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まずは足から

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コスプレAVに置いて、コスチュームを脱がすことほど悪辣なことはない。そんなふうに語る者を見たことがある。もちろん俺は今日着衣プレイを楽しもうと思っていた、しかしランドセルは……どうするべきだ?

(ランドセル背負ったミフユたんをバックでガンガンとか想像したんですが、流れ的に一発目は対面っぽいですな。一旦下ろして背負い直させるとか馬鹿らしいですし……ま、ヤりながら考えまそ)

どう邪魔になるかを今想像するのは難しい。臨機応変だ、と自分を戒め直して唇を話す。

「はぁっ……鳴雷、いち……違う先生っ、貴様……あなたの方が生徒らしいか……鳴雷先生、あなたは舌まで優しくて心地いい。頭がボーッとしてしまったぞ。大きな手で頭を包まれていたのもよかった」

感想を語りながらミフユは俺の手の甲に手を添え、手のひらにちゅっと唇を吸いつかせた。頭を支えていたことへのお礼のようなキスに俺の陰茎は更に怒張する。

「ミフユさんっ……!」

ランドセルごと彼を抱き上げてベッドの真ん中に下ろし、俺もベッドに乗る。胡座をかいて座り、左太腿にミフユを座らせてランドセルと背中の隙間に左腕を差し込む。

「……重くはないか? 今回はランドセルを背負っているのだが」

右手で清楚な白い靴下越しのふくらはぎを撫でて楽しんでいると、ミフユが首を傾げて俺の顔を覗き込んできた。

「いえ、全く! なんてことありませんよ」

「頼もしいな。いや、何、リアリティを出すため何冊か教科書を入れてきたのだが、もし重い思いをさせてはと……ハッ、い、今のはシャレなどではないからな!」

ゴム編みの靴下の感触はたまらない。縦線の太さが足首と膝下で違うのはもちろんのこと、ミフユのふくらはぎの膨らみに合わせて線が歪んでいるのなんて最高だ。足首から膝下までを往復して何度も撫でてしまう。

「……鳴雷先生、足ばかりそんなに撫でていて楽しいのか?」

「ミフユさんはどこか触って欲しいところがあるんですか?」

「それは…………なぁ、鳴雷一年生、自分は呼び名を変えているのだから、貴様も少しは教師らしく話す工夫をしたらどうだ?」

「え……敬語って先生っぽくないですか?」

「うぅむ……そうか? しかし……」

「じゃあ敬語だけ外します、ミフユさんはミフユさんでいいですよね? 先生って男女関係なくさん付けですし」

「……うむ。そうだな、そうするといい」

改めて、と軽く咳払い。教師らしく聞こえるよう、ただ話すだけではなく子供に話しかけるように発音をハッキリとすることを意識した。

「ミフユさんは先生にどこか触って欲しいところあるのかな」

「……今は思い付かないが、足ばかりというのも」

「ミフユさんは先生と前にした時のこと覚えてる?」

脛から剥き出しの膝小僧に触れ、膝の丸みを三秒ほど愛でてから太腿を伝って腰へ、腹へと手を移す。

「おほぉって、頭おがひくにゃるって、勉強したの飛んりゃうって、たぁっくさん可愛く喘いでくれたなぁ~……えーっと、どこだっけ?」

「そ、そんなことを自分は言っていたのか……!? ぅうぅぅ……は、恥ずかしいっ、忘れてくれっ!」

シャツ越しに腹をすりすりと撫でて臍を探り当て、人差し指でそこをほじくる。

「……この辺?」

「んっ……! な、何がだ?」

「俺の、この辺りまで入ったと思うんだけど……どうかな?」

臍を弄るのをやめ、手を大きく広げてミフユの下腹を覆うつもりで押し撫でる。もちろん、流石に本当に覆えてしまう程の体格差はないけれど、他の彼氏達に比べれば圧倒的に小さな腹を見ていると自然と口角が持ち上がる。

「あっ、ぁ……や、やめっ、お腹を……押すのはっ」

「おなか? ふふ……可愛い」

「んんっ……! ほっ、本当にっ、お腹は弱くてっ……だ、だからぁっ、頼むっ……」

「……うーん、そんなに嫌ならやめてあげないとね」

小さいながらにしっかりと鍛えられた腹から手を離し、開いたままの右手をミフユの顔の前でパッと広げる。

「ぇ……」

「ん?」

「なっ、なんでもない」

残念そうな顔をしたのを俺は見逃さなかった。しかしねだるほどの勇気はなく、羞恥心が薄れてもいなかった。もう少し焦らせばねだってくれるだろう、挿入もねだらせたいな。

(だって小学生がおてぃんてぃん入れてって言ってくるとか、とか……!)

妄想して興奮を高め、ミフユの足を持ち上げる。靴下に鼻を押し付けて大きく息を吸うも、布の匂いしかしない。

「貴様……いや、あなたは、いわゆる脚フェチ……というものなのか?」

「足も手も顔もお腹もお尻も何もかも大好き」

「そうか……」

ミフユは全く呆れることなく照れてくれた、意外な反応にこちらもときめく。

「上履き……」

履く前にじっくりと洗ったのだろう、使っていた当時から丁寧に清潔にしていたのだろう、それでもほつれや取れないくすみに年季が伺えてイイ。

「そういえば、シュカとリュウは上靴って言うんですよね」

「地域差か。お、おい? 何故脱がす……おいっ!?」

一つだけしかないランドセルは下ろさせられないけれど、二つある上履きなら片方脱がせてもいい。靴下の先っぽまで見たい一心で独自の理論を展開させて右足の上履きを奪い、たった今までミフユの足が入っていたところに鼻と口を突っ込んで大きく息を吸った。

(……あ、流石にミフユたんの匂いっぽいのが)

すんすんと鼻を鳴らし、酸っぱい匂いに興奮して舌を伸ばした瞬間、上履きごと顔を思いっきり叩かれた。

「なななっ、何をしている鳴雷一年生っ! く、靴を、靴を舐めようとするなど!」

ミフユに叩かれて吹っ飛ばされた上履きは床に転がっている、まだ匂いも少ししか嗅いでいないのに……舐めるのがダメなら口で言ってくれればいいのに、叩くなんてミフユは存外乱暴だ。せめてもっと嗅ぎたかった。

「……鳴雷一年生、ぁ、いや……鳴雷先生? その……怒ってしまったか? すまない、叩いて……でも」

「…………ごめんね? 靴、嫌だった?」

「嫌というか……」

「嫌じゃない? 舐めないって約束したら足の裏の匂い嗅がせてくれる?」

たった今まで上履きに包まれていたその足を代わりに手で包んでやる。当然だが足まで小さい、すっぽりと手に収まる足に庇護欲が湧く。

「なっ……ぅ…………うむっ、いいだろう」

「ありがとうっ!」

俺は許可が降りてすぐにミフユの右足首を掴んで持ち上げ、靴下越しの足の裏に鼻を押し付けた。布の匂い、上履きから移った古いゴムの匂い、ミフユ自身の匂い……堪らない。人間の嗅覚は退化していると聞くが、俺の嗅覚は今恐ろしいほどのスピードで進化を遂げている。

「……他の者への接し方などを見て、変態であることは分かっていたつもりだが……甘かった」

「あぁ……水月くんの美しい顔にミフユの足が……」

下腹部に熱が溜まる匂いだ、陰茎が張り詰めて透明の汁を溢れさせる匂いだ、そろそろ理性が飛んでしまいそうだ。
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