846 / 1,971
体位の変更
しおりを挟む
後孔の最奥を俺に何度も突かれ、すっかりトロトロになったレイだったがまだまだ返事をする余裕はあるようなので、乳首をつねってやった。
「ひぁああっ!?」
左手でレイの細い腰を掴み、右手で乳首を捏ね回す。
「んゃっ、せんぱっ、ぁあっ!? 待っ、やだっ、どぉじっ、はぁっ、だめっ、だっ、ぁ、あぁあっ! イくっ、イっ、んゔぅううっ……!」
乳首を弄ると腹の奥深くがきゅうっと締まる。俺は当然レイの快感も増すのだろう、彼は絶頂の前後でガクガクと下半身を痙攣させた。
「……っ、すっごい締め付け」
派手なイキ方を見て口角が勝手に上がってしまう。俺の陰茎を熱烈に締め上げながら痙攣する後孔からの快感から逃げるように激しく腰を振り、更に快感を膨らませる。当然の結果だ。
「ぁゔっ! んっ、あぁっ!? ぁひっ、ひっ、ぐぅゔ……! イぐっ、イぐぅっ! んゃっ、ぜんぱっ、せんぱぁいっ、はげっ、ひぃっしゅ! イぐっ! イぎっ、じんじゃうゔっ!」
「ふふっ……死なないよ」
快楽に泣き喚くレイが可愛くて、やはりつい笑顔になってしまう。嘲笑に見えてしまわないよう意識して優しい笑みを浮かべるよう意識した次の瞬間、レイは電撃でも食らったかのように突然弓なりに身体を仰け反らせ、俺の陰茎を食いちぎらんばかりに締め付けた。
「……っ!? く……!」
奥へと引き込むような腸壁のうねりに耐え切れず、精液を搾り取られた。射精直後の敏感な陰茎を痙攣する腸壁に扱かれながらも何とか引き抜き、一旦呼吸を整える。
「レイ……」
ぐったりとしたレイの腹に手を置くと、まだピクピクと痙攣しているのが分かった。焦点の合っていない瞳を見つめ、俺の精液にまみれた髪を撫で、唇を重ねる。
「んっ……ん、ぅ……ひぇん、ぱぁい……」
「…………レイ、気持ちよかったか?」
「ふぁい……」
「まだまだやるけどいいよな?」
「ぇへっ……」
嬉しそうに微笑んだ。肯定と取っていいだろう。俺はレイを抱き起こして座り、レイを膝に乗せて挿入した。対面座位だ。
「……っ、あっ、あぁああっ! ぁ、ひっ、ゔぅうぅっ!」
ゆっくりと腰を下ろさせ、俺に抱きつかせる。ビクビクと震える足も、弱々しく絡む腕も、何もかもが愛おしい。
「はっ、はぁっ……あっ、ぁ……せん、ぱいっ、これぇ……奥までっ、挿さるっすぅ……」
レイの腹にずっぷり挿さっている陰茎のすぐ傍に心臓があるかのように感じる、レイの腹がドクドクと脈打っている。
「どこまで入ってる?」
前髪をかき上げ、額にキスをする。
「んっ……こ、こ? っすね、この辺……せんぱいの、おっきぃ……」
レイは自身の下腹を撫で、にへっと笑う。
「……可愛いなぁ」
思ったことがそのまま口から出た。レイは可愛い、とても可愛い、顔はもちろん仕草も何もかも可愛い、何もかも……こんなに可愛いレイがあの大男に攫われていたことを思うと、全てが済んだ今も腹が立って仕方ない。
「せんぱい、へへっ……せんぱい、せんぱい、せんぱい……」
俺に抱きついて、頬擦りをして、ちゅっちゅっと鎖骨や喉にキスをしてくる彼が、あの大男に捕まっていたことを思い返すと頭を掻き毟りたくなる。
「せんぱいが、いっぱい俺求めてくれるの……嬉しいっす。大好き……」
レイのこの感情は昔はアイツに向けられていた事実を意識すると、胸の奥底からドロっとしたものがせり上ってくる。汚泥のような感情が吐き気とともに言葉として溢れそうになり、口を閉ざした。
「……せんぱい?」
生まれた時から一緒に居た訳ではないのだから、俺のことを好きではなかった期間があるのは当然だし、その時に別の男を好きだったのもまぁ当然のことだ。頭では分かっているのに心が納得しない、レイが未だにあの男に気持ちが残っているような素振りを見せていたから余計にイライラする。
「せんぱい、好きっす。せんぱい……せんぱい……?」
レイがあの男から逃げたのは、アイツがレイからの好意に好意を返さなかったから。多少は腹に抱えていたのかもしれないが、表に出さなかったから。
「……俺もレイが好きだよ」
レイはちゃんと言葉で愛を返してやらないと寂しさや虚しさを感じるのだろう。誰でもそんなものかもしれないけれど、レイは顕著に思える。
「えへへー……」
「はぁ……すっげぇムカつく」
「えっ? ど、どうしたんすかせんぱい……」
「形州……」
「せんぱいが助けてくれたから俺もう大丈夫っすよ? 多分もう狙われないと思うっすし」
「ムカつくんだよぉ……」
「………ふふ、そういうのも俺は嬉しいっす! だーいすきっすよ~、せぇーんぱいっ」
「可愛い……何、可愛過ぎるな……何ごと……?」
いつまでもレイを見る度にアイツを思い出す人生なんて嫌だ、早めに忘れないとな……
「も~、そんな褒めたって俺何にも出来ないっすよぉ? はぁ、嬉しい……大好き、せんぱい、せめてものお返しに、今回は俺が動いてあげるっす。んっ……ぁ、あっ、あぁんっ! ふ、あっ、せんぱっ……ちょっと、硬過ぎないっすか? すっごいごりごりって……きもちぃ」
照れた末にレイは俺の肩を掴み、ゆっくりと腰を持ち上げて下ろした。
「……動けるか?」
なかなか二度目がないのでレイの表情を見ようと顔を上げさせるため頬に触れ、その熱さに驚いた。
「顔あっついな……ちょっと休むか?」
「やだ……」
「……俺が動かすぞ?」
「ん……」
頷いたレイの頭をぽんぽんと撫で、両手で彼の腰を掴む。首や腰に絡み付いた手足にきゅっと力が入り、レイがこれから訪れる快楽に構えているのが伝わってきた。
「ひぁああっ!?」
左手でレイの細い腰を掴み、右手で乳首を捏ね回す。
「んゃっ、せんぱっ、ぁあっ!? 待っ、やだっ、どぉじっ、はぁっ、だめっ、だっ、ぁ、あぁあっ! イくっ、イっ、んゔぅううっ……!」
乳首を弄ると腹の奥深くがきゅうっと締まる。俺は当然レイの快感も増すのだろう、彼は絶頂の前後でガクガクと下半身を痙攣させた。
「……っ、すっごい締め付け」
派手なイキ方を見て口角が勝手に上がってしまう。俺の陰茎を熱烈に締め上げながら痙攣する後孔からの快感から逃げるように激しく腰を振り、更に快感を膨らませる。当然の結果だ。
「ぁゔっ! んっ、あぁっ!? ぁひっ、ひっ、ぐぅゔ……! イぐっ、イぐぅっ! んゃっ、ぜんぱっ、せんぱぁいっ、はげっ、ひぃっしゅ! イぐっ! イぎっ、じんじゃうゔっ!」
「ふふっ……死なないよ」
快楽に泣き喚くレイが可愛くて、やはりつい笑顔になってしまう。嘲笑に見えてしまわないよう意識して優しい笑みを浮かべるよう意識した次の瞬間、レイは電撃でも食らったかのように突然弓なりに身体を仰け反らせ、俺の陰茎を食いちぎらんばかりに締め付けた。
「……っ!? く……!」
奥へと引き込むような腸壁のうねりに耐え切れず、精液を搾り取られた。射精直後の敏感な陰茎を痙攣する腸壁に扱かれながらも何とか引き抜き、一旦呼吸を整える。
「レイ……」
ぐったりとしたレイの腹に手を置くと、まだピクピクと痙攣しているのが分かった。焦点の合っていない瞳を見つめ、俺の精液にまみれた髪を撫で、唇を重ねる。
「んっ……ん、ぅ……ひぇん、ぱぁい……」
「…………レイ、気持ちよかったか?」
「ふぁい……」
「まだまだやるけどいいよな?」
「ぇへっ……」
嬉しそうに微笑んだ。肯定と取っていいだろう。俺はレイを抱き起こして座り、レイを膝に乗せて挿入した。対面座位だ。
「……っ、あっ、あぁああっ! ぁ、ひっ、ゔぅうぅっ!」
ゆっくりと腰を下ろさせ、俺に抱きつかせる。ビクビクと震える足も、弱々しく絡む腕も、何もかもが愛おしい。
「はっ、はぁっ……あっ、ぁ……せん、ぱいっ、これぇ……奥までっ、挿さるっすぅ……」
レイの腹にずっぷり挿さっている陰茎のすぐ傍に心臓があるかのように感じる、レイの腹がドクドクと脈打っている。
「どこまで入ってる?」
前髪をかき上げ、額にキスをする。
「んっ……こ、こ? っすね、この辺……せんぱいの、おっきぃ……」
レイは自身の下腹を撫で、にへっと笑う。
「……可愛いなぁ」
思ったことがそのまま口から出た。レイは可愛い、とても可愛い、顔はもちろん仕草も何もかも可愛い、何もかも……こんなに可愛いレイがあの大男に攫われていたことを思うと、全てが済んだ今も腹が立って仕方ない。
「せんぱい、へへっ……せんぱい、せんぱい、せんぱい……」
俺に抱きついて、頬擦りをして、ちゅっちゅっと鎖骨や喉にキスをしてくる彼が、あの大男に捕まっていたことを思い返すと頭を掻き毟りたくなる。
「せんぱいが、いっぱい俺求めてくれるの……嬉しいっす。大好き……」
レイのこの感情は昔はアイツに向けられていた事実を意識すると、胸の奥底からドロっとしたものがせり上ってくる。汚泥のような感情が吐き気とともに言葉として溢れそうになり、口を閉ざした。
「……せんぱい?」
生まれた時から一緒に居た訳ではないのだから、俺のことを好きではなかった期間があるのは当然だし、その時に別の男を好きだったのもまぁ当然のことだ。頭では分かっているのに心が納得しない、レイが未だにあの男に気持ちが残っているような素振りを見せていたから余計にイライラする。
「せんぱい、好きっす。せんぱい……せんぱい……?」
レイがあの男から逃げたのは、アイツがレイからの好意に好意を返さなかったから。多少は腹に抱えていたのかもしれないが、表に出さなかったから。
「……俺もレイが好きだよ」
レイはちゃんと言葉で愛を返してやらないと寂しさや虚しさを感じるのだろう。誰でもそんなものかもしれないけれど、レイは顕著に思える。
「えへへー……」
「はぁ……すっげぇムカつく」
「えっ? ど、どうしたんすかせんぱい……」
「形州……」
「せんぱいが助けてくれたから俺もう大丈夫っすよ? 多分もう狙われないと思うっすし」
「ムカつくんだよぉ……」
「………ふふ、そういうのも俺は嬉しいっす! だーいすきっすよ~、せぇーんぱいっ」
「可愛い……何、可愛過ぎるな……何ごと……?」
いつまでもレイを見る度にアイツを思い出す人生なんて嫌だ、早めに忘れないとな……
「も~、そんな褒めたって俺何にも出来ないっすよぉ? はぁ、嬉しい……大好き、せんぱい、せめてものお返しに、今回は俺が動いてあげるっす。んっ……ぁ、あっ、あぁんっ! ふ、あっ、せんぱっ……ちょっと、硬過ぎないっすか? すっごいごりごりって……きもちぃ」
照れた末にレイは俺の肩を掴み、ゆっくりと腰を持ち上げて下ろした。
「……動けるか?」
なかなか二度目がないのでレイの表情を見ようと顔を上げさせるため頬に触れ、その熱さに驚いた。
「顔あっついな……ちょっと休むか?」
「やだ……」
「……俺が動かすぞ?」
「ん……」
頷いたレイの頭をぽんぽんと撫で、両手で彼の腰を掴む。首や腰に絡み付いた手足にきゅっと力が入り、レイがこれから訪れる快楽に構えているのが伝わってきた。
0
お気に入りに追加
1,225
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる