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甘えられる相手
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落ち込んでいる今セイカと共に居ると二人ともドン底まで落ち込んでしまう、そう考えた俺はセイカを連れてアキの部屋へと向かった。
「セイカ、開けてくれるか」
お姫様抱っこは両手が塞がる。ドアノブを捻るのはセイカに任せた。
「お、水月、狭雲。お母さんとの話は終わったのか? 結構長かったけど何話してたんだ?」
「レイどのの元カレに殴られた件でちょっと。喧嘩はやっぱり親御さんに心配かけるもんですな」
「あぁ……確かに、あの時のお前はバカだったな。木芽が心配なのは分かるが無茶をし過ぎだ。俺を呼んでくれたらよかったのに……グルチャの呼びかけ、お前じゃなくて新しい子だろ? まぁ俺がアレ見たのは夜中だったんだが……お前がちゃんと前日に言うなりしてくれたら大学もバイトもサボるくらいしたぞ」
「すいません……色々考える余裕がなくて」
謝りつつセイカをベッドに下ろし、薄暗い部屋を見回すもアキは見つからない。
「歌見強いのか?」
「ちょっと待ってくだされ、アキは?」
「あー……シャワーだ。手コキやらされてな、二回抜いてやったらスッキリした顔で行った」
「……そうですか。お話再開どうぞ」
歌見は少し気まずそうにした後、セイカの質問に答えた。
「相手も高校生だろ? 俺は高校の時柔道の成績がよかったんだ、授業サボってそうなイキがってる不良くらいどうとでもなるさ」
「木芽の元カレめちゃくちゃデカかったけど……」
「あぁ、一度見たことがある。あの時はビビってしまったが、柔よく剛を制すってな、柔道の成績がよかった俺なら相手のサイズなんて無関係だ」
高校の頃の柔道の成績引きずり過ぎじゃないか? 何段だとか帯の色だとかを自慢するならまだ分かるが……柔道の授業を受けるまでの人生で一度も他人に褒められたりしなかったのだろうか。
「一発投げてやったらもう相手は戦意喪失、大人しく木芽を引き渡してくれるって寸法だ」
「秋風が頑張って引き付けて、車に逃げ込んだ後も仲間何人も投げ付けてきたけど……」
「……車に?」
「車に……」
「人間を?」
「うん……」
たった今までドヤ顔をかましていた歌見が難しい表情で黙り込んでしまった。
「勝てそう?」
やめろセイカ、それは追い打ちだ。
「……俺が居れば水月がこんな大怪我をすることはなかったと思うぞ!」
「おぉ~」
「それパイセンが庇ってくださるってだけでしょ、嫌ですぞそんなん」
「やっぱり勝てないのか……」
「……でも! でもだな水月! 一人で行ったのはバカだぞ」
「それはまぁ、はい。結局だいぶ迷惑かけちゃいましたしな……アキきゅんも殴られちゃいましたし」
「マジか、いつも通りに見えたけどな。お前より頑丈なんじゃないか?」
アキは頑丈なのではなく我慢強いだけだとセイカが語っていた。表面上の様子なんて参考にならない。それはそれとして俺よりは頑丈だと思う。
「ま、とにかくだ。何かあったらまず俺に相談しろってこった。どんどん頼れ、俺は年長者だからな」
「あ、それが……サンさん二十五で、フタさんは分からないけどサンさんよりは歳上なんで、歳の順はパイセンどんどんズリ落ちてますぞ」
「お前歳上に手ぇ出し過ぎだろ!」
「はは……まぁ、でも……気楽に何でも相談出来るのはパイセンな気がしますな」
サンもフタもヤクザだし、レイは歳下として振る舞っていたいみたいだし社会経験も大してない。歌見が一番常識的だと思う、相談相手として選ぶべきは歌見だ。
「大学まで行ってるの多分パイセンだけですし」
「……頼ってくれるか?」
「はい」
「二度とこんな……俺の知らないところで怪我してくるようなの、やめろよ」
「……はい。でもま、こんなこと二度も三度もありませんよ」
「それもそうだな」
歌見は俺の腫れた頬を見つめては辛そうに顔を歪める。俺を心配してくれている。ちゃんと俺を想ってくれている。疑われたショックが軽くなってきた。
「……先輩」
「ん? おっ……どうしたんだ、水月」
腕を緩く広げると歌見も腕を広げて俺を受け入れてくれた。抱きついた逞しい身体には確かに頼り甲斐がある、甘えられる。
「水月……?」
何も言わずに歌見を強く抱き締めていると、次第に手が震え出した。
「…………水月」
泣いているとでも思ったのだろう、歌見は俺の頭を撫でてくれた。
「今更痛くなってきたのか? 怖くなった?」
「……あの、歌見……鳴雷、な……あの……お前にDV? してるって疑われたの、ショックだったって……会いたくないってさっき言ってた」
「えっ、そ、そうなのか? 水月……そうか、悪かったな。でもそう思ってしまうほどにあの時のお前は酷かったんだ、自分でも分かるだろ?」
優しく頭を撫で続けながらそう言われて、俺は歌見に抱きつく腕の力を自然と強めた。
「水月……」
「…………一緒に、お風呂……入りましょ」
「え? あ、あぁ……いいぞ。狭雲、もうそろアキくんが出てくると思うから」
「俺そんなに寂しがりじゃない。気にせず行けよ。んで、鳴雷……俺じゃダメだから、歌見がちゃんと元気付けて欲しい」
「……分かった」
歌見と二人でアキの部屋を出て風呂に向かった。母も義母もまだ入るつもりはないようなので、二人分の着替えを用意した。いつも以上に汗を吸った服を脱いで洗濯機に入れながら、歌見を風呂に誘った理由──セイカに聞かせたくない内容の相談を始めた。
「先輩」
「……パイセンじゃないのか? なんだ、水月」
「…………セイカの泣き顔が可愛いんです。痛がってたり怖がってたりしたら、興奮する。あの強かったセイカが……怖かったセイカが、俺の手でって……万能感がすごい。昔の俺が慰められる気がする」
「水月、それは……」
「でもセイカの笑ってる顔も可愛いんです、照れたり喜んだり……幸せだって言ってくれたりすると、すごく嬉しくて……あんなに弱ってたセイカが、死のうとしてたセイカが、俺の手でって……やっぱり万能感がすごいんです。俺という人間の価値が高まる気がする、昔セイカにあんなに死ねって、消えろって言われた俺が……セイカに一緒に生きることをお願いされてて……それはすごく嬉しくて」
「……水月」
「俺何にもしてません……セイカを虐めたくなる時はあるけどっ、セイカが勝手に不安がって泣き出したりした時は興奮よりも心配が勝つ! 飼い殺しにしたいけど、ちゃんと他の彼氏とも交流させてる……でも、時々適当な理由付けてリハビリ邪魔するくらいはしちゃうんです、セイカが自力でもっと歩けるようになったら俺が要らなくなる気がして……それ、だけ。普段から殴ったりなんかしてないんです」
「…………そうか。よく分かったよ、お前の悩み……ごめんな疑って。土足で踏み入るようなものだったな」
俺も歌見も着替えの途中だったから抱き締められると体温を直に感じた。肌の感触に歌見の匂い、それら全てが俺を慰めてくれた。俺は身をよじるように首を横に振って、また更に強く抱きついた。
「義足がそんなに嫌なのか?」
「俺がセイカ運ぶのにって……盗られた気分です」
「……でもほら、今日は義足使ってお前のところに帰ってきたろ?」
夕方、セイカと再会した時のことを思い出す。ようやく見つけた彼は満面の笑顔で、覚束ない早歩きで、真っ直ぐ俺に向かってきた。
「直前まで車椅子に乗ってたんだぞ、お前を見つけたから降りたんだ。俺達にはちょっと隠れててって言ってな……義足がなければどこにも行かないと思うか? 今日は多分、義足がなくても車椅子がなくても、俺がおぶって美容院まで連れ出したぞ。義足があったから狭雲は自分の意思でお前のところに帰ったんだ、そう考えられないか?」
「…………セイカの居場所は俺ですか?」
「お前以外ないだろ? 義足じゃ居場所にはなれない、道具に嫉妬するな」
セイカは俺に駆け寄ってきた。セイカは俺のところに駆け寄ってきた。俺の前で止まった後セイカは何をしていた? 腕を広げて待っていた、俺を、俺がいつもみたいに抱き締めるのを。
「………………抱き締めれば、よかった。帰ってきてくれたのに、俺のところに来てくれたのにっ、私、なんで蹴ったりなんか……!」
ようやく後悔出来た、ようやく罪を自覚した、ようやく熱かっただけの瞳から涙が溢れた。
「……その分後でいっぱい抱き締めてやれ。今日は俺に構わなくていいし、アキくんは俺が構っててやるから。な? ほら、さっさと風呂を終わらせて戻ろう」
俺は何度も頷いて、歌見に残りの服を脱がされて、浴室まで手を引かれて歩いた。酷く情けない姿を晒したけれど、歌見との仲が深まった気がした。
「セイカ、開けてくれるか」
お姫様抱っこは両手が塞がる。ドアノブを捻るのはセイカに任せた。
「お、水月、狭雲。お母さんとの話は終わったのか? 結構長かったけど何話してたんだ?」
「レイどのの元カレに殴られた件でちょっと。喧嘩はやっぱり親御さんに心配かけるもんですな」
「あぁ……確かに、あの時のお前はバカだったな。木芽が心配なのは分かるが無茶をし過ぎだ。俺を呼んでくれたらよかったのに……グルチャの呼びかけ、お前じゃなくて新しい子だろ? まぁ俺がアレ見たのは夜中だったんだが……お前がちゃんと前日に言うなりしてくれたら大学もバイトもサボるくらいしたぞ」
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謝りつつセイカをベッドに下ろし、薄暗い部屋を見回すもアキは見つからない。
「歌見強いのか?」
「ちょっと待ってくだされ、アキは?」
「あー……シャワーだ。手コキやらされてな、二回抜いてやったらスッキリした顔で行った」
「……そうですか。お話再開どうぞ」
歌見は少し気まずそうにした後、セイカの質問に答えた。
「相手も高校生だろ? 俺は高校の時柔道の成績がよかったんだ、授業サボってそうなイキがってる不良くらいどうとでもなるさ」
「木芽の元カレめちゃくちゃデカかったけど……」
「あぁ、一度見たことがある。あの時はビビってしまったが、柔よく剛を制すってな、柔道の成績がよかった俺なら相手のサイズなんて無関係だ」
高校の頃の柔道の成績引きずり過ぎじゃないか? 何段だとか帯の色だとかを自慢するならまだ分かるが……柔道の授業を受けるまでの人生で一度も他人に褒められたりしなかったのだろうか。
「一発投げてやったらもう相手は戦意喪失、大人しく木芽を引き渡してくれるって寸法だ」
「秋風が頑張って引き付けて、車に逃げ込んだ後も仲間何人も投げ付けてきたけど……」
「……車に?」
「車に……」
「人間を?」
「うん……」
たった今までドヤ顔をかましていた歌見が難しい表情で黙り込んでしまった。
「勝てそう?」
やめろセイカ、それは追い打ちだ。
「……俺が居れば水月がこんな大怪我をすることはなかったと思うぞ!」
「おぉ~」
「それパイセンが庇ってくださるってだけでしょ、嫌ですぞそんなん」
「やっぱり勝てないのか……」
「……でも! でもだな水月! 一人で行ったのはバカだぞ」
「それはまぁ、はい。結局だいぶ迷惑かけちゃいましたしな……アキきゅんも殴られちゃいましたし」
「マジか、いつも通りに見えたけどな。お前より頑丈なんじゃないか?」
アキは頑丈なのではなく我慢強いだけだとセイカが語っていた。表面上の様子なんて参考にならない。それはそれとして俺よりは頑丈だと思う。
「ま、とにかくだ。何かあったらまず俺に相談しろってこった。どんどん頼れ、俺は年長者だからな」
「あ、それが……サンさん二十五で、フタさんは分からないけどサンさんよりは歳上なんで、歳の順はパイセンどんどんズリ落ちてますぞ」
「お前歳上に手ぇ出し過ぎだろ!」
「はは……まぁ、でも……気楽に何でも相談出来るのはパイセンな気がしますな」
サンもフタもヤクザだし、レイは歳下として振る舞っていたいみたいだし社会経験も大してない。歌見が一番常識的だと思う、相談相手として選ぶべきは歌見だ。
「大学まで行ってるの多分パイセンだけですし」
「……頼ってくれるか?」
「はい」
「二度とこんな……俺の知らないところで怪我してくるようなの、やめろよ」
「……はい。でもま、こんなこと二度も三度もありませんよ」
「それもそうだな」
歌見は俺の腫れた頬を見つめては辛そうに顔を歪める。俺を心配してくれている。ちゃんと俺を想ってくれている。疑われたショックが軽くなってきた。
「……先輩」
「ん? おっ……どうしたんだ、水月」
腕を緩く広げると歌見も腕を広げて俺を受け入れてくれた。抱きついた逞しい身体には確かに頼り甲斐がある、甘えられる。
「水月……?」
何も言わずに歌見を強く抱き締めていると、次第に手が震え出した。
「…………水月」
泣いているとでも思ったのだろう、歌見は俺の頭を撫でてくれた。
「今更痛くなってきたのか? 怖くなった?」
「……あの、歌見……鳴雷、な……あの……お前にDV? してるって疑われたの、ショックだったって……会いたくないってさっき言ってた」
「えっ、そ、そうなのか? 水月……そうか、悪かったな。でもそう思ってしまうほどにあの時のお前は酷かったんだ、自分でも分かるだろ?」
優しく頭を撫で続けながらそう言われて、俺は歌見に抱きつく腕の力を自然と強めた。
「水月……」
「…………一緒に、お風呂……入りましょ」
「え? あ、あぁ……いいぞ。狭雲、もうそろアキくんが出てくると思うから」
「俺そんなに寂しがりじゃない。気にせず行けよ。んで、鳴雷……俺じゃダメだから、歌見がちゃんと元気付けて欲しい」
「……分かった」
歌見と二人でアキの部屋を出て風呂に向かった。母も義母もまだ入るつもりはないようなので、二人分の着替えを用意した。いつも以上に汗を吸った服を脱いで洗濯機に入れながら、歌見を風呂に誘った理由──セイカに聞かせたくない内容の相談を始めた。
「先輩」
「……パイセンじゃないのか? なんだ、水月」
「…………セイカの泣き顔が可愛いんです。痛がってたり怖がってたりしたら、興奮する。あの強かったセイカが……怖かったセイカが、俺の手でって……万能感がすごい。昔の俺が慰められる気がする」
「水月、それは……」
「でもセイカの笑ってる顔も可愛いんです、照れたり喜んだり……幸せだって言ってくれたりすると、すごく嬉しくて……あんなに弱ってたセイカが、死のうとしてたセイカが、俺の手でって……やっぱり万能感がすごいんです。俺という人間の価値が高まる気がする、昔セイカにあんなに死ねって、消えろって言われた俺が……セイカに一緒に生きることをお願いされてて……それはすごく嬉しくて」
「……水月」
「俺何にもしてません……セイカを虐めたくなる時はあるけどっ、セイカが勝手に不安がって泣き出したりした時は興奮よりも心配が勝つ! 飼い殺しにしたいけど、ちゃんと他の彼氏とも交流させてる……でも、時々適当な理由付けてリハビリ邪魔するくらいはしちゃうんです、セイカが自力でもっと歩けるようになったら俺が要らなくなる気がして……それ、だけ。普段から殴ったりなんかしてないんです」
「…………そうか。よく分かったよ、お前の悩み……ごめんな疑って。土足で踏み入るようなものだったな」
俺も歌見も着替えの途中だったから抱き締められると体温を直に感じた。肌の感触に歌見の匂い、それら全てが俺を慰めてくれた。俺は身をよじるように首を横に振って、また更に強く抱きついた。
「義足がそんなに嫌なのか?」
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「……でもほら、今日は義足使ってお前のところに帰ってきたろ?」
夕方、セイカと再会した時のことを思い出す。ようやく見つけた彼は満面の笑顔で、覚束ない早歩きで、真っ直ぐ俺に向かってきた。
「直前まで車椅子に乗ってたんだぞ、お前を見つけたから降りたんだ。俺達にはちょっと隠れててって言ってな……義足がなければどこにも行かないと思うか? 今日は多分、義足がなくても車椅子がなくても、俺がおぶって美容院まで連れ出したぞ。義足があったから狭雲は自分の意思でお前のところに帰ったんだ、そう考えられないか?」
「…………セイカの居場所は俺ですか?」
「お前以外ないだろ? 義足じゃ居場所にはなれない、道具に嫉妬するな」
セイカは俺に駆け寄ってきた。セイカは俺のところに駆け寄ってきた。俺の前で止まった後セイカは何をしていた? 腕を広げて待っていた、俺を、俺がいつもみたいに抱き締めるのを。
「………………抱き締めれば、よかった。帰ってきてくれたのに、俺のところに来てくれたのにっ、私、なんで蹴ったりなんか……!」
ようやく後悔出来た、ようやく罪を自覚した、ようやく熱かっただけの瞳から涙が溢れた。
「……その分後でいっぱい抱き締めてやれ。今日は俺に構わなくていいし、アキくんは俺が構っててやるから。な? ほら、さっさと風呂を終わらせて戻ろう」
俺は何度も頷いて、歌見に残りの服を脱がされて、浴室まで手を引かれて歩いた。酷く情けない姿を晒したけれど、歌見との仲が深まった気がした。
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