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高級な太腿

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散々タチを主張してきたネザメだったが、この度ようやくネコになると認めてくれた。改めて確認もしたので、後孔の拡張開発を始めるためズボンを脱がさせてもらった。

「ぅ……ねぇ水月くん、部屋が明るいの……恥ずかしくなってきたよ。暗くしないかい?」

「今更ですか? 何回か見てますよ、ネザメさんの裸」

下半身裸、上半身はボタンを全て外した寝間着を羽織っているだけ。先程一糸まとわぬ姿を風呂場で見せてくれたばかりなのに、ネザメは恥ずかしがって足をきゅっと閉じている。

「暗くてよく見えなくて、変なとこ引っ掻いちゃったりしたら大変でしょう?」

「……大丈夫だよ、水月くんは優しいし、慎重で……ほら、爪もこんなに丁寧に整えてる」

ネザメは俺の手を握り、指先をすりすりと撫でた。彼もたった今まではタチだった、爪の手入れには気を遣ってきただろう。今の俺と同じように。

「水月くんは僕に痛いことなんてしないよ」

「はぁ……ネザメさん、じゃあ正直に言いますね」

「なんだい? 僕を隅々まで見たい……とかかな? ふふ、水月くんのえっち」

そう言えばネザメは恥じらいながらも足を開いてくれるんだろうな、と思いつつも正直に言うと言ってしまった俺は素直な気持ちを言葉に変えた。

「開発前の様子を見ておきたいんです、知っての通り抱かれ慣れた男の尻ってのは見れば分かります。ちょっと緩んで、縦に割れてるのがありがちですね。アキは全然割れてきてないんですけど、まぁあの子は特殊ですから、色々と。ネザメさんのお尻の穴きっとえっちな縦割れになると思うんです。っていうかします、だから今のうちに弄る前を見ておきたいなって。脳内ビフォーアフター……出来ることならガチフォルダでビフォアフしたいんですけど、それは流石にダメですかね?」

「え……? えっと……うん……撮るのは、ダメだよ。流石に……ミフユだけで勘弁しておくれ」

「ネザメ様!?」

「恥ずかしいけれど……水月くんがそんなに言うなら、いいよ。明るいままで……でもあんまりまじまじと見たり、その……感想を言ったりとかは、しないでおくれ」

「……はい、肝に銘じます」

真面目な返事をするとネザメは目を丸くした後少し笑って、ゆっくりと足を開いてくれた。半端に膨らんだ陰茎が僅かに揺れている。

「触っていいんですよね?」

「……水月くんの好きなようにしていいよ」

そう言って儚げな笑顔を浮かべると、ネザメはぱたんと頭を枕に落とし、腕で目を隠した。自分が何をされているか目でしっかりと理解して欲しかったが、仕方ない。受けになると決意してくれただけでありがたい、それ以上はあまり望むべきじゃない。

「…………すべすべ」

内腿を撫で、その触れ心地に思わず心の声が表に出た。簡素を言うなと言われたことを思い出し、すぐに顔を上げたが、ネザメに変わった様子はない。今の程度ならいいのか……

(極力口に出さないよう気を付けねば。しかし……はっあぁああんネザメちゃまのあんよスッベスベ! たまらんっ、顔、顔で行くべきですぞこれは!)

唾液を啜り、荒い鼻呼吸を止め、ネザメの内腿にそっと頬を押し付ける。

(良ッッッ!)

ゆっくりと首を動かしてネザメの内腿にすりすりと頬を擦り付ける。生まれついての美少年を高級品だけで育てるとこんな肌触りになるのか……本当に俺が食っていいのか? こんなお高い美貌を。

「……ひゃっ!?」

息を止めているのが苦しくなって、鼻から深く吐き出すとネザメはきゅっと足を閉じた。

「ぁ……ご、ごめんね水月くん、くすぐったくて」

ネザメが足を閉じれば当然内腿に頬擦りをしていた俺の頭はネザメの太腿に挟まれることになる。すべすべの、鍛えていない少年らしい細めの太腿に、顔が挟まれているのだ。

「いえ、しばらくこのままで」

「え? いいのかい? 不思議な子だね……ふふ、美しい顔がむにっとなってしまって愛らしいよ。そこからで見えるかい? ミフユ。こっちにおいで」

ネザメの太腿に挟まれて歪んだ顔を覗き、ミフユはふっと笑った。それが嬉しかったのかネザメはより強く俺の顔を締め付けたり、腰を左右に揺らして俺の顔を揉みくちゃにした。

「ほらほら、ふふふっ、水月くん可愛いねぇ。ねぇミフユ」

「ええ、ふふっ……いい顔だぞ、鳴雷一年生」

嫌な顔一つされず太腿に頬を擦り付けられるなんて、超絶美形となった俺でもなかなか出来ない。いつまでもこうしていたい。

「ふぅ……疲れちゃった。ごめんね水月くん、遊んでしまって。今離すよ」

散々俺の顔を太腿で弄んだ末、ネザメは疲れたと言って足を開いた。脱力してネザメに身を任せていた俺は頭を落とし、顔をネザメの股間にうずめた。

「ひゃっ!?」

むにん、と顔に少し硬くなったものがめり込む。ネザメの陰茎だと気付いた瞬間にはネザメはまた驚いて俺の頭を太腿で締めていた。

「はぁ……驚いた。もう、今度はちゃんと頭を自分の首で支えるんだよ?」

と言うとネザメは再び足を開いた。俺は首に力を入れて頭を起こし、半勃ちの陰茎に舌を這わせた。

「……っ、水月くん? 舐めてくれるのかい? フェラチオは好きだけれど、君、僕を抱くんじゃ……抱かれる気になってくれたのなら、それはそれでいいのだけれど」

「嫌ですねネザメさん、攻めフェラ否定派ですか? 使わなくなっちゃうからって放ったらかしは可哀想でしょう」

優しく掴み、唇を押し付ける。シンプルなキスでネザメの陰茎は硬さを増していく。

「それに、前も弄った方が後ろの開発もしやいすんですよ」

「……まぁ、弱いところを見つけやすくはなるよね」

納得したらしいネザメは俺の顔を見るために上げていた頭を再び枕に落とした。俺はネザメの陰茎を手で緩く扱きつつ、舐める対象を陰嚢へと変えた。ネザメの太腿がピクピクと跳ねているのが視界の端で確認出来る。

「……っ、ん……水月くん、そんなところまで……ひゃっ! ぅう……水月くん」

ぢゅっと陰嚢を吸ってやるとネザメは甲高い声を上げた。新しい弱点を見つけたななんて思いつつ、会陰に舌を移す。

「水月、くんっ……? そこは」

鼻で陰嚢を押し上げて唇を会陰に吸いつかせて、性器のない空白地帯を愛でる。男根と後孔の隙間のそこに舌をぐりぐりと押し付ける。

「……っ、あ」

何もない部位のはずなのに、快感があるのかネザメは声を漏らす。

(やっぱりネザメちゃまは受け向きでそ)

改めてネザメの抱かれる才能について再確認した俺は、更に舌を下へと、会陰から後孔へと移した。
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