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プレゼント完成
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新しいおつまみもまた好評だった。彼氏達はこぞって手を伸ばし、皿に盛ったしいたけはどんどん数を減らしていった。
「めっさ美味いわぁ、最高や水月」
「サッとこういうの作れるのって憧れるっす、俺も最近料理修行してるんすけどねぇ」
「レイちゃんイラストレーターなんだろ? 手怪我するかもしれないしあんまり包丁扱ったり火ぃ使ったりしない方がいいんじゃない?」
サンも画家なのによく料理してるだろ、と心の中でツッコミながらジュースをあおる。
「セイカ、あーん」
「ん……」
手が塞がっているセイカには俺が手ずから食べさせてやった。彼はちゃんと飲み込んでから「ありがとう」「すごく美味しい」と微笑んだ。
「はぁ……酒が進んでしまうな」
「もう一本いっちゃうっすか?」
「いや、一本でやめとく。二度とあんな酔い方したくないしな」
「アキがプレゼントした酒飲んだ時のことですよね? アキが送ったのってかなり度数高かったみたいですから、このチューハイくらいならあそこまで酔わないんじゃないですか?」
「自分の限界見極めるの大事っすよ、サークルとか会社とかの飲み会で潰れるより、知り合いしか居ないここで潰れた方がマシじゃないすかね」
レイが二本目のチューハイを歌見に進める中、不意にリュウが口を開いた。
「日本酒ってないん?」
「チラッと見た気がするっすけど」
「料理に使うこともあるし、置いてるんじゃないか? それがどうかしたか?」
「……いや」
「決めた、飲むぞ。二本目飲む!」
「その調子っす! 俺も三本目行くっすよ~!」
普段ならレイをやんわりと止めるところだが、旅行中くらいは好きにさせてやるかと黙って見逃した。
夜が更け、ツマミが切れる頃、ミサンガが完成した。
「出来た……! ありがとう天正、鳴雷」
俺が作れば編目がもっと綺麗になっただろうなと思いつつ口には出さず、よく出来ているとセイカを褒めた。
「……こんなの秋風喜ぶかな?」
「きっと喜ぶよ」
「俺のセンスを信じるっす!」
「うん……大丈夫だよな、木芽が選んだキットだし……うん、ありがとう。俺もう寝るよ」
「あぁ待て待て、また落ちたらどうすんだよ。送ってく」
完成したミサンガをポケットに入れ一人で寝室に帰ろうとするセイカを呼び止め、隣に並んだ。階段を上る彼を支え、扉の前で手を振って別れた。
「ただいま」
ダイニングに戻る。もうツマミは要らないかと聞くと腹いっぱいだと返ってくる、それなら俺も話に参加するかな。
「針猫だな、可愛いし」
「俺はやっぱり無個性っすね、センスの塊っす。せんぱいは?」
「深海の世かなー、インパクトすごい」
ゲームの話に花を咲かせていたある時、リュウが立ち上がった。話に参加出来ずつまらなかったかなと視線を移すと、彼は真顔かつ無言のままダイニングを出ていった。
「……?」
しばらくすると角砂糖が入った袋を持って帰ってきた。何だ、甘い物が食べたくなっただけか。
「わっ……! び、びっくりした、時計っすか」
飾り暖炉のある広間には豪華な壁掛け時計があり、それは一時間ごとに美しい音楽が鳴る。
「何時?」
「二時だ。草木も眠る丑三つ時……ってヤツだな、肝試しでもするか?」
「マジでやめてくださいっす!」
歌見のからかいにレイは目に涙を浮かべて反抗する。
「悪い悪い。そういえば海の写真撮ったんだよな、見せてくれよ」
「あんま開きたくないっすけど……」
レイは渋々写真フォルダを開き、歌見に数時間前に撮った夕暮れの海の写真を見せている。リュウはガリガリと角砂糖を次から次へと口に運んでいる。サンはマイペースにチューハイを飲んでいる。
「……別に普通だな、顔認証の枠がいっぱい出たとか言うから顔がうっすら大量に映ってるとか期待したんだが」
「マジで怖いんすけど! やめてくださいってばもぉお!」
「俺にも見ーせて」
ただただ美しい海の写真を見て俺はホッと胸を撫で下ろした。アレはやはりスマホの不具合、もしくは俺とレイの見間違いだったのだ。
「これなら消さなくてもいいっすかね」
「いいんじゃないか?」
レイは安心した様子でスマホを置き、酒を飲むペースを上げた。
それからしばらくするとサンが眠気を訴えた。
「ボクそろそろ寝るよ。水月、ボクどの部屋だったかまだ覚えてないから案内してくれない?」
「もちろんいいよ」
サンの手を引いて廊下へ連れ出す。ダイニングへの扉が閉まった瞬間、サンは俺の手を振りほどいて腕に抱きついた。
「わ……」
「……ふふっ、みーつきぃ、ボク自分が寝る場所くらい覚えてるよ?」
「そうなの? 別に口実作んなくてもいいのに」
「部屋戻るまでこうさせてね」
俺の頭に頭を乗せて上機嫌そうにしているサンを見ていると俺まで嬉しくなってくる。ゆっくりと階段を上り、部屋の前で少し語らい、キスをして別れた。
「おやすみ~」
「おやすみ、サン」
このままベッドインしたい気持ちを抑えてダイニングに戻る。俺もそろそろ眠くなってきた。
「おかえりなさいっす」
「ただいま。レイはまだ寝なくていいのか?」
「まだまだ飲むっす!」
一人二人と減っていっても飲み続けるレイに付き合って俺と歌見も会話を続けた。口調には気を付けているが、この三人になるとついアニメや漫画、ゲームの話になってしまってリュウが仲間はずれになる。
「…………リュウ?」
かくん、かくんと船を漕いでいるリュウに声をかける。
「んっ……おぉ、水月、なんや?」
「眠いなら寝ろよ?」
「眠ないよ、大丈夫」
リュウはぼんやりと微笑むと頬杖をつき、俺を眺め始めた。無理矢理にでも寝室に帰そうかと思ったけれど、眺められるのは悪い気がしないので放っておいた。
それからまたしばらくして、とうとうレイが眠った。頬杖をついていたかと思えば頭を机に落とし、ガタンっと音が鳴ったものの起き上がらなかった。
「寝てる……マジか、痛くなかったのかな」
レイが眠る数分前から歌見もうつらうつらとしている。
「……このめん寝てしもたん?」
「起きてたのか。二人とも寝ちゃったよ、俺缶片付けたら起こして連れてくから、お前はもう部屋帰って寝ろ」
「んー……」
リュウは生返事をしながら立ち上がる。俺はチューハイの空き缶を片付けていく。リュウは何故かレイのスマホを取り、レイの親指をスマホに押し付けてロックを解除すると、勝手に操作し始めた。
「おっ、おい、リュウ!?」
手元を覗き込むとあの海の写真を消去していた、最近削除した項目というファイルからも消した。もう復元は出来ないだろう。
「リュウ……?」
スマホを机に置き、眠そうな顔のままふらふらとキッチンに向かい、塩の入った箱に手を突っ込むと一掴みの塩をレイに向かって投げつけた。
「リュ、リュウ? あのー……リュウさん? 何を……?」
「…………よし」
「な、何が? リュウ? 水月にお話して?」
「おやすみ~」
「あっ、おやすみ。えっ、おやすみ? えっ?」
眠過ぎるが故の奇行なのか、お祓い的なアレなのか……後者なら怖いので前者であって欲しいなと思いつつ、床に散らばった塩を片付けるためチリトリを取りに走った。
「めっさ美味いわぁ、最高や水月」
「サッとこういうの作れるのって憧れるっす、俺も最近料理修行してるんすけどねぇ」
「レイちゃんイラストレーターなんだろ? 手怪我するかもしれないしあんまり包丁扱ったり火ぃ使ったりしない方がいいんじゃない?」
サンも画家なのによく料理してるだろ、と心の中でツッコミながらジュースをあおる。
「セイカ、あーん」
「ん……」
手が塞がっているセイカには俺が手ずから食べさせてやった。彼はちゃんと飲み込んでから「ありがとう」「すごく美味しい」と微笑んだ。
「はぁ……酒が進んでしまうな」
「もう一本いっちゃうっすか?」
「いや、一本でやめとく。二度とあんな酔い方したくないしな」
「アキがプレゼントした酒飲んだ時のことですよね? アキが送ったのってかなり度数高かったみたいですから、このチューハイくらいならあそこまで酔わないんじゃないですか?」
「自分の限界見極めるの大事っすよ、サークルとか会社とかの飲み会で潰れるより、知り合いしか居ないここで潰れた方がマシじゃないすかね」
レイが二本目のチューハイを歌見に進める中、不意にリュウが口を開いた。
「日本酒ってないん?」
「チラッと見た気がするっすけど」
「料理に使うこともあるし、置いてるんじゃないか? それがどうかしたか?」
「……いや」
「決めた、飲むぞ。二本目飲む!」
「その調子っす! 俺も三本目行くっすよ~!」
普段ならレイをやんわりと止めるところだが、旅行中くらいは好きにさせてやるかと黙って見逃した。
夜が更け、ツマミが切れる頃、ミサンガが完成した。
「出来た……! ありがとう天正、鳴雷」
俺が作れば編目がもっと綺麗になっただろうなと思いつつ口には出さず、よく出来ているとセイカを褒めた。
「……こんなの秋風喜ぶかな?」
「きっと喜ぶよ」
「俺のセンスを信じるっす!」
「うん……大丈夫だよな、木芽が選んだキットだし……うん、ありがとう。俺もう寝るよ」
「あぁ待て待て、また落ちたらどうすんだよ。送ってく」
完成したミサンガをポケットに入れ一人で寝室に帰ろうとするセイカを呼び止め、隣に並んだ。階段を上る彼を支え、扉の前で手を振って別れた。
「ただいま」
ダイニングに戻る。もうツマミは要らないかと聞くと腹いっぱいだと返ってくる、それなら俺も話に参加するかな。
「針猫だな、可愛いし」
「俺はやっぱり無個性っすね、センスの塊っす。せんぱいは?」
「深海の世かなー、インパクトすごい」
ゲームの話に花を咲かせていたある時、リュウが立ち上がった。話に参加出来ずつまらなかったかなと視線を移すと、彼は真顔かつ無言のままダイニングを出ていった。
「……?」
しばらくすると角砂糖が入った袋を持って帰ってきた。何だ、甘い物が食べたくなっただけか。
「わっ……! び、びっくりした、時計っすか」
飾り暖炉のある広間には豪華な壁掛け時計があり、それは一時間ごとに美しい音楽が鳴る。
「何時?」
「二時だ。草木も眠る丑三つ時……ってヤツだな、肝試しでもするか?」
「マジでやめてくださいっす!」
歌見のからかいにレイは目に涙を浮かべて反抗する。
「悪い悪い。そういえば海の写真撮ったんだよな、見せてくれよ」
「あんま開きたくないっすけど……」
レイは渋々写真フォルダを開き、歌見に数時間前に撮った夕暮れの海の写真を見せている。リュウはガリガリと角砂糖を次から次へと口に運んでいる。サンはマイペースにチューハイを飲んでいる。
「……別に普通だな、顔認証の枠がいっぱい出たとか言うから顔がうっすら大量に映ってるとか期待したんだが」
「マジで怖いんすけど! やめてくださいってばもぉお!」
「俺にも見ーせて」
ただただ美しい海の写真を見て俺はホッと胸を撫で下ろした。アレはやはりスマホの不具合、もしくは俺とレイの見間違いだったのだ。
「これなら消さなくてもいいっすかね」
「いいんじゃないか?」
レイは安心した様子でスマホを置き、酒を飲むペースを上げた。
それからしばらくするとサンが眠気を訴えた。
「ボクそろそろ寝るよ。水月、ボクどの部屋だったかまだ覚えてないから案内してくれない?」
「もちろんいいよ」
サンの手を引いて廊下へ連れ出す。ダイニングへの扉が閉まった瞬間、サンは俺の手を振りほどいて腕に抱きついた。
「わ……」
「……ふふっ、みーつきぃ、ボク自分が寝る場所くらい覚えてるよ?」
「そうなの? 別に口実作んなくてもいいのに」
「部屋戻るまでこうさせてね」
俺の頭に頭を乗せて上機嫌そうにしているサンを見ていると俺まで嬉しくなってくる。ゆっくりと階段を上り、部屋の前で少し語らい、キスをして別れた。
「おやすみ~」
「おやすみ、サン」
このままベッドインしたい気持ちを抑えてダイニングに戻る。俺もそろそろ眠くなってきた。
「おかえりなさいっす」
「ただいま。レイはまだ寝なくていいのか?」
「まだまだ飲むっす!」
一人二人と減っていっても飲み続けるレイに付き合って俺と歌見も会話を続けた。口調には気を付けているが、この三人になるとついアニメや漫画、ゲームの話になってしまってリュウが仲間はずれになる。
「…………リュウ?」
かくん、かくんと船を漕いでいるリュウに声をかける。
「んっ……おぉ、水月、なんや?」
「眠いなら寝ろよ?」
「眠ないよ、大丈夫」
リュウはぼんやりと微笑むと頬杖をつき、俺を眺め始めた。無理矢理にでも寝室に帰そうかと思ったけれど、眺められるのは悪い気がしないので放っておいた。
それからまたしばらくして、とうとうレイが眠った。頬杖をついていたかと思えば頭を机に落とし、ガタンっと音が鳴ったものの起き上がらなかった。
「寝てる……マジか、痛くなかったのかな」
レイが眠る数分前から歌見もうつらうつらとしている。
「……このめん寝てしもたん?」
「起きてたのか。二人とも寝ちゃったよ、俺缶片付けたら起こして連れてくから、お前はもう部屋帰って寝ろ」
「んー……」
リュウは生返事をしながら立ち上がる。俺はチューハイの空き缶を片付けていく。リュウは何故かレイのスマホを取り、レイの親指をスマホに押し付けてロックを解除すると、勝手に操作し始めた。
「おっ、おい、リュウ!?」
手元を覗き込むとあの海の写真を消去していた、最近削除した項目というファイルからも消した。もう復元は出来ないだろう。
「リュウ……?」
スマホを机に置き、眠そうな顔のままふらふらとキッチンに向かい、塩の入った箱に手を突っ込むと一掴みの塩をレイに向かって投げつけた。
「リュ、リュウ? あのー……リュウさん? 何を……?」
「…………よし」
「な、何が? リュウ? 水月にお話して?」
「おやすみ~」
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