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シュカは俺の顔に跨り、ベッドに手をついて身体を前に倒し、俺に陰茎を咥えさせている。

「んっ、あ……んんっ! 水月、いいですよ……気持ちっ、いいです」

左手で尻を揉みながら右手でドロドロの後孔をほじくる。ローションと俺の精液の感触が柔らかく弾力のある腸壁の触り心地と上手く噛み合っており、楽しい。

「ちょっとぉ~……みっつん大丈夫なの? それぇ。喉とか……」

「平気っ、ですよ。ねぇ水月っ、ん……はぁっ、イイ……水月は奥まで咥えてくれますよねっ、喉奥ごりごりしてっ、締まって、ぇっ……ぁあっ、気持ちいい……」

「喉ごりごりってぇ……ホントに大丈夫ぅ?」

「してもらったこと、んっ、ないんですかっ? あぁ、その粗チンじゃ、ごりごりするとこ当たりませんか。ぁ、んっ……んんっ! 水月ぃ、そこっ、もっと指でっ……!」

後孔をほじくる右手はそのまま、尻を揉むのをやめてハルに手を振る。

「……平気なんだよね~?」

上手くいった、心配を緩めてくれたようだ。では揉むのに戻ろう。

「んっ、水月……そんなに揉んでっ、それ楽しいんですかっ?」

「んぉおぇんぉんぃももむもみまもぃいぉとふぉのよにわいらろ」

「んひっ……!? 喋らないでくださいよっ」

跨られているので一旦口を離して伝えることも出来ないな。終わってから話そう。もう少し前立腺を強く弄ってやるかな。

「んんっ! あっ、そこ、そこぉっ……イイ、ですよっ、水月ぃっ」

三本の指で前立腺を撫で転がしながら、シュカの腰の無意識な揺れに合わせて喉を締めて陰茎を扱く。前後に与えられる強過ぎず弱過ぎないちょうどいい快感にシュカはご満悦だ。

(もっと舌でぐりぐりしたり前立腺ごりゅっごりゅやりたくなりますが……それやったらキレますよな、シュカたま)

跨られているからシュカの表情は見えないが、それくらいは分かる。

「……っ、あ、水月、そろそろっ……んっ、イ……くっ、イく、イっ、くぅうっ!」

なんて考えている間に、とぷっと喉奥に精液が放たれた。俺の意思に関係なく流れ込んでくるドロっとしたその液体に、咳き込まさせられる。

「は、早くどいて! 早くどいてよしゅー!」

「分かってますよ。ふぅ……もう少し余韻に浸りたかったんですがね」

ハルに引っ張られてシュカが俺から離れる。喉の内側を柔らかくなった陰茎で撫でられ、更に嗚咽する。

「……っ、げほっ、げほっ、ぉえっ……はぁっ、はぁ……仰向け、ヤバいな」

シュカがどいてすぐに俺は上体を少し起こしたうつ伏せになり、精液を手のひらに吐いた。仰向けになって喉の内側を擦られるのは苦しいけど気持ちよかった、しかし喉の奥に流し込まれた精液がそのまま胃に落ちるでもなく留まってしまうのは困る……なんて考えながら精液を啜った。俺の唾液などが混ざったせいか口当たりはいつもより悪い。

「……変態」

「えっ何が?」

「出されたの飲むとか、まぁ……手とか唇についたの舐めるとか、そのくらいならまだ分かるんですが……一回吐いたもの啜るって、どうなんです」

「……ちょっとキモいよ~?」

「ね」

「ね、じゃねぇよお前のだろ!」

「私のだからこそというか」

「……まぁ変態でも何でもいいけどさ、それを理由に嫌われないなら……シュカ、もう満足したのか? ほとんどイけてないだろ」

「今日はこのくらいにしておきます、明日は海水浴ですし」

どんだけ海を楽しみにしてるんだ可愛いな。

「セックスはどこでも出来ますからね、こうやって特別な場所で特別な時間を過ごすなら……海を楽しんだり、あまり会えない方との交流を楽しむべきかと」

「確かに~」

俺も賛同はするが、旅行を思い切り楽しみたいからと彼氏達がみんな俺の相手をしてくれなくなったら寂しいので、何も言わず頷きもしないようにした。

「そっか、じゃあ次は……」

「俺っす! やっと俺の番っ……す、よね?」

「そう……だな、うん。レイの番だよ。レイも腹八分目がいいか? それとも、失神するまでヤるか?」

「……せんぱいの水着とか色々と描きたいものあるんで、八分目の方でお願いするっす」

レイも半端なセックスを希望か。まぁいい、俺も海を楽しみたいし、体力を温存しておくか。

「おいで。何か他に希望あるか?」

「うーん……そういうの聞くのってなんかそれっぽくなくないすか? イチャイチャしながら自然に決めてくのがいいっす」

「めんどくせぇ男」

「うるさいっすよシュカせんぱい! みんながみんなシュカせんぱいみたいにサッパリしてないんす!」

「シュカは案外サッパリしてないぞ? なぁ」

「は? サッパリ通り越してパサパサですけど?」

サッパリの次ってパサパサなのか? サバサバ系はまだ聞いたことがあるけれど、パサパサ……何の魅力もなくなったみたいな感じがするなぁ。

「とにかく! 外野は黙ってるっすよ、サッパリしてるって言うならもう風呂入ってくればいいんす」

「ここのお風呂広いからみんなで入れるよ、入ろうよ。な、シュカ、待っててくれるだろ?」

「……まだ少し、足腰がダルいので……しばらく休んでます」

可愛い。

「暇? ボクの相手してくれる?」

「…………話し相手ならいいですけど」

サンには暇をさせてしまっている、レイを抱いた後は彼に構うかな。ハルが先だったか? いや、彼らの順番はまだ決めていない、決まっているのはリュウが最後ということだけだ。

「せーんぱいっ」

準備は整ったとでも言いたげにレイが俺を見つめる。俺は腕を広げ、すぐ傍に座っていた彼が俺の胸の中に飛び込むのを待った。
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