冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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後孔の最奥を俺に何度も突かれ、すっかりトロトロになったレイだったがまだまだ返事をする余裕はあるようなので、乳首をつねってやった。

「ひぁああっ!?」

左手でレイの細い腰を掴み、右手で乳首を捏ね回す。

「んゃっ、せんぱっ、ぁあっ!? 待っ、やだっ、どぉじっ、はぁっ、だめっ、だっ、ぁ、あぁあっ! イくっ、イっ、んゔぅううっ……!」

乳首を弄ると腹の奥深くがきゅうっと締まる。俺は当然レイの快感も増すのだろう、彼は絶頂の前後でガクガクと下半身を痙攣させた。

「……っ、すっごい締め付け」

派手なイキ方を見て口角が勝手に上がってしまう。俺の陰茎を熱烈に締め上げながら痙攣する後孔からの快感から逃げるように激しく腰を振り、更に快感を膨らませる。当然の結果だ。

「ぁゔっ! んっ、あぁっ!? ぁひっ、ひっ、ぐぅゔ……! イぐっ、イぐぅっ! んゃっ、ぜんぱっ、せんぱぁいっ、はげっ、ひぃっしゅ! イぐっ! イぎっ、じんじゃうゔっ!」

「ふふっ……死なないよ」

快楽に泣き喚くレイが可愛くて、やはりつい笑顔になってしまう。嘲笑に見えてしまわないよう意識して優しい笑みを浮かべるよう意識した次の瞬間、レイは電撃でも食らったかのように突然弓なりに身体を仰け反らせ、俺の陰茎を食いちぎらんばかりに締め付けた。

「……っ!? く……!」

奥へと引き込むような腸壁のうねりに耐え切れず、精液を搾り取られた。射精直後の敏感な陰茎を痙攣する腸壁に扱かれながらも何とか引き抜き、一旦呼吸を整える。

「レイ……」

ぐったりとしたレイの腹に手を置くと、まだピクピクと痙攣しているのが分かった。焦点の合っていない瞳を見つめ、俺の精液にまみれた髪を撫で、唇を重ねる。

「んっ……ん、ぅ……ひぇん、ぱぁい……」

「…………レイ、気持ちよかったか?」

「ふぁい……」

「まだまだやるけどいいよな?」

「ぇへっ……」

嬉しそうに微笑んだ。肯定と取っていいだろう。俺はレイを抱き起こして座り、レイを膝に乗せて挿入した。対面座位だ。

「……っ、あっ、あぁああっ! ぁ、ひっ、ゔぅうぅっ!」

ゆっくりと腰を下ろさせ、俺に抱きつかせる。ビクビクと震える足も、弱々しく絡む腕も、何もかもが愛おしい。

「はっ、はぁっ……あっ、ぁ……せん、ぱいっ、これぇ……奥までっ、挿さるっすぅ……」

レイの腹にずっぷり挿さっている陰茎のすぐ傍に心臓があるかのように感じる、レイの腹がドクドクと脈打っている。

「どこまで入ってる?」

前髪をかき上げ、額にキスをする。

「んっ……こ、こ? っすね、この辺……せんぱいの、おっきぃ……」

レイは自身の下腹を撫で、にへっと笑う。

「……可愛いなぁ」

思ったことがそのまま口から出た。レイは可愛い、とても可愛い、顔はもちろん仕草も何もかも可愛い、何もかも……こんなに可愛いレイがあの大男に攫われていたことを思うと、全てが済んだ今も腹が立って仕方ない。

「せんぱい、へへっ……せんぱい、せんぱい、せんぱい……」

俺に抱きついて、頬擦りをして、ちゅっちゅっと鎖骨や喉にキスをしてくる彼が、あの大男に捕まっていたことを思い返すと頭を掻き毟りたくなる。

「せんぱいが、いっぱい俺求めてくれるの……嬉しいっす。大好き……」

レイのこの感情は昔はアイツに向けられていた事実を意識すると、胸の奥底からドロっとしたものがせり上ってくる。汚泥のような感情が吐き気とともに言葉として溢れそうになり、口を閉ざした。

「……せんぱい?」

生まれた時から一緒に居た訳ではないのだから、俺のことを好きではなかった期間があるのは当然だし、その時に別の男を好きだったのもまぁ当然のことだ。頭では分かっているのに心が納得しない、レイが未だにあの男に気持ちが残っているような素振りを見せていたから余計にイライラする。

「せんぱい、好きっす。せんぱい……せんぱい……?」

レイがあの男から逃げたのは、アイツがレイからの好意に好意を返さなかったから。多少は腹に抱えていたのかもしれないが、表に出さなかったから。

「……俺もレイが好きだよ」

レイはちゃんと言葉で愛を返してやらないと寂しさや虚しさを感じるのだろう。誰でもそんなものかもしれないけれど、レイは顕著に思える。

「えへへー……」

「はぁ……すっげぇムカつく」

「えっ? ど、どうしたんすかせんぱい……」

「形州……」

「せんぱいが助けてくれたから俺もう大丈夫っすよ? 多分もう狙われないと思うっすし」

「ムカつくんだよぉ……」

「………ふふ、そういうのも俺は嬉しいっす! だーいすきっすよ~、せぇーんぱいっ」

「可愛い……何、可愛過ぎるな……何ごと……?」

いつまでもレイを見る度にアイツを思い出す人生なんて嫌だ、早めに忘れないとな……

「も~、そんな褒めたって俺何にも出来ないっすよぉ? はぁ、嬉しい……大好き、せんぱい、せめてものお返しに、今回は俺が動いてあげるっす。んっ……ぁ、あっ、あぁんっ! ふ、あっ、せんぱっ……ちょっと、硬過ぎないっすか? すっごいごりごりって……きもちぃ」

照れた末にレイは俺の肩を掴み、ゆっくりと腰を持ち上げて下ろした。

「……動けるか?」

なかなか二度目がないのでレイの表情を見ようと顔を上げさせるため頬に触れ、その熱さに驚いた。

「顔あっついな……ちょっと休むか?」

「やだ……」

「……俺が動かすぞ?」

「ん……」

頷いたレイの頭をぽんぽんと撫で、両手で彼の腰を掴む。首や腰に絡み付いた手足にきゅっと力が入り、レイがこれから訪れる快楽に構えているのが伝わってきた。
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