冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います

ムーン

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絶妙な塩梅らしい

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くすぐりながらのセックスは初めてだが、なかなか具合がいい。強制的に笑わせられているリュウの身体は脱力し、後孔が少し緩んで抜き挿しがスムーズになっている。通常よりも激しいセックスが可能だ。

「ひぐゔっ!? ぅ、んんゔっ! ぅあっ、ぁ、ひっ、ひゃはっ、ぁはははっ! はぁっ、ゔぅっ!」

肉のぶつかるパンパンという音もローションなどによるずちゅずちゅという水音も普段以上に大きく、本来ならば低く唸って手心を乞うように喘ぐべき行為なのに、リュウは笑っている。無理矢理笑わさせられている。

「あっ、ひゃ、ひぃっ! ひはっ、ははっ! ぁゔんっ! んっ、ふふっ、ふっ、ぐぅゔっ……! ふっ、は、はははっ! ぁあっ!?」

絶え間なくくすぐられ、激しく犯され、相当呼吸が苦しいはずだ。なのにリュウは笑うことしか出来ない、せいぜい重たい快感に一瞬呻く程度で、俺に何かを要求することは出来ない。

「んんゔっ! くっ、ん、んんんぅう……ゔあっ!? ぁ、ひっ、ははっ! はははははっ!」

拘束されて自由を奪われ、言葉を紡ぐことすら出来なくなったリュウはとても哀れで可愛らしい。もっとずっと虐めてやりたい。

「ぁはっ、は、はっ……ひぃっ!? いっ、ぃゔっ! ぅあっ、ぁひゃっ、ははっ、はぁっ、ゔぅっ!」

いい具合に緩んだ後孔は弱点が狙いやすい。しかし、前立腺をえぐっても、ひだをカリに引っ掛けて弾いてやっても、ぞりぞりと腸壁を削るように擦ってやっても、結腸口を細かく出入りしてぐぽぐぽと音を立ててやっても、リュウは絶頂しない。

「はっ、ひぃいっ……! ィっ、ぁはっ! ははっ、ひっ、ひゃあっ、ぁ、はぁっ!」

時折後孔がきゅうっと締まるようになってきたから何度か絶頂しそうにはなっているようだが、上手く出来ないらしい。

「……リュウ、リュウ、イけないのか?」

一旦手と腰を止めて尋ねてみた。くすぐるのをやめた途端後孔が締まり、うねり、しばらくの間彼は勝手に快感を得ていたが、呼吸が整うとようやく話してくれた。

「はぁっ……はぁ…………せや、イかれ、へん。よぉ分かったなぁ……流石っ、ん……ご主人様、や…………へへっ」

数分ぶりに言葉を話したリュウは相変わらず口角を上げている。

(スライムみたいですな、かわゆい)

口には出さず、その頬をぷにぷにとつついてみる。

「んふふ……何ぃ、いらわんといてぇや」

「なんでイけないんだ? ちゃんと気持ちいいよな」

「めっさ気持ちぃ……腹ずんっずんずんっずん突かれて、ぐっちゃぐちゃに掻き混ぜられて……気ぃ狂いそぉや……ぁ、んっ……あかん、締めてまうっ……」

「……っ、ん……急に締めるなよ」

快感を思い出して腸壁をうねらせ、甘い声で喘ぐ。焦れた陰茎にきゅうきゅうと吸い付かれて俺も思わず声を漏らした。

「へへ、へへへっ……ええ声」

「で? なんでイけないか自分で分かるか?」

「多分やけど……笑ってもぉて気ぃ散ってるんやと思う……」

「なるほど……そうなるのか。逆に考えればイかずにずっと気持ちよくなれてるってことだよな」

「ん……? え、いや……イかされまくるんキツいけど、イかれへんのはイかれへんのでキツいんやけど……」

リュウにはよく強制連続絶頂責めをしてきた、もうイきたくない、堪忍して……と懇願しながら喘ぐリュウはとても可愛らしかった。絶頂寸前の状態が勝手に保たれるのなら、今回はその責めをしよう。

(三大エロファンタジー、触手、魔法のオナホ、絶頂禁止……決して叶うことのないはずのわたくしの夢が、叶う時が来ましたぞ!)

寸止めプレイはどうしてもゆっくりとしたものや、俺まで焦らされるものになりがちだ。しかし今リュウが話してくれたことが正しければ激しいセックスで俺は我慢することなくリュウを寸止め責めし続けられる。

(……三大とか言っちゃいましたが、アクメビームとか壁尻とか時姦とかもありますし……いや壁尻はやろうと思えばリアルでも出来ますな。つーかそういう風俗ありそう、ないんでしょうか。わたくし未成年ゆえそういった情報へのアクセスは難しいのでそ)

絶頂が禁じられた身体に苛烈な快楽責めを受ける一瞬先の未来を想像しているリュウは緊張や期待や恐怖が混じった複雑な笑みを浮かべている。

「……っ、ひっ、はっ、ぁはっ! あはっ、ゔぅっんぅっ! はははっ、はぁっ! ぁ、ひっ、んんっ! はひっ、ひゃああっ!?」

無防備な後孔と脇を責めているこの全能感、緊縛プレイによる錯覚だと分かってはいるがたまらない。感情と感覚と表情が一致しないリュウが可愛くて愛おしくて、射精を耐えていられない。本来ならリュウよりも先に果てるのは避けたかったが、今回は寸止め責めなので例外としよう。

「んっ、くゔぅんっ……!? なんかきたぁっ、どぷって……ぇ、ゔっ! ぁひゃっ、ははっ! はっ、あぁっ!? ぁんっ! んぁあぁっ……!」

出しても萎えない陰茎でリュウの腸壁を引っ掻き、擦り、えぐった。角度を変えて弱点を突き上げるとリュウは笑うのをやめて唸ったが、すぐにまた笑い出した。

「ぁひっ、ひぁあゔっ! ゔぅ、ゔんっ……!? んひゃぁんっ! んぁっ! ぁはぁっ、ぁ、んんぅんっ!」

とろふわという言葉が似合う穴に夢中になってしまった俺は、リュウをくすぐりながら四回射精するまで抱いた。その間リュウは一度も絶頂せず、辛そうに張り詰めた陰茎は臍に触れそうなほど反り返った。

「ひぐぅゔっ! ぅ、あっ……ひゃあんっ! んはぁっ、ぁはっ、ひっ……ぁあっ!? 奥ぅっ! あかんっ、んぁあああっ!」

その頃にはリュウもくすぐりに慣れてきたのか、くすぐりから快感を得られるようになってきたのか、喘ぎ声の割合が大きくなり、言葉らしきものも散見されるようになっていった。

「は、ぁゔぅっ……! んっ、は、ぁあぁっ……!」

少しずつリュウが蕩けてきた。溺れた人間が必死に水面から顔を出しているように口を開け、呼吸をしようとしている。

「あっ、くっ……ぅうんっ……!」

後孔の締まりがきゅうぅっと強くなっていく。俺は彼の絶頂がようやく近付いてきたことを察し、最奥を更に激しくどちゅどちゅと突き上げてやった。

「んゔっ!? ふっ、ぁ、あぁっ! ぁ、ぐぅんっ! んっ、ぉ、んんっ……! イっ、く……イくぅゔぅぅっ!」

陰茎が食いちぎられそうなほど強く締め付けられたかと思えば、リュウの顔がリュウ自身の精液で汚れた。ようやく絶頂を迎えたようだ。

「やっとイけたか、幸せそうな顔しやがって……もう少し付き合えよ」

俺の射精ももうすぐだ、後二、三往復させてもらおう。

「うっ、ぁあっ!? イったばっか、ぁあっ、イくっ、またイぐぅうっ! ぅ、あっ、ぁあっ! しょこあかんっ、すぐイくっ、イく、イくゔぅうっ!」

半勃ちの陰茎からぴゅるっ、びゅるっ、と勢いの弱い情けない射精が突き上げる度に起こった。彼の中に五発目の精液を注いだ俺は、ようやく萎えた陰茎を抜き、絶頂の余韻に浸る白濁液まみれのリュウを眺めた。
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