冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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雄を誘う揺れ方を熟知した尻は赤い、俺の指の跡も微かに見える。リュウの望みを叶えたとはいえ改めて眺めると罪悪感が湧く、俺はとことんS役に向いていない。

「ほら、起きろ」

「んぁあっ!? ぁっ、あぁ……はぁっ…………抜いてまうん? ぁ、水月のん入れてくれるん? ほいでアキくんのんは口やろ、串刺しやなぁ、楽しみやわ」

抜けかけていたバイブを抜き、リュウの腕を掴んで引っ張り起き上がらせる。絶頂直後の敏感な身体をくねらせて俺とアキに上下を貫かれる妄想に滾るリュウはとても可愛らしく、抱きたくなった。

「残念ながらそれは違う、下の口はもうしばらくお預けだ。ま、お仕置きしてるのに喜んで漏らしたのが悪いとでも思ってろ」

「下は……っちゅうことは上でするん?」

「勘のいい豚は嫌いじゃない。アキ、おいで。一緒にしよう」

「はい、です。にーに」

嬉しそうに立ち上がったアキを抱き締めて迎え、尻を揉みつつ服を脱がす。俺も同じように脱ぎ、共に陰茎を晒した。目の前に突き出された二本の巨根にリュウは目を輝かせ、唾を飲んだ。

「はぁっ……水月のんは相変わらず凶悪やわぁ、アキくんのもすごいなぁ、おっきいしカリえっぐいしで……色薄いんがまたええなぁ」

アルビノのアキは陰茎の色まで薄い。幼いピンク色が似合わないサイズと形は見る者にギャップ萌えを与える。

「触ってええ? 舐めてええのん? しゃぶんで? ええ?」

「ダメだ。手ぇ下げて口閉じてろ」

リュウの後頭部に手を添え、彼の顔面に陰茎を押し付ける。先走りの汁を鼻の下に塗り込み、裏筋を鼻筋に擦り付け、頬の形を陰茎で歪ませる。

《しゃぶらせねぇの? ふーん……なるほど》

小さな呟きの後、アキも俺に倣ってリュウの顔に陰茎を押し付けた。しゃぶらせようとはしていない、リュウの顔を道具として自慰をしているような腰付きだ、俺の意図を察してくれている。

「待て、だ。出来るな?」

リュウは俺の言い付け通り陰茎をしゃぶろうとはせず、浅く素早い鼻呼吸で俺達の陰茎の匂いを嗅ぎ、興奮を高めている。

「ケチぃ……喉と、ケツん奥……ごっりゅごりゅして欲しい言うてんのにぃ……」

巨根二本に顔を挟まれてもみくちゃにされ、リュウはもじもじと腰を揺らしている。バイブを抜いておいてよかった、入れっぱなしだったら勝手に快感を得られてしまっておあずけにならない。

「はぁ……あかん、腹痛ぁなってきた……胸、も……」

アキが先程弄っていなかった方の乳首までビンビンに尖らせている。

「顔ズリだけで随分イイ反応するなぁ? おかげで痛いくらいになってきたよ、お前のせいでこうなってるんだから……分かるな?」

「はぁい……ご奉仕させていただきます。もう口使うてええんやんね、手ぇも使うで?」

「やり方は任せる」

語尾にハートマークでも付いていそうなうっとりした顔で、俺とアキの陰茎をそれぞれ握り、扱いた。

(この光景やっべぇですな、最高過ぎません? 見せ槍二本で恍惚ぅ~なリュウどのもかなりエロ可愛かったんですが、あぁもう理性がやべぇでそ。襲ってしまってはSなご主人様らしくありません、我慢でそ我慢!)

両手に陰茎を握りつつ先端を交互に舐め回しているリュウの姿は淫猥以外の何物でもない。複数プレイの醍醐味のような景色……複数プレイ? そうだ。

「アキ」

「……?」

興奮をもう一人の方で、アキの方で発散させればSの威厳を保つ余裕が出来る。それにリュウに陰茎への奉仕をさせておきながら他の男とイチャつくなんて、リュウは喜びそうだから一石二鳥だ。そう考えてアキの腰を抱いた。

「ほったらかしにしててごめんな」

《……放っておいてごめんなさい》

俺達の行為を眺めていたセイカが何か呟いた、俺の言葉を翻訳してくれたのだろうか。ありがたい。

「にーに、ごめん、いるするしないです」

「謝らなくていいって? 優しいな、可愛いし……本当、天使みたいだよ」

もう片方の手でアキの頬を撫で、唇を重ねた。するとアキの両腕が首に巻き付き、素肌同士がより広く擦れ合った。

「んんっ……」

熱い口腔を舌で犯してアキのくぐもった喘ぎ声を聞きながら、リュウに陰茎を扱かせる。なんて贅沢なんだろう、

「んっ、んぅ……はぁっ、は……にーにっ、にーにぃ」

「……よしよし」

口を離し、リンゴのように赤い顔をしたアキの頭を撫でながら唇を触れさせるだけのキスを何度か行う。

「セイカ、ローション取ってくれ」

「ローション……これ?」

「それそれ、ありがと。蓋開けて俺の手に……ん、OK、ありがとう」

セイカにローションを右手に垂らしてもらい、指に馴染ませ、アキの尻の割れ目に中指と薬指を潜り込ませる。

「んにゃっ!? んっ……! にぃに?」

「んむ……ん、なにぃ水月、アキくんにすんのん? 俺待ってんのにぃ……」

「……そういうの好きだろ?」

「好きぃ……!」

よかった。確信に近い予想を抱いてはいたが、直接リュウの口から聞くまではやはり不安だ。

《んっ、ぁあっ! ぁ、はっ、ぁあっ! 冷たっ、何、ローション? ぁあっ、イイ……兄貴の、指ぃいっ……! これ好きっ、ぁ、ぅ、てんしょーは、いいのかよっ、兄貴ぃ……指で掻き回すだけとか、嫌だぜ俺っ、ちゃんと最後までやってくれんだろうなぁっ》

「鳴雷、天正はいいのかって。指でするだけとか嫌だって、最後までしたいぞって」

「まずはアキを抱きたいんだ。前から決めてた、最近寂しくさせてたからな……」

「そぉやったん? あらー……ほんなら俺今日遊びに来たんあかんかったかなぁ、お兄ちゃんとの時間邪魔してもうたなぁ」

「アキはお前に会えて喜んでたと思うぞ。それでも申し訳ないって思うならちゃんと気持ちよくしてやれ」

腰を引いてリュウの手から陰茎を逃がし、後孔を掻き回す指は止めずアキの背後にそっと移動し、彼の腰を少しだけ押す。アキの巨根を目の前にしたリュウは当然それを喉の奥深くまで飲み込んだ。
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