冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

複数プレイこそ玩具活用の時

身体が半分重なるようにハルがカンナに覆い被さり、きゅっと手を握り合う。すっかり仲良しになった二人を微笑ましく思うと共に嫉妬もし、カンナの後孔を弄る右手が無意識のうちに激しさを増す。

「ひぁっ……！　ぁ、んっ……んぅうっ……！」

「しぐっ？　何……ひゃんっ！？」

ニーハイソックス越しのふくらはぎに触れるとハルは大きく身体を跳ねさせた。

「嫌だったら言えよ？」

「やじゃ、ないけどぉっ……ぁあ、上ってくるぅうぅ……」

ふくらはぎを軽く揉み、膝の裏をさすり、太腿に至る。ニーハイソックスと肌の境目を指でなぞる。

「綺麗な足だな、ちょっと細過ぎるけど」

「ぅうぅ……」

「……お尻、いいよな？」

ふに、と尻たぶを曲げた指でゆっくりと押す。ハルはぎゅっと目を閉じて小さく頷いた。一旦カンナの後孔から指を抜き、ローションを左手にも絡めた。

「……っ、ん……ぅっ、ひ、ぁ、あぁっ……！」

「ぁ、んっ、んんっ……！　ん、ぁあんっ！」

ぬぷぷっ、とハルの後孔に左手中指を沈めていく。カンナの後孔には改めて右手中指と薬指を押し込んでいく。

「キツいなぁ……ハル、一人で遊んでないのか？」

「して、ないっ、ん……んんっ！」

「でも感度はいいな、よかった。カンナは一人でしてるか？」

「たま、に……んぅっ！　ん、ぁ……ひぁっ、ぁ、ん……」

キツく締め付けてくる処女らしい後孔と、蕩けた柔らかな後孔。左右の手で同時に楽しむなんて贅沢過ぎる。

「……レイ、ちょっといいか？」

「んっ、ぅ……あっ？　せんぱい？　呼んだっすか？」

俺の真後ろで一人での自慰に夢中になっていたレイに声をかける。

「玩具持ってきてくれ。前立腺マッサージ器と、俺のより一回り小さいディルド」

「はーいっす」

少し待つと言った通りの玩具が届けられた。

「ハル、カンナ、玩具使おうか。結構ほぐれたし、いいよな？」

「ぅ、ん……」

「おもちゃぁ……？　いいけど～……何？」

ひとまず指を抜く。

「んっ……ぁあんっ！　ぅ……あ」

「ひゃんっ！　ん、はぁ……」

二つの玩具にローションを絡めて、ハルに前立腺マッサージ器具を、カンナに俺の陰茎より一回り小さいディルドを挿入。

「ひぁあんっ！　んっ……？　ゃ、これ、勝手に気持ちよくなるヤツじゃんっ」

「覚えてたか、気持ちよくなっててくれ」

「ぅ、んっ……んぁっ、あぁあっ……！？　うっ、ん……んん……！」

「大きかったか？」

「だ、い……じょぶ」

モデルのように小さく引き締まった尻と、むっちりと肉が乗ってセクシーな尻、それぞれの谷間から僅かに見える玩具の持ち手。

（絶景かな絶景かな……ふほほっ）

すぅーっ、と頭のすぐ後ろで息を大きく吸う音がする。

「……レイ？　お前さっきから俺の真後ろに居るけどまさか俺の頭の匂いオカズにしてるのか？」

「バ、バレたっすか……はい、せんぱいバーベキューでいっぱい働いてくれてたっすから、いい匂いするっすよ」

「汗臭いのか……？　恥ずかしいな。レイ、レイもちょっとこっちおいで」

「……！　バーベキューの時にシたからしばらく放置されると思ってたっす。やったー、っす」

カンナ、ハルの隣にレイが寝転がる。レイの後孔からはみ出しているのはカンナに挿入した物より少し大きなバイブだろうか？　持ち手が微かに揺れていて俺の欲を煽っている。

「可愛い系が集まったな、壮観だ……」

「ふぅ……ふぅっ……」

ハルは前立腺マッサージ器具の特性を理解している。締め付ければ締め付けるほど前立腺を抉られて快楽のスパイラルに堕ちてしまうと分かっている。だから目を閉じて呼吸を必死に整え、後孔を開いたまま保とうと頑張っているのだろう。

「可愛い系っすか、えへへー……確かに……？　アキくんは居ないから仕方ないっすけど、年積さんとかはいいんすか？」

「ミフユさんは歳上ショタ系だからまたちょっと違う。大きく分ければ同じ可愛い系だけど……いやそれを言うならハルは綺麗系だし、レイも可愛いけどピアスとかピンク髪とかなんか……地雷系？　原宿系？　いやその辺詳しくはないけどなんかそっち系で、みんなバラバラなんだけどな？　そもそも可愛い系全員集めたとは言ってないし？」

「せんぱいの早口長文スイッチ押しちゃったっす……」

「早口長文に言及するな、泣くぞ」

彼らにはしばらく玩具などで互いを責め合って待っていてもらおうかな？

「じゃ、ちょっと三人で遊んでてくれるか？　カンナ、お前意外と攻めるの好きだよな。ハルは今おちんちん扱いてあげるといい反応すると思うぞ。レイ、気持ちいいことにおいては先輩だよな？　二人をリードしてやってくれ」

「はーいっす」

「わか、た……」

「ちょっ、ちょっ、やだっ、余計なこと言わなっ……ひゃんっ！？　し、しぐっ、やだ、今扱いちゃ後ろぉっ、ゃぁああっ！」

身体を反転させ、ハルの嬌声をＢＧＭに次の相手を探す。

（……拘束具増えてね？）

いつの間にかリュウの両腕が背中で拘束されていた。右手で左腕の、左手で右腕の、互いの肘を掴むように背後に回させられ、黒革のベルトでぎっちりと締められ、ベルトに肉が乗っている。あんなに締めたら痛いのでは……リュウは痛いのがイイんだった。

「ん、んんぅっ……！？」

両腕を拘束され、言葉だけでなく抵抗を封じられたリュウの顎をクイッと持ち上げ、ネザメはペンライトを使ってリュウの口内を覗き込む。

「……歯並びいいねぇ、ふふ……喉の奥までよく見えるよ。水月くんのをよく咥えたりするのかい？　するよねぇ？　見れば分かるよ、いやらしい口をしてるもの」

口内を照らされて観察されるのはかなり恥ずかしいことだと思う。フェラチオの頻度なんて口を見て分かるものとは思えないが、羞恥心を煽るための方便だろうか？　それともネザメには分かるものなのか？

「あぁ、こんなに涎を垂らして……だらしないねぇ、メープルでもこんなふうに僕の手を汚したりしないよ？　全く情けない……言うべきことがあるよね？　僕に」

「あ、ぅっ……ぅゔ……」

「分からないのかい？　謝らなければいけないよね？　君の涎でベトベトなんだよ、僕の手は。汚してごめんなさい、ネザメ様……だろう？」

「……ょ、お、ぃへっ……ぉ、えっ……ぁ、はぃ……」

「……何を言っているのか分からないなぁ。話すことも出来ないのかい？　何なら出来るんだい？」

ネザメは俺がリュウの相手をする時のように語気を荒くすることはなく、落ち着いた声で、いつもの調子で話している。

（あの詰められ方したくねぇ～でそ。怖ぁ……しかし、なるほどですな。必要なのはワードセンスや怒声ではないのですな、勉強になりまそ）

今後リュウを責める時の参考にしよう。

「水月くん、水月くんちょっといいかな？」

「はい？」

ネザメに手招きをされ、何用かと傍に寄る。彼は手で筒を作って俺の耳と自らの口を繋ぎ、ヒソヒソ声で話した。

「天正くんにフェラチオをさせたりなどは構わないのかな？」

質問が終わったようなので今度は俺がネザメの耳と俺の口を手で隠し、囁いた。

「もちろん。本番のセックス意外はキスもフェラも何でもして構いません。リュウだけでなく、他の子もそうです。当然相手が嫌がったらダメですけど……」

「分かった、ありがとう」

さて、ネザメのＳとしての手腕を観察し続けていては他の彼氏達が退屈してしまう。三人の尻が乾かないうちに次に手を出す彼氏を決めてしまわなければ。