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シャワーを浴びて

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シャワーを浴びて服を着替えた。汗臭さも犬臭さもない、洗剤の香りがする超絶美形の完成だ。

「コロコロで毛は取りましたが、なんかまだ犬臭いですな……ま、いいか」

脱いだ服は洗濯機に放り込んだ。ミフユとのプレイで使い、汚れたジャージなどは精液を落としてから洗濯機に入れた。

「ジャージの下に着てた肌着……」

白い肌着は精液などで汚れてはいないが、汗臭い。自分からそういうことをするのは躊躇われるのだが、これを渡したらセイカは喜んでくれるだろうか? 物は試しだ、やってみよう。

「セイカー、アキぃー?」

二人の名前を呼びながら小屋に入った。アキは居らず、ベッドに寝転がっていたセイカが慌てた様子で起き上がった。下半身はまだタオルケットに包まれたままだ。

「お、おかえり……」

「ただいま、セイカ。アキは? またプールかサウナか?」

「うん……」

セイカの顔が赤い、テディベアを抱き締める手にもかなり力が入っているように見える。返事もぎこちない。不審に思った俺はセイカの隣に腰を下ろし、彼の額に手を当てた。

「な、何っ?」

「……ゃ、なんか顔赤いから熱でもあるのかなって。アキと一緒に運動してないのもなんか…………しんどかったりするのか?」

「別に……」

機嫌が悪い訳ではなさそうだ、何かに焦っているように見える。何かセイカの異変について手がかりはないかと辺りを見回すと、床に落ちたズボンと下着が見つかった。

(これは確か昨晩セイカ様に着替えとして渡したものでそ)

ベッドから落とされたのだろう位置にあるそれをじっと見ていると、セイカが俺の肩を掴んだ。

「ひ、昼間着替えたんだ! 片付けるの忘れてただけっ、恥ずかしいから見ないでくれよ。ぁ……鳴雷、洗濯機に入れてきてくれないか? 俺、その……今ちょっと、歩きたくなくて」

「足痛いのか?」

「あっ、うん、それ! 断面が痛い」

「そっか……じゃ、行ってくるよ」

「うん、ごめんな、ありがとう」

ズボンと下着を持って部屋を出た。洗濯機の元へは向かわず、五秒ほど扉の前で待ち、勢いよく扉を開けて中に入った。

「……っ!?」

半裸のセイカはタオルケットを慌てて頭まですっぽりと被った。俺は床にズボンと下着を落としてタオルケットを掴み、引き剥がした。

「な、なんでっ、なんで……」

真っ赤な顔をしたセイカの瞳は潤んでいる。

「なんか怪しいと思ってたんだよ。最初は風邪気味なのかと思ってたけど、パンツ落としてるの見たから……まぁ、こんなことだろうと思ったよ」

右足首と左太腿を掴んで足を無理矢理開かせ、半勃ちの陰茎とバイブを咥え込んだ後孔を見てやると、セイカはテディベアに抱きついて顔を隠した。

(…………襲いてぇえ~! あーもう今すぐ抱きたい。このバイブわたくしの部屋に置いてたヤツですな、勝手に持ってきちゃったんですかぁ~? そのことのお仕置きとか言ってズボズボちょっと虐めて、その後にとろっとろの穴を……ッカァーッ! ヤりてぇ!)

恥ずかしいのかセイカの後孔はきゅうっと締まり、ヒクヒクと震えている。バイブの持ち手を揺らすほどの締め付けは出来ないのがまた愛おしい。

「んっ、ぁ……ぁあぁっ!」

ほとんど抵抗なく抜けたバイブはほとんど濡れていない。

「……ローション使ってないだろ。怪我したり炎症起こしたりするかもだから、ちゃんと使わないとダメだぞ」

ジトっとした目がテディベアの影から俺を睨んでいる。可愛い、抱きたい。でもまだダメだ、セイカの体調が優れるまでは……せめて来週までは抱かないと決めているのだ。

「服、新しいの持ってくるよ」

唇を噛んで欲情を押し殺し、バイブに加えて先程落としたズボンと下着を持って部屋を後にした。



セイカの着替えを持ってアキの部屋に戻り、下半身裸のままタオルケットにくるまっている彼に新しいズボンと下着を渡した。セイカは無言のままそれらを履き、テディベアを抱き締めてジトっとした目で俺を見上げた。

「…………服、いる……? 今日結構汗かいたけど」

セイカに渡そうと持ってきていたシャツを差し出すも、セイカは首を横に振った。

「そう……? じゃあこれも洗濯機入れてこなきゃな」

バイブを使った自慰を知られて恥ずかしかっただろう、惨めにもなっているのかもしれない、セイカは先程から全く話そうともしない。俺も何も思い付かず話せないままでいると、啜り泣く声が聞こえ始めた。

「セ、セイカっ? あ……な、泣くなよぉ……無理矢理見ちゃってごめんなっ?」

「……っ、なるかみ……鳴雷、俺のこと……もう嫌い?」

「何言ってるんだよ好きに決まってるだろ!?」

「だっ、て……だって、鳴雷……ぜん、ぜっ……はんの……して、くれなかった……前は、前一人でしてたの見られた時はっ、興奮してくれたのに……」

入院中、セイカが自慰をしていたのを見てしまったことがある。あの時はフェラをして手伝ってやったんだったかな。

「……言っただろ、体調が良くなるまでしばらく手を出さないって。反応も興奮もしてるよ……襲うな襲うなって自戒しまくってたから、ちょっと冷たく見えちゃったかな? 不安にさせちゃったな、ごめんな」

泣き止まないセイカを抱き上げて膝に乗せ、目を擦るのをやめさせて膨らんだ股間を触らせた。

「襲っちゃいたかったよ、これ入れたかった」

「…………入れて」

「体調良くなったらな」

「……良くなった」

「まだダメ」

抱かれたがってくれていると思えば嬉しいだけだが、セイカの場合この家に置いてもらっている理由として納得するためにセックスを望んでいるような気もして、彼の積極性を純粋には喜べない。

「……セックスって結構体力使うんだぞ、腰とか太腿疲れちゃうし」

「…………」

「でも、ずっとほっとかれちゃそりゃ溜まるよな。俺の匂いするのずっと抱いてる訳だし?」

「……あんまりしない。服、洗濯されちゃったし」

テディベアは今全裸だ、また母が無理矢理脱がして持って行ってしまったのだろう。

「…………ごめんなさい。やっぱり……さっきの服、欲しい」

「欲しい? よかった、自分で自分の匂いのするもの考えて持ってくるのって結構恥ずかしいんだよ」

「ごめんなさい……」

汗臭いシャツをセイカに渡すと、彼は謝りながらもシャツに顔を押し付けて深呼吸を始めた。

「……さっき、ちゃんとイけたか?」

セイカはもじもじと太腿を擦り合わせている、ムラムラしてきているのだろう。

「だめ……一応感じはするんだけど、なんか……全然」

「上手く出来なかったか。軽く抜くくらいなら体調悪化したりしないと思うし、抜きっこしよっか」

「……鳴雷もするの?」

「うん、擦り合わせたり、セイカが俺のして、俺がセイカのしたりする。どうだ?」

「………………お尻だめ?」

「う~ん……指でちょっと前立腺弄るだけだぞ?」

「……うん」

微かにだがようやく笑ってくれた。安堵した俺はセイカをベッドに下ろして下半身の布を取り去り、昼間散々彼氏達を抱いたにも関わらず臍まで反り返った陰茎を見せつけた。
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