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お風呂でもう一回
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アキの奇行は気になるが、今はとにかく汗と精液を流したい。歌見が起きているのならアキを呼ぶ必要もない。俺は彼と共に浴室に入り、壁に引っ掛けたままのシャワーヘッドから湯を浴びた。
「はぁー……結構汗かきましたな。パイセンは?」
「俺もかなり……」
「おっと、汗よりも優先すべきものがありましたな。カピカピにならないうちに落とさねば」
腹や太腿を彩った白濁は、今は軽く擦るだけで流れてくれる。
「パイセンはお尻の方も洗わねばなりませんな。見えないようでしたらわたくしがやりますぞゲヘヘ」
手をワキワキと動かしながら提案してみると、歌見は少し考えた後顔を赤くし、ぎゅっと目を閉じ、開き、口を何度か無意味に開閉させた後、裏返った声を発した。
「そっ、それも洗わなきゃならないが……お前、中出ししたろ。このままにしとくのも気持ち悪いし、掻き出して欲しいんだがな……」
「わたくしにお任せくだされ!」
「ん、じゃあ……頼む」
歌見は床に膝をついて浴槽を掴み、中途半端な四つん這いになった。シャワーヘッドを片手に突き出された尻を洗いながら撫で回す。
「はぁっ、この肉厚な尻、たまらん……!」
行為を終えたばかりの後孔はまだ緩く柔らかく、指で割れ目を開くだけで簡単に拡がった。部屋を暗くしろと言った歌見が明るい浴室でこんなポーズを取ってくれるなんて、どういう心境の変化だろう。
(多分、意識してないんでしょうな。まだちょっとぽーっとしてますし、あくまで洗うのが目的ですから……明るさに言及すると恥ずかしがって洗わせてくれなくなりそうなので、黙っていまそ)
指の背で後孔の縁を捏ねていると、手首を掴まれた。
「……ゆっ、指じゃ……届かないとこで、出したろ」
「…………二回戦を提案してくださっている!?」
「そっ……そうだ! ヤるなら早くしろ、ヤらないならさっさと体洗って出てけ!」
「ヤりますヤりますヤらせていただきますぅ!」
うなじまで真っ赤にしている歌見の腰に手を這わせ、陰茎を後孔に押し付ける。ちゅうっと吸い付いてくる感覚がたまらない。
「……お前まだ勃つんだな」
「パイセンがえっちなのでいつでもどこでも何度でも」
なんて冗談を言いながら、ゆっくりと彼のナカヘ入っていく。暗い部屋での正常位だった先程とは違い、今は明るい浴室でのバック、違った楽しみ方が出来そうだ。
「んっ、ぁ、ああっ、あぁああーっ……! はっ、ぁ、めくれるぅゔっ……んっ? なんでっ、抜くんだ」
「掻き出すのが目的ですからな。一度毎に抜くのが確実でそ」
「そうか……ぅ、あっ、あぁんっ! んっ、うぅ……!」
結腸口を軽く叩いたら腰を引き、陰茎を抜いてちゅぽんっと音を立てる。ぽたぽたと先程歌見の中に注い精液が彼の足の間に滴る。
「んぁっ! ぁ、ゔっ……くっ、ふぅんっ! んん……水月ぃ? ぅあっ! ぁ、そこっ、その奥っ……ぁ」
陰茎を抜く度に歌見は不満そうな声を漏らす。
「んんんっ……! 水月っ、なんでさっきから、半端なっ……! ぁ……んっ、ぅあっ! はぁっ……なんで、全部入れないんだ……」
「これより奥では出してませんもの。掻き出しにくい位置では出さない気遣いの男なのでそ。あくまでも洗浄が目的なのですから、必要のないところまでは入れないのは当然ですよな。もしかしてパイセン、ちゃんとセックスしたくなっちゃいました?」
「……っ、意地の悪い」
おねだりを聞きたい俺の意図はバレてしまっているようだが、バレていても何の問題もない。歌見の中で羞恥心と欲のどちらが勝つかという話だ。
「どうします? パイセン」
抜いた陰茎を後孔に押し付け、尻を撫で、胸を揉む。歌見は喘ぎ声とまでは呼べない吐息を漏らし、振り返って俺を睨んだ。
「…………したい、から……全部入れろ。奥まで……その、欲しい…………あぁもうクソっ! お前だってヤりたいくせに!」
「パイセンが照れてるのかわゆいのでついつい……お詫びに気持ちよくして差し上げますので」
「ふん……」
拗ねたように顔を背けた歌見の腰を掴み、改めて挿入する。今度は途中で止めず、結腸口を突破して陰茎を全て入れてしまう。
「んんっ、ぁ、ああぁっ……ぁゔっ! んっ、んんぅう……んぉっ!? ぉ、う……ふっ、ふぅっ……」
「まだまだ慣れてませんなぁ、感触が初々しいでそ」
指では届かない奥の方の腸壁はほぐれてはいるが、他の経験豊富な彼氏に比べるとまだ硬い。とろとろのナカを楽しむのもいいが、当然硬くキツい穴も心地いい。
「んっ、ゔぅっ! くっ、んんんぅっ……! んぁっ、あぁっ、あぁあーっ! きもちぃっ、きも、ぢぃいっ……!」
「パイセンは奥好きですなぁ」
「す、きっ……好きっ、ぃっ、んんっ、んぁっ、ああぁあっ! イくっ、イくぅゔっ……! ぅあっ、ぁああんっ! んっ、んん……ふっ、ぁ、はぁっ……はっ……ぁ」
「……っ」
絶頂を迎えて俺の陰茎を強く締め付け、痙攣する腸壁からの快感に耐え、痙攣が収まるのを待ってゆっくりと陰茎を抜いた。
「わぉ……!」
俺の陰茎に掻き出された精液がダラダラと歌見の内腿を伝って浴室の床に落ちていく。俺はヒクヒクと震える白濁液まみれの後孔を見つめ、自慰をして射精を遂げた。
「はぁーっ……パイセン? 今度は意識保ってますかな?」
「……たもって、る」
「お尻流しますよ~」
「んっ……」
尻や太腿に付着した精液を洗い流し、足腰が立たなくなっている歌見を支えて湯船に浸かってもらった。
「ふぅーっ……悪いな、色々世話させて」
「いえいえ、わたくしお世話するの好きですので」
「……ふふっ、なぁ……水月、またしような」
浴槽の縁に肘をついた歌見は俺の腕をさすり、微笑みながらそう言った。
「…………今はしようとは言ってないぞ?」
歌見の淫靡な魅力に耐え切れず勃った陰茎を指され、俺は思わず足を閉じた。
「はぁー……結構汗かきましたな。パイセンは?」
「俺もかなり……」
「おっと、汗よりも優先すべきものがありましたな。カピカピにならないうちに落とさねば」
腹や太腿を彩った白濁は、今は軽く擦るだけで流れてくれる。
「パイセンはお尻の方も洗わねばなりませんな。見えないようでしたらわたくしがやりますぞゲヘヘ」
手をワキワキと動かしながら提案してみると、歌見は少し考えた後顔を赤くし、ぎゅっと目を閉じ、開き、口を何度か無意味に開閉させた後、裏返った声を発した。
「そっ、それも洗わなきゃならないが……お前、中出ししたろ。このままにしとくのも気持ち悪いし、掻き出して欲しいんだがな……」
「わたくしにお任せくだされ!」
「ん、じゃあ……頼む」
歌見は床に膝をついて浴槽を掴み、中途半端な四つん這いになった。シャワーヘッドを片手に突き出された尻を洗いながら撫で回す。
「はぁっ、この肉厚な尻、たまらん……!」
行為を終えたばかりの後孔はまだ緩く柔らかく、指で割れ目を開くだけで簡単に拡がった。部屋を暗くしろと言った歌見が明るい浴室でこんなポーズを取ってくれるなんて、どういう心境の変化だろう。
(多分、意識してないんでしょうな。まだちょっとぽーっとしてますし、あくまで洗うのが目的ですから……明るさに言及すると恥ずかしがって洗わせてくれなくなりそうなので、黙っていまそ)
指の背で後孔の縁を捏ねていると、手首を掴まれた。
「……ゆっ、指じゃ……届かないとこで、出したろ」
「…………二回戦を提案してくださっている!?」
「そっ……そうだ! ヤるなら早くしろ、ヤらないならさっさと体洗って出てけ!」
「ヤりますヤりますヤらせていただきますぅ!」
うなじまで真っ赤にしている歌見の腰に手を這わせ、陰茎を後孔に押し付ける。ちゅうっと吸い付いてくる感覚がたまらない。
「……お前まだ勃つんだな」
「パイセンがえっちなのでいつでもどこでも何度でも」
なんて冗談を言いながら、ゆっくりと彼のナカヘ入っていく。暗い部屋での正常位だった先程とは違い、今は明るい浴室でのバック、違った楽しみ方が出来そうだ。
「んっ、ぁ、ああっ、あぁああーっ……! はっ、ぁ、めくれるぅゔっ……んっ? なんでっ、抜くんだ」
「掻き出すのが目的ですからな。一度毎に抜くのが確実でそ」
「そうか……ぅ、あっ、あぁんっ! んっ、うぅ……!」
結腸口を軽く叩いたら腰を引き、陰茎を抜いてちゅぽんっと音を立てる。ぽたぽたと先程歌見の中に注い精液が彼の足の間に滴る。
「んぁっ! ぁ、ゔっ……くっ、ふぅんっ! んん……水月ぃ? ぅあっ! ぁ、そこっ、その奥っ……ぁ」
陰茎を抜く度に歌見は不満そうな声を漏らす。
「んんんっ……! 水月っ、なんでさっきから、半端なっ……! ぁ……んっ、ぅあっ! はぁっ……なんで、全部入れないんだ……」
「これより奥では出してませんもの。掻き出しにくい位置では出さない気遣いの男なのでそ。あくまでも洗浄が目的なのですから、必要のないところまでは入れないのは当然ですよな。もしかしてパイセン、ちゃんとセックスしたくなっちゃいました?」
「……っ、意地の悪い」
おねだりを聞きたい俺の意図はバレてしまっているようだが、バレていても何の問題もない。歌見の中で羞恥心と欲のどちらが勝つかという話だ。
「どうします? パイセン」
抜いた陰茎を後孔に押し付け、尻を撫で、胸を揉む。歌見は喘ぎ声とまでは呼べない吐息を漏らし、振り返って俺を睨んだ。
「…………したい、から……全部入れろ。奥まで……その、欲しい…………あぁもうクソっ! お前だってヤりたいくせに!」
「パイセンが照れてるのかわゆいのでついつい……お詫びに気持ちよくして差し上げますので」
「ふん……」
拗ねたように顔を背けた歌見の腰を掴み、改めて挿入する。今度は途中で止めず、結腸口を突破して陰茎を全て入れてしまう。
「んんっ、ぁ、ああぁっ……ぁゔっ! んっ、んんぅう……んぉっ!? ぉ、う……ふっ、ふぅっ……」
「まだまだ慣れてませんなぁ、感触が初々しいでそ」
指では届かない奥の方の腸壁はほぐれてはいるが、他の経験豊富な彼氏に比べるとまだ硬い。とろとろのナカを楽しむのもいいが、当然硬くキツい穴も心地いい。
「んっ、ゔぅっ! くっ、んんんぅっ……! んぁっ、あぁっ、あぁあーっ! きもちぃっ、きも、ぢぃいっ……!」
「パイセンは奥好きですなぁ」
「す、きっ……好きっ、ぃっ、んんっ、んぁっ、ああぁあっ! イくっ、イくぅゔっ……! ぅあっ、ぁああんっ! んっ、んん……ふっ、ぁ、はぁっ……はっ……ぁ」
「……っ」
絶頂を迎えて俺の陰茎を強く締め付け、痙攣する腸壁からの快感に耐え、痙攣が収まるのを待ってゆっくりと陰茎を抜いた。
「わぉ……!」
俺の陰茎に掻き出された精液がダラダラと歌見の内腿を伝って浴室の床に落ちていく。俺はヒクヒクと震える白濁液まみれの後孔を見つめ、自慰をして射精を遂げた。
「はぁーっ……パイセン? 今度は意識保ってますかな?」
「……たもって、る」
「お尻流しますよ~」
「んっ……」
尻や太腿に付着した精液を洗い流し、足腰が立たなくなっている歌見を支えて湯船に浸かってもらった。
「ふぅーっ……悪いな、色々世話させて」
「いえいえ、わたくしお世話するの好きですので」
「……ふふっ、なぁ……水月、またしような」
浴槽の縁に肘をついた歌見は俺の腕をさすり、微笑みながらそう言った。
「…………今はしようとは言ってないぞ?」
歌見の淫靡な魅力に耐え切れず勃った陰茎を指され、俺は思わず足を閉じた。
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