冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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広いお風呂でゆったりと

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慈愛に満ちた表情で自らの腹を撫でるレイを目の前にして、妊婦を連想するなという方が無茶だ。まぁ連想したからといってより興奮するような性癖も、セックスを続けるのを躊躇するような道徳も、どちらも持ち合わせていないのだが。

「せんぱい、が、おなかいっぱい……」

下を向いているレイの顔を顔を擦り寄せて上げさせ、唇を重ね合うだけのキスをする。

「動かしていいか?」

頷きながら再びのキスをねだるレイの腰で手を組むのをやめ、両手で尻を鷲掴みにする。大きく柔らかく男とは思えないその尻の揉み心地を少し楽しんだ後、レイの身体をゆっくりと持ち上げた。

「ひっ、あっ!? あっ、ゔ……ぁああっ!」

亀頭が結腸口から抜ける。

「あっ、は……んぁああんっ!? んっ、くぅう……!」

またぐぽっと音を立てて結腸口をこじ開ける。レイの嬌声を聞きながらそれを何度も繰り返す。腹の奥深くでぐぽぐぽと音を立てられるレイの声は大きく、バーベキュー中の他の彼氏達の視線を集めた。

《気持ちよさそ~。シューカああいうのどう?》

「私持ち上げてヤったら水月腰イッちゃいますよ」

「すごい声だね、レイちゃん今何されてるの?」

「……立っている鳴雷一年生に持ち上げられ、挿入されています。アレは相当……奥に、クるかと」

「へぇ~、気持ちいいの? ボクもやってもらお。初回は普通のがいいから三回目くらいで」

「ミフユもして欲しくなったかい?」

「そ、そんなことはっ……!」

180センチ台が遠慮するつもりなのに持ち上げられる気満々の190センチ台居なかったか?

「ぁゔっ! んっ、ぁ、あぁああっ!? イぐっ、イっぢゃゔっ、す……イぐぅっ! ゔ、あぁぅっ! イっだ、今イったっすぅっ! イっだのにっ、んんっ、おぐっ、奥ぅゔっ! おがっ、ひぐ、にゃるゔぅっ!」

「奥欲しかったんだろ?」

「おもっ、だっ! いつもよりぃっ! 重たいぃっ! ぎもぢっ、のぉっ、重だっ、ぁ、イぐっ、まひゃイぐっ、イゔゔゔぅうぅっ……!」

「お前の体重の分だよ、こうやって角度変えたり手の力抜くとより重く……」

「ゔあぁあっ!? 刺さるっ! ほんとにざざるぅっ!」

「……っと危ない、下手に変えるとバランス崩れるな」

腰に絡んでいる足がビクビクと跳ねている。俺の首に抱きついていたはずの腕もすっかり脱力している。

「ぅ、あっ! あぁんっ! んっ、イっ……ゔぅっ! んっ、ひ……しぇんぱっ、ぁあっ! おながぁっ、やぶれっ、ひゃゔっ……イくっ、イっ、んぐぅゔぅっ!」

「……っ、く」

レイの後孔はトロっとした柔らかい感触が魅力的だが、絶頂中は流石に声が漏れる程度のキツさを持つ。しかし腸壁の持つ元々の柔らかさは変わらないし、痙攣も加えられて、いつまでも射精を耐えるのは難しい。

「はぁっ、は……っとヤバっ、ふぅー……」

とうとう耐え切れなくなってレイのナカに精液を注ぎ、思わず腕まで脱力して持ち上げているレイがぐらつき、慌てて力を入れ直した。

「下ろすぞ、レイ」

「んっ、ぅ……ひっ!? あっ、あっあっあぁーっ……! めく、れ、ひゃうゔっ……!」

萎えた陰茎をゆっくりと抜き、そっとレイを下ろす。しかし足に力が入らないようで立ってくれない。

「しぇん、ぱい……すい、ません……」

「いいよいいよ、俺に掴まってくれ」

首に抱きついたレイの身体を片手で支えつつ、もう片方の手でズボンを引っ張り上げて緩くだが履き直させ、俺が先程まで使っていた椅子に座らせた。

「よし……」

俺も下着とズボンを履き直す。ベルトを締め、レイの頭を撫でる。

「ネザメさーん、お風呂入っていいですか?」

「もちろん。ミフユ、案内を」

「はい。鳥待一年生、食ってばかりいないで働け。肉切り係を交代しろ」

「はいはい。秋風さん、手伝ってください」

「だ」

くったりとしたレイをまた抱き上げる。今度はお姫様抱っこだ。

「こっちだ、鳴雷一年生」

ミフユの後を追って別荘の中へと入り、まずは脱衣所へ。

「広いですね、温泉みたい……」

「体液がついた物は洗い流してから洗濯機に入れろ。着替えは……貴様らの鞄を後で持ってきてやるから、自分で取り出せ」

「ありがとうございます、ミフユさん」

「全く昼飯中だというのに……ろくに食わないうちから別のことを始めて……」

説教モードに移行したミフユの前でさっさと服を脱ぎ、レイを連れて浴場に逃げた。脱衣所が広く、浴場への扉が両開きだったことからまさかとは思っていたが、こちらもやはり温泉のように広い。

「うっわ……ここまで来るとえげつないなもう。金持ち怖……」

なんて呟きながらレイを下ろす。

「……広いっすねー」

「な。絶対一人で入る用じゃねぇよこれ……シャワーヘッド三つもあるし。別荘どう使ってんだ」

「愛人とかいっぱい呼んでるんじゃ……」

「会ったこともない大人の悪い噂立てるのはなぁ……普通に別荘に呼んだ友達とかと入ってるんじゃないのか? 温泉での裸の付き合いは大切にすべき日本の文化だぞ」

「知らない人と風呂入るの俺は嫌っすよ。廃れりゃいいんすそんな文化」

「俺も実は嫌だけどそこまで言うなよ……でも今日は彼氏しか居ない! 裸の美少年達にもみくちゃにされる夢が叶う……!」

風呂場用の椅子に座らせたレイはもう手に力が入るようになったらしく、自らの手でシャワーヘッドを握った。レイは洗ってやらなくても大丈夫なら、俺は持ち込んだ服を洗うことにしよう。

「美少年で満たされた湯船に入りたいってのはやっぱ、あるよな」

「美少年達と一緒に入りたいとかじゃなくて、美少年で満たされたって言い方はちょっと……」

「…………キモい?」

「血の伯爵夫人的なアレっぽいっすよね」

「美少年だったもの、じゃなくて美少年! 生きた美少年! グッロぃのはいけないと思います!」

「人類補完計画感もあるっす」

「溶けてたら美少年かどうか分かんないじゃん! 心の壁を取り戻して! あ、服洗えたから洗濯機入れてくる」

「いてら~、っす」

精液などを洗い流した服を絞り、洗濯機に入れていると俺の鞄を抱えたミフユがちょうど脱衣所に入ってきた。

「む……洗濯物はこれで全てか? ミフユがやっておくから貴様は早く身体を洗って庭に戻って腹が膨らむまで食え」

「任せていいですか? ありがとうございます。今度埋め合わせします!」

浴場に戻り、頭を洗っているレイの頭に追いシャンプーのイタズラを決行。

「……せんぱい戻ったんすか? このシャンプー泡立ちすごいっすよ、高級品は違うっすね~」

よくあるイタズラ動画はヤラセだと思っていたが、案外気付かないものなんだなと感心しつつ隣に座る。

「…………そういやせんぱいは新劇何年も待たずイッキ見世代っすよね」

「え? あぁ、うん。プライムで観た。完結まで結構かかったんだっけ? そういうネタはネットで見た覚えあるな」

「羨ま……ぅ、いや……待ったからこその感動も……うぅ……悩ましいっすねこの問題は」

「いや~完結済みの過去の名作漁るの楽しいよなぁ、打ち切りの心配もないし……まぁ昔のアニメって動き少なめだったり、作画監督変わるとめっちゃ絵柄変わったりするけど……まぁそれはそれで楽しいし。あ、そうそう、昔のアニメってなんか横幅狭いけど、アレなんで?」

「……俺、俺は流石にその辺リアタイ世代じゃないっすぅ! 比率変わったのは知ってるっすけど体感世代じゃないっ、ないはずっす、俺そこまでせんぱいと歳離れてないっすよぉ!」

「な、なんかごめん……」

分かっていたことだが、レイは歳下として扱ってやらなければならないようだ。こんなにも取り乱すとは思わなかったが……昔のアニメ語りは歌見とした方がいいかもな、レイとは最新アニメを語ろう。
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