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罰・執行
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シュカチーム対ミフユチームの試合だ。優勝も最下位も既に決定しているので、あまりやる意味はないが……まぁ、遊びなので。
「フナムシ……フナムシかぁ、ちゃんと見たことないな~」
「俺もあど森で捕まえたくらいだな」
「普通あつかどうじゃないですか……?」
覚悟を決めた罰ゲームに対しての想像を三人で膨らませていると、つんつんと脇腹を途切れた右腕がつついた。
「セイカ、どうした?」
「……さっき、なんか……テンション上がって、やなこと言ったから……謝りたくて」
「え……?」
「ごめんなさい……今は、鳴雷が俺の救世主様だから。鳴雷のが運動出来るし……ホントなんか、変なテンションになってて」
「あ、あぁ、気にするなよ」
「……ありがとう。大好き、水月……また後で」
セイカは安心したように微笑むと不安定な四つん這いでアキの隣へと戻った。アキはセイカを軽々持ち上げて膝に乗せ、犬がセイカの膝に頭を乗せた。
「………………なぁ俺セイカに何か言われたっけ?」
「アレじゃない? 落ちこぼれってヤツ」
「あぁ……」
そういえば言われたな。俺としてはあまり嫌な言葉だと思っていなかったので気にしていなかったが。
「トラウマ刺激作戦立ててたようなヤツそれくらい言ってもいいだろ」
「アレは冗談なんですってばぁ!」
「本人に言えない冗談はやめとけ」
「……ごめんなさい」
「ナナさんしつこい~」
ハルが俺の頭をぎゅっと抱き締め、ムカつく女子小学生のようなイントネーションで俺を庇った。
「往ねや鳥待ぃいっ!」
「んなヘロ球がっ……効くかボケがぁっ!」
おっと、試合を見るのを忘れていた。確かシュカが身長の分ミフユに有利で先攻を取ったんだよな、その後何度かラリーがあったのかな?
「い、一点! おい鳥待、顔とかにはぶつけるなよ。天正、大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫……年積はん、次も俺にアタック任せてもろてええ?」
「構わんぞ。もう勝敗にこだわる理由はないからな、好きなようにするといい」
ボールについた砂や泥を落とし、リュウはシュカを睨みつける。
「鳥待ぃ……往生せいやぁあーっ!」
「ってぇな……! てめぇが死ねっ!」
「へぶっ! しょうもないヤカラが偉っそうに……死にさらせボケぇっ!」
随分とガラの悪いビーチバレーだな。ミフユが「ネザメ様に汚い言葉を聞かせるな」と怒っているが、二人とも聞いていない。って言うかこれバレーか? ボールぶつけ合ってるぞ? ドッジじゃない?
「……俺ちょっと見てなかったんだけど何であんな喧嘩っぽくなってんだ?」
「二人とも投げる時の掛け声がアホとか死ねなタイプだから、悪化していったみたい? 別に喧嘩じゃないから大丈夫だと思うなぁボクは」
「あぁ……二人ともガラ悪いもんな。同じ西日本組として一言どうぞ、ハル」
「一緒にしないでよぉ~! あんなヤツら西の恥だよ恥!」
ドッジボールもやってみたいなと思ったけれど、またアキ無双になるのが目に見えている。アキと同レベルで戦える種目はないものだろうか。
「一点! 鳥待チームリーチ!」
「あんっのアホボケカスぅ……人の顔にバンバン当てよって。的ちゃうどこらぁ!」
「貸せ! アタッカーはやはりミフユがやる、これ以上ネザメ様の教育に悪い言葉遣いはさせない! 鳥待副会長! 副会長の自覚を持って言葉を選べ! 貴様も下がれ、どちらかとアタッカーを代われ!」
「…………ドチビが。時雨さん……いえ、カミア! トドメ決めてください」
「聞こえたぞ貴様ぁ! 年積家は代々コンパクトなだけだ! 訂正しろ鳥待副会長!」
悪態をついて下がっていくシュカと怒るミフユに挟まれてカンナはオロオロしていたが、シュカからボールを受け取ると深呼吸をして身体の震えを止めた。
「全く……! ふぅ……見苦しいところを見せたな、時雨一年生。遠慮なく来い」
カンナは小さく頷くと、ボールを高く上げて右腕を大きく振りかぶった。後列に下げられたリュウは腰を落としてアタックに構え、ミフユは半歩後ろに下がった。
「……えいっ!」
カンナはほとんど真下にボールを打ち下ろした。ボールはギリギリ境界線を越えてミフユ側のコートに落ちた。
「一点! ゲームセット! 鳥待チームの勝利!」
「くっ……! 読み違えた」
ミフユがしっかりとボールを見つめて素早く対処すれば取れたかもしれない近さにボールは落ちた。カンナが遠くへ飛ばすと思い込んで、受ける役を無意識にリュウに任せて油断したミフユの明確な負けだな。
「お疲れ様、いいフェイントだったよカンナ。じっと見てりゃ反射神経次第で取れなくもなさそうっていう、チャレンジしたくなるボールだった」
「ぁ……りが、とっ。みぃくん、ばつ、げーむ……するの?」
「……あぁ」
「たの、し……み」
カンナ、本性は多分Sなんだよなぁ。そんなところも可愛くて好き。惚れ惚れしてしまう。
《終わったのか? 腹減った、もう飯でいいだろ?》
「あの……秋風がお腹すいたって」
「おやおやそうなのかい? それは大変だ、ミフユ」
「そうですね。では鳴雷一年生達が罰ゲームを終わらせたら昼食にしましょうか」
虫を触るのなら昼食後の方がいい気もするが、俺は多分吐き気を催すので昼食前の方がいい。歌見とハルはどう思っているのだろう。
「飯前か……まぁ「これ食い終わったらフナムシかぁ」って考えながら食うよりはマシだな」
「前のがいいよね、やなことは早めにやるに限る!」
二人とも同じ考えのようだ。俺達はみんなでフナムシが居そうな岩場へ向かった。セイカはアキに抱えられ、ミフユはサンの手を引いての移動だった。
「ミフユ、フナムシってどんな虫なんだい?」
「英名では埠頭のゴキブリという意味の、素早くカサカサと動く虫です。何でも食べるので海の掃除屋とも言いますね」
「海って掃除屋多いよね~……」
岩場に来てみたものの、それらしき虫は居ない。というか生物が見当たらない。
「居なさそうですね! いやぁ居ないなら仕方ない、残念ですが、本当に残念ですが罰ゲームはナシということで! さ、戻ってお昼ご飯にしましょう」
「嬉しそうだな鳴雷一年生」
「そんなことあーりませんよぉ、自分で考えた罰ゲームが実行出来なくって残念だなぁ~んって思ってます」
俺の祈りが通じたんだ。思わず小躍りまでしてしまう。
「昔おとんに釣りに付き合うされとったんやけどな、フナムシってホンマちょっと近付いただけですーぐ逃げてまいよるねん。すばしっこいし平たいし岩場の隙間入って行きよるから、そもそも網もなんもナシに捕まえよう言うのが間違いや」
「だよなっ。罰ゲームはまた別のにしよう、今日シャワーの時に俺が身体でみんなの身体を洗うとかどうだ?」
「ソープ的な?」
「サン! サン、みんなほとんど未成年なんだ、発言には気を付けてくれ……!」
罰ゲームをやらなくてよくなったのが嬉しくてたまらなくてはしゃぐ俺に引っ張られて、みんな楽しそうに笑ってくれている。誰も「罰ゲームやれよ!」なんて言ってこない、なんて心地いい空間なんだろうと改めて幸せを実感していると、カンナが一人岩場を見つめているのに気が付いた。
「カンナ? どうしたんだ、こっちおいで」
また輪に入れなくなっているのかと呼んでみる。カンナは振り返らず岩場の隙間に腕を突っ込んだ。
「…………カ、カンナ?」
カンナは満面の笑みで、子供が親に絵を見せるように、犬がお気に入りのオモチャを紹介するように、猫が獲物を自慢するように、フナムシを俺に向かって突き出した。
「ひっ……!?」
カサカサと動くそれに怯んで身体が硬直する。カンナは俺の手首を掴み、俺の手のひらにフナムシを乗せた。
「……ッ、キィイャアァアアアアアーッ!?」
その後のことは詳しく覚えていない、気付けば岩場から十メートル以上離れた波打ち際で倒れていて、波に顔を叩かれて噎せた。
「フナムシ……フナムシかぁ、ちゃんと見たことないな~」
「俺もあど森で捕まえたくらいだな」
「普通あつかどうじゃないですか……?」
覚悟を決めた罰ゲームに対しての想像を三人で膨らませていると、つんつんと脇腹を途切れた右腕がつついた。
「セイカ、どうした?」
「……さっき、なんか……テンション上がって、やなこと言ったから……謝りたくて」
「え……?」
「ごめんなさい……今は、鳴雷が俺の救世主様だから。鳴雷のが運動出来るし……ホントなんか、変なテンションになってて」
「あ、あぁ、気にするなよ」
「……ありがとう。大好き、水月……また後で」
セイカは安心したように微笑むと不安定な四つん這いでアキの隣へと戻った。アキはセイカを軽々持ち上げて膝に乗せ、犬がセイカの膝に頭を乗せた。
「………………なぁ俺セイカに何か言われたっけ?」
「アレじゃない? 落ちこぼれってヤツ」
「あぁ……」
そういえば言われたな。俺としてはあまり嫌な言葉だと思っていなかったので気にしていなかったが。
「トラウマ刺激作戦立ててたようなヤツそれくらい言ってもいいだろ」
「アレは冗談なんですってばぁ!」
「本人に言えない冗談はやめとけ」
「……ごめんなさい」
「ナナさんしつこい~」
ハルが俺の頭をぎゅっと抱き締め、ムカつく女子小学生のようなイントネーションで俺を庇った。
「往ねや鳥待ぃいっ!」
「んなヘロ球がっ……効くかボケがぁっ!」
おっと、試合を見るのを忘れていた。確かシュカが身長の分ミフユに有利で先攻を取ったんだよな、その後何度かラリーがあったのかな?
「い、一点! おい鳥待、顔とかにはぶつけるなよ。天正、大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫……年積はん、次も俺にアタック任せてもろてええ?」
「構わんぞ。もう勝敗にこだわる理由はないからな、好きなようにするといい」
ボールについた砂や泥を落とし、リュウはシュカを睨みつける。
「鳥待ぃ……往生せいやぁあーっ!」
「ってぇな……! てめぇが死ねっ!」
「へぶっ! しょうもないヤカラが偉っそうに……死にさらせボケぇっ!」
随分とガラの悪いビーチバレーだな。ミフユが「ネザメ様に汚い言葉を聞かせるな」と怒っているが、二人とも聞いていない。って言うかこれバレーか? ボールぶつけ合ってるぞ? ドッジじゃない?
「……俺ちょっと見てなかったんだけど何であんな喧嘩っぽくなってんだ?」
「二人とも投げる時の掛け声がアホとか死ねなタイプだから、悪化していったみたい? 別に喧嘩じゃないから大丈夫だと思うなぁボクは」
「あぁ……二人ともガラ悪いもんな。同じ西日本組として一言どうぞ、ハル」
「一緒にしないでよぉ~! あんなヤツら西の恥だよ恥!」
ドッジボールもやってみたいなと思ったけれど、またアキ無双になるのが目に見えている。アキと同レベルで戦える種目はないものだろうか。
「一点! 鳥待チームリーチ!」
「あんっのアホボケカスぅ……人の顔にバンバン当てよって。的ちゃうどこらぁ!」
「貸せ! アタッカーはやはりミフユがやる、これ以上ネザメ様の教育に悪い言葉遣いはさせない! 鳥待副会長! 副会長の自覚を持って言葉を選べ! 貴様も下がれ、どちらかとアタッカーを代われ!」
「…………ドチビが。時雨さん……いえ、カミア! トドメ決めてください」
「聞こえたぞ貴様ぁ! 年積家は代々コンパクトなだけだ! 訂正しろ鳥待副会長!」
悪態をついて下がっていくシュカと怒るミフユに挟まれてカンナはオロオロしていたが、シュカからボールを受け取ると深呼吸をして身体の震えを止めた。
「全く……! ふぅ……見苦しいところを見せたな、時雨一年生。遠慮なく来い」
カンナは小さく頷くと、ボールを高く上げて右腕を大きく振りかぶった。後列に下げられたリュウは腰を落としてアタックに構え、ミフユは半歩後ろに下がった。
「……えいっ!」
カンナはほとんど真下にボールを打ち下ろした。ボールはギリギリ境界線を越えてミフユ側のコートに落ちた。
「一点! ゲームセット! 鳥待チームの勝利!」
「くっ……! 読み違えた」
ミフユがしっかりとボールを見つめて素早く対処すれば取れたかもしれない近さにボールは落ちた。カンナが遠くへ飛ばすと思い込んで、受ける役を無意識にリュウに任せて油断したミフユの明確な負けだな。
「お疲れ様、いいフェイントだったよカンナ。じっと見てりゃ反射神経次第で取れなくもなさそうっていう、チャレンジしたくなるボールだった」
「ぁ……りが、とっ。みぃくん、ばつ、げーむ……するの?」
「……あぁ」
「たの、し……み」
カンナ、本性は多分Sなんだよなぁ。そんなところも可愛くて好き。惚れ惚れしてしまう。
《終わったのか? 腹減った、もう飯でいいだろ?》
「あの……秋風がお腹すいたって」
「おやおやそうなのかい? それは大変だ、ミフユ」
「そうですね。では鳴雷一年生達が罰ゲームを終わらせたら昼食にしましょうか」
虫を触るのなら昼食後の方がいい気もするが、俺は多分吐き気を催すので昼食前の方がいい。歌見とハルはどう思っているのだろう。
「飯前か……まぁ「これ食い終わったらフナムシかぁ」って考えながら食うよりはマシだな」
「前のがいいよね、やなことは早めにやるに限る!」
二人とも同じ考えのようだ。俺達はみんなでフナムシが居そうな岩場へ向かった。セイカはアキに抱えられ、ミフユはサンの手を引いての移動だった。
「ミフユ、フナムシってどんな虫なんだい?」
「英名では埠頭のゴキブリという意味の、素早くカサカサと動く虫です。何でも食べるので海の掃除屋とも言いますね」
「海って掃除屋多いよね~……」
岩場に来てみたものの、それらしき虫は居ない。というか生物が見当たらない。
「居なさそうですね! いやぁ居ないなら仕方ない、残念ですが、本当に残念ですが罰ゲームはナシということで! さ、戻ってお昼ご飯にしましょう」
「嬉しそうだな鳴雷一年生」
「そんなことあーりませんよぉ、自分で考えた罰ゲームが実行出来なくって残念だなぁ~んって思ってます」
俺の祈りが通じたんだ。思わず小躍りまでしてしまう。
「昔おとんに釣りに付き合うされとったんやけどな、フナムシってホンマちょっと近付いただけですーぐ逃げてまいよるねん。すばしっこいし平たいし岩場の隙間入って行きよるから、そもそも網もなんもナシに捕まえよう言うのが間違いや」
「だよなっ。罰ゲームはまた別のにしよう、今日シャワーの時に俺が身体でみんなの身体を洗うとかどうだ?」
「ソープ的な?」
「サン! サン、みんなほとんど未成年なんだ、発言には気を付けてくれ……!」
罰ゲームをやらなくてよくなったのが嬉しくてたまらなくてはしゃぐ俺に引っ張られて、みんな楽しそうに笑ってくれている。誰も「罰ゲームやれよ!」なんて言ってこない、なんて心地いい空間なんだろうと改めて幸せを実感していると、カンナが一人岩場を見つめているのに気が付いた。
「カンナ? どうしたんだ、こっちおいで」
また輪に入れなくなっているのかと呼んでみる。カンナは振り返らず岩場の隙間に腕を突っ込んだ。
「…………カ、カンナ?」
カンナは満面の笑みで、子供が親に絵を見せるように、犬がお気に入りのオモチャを紹介するように、猫が獲物を自慢するように、フナムシを俺に向かって突き出した。
「ひっ……!?」
カサカサと動くそれに怯んで身体が硬直する。カンナは俺の手首を掴み、俺の手のひらにフナムシを乗せた。
「……ッ、キィイャアァアアアアアーッ!?」
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