解決事件など存在しない」
「ですよねー……でも、本当なんですよ……」
「…………実際、骨が見つかった訳だしな……だが、一応、旅行が終わったら脳を診てもらえ」
「……はは、そうします」
発見した俺とミフユへの事情聴取はただ近くで遊んでいただけの彼氏達に比べれば当然長く、俺達が別荘に帰宅したのは夜更けだった。サンやシュカが手分けして作ってくれていた夕飯を食べながら、また事情聴取が始まる。
「みっつんテントで休んでるって言ってたのになんであんなとこまで行ってたの~?」
「しかも白骨死体見つけるなんてどうなってるんですか、一体何があったんです?」
「幽霊に取り憑かれでもしてたんじゃないか?」
「笑いごとじゃないっすよ歌見先輩! せんぱい、あそこに死体があるって分かってたんすか?」
「そんなことありえないよ。でも、何故あんなところに行っていたかは教えてもらいたいね」
《俺も骨見たかったなー》
《しょうがねぇな……ほら、晩飯の鮭の小骨》
風邪だと嘘をついて輪を抜けていた以上、洞窟を探索した矛盾を突かれるのは当然のことだ。しかし上手い言い訳が思い付かない。
「ミフユは鳴雷一年生が行くと言うから着いて行ってやったまでだ、一番詳細が知りたいのはミフユの方なのだ」
ミフユは上手く追及を逃れている、いや、素直に話しているだけか。
「なんか……気付いたらあそこに居たんだよ」
もう面倒臭いからこれでいいや。
「え~!? 何それ怖~!? どういうこと!?」
「ほら……そろそろ盆だから」
「えっ何何何すか心霊っすか!? 怖っ!?」
「……そういうの感じ取りそうなのはあなたの方ですよね」
じっと黙っていたリュウにシュカが視線を送る。
「せやから俺ぁ実家が神社なだけやねんて。幽霊とか知らん、そんなもん居らん。祖父が大工なんです~言うて家建てるもんとちゃうやろ?」
「祖父が大工ならトンカチ振って簡単な棚くらいは作れそうですよね」
「たとえ悪かったかなぁ……とにかく幽霊なんか居らんのや。水月は頭おかしい、それはみんな知っとることやろ?」
「まぁ、ちょっとおかしいとは思ってたけど~」
「おかしいの方向性が違うんだよな、今回のは」
「そうなんすよねー」
俺の頭がおかしいのは共通認識なの酷くない?
「ごちそうさま。事情聴取疲れたし、俺もう寝るよ、いいな?」
「逃げるな~!」
「ちゃんと説明してくださいっす!」
「骨見た衝撃で記憶が飛んだ! なんであんなとこウロウロしてたのかマジで分かんない! 以上!」
ぶぅぶぅと文句を言う彼氏達から逃げて寝室に飛び込む。床に膝をつき、ベッドにぼすんと頭を乗せ、深いため息をつく。
「はぁ……明日も何か聞かれるのかなぁ……明日は、アキの誕生日なのに……旅行ぶち壊しもホントその通りだよな、思い出全部骨に持ってかれるよな……特にミフユさん。最終日に探せばよかったかな……いや、その方が記憶に残るよな……」
ぶつぶつと反省を呟いていると扉がノックされた。返事をするとリュウがそっと入ってくる。
「よぉ……ノック覚えたか」
「自分、死体の場所聞いとったんか?」
「…………夢で見たんだよ。ミサキくん……沙季彦さんが、死ぬところ」
「記憶の追体験か……まぁない話やないわ」
「あるんだああいう現象。あのさ、リュウ……ミサキさん、多分名前は年積 沙季彦、死体は今日見つけた……これ、弔い出来たかな? 海から解放されたのかな……」
「分からん。そこまで分かるんはもうそれだけで食っとるような霊視のプロや。俺は幽霊も視えんしほぼ感じん。多分水月の方がそういうんは鋭いんちゃうかな」
「えっ俺霊感あるの? 普通に嫌なんだけど」
「せやな。百害あって一利なしや」
それは違う、ない方がいい感覚なのだろうとは思うけれど、今回はミサキと出会えた、害なんかじゃない。
「……でさぁリュウ、海に人を引き込む役目から解放されたらさ、成仏するのかな?」
「知らんて」
「…………俺の守護霊とかにならないかな?」
「知らんて! はぁ……せやけどな水月、ミサキ……沙季彦やったっけ? その子を解放出来とるんやとしても、水月んとこにはまだ何や来る思うで」
「……ミサキさんを手駒にしてた大元に目付けられてるとかそういう?」
「またこのめん時みたいにヒトガタ作って代わりに流さんとな。それ終わるまで海入りなや、昼間やろうと引っ張ってきよるかもしれん。窓辺とドアんとこに盛り塩しといたるから、今晩も部屋出たアカンで」
昨日の恐怖を思い出した俺はやっぱり百害あって一利なしの力なのかもしれないと思い直し始めた。
「…………リュウなんか機嫌悪くない?」
「別に! 何日も放置プレイかまされて今日抱いてくれるて言うとったのに、死んどる男にかまけて約束すっぽかされたことなんて、なーんも気にしてへんけど?」
「……ご、ごめん」
「ふんっ!」
可愛らしく拗ねたリュウに胸がときめく。股間もときめく。昨晩は少し自慰をしたけれど、今日は洞窟探索や事情聴取で丸一日潰れたようなもので性欲は有り余っている。
「…………今からじゃダメかな?」
ムラムラと湧いた劣情に任せて拗ねているリュウを抱き寄せると、彼は一転嬉しそうに照れた笑顔に変わった。
「待て! 待て鳴雷一年生! 真っ暗な中をそんなっ……待て!」
ミフユは防水ケースに入れたスマホをストラップで首から下げている。俺を呼び止めながら彼はスマホのライトを点け、洞窟内を照らした。その瞬間足元をザザザザッとフナムシらしきモノが走り抜けていった。
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「貴様本当に虫が苦手なのだな」
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「鳴雷一年生……そろそろ戻らないか? 肝試しとしては十分だろう」
「……這いずってたから気付かなかったけど、結構狭い……でも、もうすぐ、もう少しのはず……ぁ」
「む……? これは…………ひっ!? ひ、ひと……人の……ほ、ね? 骨……なのか?」
骨だ。人間の白骨死体が目の前にある。動揺し声を震わせているミフユに反し、俺は何故か酷く冷静で、白骨とよく言う割に実物は黒っぽいんだなと汚れや苔により本来の白さを見せてくれない骨をしげしげと眺めた。
「これは……」
「お、おい鳴雷一年生っ、触るな! すぐに戻るぞ、通報しなければ……!」
骨の中にボロボロの短刀が埋まっている。錆びて刃物の輝きを失ったそれはおそらく、夢の中で腹に刺されたもので、俺の前に現れたミサキの腹に刺さっていたものだ。
「…………ミサキくん。ううん……年積 沙季彦さん。見つけたよ。これで、どうか……天国に」
俺は骨を目の前にして身体を小さく丸めて一心にミサキの魂の冥福を祈った。ミフユに引っ張られて洞窟を出て、ミフユが警察を呼び、骨が回収され、俺達は彼らに話を聞かれることとなった。
死後数十年が経過していると素人が見て分かる朽ち具合のため、探検をしていたら偶然見つけたという俺の証言が疑われることはなく、その日のうちに解放された。しかし今後また改めて話を聞くかもしれないからそのつもりで居てくれとは言われた。
「母さんにも連絡行ったんだろうなぁ~……着信すごい……旅行終わるまで着拒しようかな」
別荘への帰路、スマホの通知を確認しながら俺はため息をついた。
「ちゃんと事情を話せバカ者!」
「たった今警察にめっちゃ話したばっかりですし、やる気出ません」
「全く……ミフユにも詳しく事情を説明して欲しいと言うのに。貴様は真っ直ぐにあの洞窟を目指し、中を進み、あの死体を見つけた。そして……その前、我が一族の手本たる沙季彦の存在を言い当てた。何なのだ、一体」
「…………信じてもらえるとは思えませんけど、会ったんですよその人に。昨日保護した子供……ミサキくんが、多分その人で……」
「幽霊に死体を見つけてくれと場所を頼まれでもしたというのか? 便利な話だな、もしそんなことが出来るのならこの世に未解決事件など存在しない」
「ですよねー……でも、本当なんですよ……」
「…………実際、骨が見つかった訳だしな……だが、一応、旅行が終わったら脳を診てもらえ」
「……はは、そうします」
発見した俺とミフユへの事情聴取はただ近くで遊んでいただけの彼氏達に比べれば当然長く、俺達が別荘に帰宅したのは夜更けだった。サンやシュカが手分けして作ってくれていた夕飯を食べながら、また事情聴取が始まる。
「みっつんテントで休んでるって言ってたのになんであんなとこまで行ってたの~?」
「しかも白骨死体見つけるなんてどうなってるんですか、一体何があったんです?」
「幽霊に取り憑かれでもしてたんじゃないか?」
「笑いごとじゃないっすよ歌見先輩! せんぱい、あそこに死体があるって分かってたんすか?」
「そんなことありえないよ。でも、何故あんなところに行っていたかは教えてもらいたいね」
《俺も骨見たかったなー》
《しょうがねぇな……ほら、晩飯の鮭の小骨》
風邪だと嘘をついて輪を抜けていた以上、洞窟を探索した矛盾を突かれるのは当然のことだ。しかし上手い言い訳が思い付かない。
「ミフユは鳴雷一年生が行くと言うから着いて行ってやったまでだ、一番詳細が知りたいのはミフユの方なのだ」
ミフユは上手く追及を逃れている、いや、素直に話しているだけか。
「なんか……気付いたらあそこに居たんだよ」
もう面倒臭いからこれでいいや。
「え~!? 何それ怖~!? どういうこと!?」
「ほら……そろそろ盆だから」
「えっ何何何すか心霊っすか!? 怖っ!?」
「……そういうの感じ取りそうなのはあなたの方ですよね」
じっと黙っていたリュウにシュカが視線を送る。
「せやから俺ぁ実家が神社なだけやねんて。幽霊とか知らん、そんなもん居らん。祖父が大工なんです~言うて家建てるもんとちゃうやろ?」
「祖父が大工ならトンカチ振って簡単な棚くらいは作れそうですよね」
「たとえ悪かったかなぁ……とにかく幽霊なんか居らんのや。水月は頭おかしい、それはみんな知っとることやろ?」
「まぁ、ちょっとおかしいとは思ってたけど~」
「おかしいの方向性が違うんだよな、今回のは」
「そうなんすよねー」
俺の頭がおかしいのは共通認識なの酷くない?
「ごちそうさま。事情聴取疲れたし、俺もう寝るよ、いいな?」
「逃げるな~!」
「ちゃんと説明してくださいっす!」
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ぶぅぶぅと文句を言う彼氏達から逃げて寝室に飛び込む。床に膝をつき、ベッドにぼすんと頭を乗せ、深いため息をつく。
「はぁ……明日も何か聞かれるのかなぁ……明日は、アキの誕生日なのに……旅行ぶち壊しもホントその通りだよな、思い出全部骨に持ってかれるよな……特にミフユさん。最終日に探せばよかったかな……いや、その方が記憶に残るよな……」
ぶつぶつと反省を呟いていると扉がノックされた。返事をするとリュウがそっと入ってくる。
「よぉ……ノック覚えたか」
「自分、死体の場所聞いとったんか?」
「…………夢で見たんだよ。ミサキくん……沙季彦さんが、死ぬところ」
「記憶の追体験か……まぁない話やないわ」
「あるんだああいう現象。あのさ、リュウ……ミサキさん、多分名前は年積 沙季彦、死体は今日見つけた……これ、弔い出来たかな? 海から解放されたのかな……」
「分からん。そこまで分かるんはもうそれだけで食っとるような霊視のプロや。俺は幽霊も視えんしほぼ感じん。多分水月の方がそういうんは鋭いんちゃうかな」
「えっ俺霊感あるの? 普通に嫌なんだけど」
「せやな。百害あって一利なしや」
それは違う、ない方がいい感覚なのだろうとは思うけれど、今回はミサキと出会えた、害なんかじゃない。
「……でさぁリュウ、海に人を引き込む役目から解放されたらさ、成仏するのかな?」
「知らんて」
「…………俺の守護霊とかにならないかな?」
「知らんて! はぁ……せやけどな水月、ミサキ……沙季彦やったっけ? その子を解放出来とるんやとしても、水月んとこにはまだ何や来る思うで」
「……ミサキさんを手駒にしてた大元に目付けられてるとかそういう?」
「またこのめん時みたいにヒトガタ作って代わりに流さんとな。それ終わるまで海入りなや、昼間やろうと引っ張ってきよるかもしれん。窓辺とドアんとこに盛り塩しといたるから、今晩も部屋出たアカンで」
昨日の恐怖を思い出した俺はやっぱり百害あって一利なしの力なのかもしれないと思い直し始めた。
「…………リュウなんか機嫌悪くない?」
「別に! 何日も放置プレイかまされて今日抱いてくれるて言うとったのに、死んどる男にかまけて約束すっぽかされたことなんて、なーんも気にしてへんけど?」
「……ご、ごめん」
「ふんっ!」
可愛らしく拗ねたリュウに胸がときめく。股間もときめく。昨晩は少し自慰をしたけれど、今日は洞窟探索や事情聴取で丸一日潰れたようなもので性欲は有り余っている。
「…………今からじゃダメかな?」
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