冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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おまけ

おまけ 2009年6月6日

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※水月の母親、唯乃視点。水月の昔のお話。




妊娠検査薬を使って、陽性と出た時、舌打ちをした。念の為に病院で検査してもらって、腹の中に別の命が居ると確定した瞬間、深いため息をついた。
やらかした、ドジを踏んだ、避妊を失敗した。ゴムは毎度全員に着けさせていたし、外出しの約束もしていた。まぁ外出しは失敗するヤツも、わざと失敗するヤツも居たけど……

「唯乃さん! 妊娠したって……俺の子ですよね!」

「唯乃、俺とのガキがデキたって!? 結婚しよう!」

心当たりの男数人に確認したところ、その半分がゴムに穴を空けていたことを白状した。その上、求婚してきた。どうして騙して孕ませたヤツとの結婚を私が受け入れると思うのだろう、なんて純粋に疑問に思いながら男達をフり、転職して引っ越した。

「そう……妊娠しちゃったのよね、ゴムに穴空けられちゃって。失敗したわー……」

「唯乃美人だし、何でも出来るから、きっとみんなお嫁さんにしたいのよ」

「じゃあ葉子のお嫁さんになりたいなぁ」

「ふふ、またそんなこと言って」

性欲以外でも惹かれた女の子、親友であり一時期はセフレでもあった葉子に相談した。

「はぁ……本当どうしようかしら」

「名前? 男の子が女の子か分かってからのがいいんじゃない?」

「え? いやいや、堕ろすか産むかよ」

「え……」

ニコニコ笑って話していた葉子の表情が凍りつく瞬間は、何年経っても色褪せず私の脳裏に焼き付いている。

「……殺しちゃうの? せっかく、出来たのに」

「だって別にいらないし」

「…………何それ。なんでそんな二択になるの? 最低! この人殺し! 二度と連絡してこないで!」

葉子が妊娠の望めない身体だということを知ったのは、彼女が今日そのことを私に愚痴るつもりだと知ったのは、それから随分後のことだった。

「どうしよう……」

家に帰ってボーッと考えた結果、産むことにした。不本意な妊娠とはいえ強姦された訳じゃないし、経済的な不安はない、その他諸々子供を育てられない理由はない。私に似れば美形だろうし、そんな子を堕ろすなんて人類の損失だ、育児が面倒臭くなったら適当に恋人を作って手のかからなくなる年齢まで押し付ければいい。
何より、子供を堕ろして葉子に嫌われたくない。

私の誕生日の六月六日に彼は産まれた。親子で同じ誕生日かぁと思いつつ、水月と名付けた。
この一件でほとほと男に愛想が尽きた私の恋人は、自然と女性限定となっていた。子育て経験のある者も、ベビーシッターも、保育士も居た。私の恋人達はバリエーションに富んでいた。

「じゃ、水月の世話よろしくねハニ~」

「……行ってらっしゃい」

数人の恋人にローテーションで水月の面倒を見てもらい、私はすぐに仕事に復帰した。その時勤めていたのは外資系のIT企業で、そこそこ稼げていたから仕事終わりや休日はバーだとかでたっぷり遊んだ。妊娠中は飲めなかった酒、楽しめなかった乱交、爆音の音楽、楽しい時間だった。

「おかえり唯乃……今日もお酒臭いのね」

「ただいまハニぃ~。あー、化粧の濃い香水臭い女とヤりまくった後の家庭的な女の子は刺さるわぁ」

「もー……休みの日くらいは水月くんと過ごしたら?」

「嫌よ、まだ話しもしないじゃない。会話が出来るようになってきたら晩酌に付き合ってもらおうかしらね」

「薄情なママねぇ、一番可愛い時期なのに……」

首が据わっていない頃の水月の顔も声もよく覚えていない、知らない。彼女達が撮ってくれた写真や動画はあるけれど、何度見てもしっくりこない。彼女達の助言通りちゃんと触れ合っていればよかったと何度も何度も後悔した。

「水月くんって言うのね、可愛い……おめめパッチリ、唯乃似ね……いいなぁ、赤ちゃん……私も、私も欲しい……」

堕ろさずに産んだことを伝えると葉子はあっさり私を許して水月を見に来た。今にも誘拐していきそうな顔で水月を抱く葉子に、欲しいならあげようかと軽口を叩く気には流石の私もならなかった。

「……葉子、だったら」

水月の代わりに私は別のモノを葉子にあげることにした。葉子はその時付き合っていたガタイのいいミリオタの外国人と、私の卵子を使って子供を作った。念願の妊娠に彼女はとても喜んでいた、しょっちゅう電話をかけてきては腹の中の様子を教えてくれた。

「お腹が少しずつ重くなってきて、だんだん大きくなっていってるって分かるの……! ねぇ、どれくらいになったらお腹蹴るようになるの?」

「さぁ……いつだったかしら、一年も前のことだしよく覚えてないわ」

「すごく楽しみ……! すごく幸せ……ずっとずっと夢だったの、お母さんになるの夢だったの! ありがとう唯乃、大好きよ!」

「……! あ、ありがとう……」

そんな電話を何度も受けて、大きくなっていく腹を「邪魔だなぁ」くらいにしか思っていなかった自分の昔を思い出して恥ずかしくなった。オモチャを齧っている水月を見下ろして、ため息をついた。

「…………ごめんね、水月」

あんなふうに産まれる前から愛してくれる母親のところに産まれたかったよね? ろくに抱っこもしてくれない母親なんて嫌よね? そんな気持ちを込めて、隣に屈んで謝ってみた。

「ぁう……? まま! まま、まーま」

水月は賢い子で、私と彼女達をちゃんと見分けた。彼女達のことはママと呼ばず、私を見てママと笑った。彼女達の方が接する期間は長いのに、ミルクをあげたのもオムツを替えたのも彼女達なのに、まともに抱っこしたこともない私にいつも手を伸ばしては──

「ぁっこぉ、ままぁ、あっこ」

──こうして、抱っこをねだる。不思議だ。本能的に母親を見分けているのだろうか。水月だけがこうなのか、他の赤子もこうなのか、調べてみたい、また大学時代のように論文を書きたい。

「よいしょっ……ぁ、意外と重い」

「唯乃!? ちょっ、何してるのそんな抱き方じゃダメよ! 首据わったとは言ってもそんな無茶な抱き方……抱っこはこうよ、何度も見てるでしょ?」

「意外と重くて」

「持つんじゃないのよ、抱っこなの。何、自分から抱っこするなんて珍しい……やっと母性芽生えた?」

「別に……」

月日が過ぎて水月が言葉を話せるようになった。簡単な会話も出来るようになった。幼稚園であった出来事を話すようになった。いつの間にか太っていて足音がドスドスになっていた。

「ママー、ママ、おりがみした。つる!」

「わ、上手。唯乃ほら見てあげて」

「今仕事の電話中なの静かにさせて! すいません、息子が……」

仕事に追われていたある日のことだ、ヘッドハンティングの話が来た。世界有数の製薬会社からのもので、待遇はかなり上がる。詐欺でないことを確認した私はすぐに会社を移った。

「いやー来てくれて嬉しいぜ、鳴雷さん……いや、唯乃ちゃん」

「鳴雷で構いませんわ」

「唯乃ちゃん子供居るんだってな、勤務は五時くらいまででいいぜ」

「……恋人に任せておりますので、夜まででも構いませんわ」

新しい会社の社長は私に負けず劣らずの美貌の持ち主だった。珍しい色の髪と目をしていたが、少し前に葉子から秋風と名付けた息子の写真を送られていたからあまり驚かずに済んだ。

「そうか? まぁ唯乃ちゃんの好きにしていいけどよ、子供が待ってるとなりゃ早く帰りたいもんじゃねぇのか?」

「そう……ですわね」

「俺も息子が居るんだが、全然会えなくてな……辛いぜ~。世話係から送られてくる写真が生命線だ、もう何話していいのか分かんねぇ」

「…………分かります」

私も、水月と何を話せばいいのか分からない。自宅に帰り、ドスドスと走って出迎えてくれた水月を見下ろして、私は少し動きを止めた。

「た、ただいま」

いつもなら「ただいま」とだけ言って彼の脇を通り抜け、私室へと入るだけだが、今日は膝をついて視線を合わせ、微笑みかけてみた。

「……! おかえり!」

ただそれだけなのに水月は嬉しそうに満面の笑みを浮かべた。



新しい会社は居心地がよかった。いわゆるホワイト企業だし、部下も優秀。端的な指示で理解してくれる者ばかりだった。ただ──

「唯乃ちゃ~ん、俺とベッドインしない?」

「しませんわ」

──社長がほぼ毎日口説いてくるのはムカついた。

「唯乃ちゃん見てこれ俺の息子、俺そっくり。超可愛くない? 天使じゃない?」

「生き写しですわね」

「唯乃ちゃんの息子はどんな感じ?」

「少々お待ちください……こちらですわ」

「どれどれ……うわ太っ! ふっっと! 中東のタバコ吸ってる五歳児! ウケる、ヤバい」

っていうか社長めちゃくちゃウザかった。

「……いや流石に太り過ぎだと思う。ちゃんと栄養管理してやれよ……? 早死にするぜ?」

いつもふざけてるくせにたまにマジレスしてくるのが本当にウザかった。



勤務時間が短くなって、女遊びをする時間も増えたけれど、水月と過ごせる余暇も増えていった。

「あら、何描いたの?」

「ママ!」

「似てないわね」

水月はいつも私のことばかりだった。

「……美味しい?」

「うん、おいしい! ママのごはん、好きー!」

「そう、じゃあ今日からは毎日作ってあげる」

「ほんとっ? 一緒に食べてくれる?」

「ええ」

趣味だった料理や菓子作りをする暇も出来て、水月は何でも美味しい美味しいと喜ぶから、私は毎日彼のために腕を振るうようになった。

「最近、ママ家に居てくれて、うれしい」

「……そう?」

「うん!」

長持ちしないセフレの女達とは違って、邪険に扱ってきたのに一途に私を愛している水月に絆された。

「今まで……寂しかった?」

「……うん」

恨み言一つも吐かず、些細なことで大喜びしてくれる水月が可愛くなってきた。

「そう、ごめんね。今日からはもっと早く帰るようにするわ」

「……! やったー!」

今まで水月と深く関わってこなかったことを後悔した。

「唯乃ちゃんまだ四時半なんだけど!?」

「息子が待っておりますのでー!」

定時よりもずっと早く帰宅するのが当然になっていった。水月が小学校中学年くらいになった頃、最近社長に口説かれなくなったと気付いた。

「……社長、最近私とベッドインしたいとか言わなくなりましたけど」

「んー? うん」

「クビにする気とかじゃないですよね?」

「自覚あるんなら早く帰り過ぎんのやめて欲しいぜ唯乃ちゃん、まぁ仕事は終わらせてるからいいんだが……落ち着こうと思ってるだけだ、唯乃ちゃんも前ほど女子社員食ってないだろ?」

「子供との時間を優先したいと思えるようになりました。社長もですか?」

「歳だねぇ。あ? 俺? 俺は恋人出来たから……めっちゃイイ男。エロくて強くて面白くて最高、嫉妬深いから他のヤツと寝るのやめたの」

「お前もそろそろ落ち着けよ」

その頃には私は帰宅してすぐに水月を「ただいま」と言いながら抱き締めるようになっていた。小学校高学年になっても水月はそれを嫌がらなかった。

「おかえりなさいませママ上!」

なんか喋り方気持ち悪くなってたけど、可愛い息子であることは変わらないので構わず可愛がった。中学生になったら流石に反抗期が来るだろうと、拒絶されるのが怖かったので自分からスキンシップを減らした。

「唯乃ちゃん、次の社長にする俺の息子の秘書にするからコイツの教育係頼むわ」

「よろしくお願いします」

「……分かりましたわ」

直属の教育係になるのは初めてだった。水月が新しい環境で頑張るのだからと私も気合いを入れた。

「ママ上ママ上! 今日のメシア様も最高でしたぞ聞いてくだされ!」

水月は早速友達を作ったようだった。クラスで孤立していた水月を救ったメシア様、セイカという子の話ばかりするようになった。

「真尋くん昨日休んでたけどどうしたの?」

「ヤクザ事務所潰してました」

「はぁ!?」

私は新人教育に悪戦苦闘の毎日だった。

「ママ上、運動会来てくれますかな?」

「もちろんよ」

中学校初めての運動会、中学からは体育祭と呼ぶんだっけ? その時初めてセイカくんに会った。上下ジャージ姿の利発そうな子だった。その後彼は一度家に遊びに来た、すぐに帰ってしまったけれど……

「本当に襲ってないんでしょうね」

「してませんったらぁ!」

水月がゲイで、セイカくんに惚れているのは知っていたから、遊びに来たのにすぐに帰ってしまったセイカくんは水月に迫られたのではと疑った。その日から水月があまり学校での話をしてくれなくなったから、やっぱり告白でもしてフラれて気まずくなって友達でいられなくなったんだなと解釈した。思春期のそういうところに親が突っ込むのはいけないかと、なるべく学校の話はしないようにした。

「真尋くんその怪我どうしたの?」

「叔父に酒瓶投げ付けられました」

「嘘、大丈夫!?」

「大丈夫です、レンチでやり返しましたから」

「……そう」

水月はアニメや漫画、ゲームが好きだった。私が教育係をしている次期社長秘書の子もそうだったので、水月と話を合わせるため色々と聞いた。

「真尋くん、今期のオススメアニメ何?」

「こちらですね。原作に忠実に話が進むのであれば四話辺りから出てくるであろうアルビノ美少女が大変萌え~です」

「なるほど。最近発売されたゲームでオススメは?」

「こちらですね。サメと恋愛が出来る斬新なゲームなのですが、隠しルートのアルビノメイドザメヤンデレエンドが大変たまらんと俺の中で話題です」

「……アンタ、アルビノ以外のキャラ好きになることある?」

「は? ある訳なくないですか?」

趣味が偏り過ぎてはいたが、アクションゲームだとかは性癖抜きで面白い物を紹介してくれたので、アニメや漫画よりもゲーム面で彼は役に立った。

「水月、はい、誕生日プレゼント」

「ふぉおおーっ!? 激レアフィギュアではありませんかマジですかママ上一体どこでこんなものを!」

市場に出回りにくい製品のルートなどにも詳しかったので、誕生日プレゼントを選ぶ際には彼は非常に役に立った。

「真尋くん! フィギュアの買い付けありがとうね、水月すっごい喜んでたわ」

「どうも」

楽しくやっていたのだが、社長の息子が社長に就任すると彼は社長秘書という本来の仕事を始めてしまい、話す時間が減ってしまった。

「一人目が自分が賢いと思ってるバカで、二人目が素直可愛いバカで、三人目が目見えてないのにめっちゃ絵上手いんですよ。使いやすそうで喜ばしいですね」

「へぇー。あ、私実は水月の他にも子供居るんだけどさ、まぁ卵子あげただけだから血が繋がってるだけの子なんだけど……葉子から写真送られてきてて、見て、結構おっきくなって」

「ガチアルビノじゃないですか言い値で買います!」

「カタログのつもりで見せたんじゃないわよ!」

まぁ、ほぼ毎日一時間くらいは話してたけど。それでもやっぱり寂しくて、普段以上に水月と話した。水月と接した。水月を観察した…………水月がイジメられていることに気付いた。犯人はセイカ。水月の初恋の、水月がメシアと慕った、水月にあんなにも好かれていた、あの男。


殺してやりたいと思った。


「どうぞ俺をご贔屓に。穂張興業には建設業をやらせてますから、基礎杭にでも混ぜれば仕舞いですよ」


話の合う、私に興味がないセクシーなイイ男の、ある意味私に寄り添った遵法精神のない、相談への返事は、逆に私を踏み留まらせた。

「……いいわ、普通に訴える」

「そうですか。じゃあ知り合いの弁護士を」

「それもいいわ、大学のOBに頼むから」

彼に借りを作るのが怖かったというのもあったかもしれない。



イジメの件は相手の親からも学校からも賠償金を毟り取って、大勝利に終わった。奪った金は水月の心のケアに当てようと思っていたけれど、水月の精神は安定していてそんな必要もなかった。

「水月……今度からはちゃんと話してね、全部……全部」

私は今まで以上に早く仕事を切り上げるようになった、水月との時間を作るためだ。中学卒業間際のある日、水月は賞味期限切れのヨーグルトを食べて倒れた。帰宅を早めて正解だった。

「もう……びっくりした、帰ってきた時怖かったんだからね。退院したら部屋片付けなさいよ」

「ご心配をかけたようで申し訳ありませんぞ」

「そもそも部屋に落ちてたヨーグルト食うって何……? 冷蔵庫から取って食うもんでしょアレ、信じらんない」

「返す言葉もございませんぞ」

この一件で水月は痩せて、私によく似たイケメンへと変化した。でも見た目が少しよくなっただけだ、気持ち悪い口調は治らないし、素直で可愛いところもそのまま、肝心なことを黙っておくのも相変わらず。

「ではママ上、今日も彼氏とイチャコラしますので」

「はいはい行ってらっしゃい」

たくさん恋人を作るのは私に似ているけれど、私とは違ってセフレではなく心を通わせているらしい。水月らしい。私と過ごす時間が減るのは寂しいけれど、水月が私の庇護下以外の心地いい場所を自分で見つけられたなら私は幸せだ。
水月の巣立ちの時が近い、寂しい……あぁ、お腹の中に居る時から愛していればよかった。もっと抱っこしたかった、もっと、もっとあの子に色んなことをしてあげたかった。
私は、水月の巣立ちに耐えられるだろうか。
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