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大幣の使い方
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寒い。寒い。寒い。寒い。震えが止まらない。頭が痛い。多分風邪だ、冷たいミサキくんを抱き締めて眠ったから風邪を引いたんだ。俺がこんなに辛いのだから、ミサキくんはもっと酷い症状が出ているに違いない、夜道で倒れているかもしれない、早く見つけなければ。
「お、おい鳴雷一年生……どこに行く」
「外に……ミサキくんが、帰ろうとしてるかも……」
「…………貴様は本当に子供を保護したのだな? 夢ではないんだな?」
「はい。俺ちゃんと、この手で……スープとミルクもあげて」
「……スープとミルクはキッチンにあったが、そのミサキという子供は一口も飲まなかったのか?」
「完食……完飲? してました、甘いって……言ってて」
「じゃあキッチンに置いてあるアレは何だ? 二杯目か?」
二杯目を作った覚えはないし、俺は空の食器を後で洗おうと思って流し台に置いたはずだ。でも今見ると確かに一口も飲まれていないでここにある。
「……夢を見ていたのだ、貴様は。寝ぼけてこれらを作った、危険な状態にある子供など居ない。そうだな?」
「夢……夢? ミサキくん……でも、確かに、俺」
「顔色も悪いな。もう寝た方がいい」
「でも年積さん、私達の部屋のベッドびしょ濡れ何ですよ。水月……まさか寝ぼけて風呂に入って、拭かずに寝たとかですか?」
「なら風邪を引いたのにも納得が行くな。ベッドの処理はミフユがしておこう、鳴雷一年生は我々の部屋を使って寝るといい。鳥待一年生は片付け終わるまで起きているか、そこのソファを使うかするんだな」
ミフユに手を引かれて彼の寝室に案内された。一歩一歩が重く、歩く振動が脳に響く。頭が痛い。寒い。呼吸をするのも億劫だ。
「……大丈夫か? 風邪薬を飲んでおくか、アレルギーはないな? 待っていろ、すぐに持ってくる」
ミフユは俺をベッドに寝かせると灯りを点けたまま部屋を出ていった。眩しい。光が目に刺さる、頭が更に痛む。灯りを消して欲しい。そう願っていると電灯が明滅し、部屋が暗くなった。
「あり、がとう……頭、痛くて……消して欲しかったんだ」
ビチャ、ビチャ、と灯りを消してくれた誰かの足音が近付いてくる。部屋は真っ暗なはずなのに、ベッドの隣に立った彼の顔は何故かハッキリと見えた。
「ミサキくん……どこに居たの? 俺、探そうと、してて……痛たっ、頭……割れそ……うぅ……」
「ミツキ」
「あぁ、大丈夫……大丈夫だよ、おいで。明日ちゃんと君の家見つけてあげるからね、今日はもう寝よう」
「ミツキ、寒い?」
「うん……ちょっとね、軽く震えが止まらないくらいには」
「ミツキ、頭痛い?」
「うん……大丈夫だよ、脳みそほじられてる感じするだけだから」
「……………………ごめんなさい」
「ほら、おいで」
腕を広げるとミサキは小さく頷いてベッドに入ってきた。相変わらず氷柱を抱いている気分にさせられる。
「そういえばミサキくんいくつ?」
「…………七」
「七歳?」
「ちがう……」
「十七歳?」
「うん」
「……ミフユさんタイプかぁ~。歳上じゃん、ごめんなさい子供相手にするみたいな話し方して」
「…………そのままでいい」
先程風呂に入れて洗って乾かしたはずなのに、撫でてみたミサキの髪はぐしょ濡れだ。海の匂いがする。
「でもそっか、合法ショタか……ふへへっ」
全身びっしょりと濡れているミサキの身体を抱き締めて、もう片方の手で頬を撫でる。
「俺とひと夏のアバンチュールしなぁい?」
「…………?」
「えっと……俺と、キスしない?」
「鱚……?」
「…………ちゅーしよ?」
「……接吻か?」
随分とお固く古い言い回したが、それはそれで興奮する。うんうんと頷いて頬を撫でていた指で唇をなぞった。
「何故?」
「ミサキくんが可愛くて、すごく俺の好みだから。濡れてちょっと分かりにくいけどこれおカッパだよね? 可愛い~、好き! 彼氏にしたい……!」
「…………男色の趣味があるのか」
「嫌? 気持ち悪い?」
「………………ミツキは、私が好きか」
「まだ性格とかよく知らないけど、好きだよ。これから知っていきたいな」
「……私と、一緒に居てくれるのか」
「そうしたいけど、君この辺の子だろ? 遠距離恋愛になっちゃいそうだな……でも、あと何日かは俺ここに居るし、その間なら」
ミサキは口の端を過剰に吊り上げてニタァっと笑う。上品そうな見た目をしているのに笑顔は気味が悪いところ、ギャップを感じて好きだ。
「一緒に居てくれるんだな」
「う、うん……何、ミサキくん意外と寂しがり屋? 可愛い」
「ずっと寂しかった。何年も何十年もずっと寂しくて冷たくて……ありがとうミツキ」
「……何十年?」
「少し苦しいけれど我慢してくれ、すぐに終わらせる」
俺の疑問を無視してミサキはゆっくりと起き上がり、毛布を剥がして俺の腹の上に跨った。積極的だなと笑ったのも束の間、彼の小さな手が俺の喉を押さえた。
「……っ!? み、さき……くんっ?」
首を絞められている? どうして? とにかく引き剥がさないと。ミサキは小柄だし腕も細い、俺なら簡単に振り払えるはず……なのに、身体が動かない。指一本足りとも動かない、瞬きすら出来ない。
「ミツキ……」
うっとりとした表情で俺の首を絞めるミサキから目が離せない。脳に酸素が届かず、意識が朦朧とし始めたその時、ミサキの背後に紙垂の付いた棒が見えた。
「……っ!?」
その棒が、大幣がミサキの頭を殴る。ミサキは悲鳴を上げながら俺の首から手を離し、ベッドから転がり落ちた。
「げほっ、げほっ……ミ、ミサキ……くん」
身体が動くようになり、咳き込む。起き上がってミサキの方を見てみれば、そこには着物を着たぐしょ濡れの彼が立っていた。腹部には短刀が深々と突き刺さり、頭は割れ、目は片方潰れ、足は片方妙な方向に曲がり、よく見れば手の爪は剥がれていた。
「い、たい……痛い、いたい……寒い……寂しい、冷たい、痛い……痛い、寂しい」
「ミサキくんっ! ミサキくん大丈っ、痛っ!?」
ゴッと脳天を棒で突くように殴られ、ベッドの上で蹲る。
「アホか自分! アレ見てようまだ心配出来んなぁ! そういうとこ好きやけども!」
「リュウ……?」
「年積はんに代わってもろて来たけど、風邪薬なんか効くわけあらへん。憑かれとんのや自分。はーっ……せやから夜に外出んな海入んな言うたやろ! わざわざ中から招いて盛り塩無効化させてくれてほんま……ほんま! もぉ!」
「い、痛い! 痛い! よく知らないけどそれ多分人を殴る道具じゃない!」
ゴンゴンと頭を大幣で殴られ、不意に頭痛が消えていることに気付く。いや、殴られたとこは痛いけど。そういえば寒くもない、震えが止まっている。
「かけまくも……えー……何やったっけ、アカン……祝詞覚えてへん……ん~……」
「ミツキ……? 一緒に、居てくれると……今、言った」
「水月は渡さん! 住む世界がちゃうんじゃこん悪霊が! 早う往ねアホボケカスぅ! 塩食らわすぞボケぇ!」
「ミツキ……」
折れた足を引きずって、爪の剥がれた手を俺に伸ばし、俺に向かってきたミサキに対してリュウは塩をひと掴み投げ付けた。その瞬間ミサキは熱湯でも浴びたように悲鳴を上げて痛がった。
「……っ、お、おいリュウやめろ! 痛がってる!」
また塩を掴んで追い打ちをかけようとしたリュウの手首を掴んで止めた。
「離せアホ! まだ分かっとらんのか!」
「…………お化けか何かなんだよな? 色々おかしかったし、あの姿見ればな……もういい加減分かったよ。でも、痛がってるからやめろ。ごめんな、俺のためにしてくれてるのは分かるんだけど……ダメだ、やめろ」
リュウの腕から力が抜けたのを確認してから手を離し、ベッドを降りてミサキの元へ向かう。
「ミサキくん……ごめんな、痛かったよな」
彼の前に座り、氷のように冷たい血まみれの身体を抱き上げて膝に乗せる。
「……これはずっと痛いのかな? 死んじゃってから……ずっと? 俺と居た時は怪我してなかったけど、あの時も痛かった?」
「…………」
「ミサキくん、一緒に居るって言ったけど……ごめん、俺はまだ死ねない。殺そうとするのはやめてくれないかな? こうして同じところに居るんだから、何も生死を揃えなくても一緒に居る方法はあると俺は──」
「嘘つき」
血走った目で俺を睨みつけたかと思えば、瞬きをした後にミサキの姿は消えていた。俺の身体もベッドも床も、海水や血で濡れておらず、ミサキがここに居たという痕跡は一つも残っていなかった。
「お、おい鳴雷一年生……どこに行く」
「外に……ミサキくんが、帰ろうとしてるかも……」
「…………貴様は本当に子供を保護したのだな? 夢ではないんだな?」
「はい。俺ちゃんと、この手で……スープとミルクもあげて」
「……スープとミルクはキッチンにあったが、そのミサキという子供は一口も飲まなかったのか?」
「完食……完飲? してました、甘いって……言ってて」
「じゃあキッチンに置いてあるアレは何だ? 二杯目か?」
二杯目を作った覚えはないし、俺は空の食器を後で洗おうと思って流し台に置いたはずだ。でも今見ると確かに一口も飲まれていないでここにある。
「……夢を見ていたのだ、貴様は。寝ぼけてこれらを作った、危険な状態にある子供など居ない。そうだな?」
「夢……夢? ミサキくん……でも、確かに、俺」
「顔色も悪いな。もう寝た方がいい」
「でも年積さん、私達の部屋のベッドびしょ濡れ何ですよ。水月……まさか寝ぼけて風呂に入って、拭かずに寝たとかですか?」
「なら風邪を引いたのにも納得が行くな。ベッドの処理はミフユがしておこう、鳴雷一年生は我々の部屋を使って寝るといい。鳥待一年生は片付け終わるまで起きているか、そこのソファを使うかするんだな」
ミフユに手を引かれて彼の寝室に案内された。一歩一歩が重く、歩く振動が脳に響く。頭が痛い。寒い。呼吸をするのも億劫だ。
「……大丈夫か? 風邪薬を飲んでおくか、アレルギーはないな? 待っていろ、すぐに持ってくる」
ミフユは俺をベッドに寝かせると灯りを点けたまま部屋を出ていった。眩しい。光が目に刺さる、頭が更に痛む。灯りを消して欲しい。そう願っていると電灯が明滅し、部屋が暗くなった。
「あり、がとう……頭、痛くて……消して欲しかったんだ」
ビチャ、ビチャ、と灯りを消してくれた誰かの足音が近付いてくる。部屋は真っ暗なはずなのに、ベッドの隣に立った彼の顔は何故かハッキリと見えた。
「ミサキくん……どこに居たの? 俺、探そうと、してて……痛たっ、頭……割れそ……うぅ……」
「ミツキ」
「あぁ、大丈夫……大丈夫だよ、おいで。明日ちゃんと君の家見つけてあげるからね、今日はもう寝よう」
「ミツキ、寒い?」
「うん……ちょっとね、軽く震えが止まらないくらいには」
「ミツキ、頭痛い?」
「うん……大丈夫だよ、脳みそほじられてる感じするだけだから」
「……………………ごめんなさい」
「ほら、おいで」
腕を広げるとミサキは小さく頷いてベッドに入ってきた。相変わらず氷柱を抱いている気分にさせられる。
「そういえばミサキくんいくつ?」
「…………七」
「七歳?」
「ちがう……」
「十七歳?」
「うん」
「……ミフユさんタイプかぁ~。歳上じゃん、ごめんなさい子供相手にするみたいな話し方して」
「…………そのままでいい」
先程風呂に入れて洗って乾かしたはずなのに、撫でてみたミサキの髪はぐしょ濡れだ。海の匂いがする。
「でもそっか、合法ショタか……ふへへっ」
全身びっしょりと濡れているミサキの身体を抱き締めて、もう片方の手で頬を撫でる。
「俺とひと夏のアバンチュールしなぁい?」
「…………?」
「えっと……俺と、キスしない?」
「鱚……?」
「…………ちゅーしよ?」
「……接吻か?」
随分とお固く古い言い回したが、それはそれで興奮する。うんうんと頷いて頬を撫でていた指で唇をなぞった。
「何故?」
「ミサキくんが可愛くて、すごく俺の好みだから。濡れてちょっと分かりにくいけどこれおカッパだよね? 可愛い~、好き! 彼氏にしたい……!」
「…………男色の趣味があるのか」
「嫌? 気持ち悪い?」
「………………ミツキは、私が好きか」
「まだ性格とかよく知らないけど、好きだよ。これから知っていきたいな」
「……私と、一緒に居てくれるのか」
「そうしたいけど、君この辺の子だろ? 遠距離恋愛になっちゃいそうだな……でも、あと何日かは俺ここに居るし、その間なら」
ミサキは口の端を過剰に吊り上げてニタァっと笑う。上品そうな見た目をしているのに笑顔は気味が悪いところ、ギャップを感じて好きだ。
「一緒に居てくれるんだな」
「う、うん……何、ミサキくん意外と寂しがり屋? 可愛い」
「ずっと寂しかった。何年も何十年もずっと寂しくて冷たくて……ありがとうミツキ」
「……何十年?」
「少し苦しいけれど我慢してくれ、すぐに終わらせる」
俺の疑問を無視してミサキはゆっくりと起き上がり、毛布を剥がして俺の腹の上に跨った。積極的だなと笑ったのも束の間、彼の小さな手が俺の喉を押さえた。
「……っ!? み、さき……くんっ?」
首を絞められている? どうして? とにかく引き剥がさないと。ミサキは小柄だし腕も細い、俺なら簡単に振り払えるはず……なのに、身体が動かない。指一本足りとも動かない、瞬きすら出来ない。
「ミツキ……」
うっとりとした表情で俺の首を絞めるミサキから目が離せない。脳に酸素が届かず、意識が朦朧とし始めたその時、ミサキの背後に紙垂の付いた棒が見えた。
「……っ!?」
その棒が、大幣がミサキの頭を殴る。ミサキは悲鳴を上げながら俺の首から手を離し、ベッドから転がり落ちた。
「げほっ、げほっ……ミ、ミサキ……くん」
身体が動くようになり、咳き込む。起き上がってミサキの方を見てみれば、そこには着物を着たぐしょ濡れの彼が立っていた。腹部には短刀が深々と突き刺さり、頭は割れ、目は片方潰れ、足は片方妙な方向に曲がり、よく見れば手の爪は剥がれていた。
「い、たい……痛い、いたい……寒い……寂しい、冷たい、痛い……痛い、寂しい」
「ミサキくんっ! ミサキくん大丈っ、痛っ!?」
ゴッと脳天を棒で突くように殴られ、ベッドの上で蹲る。
「アホか自分! アレ見てようまだ心配出来んなぁ! そういうとこ好きやけども!」
「リュウ……?」
「年積はんに代わってもろて来たけど、風邪薬なんか効くわけあらへん。憑かれとんのや自分。はーっ……せやから夜に外出んな海入んな言うたやろ! わざわざ中から招いて盛り塩無効化させてくれてほんま……ほんま! もぉ!」
「い、痛い! 痛い! よく知らないけどそれ多分人を殴る道具じゃない!」
ゴンゴンと頭を大幣で殴られ、不意に頭痛が消えていることに気付く。いや、殴られたとこは痛いけど。そういえば寒くもない、震えが止まっている。
「かけまくも……えー……何やったっけ、アカン……祝詞覚えてへん……ん~……」
「ミツキ……? 一緒に、居てくれると……今、言った」
「水月は渡さん! 住む世界がちゃうんじゃこん悪霊が! 早う往ねアホボケカスぅ! 塩食らわすぞボケぇ!」
「ミツキ……」
折れた足を引きずって、爪の剥がれた手を俺に伸ばし、俺に向かってきたミサキに対してリュウは塩をひと掴み投げ付けた。その瞬間ミサキは熱湯でも浴びたように悲鳴を上げて痛がった。
「……っ、お、おいリュウやめろ! 痛がってる!」
また塩を掴んで追い打ちをかけようとしたリュウの手首を掴んで止めた。
「離せアホ! まだ分かっとらんのか!」
「…………お化けか何かなんだよな? 色々おかしかったし、あの姿見ればな……もういい加減分かったよ。でも、痛がってるからやめろ。ごめんな、俺のためにしてくれてるのは分かるんだけど……ダメだ、やめろ」
リュウの腕から力が抜けたのを確認してから手を離し、ベッドを降りてミサキの元へ向かう。
「ミサキくん……ごめんな、痛かったよな」
彼の前に座り、氷のように冷たい血まみれの身体を抱き上げて膝に乗せる。
「……これはずっと痛いのかな? 死んじゃってから……ずっと? 俺と居た時は怪我してなかったけど、あの時も痛かった?」
「…………」
「ミサキくん、一緒に居るって言ったけど……ごめん、俺はまだ死ねない。殺そうとするのはやめてくれないかな? こうして同じところに居るんだから、何も生死を揃えなくても一緒に居る方法はあると俺は──」
「嘘つき」
血走った目で俺を睨みつけたかと思えば、瞬きをした後にミサキの姿は消えていた。俺の身体もベッドも床も、海水や血で濡れておらず、ミサキがここに居たという痕跡は一つも残っていなかった。
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